首都大学東京 平成27年度 教員免許状更新講習 認定済講習一覧 (文部科学省から開設の認定済み:平成27年4月30日現在) (必修領域) 「教職についての省察並びに子どもの変化、教育政策の動向及び学校の内外における連携協力についての理解に関する事項」に関する免許状更新講習 講習の期間 講習の名称 講習の概要 ①現在の教職員の現状と問題点について、現場の立場から状況の変化、子ども観、社会的要請について分析する。②子どものニーズの理解を 平成27年8月8日~ 深め、その子どもにあった教育を模索するヒントや、最新の学問的知見を紹介しつつ、生徒指導や学級経営その他への応用を示唆する。③現代 教育の最新事情 平成27年8月9日 教育制度の概要と教育改革の動向の理解を深める。④学校内外の連携協力について、組織マネジメント、コミュニケーションの取り方、安全性の 確保、個人情報保護の問題などを通して理解する。 (選択領域) 「教科指導、生徒指導その他教育の充実に関する事項」に関する免許状更新講習 講習の期間 講習の名称 講習の概要 前半は、中学校部活動を例に、生徒と教員対象に行ったアンケート調査に基づいて実態を紹介し、データから見えてくる活動上の問題点や指導 部活動の実態と指導上 の課題について、受講される先生方と意見交換しながら検討します。後半は、主に運動部で行われている体力作りに関するトレーニングについ て、競技力向上の手段のみならず、体験的健康教育の実践と成り得るという視点から論じます。体の仕組みと構造に基づいて怪我予防、体力向 の課題 上、競技力向上を果たすトレーニング指導の内容と方法について実例を示しながら検討も行います。 子どもは、成長するに伴い認知能力や社会性を発達させていきます。また、子どもとの関わり方は年齢に応じて変えていくことも必要です。本講習 子どもの心理社会的な発 では、乳児期から青年期にかけての子どもの発達について概観し、発達障害についても触れながら心理学的な知見をもとに子どもの発達につい てお話します。 達の理解 平成27年8月10日 1)日本史の近代における最新の研究成果を踏まえながら、政治、産業、文化などにテーマを絞って追及していきます。 2)全体は個々の構成要素の総和に還元できない振る舞いをするという、数学・生物学・経済学などの分野で取り上げられている「複雑系」という 観点から歴史を捉え直します。具体的には「反事実の歴史学(カオスの歴史学)」のテーマのもとに、ヨーロッパ史上の事例を用いて歴史学の新し い研究動向についてお話しする予定です。 原子量は化学の基本的な概念であると認識されているものの,その科学的意味については殆ど理解されていないのでは無いかと危惧される。最 新の原子量の表記法として,いくつかの元素に対しては固有の数値ではなく,上限と下限の数値を用いた範囲とする方法が採用されている。これ 原子量の意味を考える は,元素と,それを構成する同位体に関する最新の科学的情報,知識に基づいた結果である。本講義では、原子量の持つ自然科学的意味,意 義について,その基本に立ち返って一緒に考えてみたい。 日本社会の多文化・多民族化に伴う学校教育・社会教育の課題を明らかにし、多文化教育やバイリンガル教育、日本語教育など、新たに求めら 多文化・多民族共生と教 れる具体的な教育プログラムについて、最新の研究成果をもとに分析する。また、在日韓国・朝鮮人やアイヌ民族に関わる教育の現状と課題に ついて、当事者である講師をゲストスピーカーとして招いて、具体的事例も交えて話を聴く。 育 歴史研究の最前線 平成27年8月11日 授業でのICTとマルチメ ディアの活用 数学的な思考の基礎 本講座では、初めに学習科学や教育工学について簡単にふれる。次に、ICTを用いた授業の構成について学ぶ。後半は、動画の編集方法やオ ンラインプレゼンテーションについて習得する。以上を講義と実習により行う。 数学を学習する際大切なことは、「公式や解き方を暗記してパターン認識によりテストで点をとる」ということではなく、基本的な考え方を理解し、自 分のものにすることです。そこで、大学の初年度で勉強する二つの柱、微分積分と線形代数の基本的な考え方を、中学高校の範囲内のこととそ の後の発展とのつながりが分かるように紹介したいと思います。 次の①から④までのテーマについて講義を行う:①ナノサイエンスの解説、②理論物理学の最近の話題(ボーズ・アインシュタイ凝縮など)、③④ 物理における最新の研究 物理の授業法。①と②では最前線の研究のテーマを紹介し、生徒に物理学の魅力を伝えるのに役立つ話題の提供を目指す。③と④では実験を 通して,生徒が自ら考える物理教育を目指す。 と物理の授業法 平成27年8月12日 最近の地理学 2016年1月には,新しい学習指導要領に従った大学入試センター試験が行なわれるなど,地理学を取り巻く最近の事情は大きく変わりつつあり ます。この講習では最近の地理学について,自然地理学,人文地理学,地誌学の専門家がそれぞれ最新の研究成果を取り入れた講義を行な います。また,GISに関する簡単な実習も行ないます。いずれも,現場での授業に役立つような内容になれば,と思っています。 平成24年度からの高校理科の新学習指導要領で、生物分野は大幅に変更された。本講習では、その変更に関わった講師と、新しい生物基礎 高校生物:新課程で何を と生物の各社の教科書を参考に、どの内容を優先的・重点的にどう教えるかについて検討する。講習方法は、各受講者と講師との質疑応答、議 論、経験交流を中心に進める。講師からの質問に対する応答をもって、口頭試験とする。生物教育の進展に興味がある他教科・他科目教員の 重点に教えるか 受講も歓迎する。 生徒の学び方がますます受動的になってきており、正答を記憶して試験問題に答えることが、学習の中心になってきている。それを改善するた 考える力をつける対話授 め、本講習を受講者との質疑応答形式・対話法で実施し、教師が教え込むのではなく、生徒が考えた疑問や質問を中心にして進行させる授業 平成27年8月13日 法を実践的に習得する。講師からの質問に対する応答をもって、口頭試験とする。生物を中心に進めるが、他教科・他科目教員の受講も歓迎す 業法:生物を中心に る。 *同日に開設する講習は重複受講できませんので、ご注意ください。 *受講者は、30時間(必修領域12時間、選択領域18時間)以上の免許状更新講習を受講・修了した後、免許管理者(都道府県教育委員会)に申請する必要があります。 時間数 12時間 時間数 受講料 12,000円 受講料 定員 50人 定員 受講対象者 全て 主な受講対象者 6時間 6,000円 25人 中学校・高等学校・中等 教育学校教諭向け(体育 教諭、運動部活動担当教 諭) 6時間 6,000円 25人 小学校・中学校・高等学 校・中等教育学校教諭向 け(すべての教科種) 6時間 6,000円 25人 中学校・高等学校・中等 教育学校教諭向け(社 会・歴史) 6時間 6,000円 25人 中学校・高等学校・中等 教育学校教諭向け(理 科・化学) 6時間 6,000円 25人 小学校・中学校・高等学 校・中等教育学校教諭向 け(すべての教科種) 6時間 6,000円 25人 小学校・中学校・高等学 校・中等教育学校教諭向 け(すべての教科種) 6時間 6,000円 25人 中学校・高等学校・中等 教育学校教諭向け(数 学) 6時間 6,000円 25人 高等学校、中等教育学校 教諭向け(理科・物理) 6時間 6,000円 25人 中学校・高等学校・中等 教育学校教諭向け(社 会・地理) 6時間 6,000円 25人 中学校・高等学校・中等 教育学校教諭向け(理 科・生物) 6時間 6,000円 25人 中学校・高等学校・中等 教育学校教諭向け(理 科・生物)
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