平成26年度 学校評価書 静岡市立安東小学校 Ⅰ経営の重点に関わること 1 学校教育目標 「豊かな心をもち たくましく自らきりひらく子 」 2 重点目標 「あいさつ (1)確かな教育 で 心をみ 経営 がく 安 東っ子」 学校関係者評価委員会から 自己評価 子ども理解に基づき、ひとりひとりに願いや目標を持って教育活動に取り組 む。 A A 【学校説明】 ・学級経営案で立てた一人一人の児童への目標を意識して、一年間取り組むことができた。 ・個々のよさや課題に応じて、適切な声掛けや支援ができた。 ・児童一人一人のカルテを積み重ね、学力の実態に応じた授業を心がけて行うことができた。 ・座席表やネームプレートなどを活用し、工夫して取り組むことができた。 ・授業だけでなく、給食、清掃などの学校生活の場で子どもと共に活動した。個々に合った力 を付ける場を考え、見届けることも心がけ、児童理解を深めることができた。 ・児童一人一人の努力もあると思うが、先生方のご指導を深く感謝いたします。 ・先生方が、一人一人を大切にし、対応しながら関わる姿勢が、授業やその他 の活動の中で伝わってきた。 ・一緒に給食を食べる機会があったが、どの子も落ち着いていて、どの子も居 場所がしっかりあることを感じた。 ・地域の方を招いての学習も行われ、それに対するお礼のメッセージが届けら れ、感激した。 ・どの学級、学年の子どもたちも、学習に真剣に取り組んでいて、話をよく聞い ている。 ・朝も、運動場を走る多くの子どもたちの中に、先生達の姿も見られる。師弟同 行が自然となされている学校だと感じる。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・気になる児童について、全職員の共通理解を深め、より効果的な手立てを取って、児童の成長を促せるよう努めていく。 大項目 中項目 2 重点目標 「あいさつ (2)重点目標の で 心をみ 具現化 がく 安 東っ子」 評価指標 人間関係を豊かにして自己有用感を高めるために、自分から進んであいさつを する習慣づけに取り組む。 自己評価 A 【学校説明】 ・あいさつを学級目標にした取組や児童会を中心に全校での取組や学年毎の取組、AKT(挨 拶で 心をみがく 特命隊)の活動、6年生のあさ活など、様々な手立てで取り組んできた。 ・あいさつが重点目標になっていることが子どもたちによく浸透しており、気持ちのいい挨拶が できる子がとても増えた。しかし、できる子とできない子の差はある。 ・朝のあいさつだけでなく、日中や帰りなど、様々な場面での挨拶が日常化されつつある。 ・全体での挨拶だけでなく、自分から一人でもできる自主性・人との挨拶や返事、会釈などをす ることで社会性・時と場や相手に応じた挨拶をする判断力など、子どもに身に付けさせたい力 を明確にし、子どもや教師が共通理解して取り組んでいくことが大切。 学校関係者評価委員会から ・子どもたちの良い現れの相互作用で活発に挨拶ができるところが素晴らしい と思う。 ・6年生の朝の挨拶運動が下級生に伝わって素晴らしいと思う。 ・お辞儀をしていく子、「いってらっしゃい。」と言うと「行ってきます。」と笑顔で応 えてくれる子もいる。子どもたちの品のよさを感じる。 ・下校時には、見守り隊の方達と談笑している子もいるなど、とてもよい光景が あちこちで見られた。 ・「人は、人を浴びて人となる」という。安東小の140年の歴史を感じる。 ・人として、挨拶を基本にしながら対人関係を広げ、人としての付き合いを学べ ると感じる。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・義務やきまりとして求められるあいさつの習慣から、自らの思いを伝え、相手のことを考えて関わろうとする心を育てていくということを意識して、この取り組みを継続していく。 Ⅱ 各指導部・領域に関わること 大項目 中項目 評価指標 目標と課題解決学習、評価を一体化した授業を大切にし、個々の児童の変容や 集団の高まりにより、確かな学力の定着に努める。 自己評価 A 【学校説明】 ・授業のねらいを明確にし、子どもと共有するなど、授業を通して付けるべき力を意識した授業 を実践した。 (1)確かな学力 ・授業のねらいとそれを達成するための手立て、そして、振り返りによる評価に一貫性のある、 1 の 本校でいう串刺しの授業が行われた。 教育課程 育成 ・学習が個に始まり、集団での話し合いを経て、個々の学びに戻るというもう一つの串刺しの 【市共通項目1】 授業実践に努めた。 ・ネームプレートの活用や座席表を使い個の考えを把握し、個々のつぶやきを拾うなど、ひとり ひとりを大切にした授業実践を続け、個々の児童の変容を見取り、評価していくことに努めた。 ・一時間の授業の目標を明確にすることは、その時間に子どもに付けたい力を明確にしている ことになる。そこに向けて、ずばり仕掛けて学習を展開し、子どもの変容を見届けるスタイル は、子どもたちの確かな学力を付けていくことにつながると考えている。 学校関係者評価委員会から ・確かな学力がつく授業に向けた工夫や授業改善の取組の跡がよく分かる。 ・確かな学力を付けていくために、二本の串刺しの説明がよく分かった。 ・授業参観する度に、児童の活発な意見発表が素晴らしいと感じる。 ・一人一人の学びの充実のために、今後もよろしくお願いしたい。 ・子どもたちが、授業を受け身でなく、自主的自発的に展開していく力が付いて いるように見える。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・校内研修の日常化を図り、子どもたちに確かな学力を定着させるための授業実践を継続していく。 1 大項目 中項目 評価指標 各学級で「道徳コーナー」の掲示を工夫し、日常的な道徳心の啓発に努める。 自己評価 B 【学校説明】 ・全学級に掲示内容を工夫した「道徳コーナー」が設置され、道徳的価値の実践化に努めた。 ・「道徳コーナー」は昨年よりもレベルアップし、模範となる子どもの姿や言葉、子どもの振り返 りや授業後の板書の写真が掲示され、日常的に子どもたちの目に入ってくるように環境を整 え、道徳の学習が生活の中で生きてくるよう折をみて話し、好ましい心の育成を図った。 ・各学級で、年間に一度は道徳の授業を参観会で行い、家庭への啓蒙を図った。 (2)道徳教育の ・道徳だよりを発行し、道徳の情報、資料の提供を行い、道徳心の啓発に努めた。 1 充実 ・道徳の授業を楽しみにする子が増えたとの報告もあった。 教育課程 【市共通項目2】 ・「道徳コーナー」は、子どもの心を育てるための有効な一つの方法なので、定期的な「道徳 コーナー」の更新に努めていきたい。 学校関係者評価委員会から ・参観会の時の道徳の授業を楽しみにしている子どもが増えたことはよいと思 う。 ・全学級に「道徳コーナー」を設置するという徹底した対応が素晴らしい。 ・道徳教育は、絶対に必要なことであり、日常生活において、常に実践されるも のなので、今後も大切に指導して欲しい。 ・道徳教科化に伴う総則の改定と「特別教科」道徳の目標が発表されましたが、 個々の生徒に対する指導の重点を置くポイントが多く、今後の先生方の苦労が 思いやられる。 ・先日の新聞に、道徳の新学習指導要領案のことが大きく掲載され、各学年ご とに指導項目と指導内容が細かく定められていた。この内容を実施していくの はとてもたいへんなことであると思う。 ・これから道徳は教科化へ向けて、さらなる充実を図っていくことが必要となる だろう。そのことを踏まえ、本校にも、これまで以上に充実した取り組みを期待 し、子どもたちの心の成長に尽力していただきたい。 ・確かな道徳実践のために、主任を中心に確かな態勢づくりができている。 ・各学級の道徳コーナーの工夫など、その在り方の共通理解から、実践につな げていくなど、静岡式道徳が実践されている。 ・家庭への啓発も大切。 ・道徳だよりが素晴らしい。 B 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・これから教科化へ向けて大きく変わろうとしている道徳教育であるため、今まで以上に全職員で共通理解を図って共通行動をとり、さらなる道徳教育の充実に努めていく。 大項目 中項目 評価指標 ペア活動・クラブ活動・委員会活動等、異年齢集団による活動を重視し、連帯 感、思いやりの心を育てる指導に努める。 自己評価 B 【学校説明】 ・ペアとかかわる機会を多く持つようにし、親交を深めたため、相互の仲が深まり、相手を思い (3)特別活動の やる心が育ってきた。 1 ・ペア行事だけでなく、学年行事への応援やメッセージ交換など、日常の様々な場面において 充実 教育課程 【市共通項目3】 ペア同士の絆を深める活動が行われている。 ・遊びや日常生活の中に異年齢集団の活動を取り入れることによって、上級生はリーダーシッ プや思いやりの心を、下級生は尊敬や憧れの気持ちを育てることに努めた。 学校関係者評価委員会から ・特別活動の時間が、授業で培った自主性や創造性を発揮する場となったり、 相互の交流を考えたりしていくことにつながっている。 ・それらを安東小の「校風」として目指している点も素晴らしい。 ・ペア活動など、異年齢の子どもたちが関わり、共に活動することは、子どもた ちが大人になって実社会に出てからも一生必要になることなので、安東小の活 動は、意味のあるものだと思う。 ・特別活動で、子どもたちが異年齢の交流ができて、得られるものもたくさんあ る。 ・上級生と下級生のかかわりの幅が、校内外において膨らみ、とても意義があ る。 ・ペア活動は、保護者の立場から見ても、子どもたちが自主的に準備し、実行し ている素晴らしい取組だと感じる。 ・クラブ活動に保護者や地域住民が参加するスタイルが定着していて、とてもい A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・委員会活動など、継続的な活動を確実に、自発的に行う子が多い。自主性に任せるだけでなく、自主性を育てられるような指導をしていく。 ・「与えられた役割を果たす責任」「自分たちで活動を切り開く創造性」の両方向をめざしている。この方向が校風として定着するようにしていく。 大項目 中項目 評価指標 「学校生活のきまり」や「交通法規」など、きまりや約束を守り、良いことは 良い、悪いことは悪いと判断できる子の育成に努める。 自己評価 B 【学校説明】 ・あいさつは児童会との連携により、意識の広がりを見せた。また、あいさつの普及に伴い、乱 (1)一人一人を大 暴な言葉を聞くことも少なくなっている。 2 切にした指導 ・学校生活のきまりは、概ね守られているが、帽子をかぶらなかったり、遊んではいけないとこ 生徒指導 【市共通項目4】 ろが曖昧になっていたりするところがある。友だちに流されやすい。→学年ごとの指導の徹底 をお願いする。 ・交通事故の報告は1件だった。しかし、朝の登校時の歩行の様子を見ていると、友だちとお 喋りをしていて、周囲の車に気がつかなかったり、交差点で左右を確認しなかったりするような 児童もいる。 学校関係者評価委員会から ・学校生活のきまりが学内では良好だが、学外でも意識されているかというと、 意外に守られていないケースが目に付くので、学年毎の指導を更にお願いした い。 ・子どもだからどうしてもやんちゃなことはする。しかし、教師が見ていないところ でも、互いにたしなめ合えるような開かれた人間関係が築けているのは、普段 の授業の成果だと考える。安東小が大切にしたい視点である。 ・品格よく、真剣に生きること、物事をいい加減にしないことをこれからも指導し ていって欲しい。 ・登下校の様子を見ると、危険だと思える行動をとる子が見受けられるので、繰 り返し、きまりや安全指導をお願いしたい。 ・あいさつ運動と同じように、交通安全教育についても、ルールを守る態度を身 に付けて、一つ一つの命の尊さを感じていって欲しい。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・学年ごとに学校生活のきまりや交通安全について、日常的に意識し、守っていくよう指導を行っていく。 2 大項目 中項目 (1)夢の実現に 3進路指導 挑戦するキャリ ア教育 評価指標 「ひと・もの・こと」に積極的に関わらせることで、ひとりひとりの子ども に、学ぶことや働くことの尊さを指導する。 自己評価 A 【学校説明】 ・生活科や総合的な学習の時間を利用し、たくさんの「ひと・もの・こと」に関わったことで、多く の人の支えによって豊かな生活が実現していることへの理解を深めることができた。 ・学年ごとの発達段階に合わせて、人や地域との関わりをもち、生き方を学んでいる。 低学年:生活科の探検などで、地域や施設で働く人に触れ、マナーや関わり方を学ぶ。 中学年:総合学習でのテーマを追求していく中で、人や地域と関わり、生き方にふれる。 高学年:総合学習で学んだことから、自分の生活や生き方をふりかえる。 ・6年生は、年間を通して多くの先人とふれあい、働くことの意義を自分なりに考えた。また、社 会で生きる上で基礎となる力(他者との関わり方や自分らしく生きていこうとする思い)を育む 取り組みをした。 学校関係者評価委員会から ・ご多用中にもかかわず、年間を通して、地域の方々を含む多くの方々に関わ りをもって頂けたことは、大変ありがたいこと。 ・学校では、それらの関わりを通して、自らの生き方として捉え直していくという 筋立てができていることも素晴らしいと思う。 ・各学年とも、「ひと・もの・こと」に関わる活動に工夫して取り組んでいる。子ど もたちもとてもよく頑張っている。 ・「人は人を浴びて人となる」という言葉の通り、生きる価値に気付くキャリア教 育が実践されている。 ・授業の中で、本当にいろいろな体験や出会いをし、生き方を考える貴重な時 間を持たせてもらっている。(特に6年生)素晴らしい取組だと思う。今後も継続 して欲しい。 ・子供会組織も減り、地域の行事に参加する子どもたちが少なくなった。子ども たちを学校だけに任せず、地域でも子どもたちを育てていくことが大切である。 ・地域行事への参加率が低いことが課題。地域のつながりが大人も少ないのが 現状であり、地域の課題である。盛り上げていきたい。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・低学年においては生活科の学習、中・高学年においては総合的な学習の時間を中心に6年間で系統的に「ひと・もの・こと」に積極的に関わる学習や体験活動を位置づけていく。 ・これまでの取り組みをリスト化し、学習を継続させると同時に、学区の人材発掘にも積極的に取り組む。 大項目 4安全管 理 ・指導 中項目 評価指標 子どもたちの防災意識を高めていくために、具体的な状況を想定した避難訓練 を行う。 自己評価 B 【学校説明】 (1)学校安全シ ・一つひとつの訓練では、「どのような場面での避難なのか」ということを設定して、訓練を行う ことができた。 ステムの構築 【市共通項目5】 ・子どもたちには、いつ避難訓練を行うかを知らせずに行う訓練なども計画した。子どもの動 き、教職員の動きを確認するなど、振り返りを大切にしたい。 ・定期的に繰り返し指導することなどが、クラス任せになってしまい、全体としては、うまく計画、 実施することができなかった。 ・緊急時の集団下校について、実際に行うなどして、マニュアル化することができた。 学校関係者評価委員会から ・緊急時の集団下校のマニュアル化や試行などが行われ、着実な改善の様子 が伺われる。 ・緊急時、若しくは、下校時間等の変更の連絡は、地域見守り隊にも速やかに お願いしたい。 ・防災意識はいざという時に生きてくる。そのために繰り返し訓練や確認を行っ ていく必要がある。 ・予告なしの訓練を引き続き実施して欲しい。 ・地域の防災訓練に、大人も子どもも参加し、防災意識を高めていかなくてはな らないと思う。 ・子どもたちに、命の大切さをしっかりと感じて欲しい。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・日々の生活の中のいろいろな場面や定期的な避難訓練を通して、「自分で考え、判断し、行動する」ことを意識し、「自分の命は自分で守る」という意識を高める。 大項目 5保健管 理 ・指導 中項目 評価指標 充実した学習や運動をするための土台となる健康を保持増進させるため、基本 的生活習慣の定着と維持に努める。【養護教諭】(資料5) 自己評価 A 【学校説明】 ・手洗い、うがいの呼びかけやマスクの着用、持久走の健康チェックカードなど季節や行事に 合わせて、必要な健康管理の意識づけができるよう教職員間で共通理解をしながら取り組む (1)健康教育の ことができた。 充実 ・教師自身が極力外に出て、子どもたちと持久走練習をしたり、外遊びをしたりして、健康を意 【市共通項目6】 識させる行動をとるよう心掛けた。 ・大多数の子どもたちは基本的生活習慣が定着し、安定した生活を送ることができている。継 続していけるように今後も指導をしていきたい。 ・生活習慣だけが原因とは言えないが、生活が安定していないことで、登校時刻が遅れたり、 体調不良を訴えることが多くなったり、友達との関係がうまくいかずトラブルを起こしたりする ケースがあった。 学校関係者評価委員会から ・子どもたちの登下校を見守り、元気に学校へ行ったり、帰ってきたりしてくれる よういつも願っている。 ・登校時に怪我をして、教室に行かずにそのまま保健室に行く子もいて、養護 教諭は本当に忙しいだろうと感じる。さらに頑張って欲しい。 ・養護教諭を中心に、学校全体で保健・衛生管理を充実させて取り組んでいる。 ・学校における子どもたちの保健管理や指導を徹底してくださっていることを感 じる。 ・ほけんだよりもわかりやすい内容で発行してくれていると思う。 ・師弟同行、先生方が、子どもとともに活動する姿をいつも見せて頂いている。 先生方の勢いが素晴らしい。 ・家庭でも、生活習慣の見直しや食育について考えていかなければならないと 思う。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・子どもたちの健やかな体と心の成長のため、学校職員、保護者、地域の三者が情報を共有し、さらに連携していくことができるような体制を築いていく。 3 大項目 6特別支 援 教育 中項目 評価指標 特に配慮や支援を必要としている子どもについて、特性や支援方法を職員全体 で共有する機会を設定し、共通理解に努める。 自己評価 A 【学校説明】 (1)学校の実態 ・子どもを語る会や就学指導委員会などを行うことで、子どもについての情報交換や共通理解 に応じた校内支 を図ることができた。 援体制づくりの ・支援が必要な児童や気になる児童に対して、学級の枠を超え、学年体制で話し合ったり対応 推進【市共通項 策を考えたりすることができた。また、支援員や学生ボランティアにも、支援に協力してもらうこ 目7】 とができた。 ・スクールカウンセラーや巡回相談などの専門家から、支援の仕方などのアドバイスをもらい、 実践できたことがよかった。 学校関係者評価委員会から ・日々の先生方のご努力で素晴らしい成果を上げていることに感謝したい。 ・個々に応じた大変な支援活動で、今後対象児童が増えると思われるが、学校 全体で支援態勢を整えていって欲しい。 ・個々の児童の対応や保護者対応など、少しでも前進するように、幼稚園・保育 園と小学校との連携の面からも指導改善していきたい。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・児童の対応をする上で担任の負担が大きいので、保護者対応も含め、学校全体で支援できるように学校体制を整えていく。 大項目 7組織運 営 中項目 評価指標 学年主任の学年経営の下に各担任が学年目標や手立てを共有し、学年団(チー ム)として、子どもを育てる。 自己評価 A 【学校説明】 ・学年主任を中心によく話し合い、授業や子どもたちについての情報共有を図りながら、学年 (1)組織・運営の で協力し合って、チームとして学年、学級経営に取り組んだ。(活気が溢れている。)子どもた 改善 ちの活動の見通しを立てさせるための学年集会も実施された。 【市共通項目8】 ・3年生以上では、算数コース別授業や学年行事の実践の中で、学年内で、常に目標や内容 を共有しながら実践した。 ・報・連・相が学年の中で良くできたと思う。一年間、よく相談しながら、学年や学級経営に取り 組むことができた。 学校関係者評価委員会から ・学年主任を中心に、スクラムが組まれ、活気ある学年経営、学校運営が行わ れていることに頭が下がる。 ・各先生方の取組ややる気、勢いは、こうした基盤の中で培われているものだと 思う。 ・学年毎に、協力し、情報を共有しながら日々の教育実践に取り組まれているこ とが伝わってくる。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・学年で協力して取り組んだが、話し合いの時間がなかなか確保できなかったことや役割分担が十分でなかった点があるため、もっとそれぞれの能力を生かせるよう学年経営をしてい く。 大項目 8研修 中項目 評価指標 「ひとりひとりが生きる授業」をめざし、「授業構成力」と「授業分析力」の 向上をねらいとした授業実践と事前、事後研修に取り組む。 自己評価 A 【学校説明】 (1)研修体制の ・毎時間の授業で「付けたい力」を明確にし、子どもたちに投げかける学習課題や学習問題を 精査して授業を構成していくことを、全教職員が共通の目標として授業を行っている。 充実 【市共通項目9】 ・学年を主体に教材研究を行い、互いの授業を見合うなどして子どもに付けたい力やそのため の手だてを共通理解しながら、『ひとりひとりが生きる授業』の実践に努めている。 ・市教委や外部講師を招き、教科の特性や「学習問題の在り方」「子ども理解」についての研 鑽を深め、実践に生かしている。 学校関係者評価委員会から A ・ひとりひとりが生きる授業を日々実践していることが伝わってくる。 ・形は変わってきても、安東小らしい研修が続けられている。 ・授業に対しての先生方の熱心さが素晴らしい実践や子どもたちの育ちにつな がっている。 ・学年主任を中心にした学年経営と同様に、学園を主体にした教材研究や研修 はやりがい感があるものに違いないと感じる。 ・学年行事や日々の活動に合わせた研修の取組も、学年内のつながりをさらに 深めていると感じる。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・日々の学年研修こそが、研修の方向性を確認し、共通理解を生み出す「授業力向上」の実践の場ととらえ、「研修の日常化」を図る。 4 大項目 中項目 自己 評価 評価指標 「安全・安心・安定」の学校づくりをめざして、こまめな報告・連絡・相談に 努める。 B 学校関係者評価委員会から B 【学校説明】 ・校長、教頭、主幹教諭、学年主任等への迅速な報告、連絡、相談に努め、学年や学校全体 9保護者・ (1)信頼される学 での話し合いが適宜行われたため、職員間で情報の共有がスムースに行われた。 地域住民 校づくりの推進 ・保護者との連携が昨年より進んでいると思うが、その対応には難しさを感じる。保護者の思 等との連 【市共通項目 いを理解し、丁寧な対応が必要だと感じている。また、混乱や不安を持たせない一貫した姿勢 携 10】 で対応したい。 ・学校だよりや学年だより、HP等を通じて学校からの情報提供を全職員で行っている。 ・保護者の対応に難しさを感じるとはどんなことか、保護者として気になるとこ ろ。 ・保育園や幼稚園でも同じように保護者対応に気を配っている。丁寧に、繰り返 し、繰り返し対応していくことは不可欠だと思う。 ・学校だより、学年だより、学級だよりなど、熱心に作成していただき素晴らしい と感じている。 ・一貫した対応ということでは、学校や学年の姿勢をはっきりと説明していってよ いと思います。 ・転出入が多い学校であるだけに、保護者の理解を得るための努力が必要。 ・事前に書類で知らせている、といっても実際は読んでいないことが多い。改 善、改革等の実施に当たっては、とにかく事前に理由説明会を開くなど、綿密に 進めていくことが大切。決定後の事後報告では反発を招く事も考えられる。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・今後も、様々な手段で学校の取組を理解していただけるよう努めるとともに、学校態勢としてしっかりと対応していく。 大項目 中項目 自己 評価 評価指標 学校内外の施設・設備の安全点検を確実に行い、子どもの安全を確保する。 A 【学校説明】 10施設設 (1)施設・設備の ・月の一度の安全点検を確実に行い、安全面で気になるところは、用務員をはじめできるだけ 備 適切な管理 素早く対応して、改善することができた。 ・老朽化した施設等についても、少しずつ修理等を行い改善している。備品も予算の範囲内 で、計画的に取り替えをしている。 学校関係者評価委員会から A ・児童一人一人が安全な環境の中で、伸び伸びと勉強や運動に取り組んでい る。 ・用務員さんには、いつも学校の外周にも気を配り、清掃等を行って頂いて、隣 接幼保園としても感謝している。 ・施設、設備が適切に管理されていて、子どもたちが安全に学校生活を送ること ができていると思う。 ・施設、設備面の整備やきれいな環境は、子どもの心を育てていると思う。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・子どもたちの不注意や正しい使い方をしなかったことによるけがも多いため、日常的に安全な生活態度が身につくよう指導していく。 ・子どもの安全を守るためには、不審者への対応にさらに気を配る必要があるため、来校者の管理を徹底していく。 学校から 経営のまとめ 学校関係者評価委員会まとめ 1 学校から経営のまとめ(成果と課題) ・新しい重点目標の「あいさつで 心を磨く 安東っ子」については、AKTの取組や児童会活動としての取組、学年学級での 取組を含めて、積極的に展開してきた。一年目にもかかわらず、全校体制での取組となった。 ・ひとりひとりを見つめ、個々の児童に対する願いをもって教育活動を行うことで、学級での人間関係の深まりや学力の向上 など、充実した学校生活を保証することができた。 ・基礎学力の向上や特別支援が必要な児童に対する指導など、個に応じた対応が組織的に行われた。 ・3年生以上で実施した算数のコース別指導やTT指導が学力定着や指導法の工夫改善につながっている。 ・今年度も継続して、危機管理としての対応の具体策や緊急時の情報発信、人員の配置などを見直してきたため、緊急時に 明確な指示や対応ができる体制が更に整ってきた。 ・校舎、教室、トイレ、備品など子どもたちに直接関係のある学習環境の改善については予算等の関係で、簡単にはいかな いが、優先順位を付けながら、確実な改善が図られた。 ・大規模校であるが、大きな交通事故や校内での事故、学区内での不審者事件などが少なく、安定した学校運営ができた。 保護者や見守り隊、地域住民の学校教育に対する理解と協力に感謝したい。 ・3年生の「命の授業」や6年生の「生き方学習」など、地域の教育力を生かした取組が 積極的に行われ、学校・地域・家庭の連携が位置づけられてきた点が素晴らしい。 ・関わりが増える分、6年生の卒業や別れが辛く感じる。 ・教職員の皆さんに、朝早くから、夜遅くまでご尽力頂いていて感謝している。師弟同行 という先生方の姿勢がとても素晴らしい。今後もよろしくお願いしたい。 ・全項目でA評価でいいと思ったが、大きな変化が見込まれる道徳教育や更なる各家庭 との連携、協力について、今後更に研究や効果的な取組がなされることを期待して、Bと 評価した。 ・学校全体で、子どもに対する教育の重点目標を知育から徳育に切り換え「あいさつで 心を磨く 安東っ子」とし、初年度として様々な取組がなされていたことを評価する。今 後、更に心の育成にまで深めていけることを期待している。 ・子どもたちの一年の大きな成長に感謝している。学校の教育力と地域の教育力を共 に高め、地域としても役立つように努力したい。 ・幼稚園や保育園と小学校との連結をスムースにしていくためにも、基礎的な生活習慣 や幼稚園、保育園で身に付けるべき力を明確にし、幼児教育の在り方についても見直 していく必要を感じた。 2 学校関係者評価の意見を受けて(改善策) ・学校関係者評価では、本校職員の取り組みに対してたくさんの励ましの言葉をいただき、日々の教育活動への励みになっ た。 ・本校の取り組みに関して、地域の方々や保護者への理解と協力を得る努力をすることの大切さを改めて感じた。 ・ご指摘いただいた点を参考し、教育活動の更なる充実を図っていきたい。 5
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