の ニ 地 盆 情 報 - 熊本日日新聞多良木・湯前販売センター

平成21年12月(サイテク祭特集)203号
熊日多良木販売センター
(代)小出 堅太郎
小出 忠紹 石田 敏郎
岩崎 稔
尾前 竜二
球磨郡多良木町大字多良木356−1
最優秀賞
多良木小学校5年
岩奥 礼奈さん
http://www.taragi.com/
報
地 の
ミ ニ 情
宇宙飛行士の若田光一さんと一緒に、スペースシャトルに搭乗した エイ 型の「宇宙遊エイ
ロボット」や、木村拓哉さん主演のドラマ「華麗なる一族」に登場した 鯉 型のロボットな
ど、注目を浴びる山本郁夫研究室のロボット達。当日は世界初のリアルタイムで動画をイン
ターネット配信できるカメラを搭載した飛行ロボットを披露して頂きました。免田小4年生の中
村望君は「どうして(魚型の)ロボットが水に入っても、壊れないの?」と不思議がっていま
した。
「この絵は、科学と人と地球が、皆繋がっ
ているのをイメージして描きました。(最優
秀賞を)受賞して、うれしかったです」
「今日一番の出来と褒められて、うれしかっ
た で す。サ ク サ ク し て、と て も 甘 か っ た で
す」多良木中2年 善莉依菜さん
ごあいさつ
月6日、多 良 木 町 青 少 年 育 成 会
議 が 主 催 する﹁こ どもフェスタ﹂を 、
﹃科 学と 最 新 技 術﹄という テIマのも
と ﹁サイテク 祭﹂に 形 づくっての 開 催
も、今年で4回目となり ました。
毎年参加いた だく、球磨工業高校の
全 国 連 覇を 狙 うマイコンカIと 全 国5
位 入賞したロ ボット がそれ ぞれの大 会
を 終 え る の を 待って の 日 程 と な る た
め、特に今年は市房山から 雪風が吹き
降ろ す冬日となり ました。しかし、会
場内は特別な熱気に包まれ、昨年以上
の 賑 わいに ス タッフ も 大 変 喜 び ま し
た。昨年からの試みでした、企業や大
学の 参 画も、今 年はソIラIカI世 界
大会優勝の東海大学に加え、九州工業
大学と 北九州市立大学からの協力を 得
ること ができ ました。さらに、九州技
術教育専門学校の素晴しい技術披露も
実 現で き、ロ ボット 産 業では トッ プレ
ベルの 日 本を 、少しでも 身 近に 感じて
いた だけたのではないでしょうか。
多 良 木 高 校、南 稜 高 校 も 年 々 工 夫
を 凝らした内容に、来場した 方々は 笑
顔いっぱいでした。多 良 木 中 学 生 を 中
心に、町内小中学校理科担当の先生と
保 護 者で 構成されたコIナIは、毎 年
大人気のよ うです。ここでは、夢中に
なってつくること を 体 験 さ せてくれる
絶好の場であ ること 間 違いなし!中 学
生が、年下の子ども達に指導する 貴重
な 経 験から 、自 己 充 実 感を 胸いっぱい
も ら う こと が 出 来 ま す。高 度 な 技 術
が確立している 日本 だけに、現在は 完
成 度の高いお も ちゃでしか 遊ん だこと
のない子ども 達 ばかりです。また、一
昔前のアニメの世界 が徐々に現実化し
ている 中、それ が 作り 出さ れていく 過
程を 全く知ら ない子ども が、当然のよ
うに 便 利な 生活を 送っていま す。孤食
の時代 だからこそ技術開発や研究が盛
ん だった 背景に、今の 世代は 次に 何を
求め ていけ ばよいのか 迷っているよ う
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に 思 わ れ ま す 。 も う 一 度 、人 の 頭 脳 や
感覚を 素直に表現できることの喜 び、ど
んなに チャチなことでも 初めから 作り 上
げることの大変さや完成時の喜 びを 子ど
も 達にはどんどん体験できる 場を 提供し
続けていき たいと 考え ていま す。青 少 年
の大きな 将来に、ほんの僅かで す が力添
え すること が出来るなら ば、次世代育成
する 親 世代として、惜しみ な く 投資して
いきたいものです。
サイテク祭実行委員長
横 山 和美
わかくさ会による、カルメ焼きコーナー
サイテク祭用ポスターの優秀作品
多良木幼稚園のバザーコーナー。
その一角にて、「空気砲」や「釣り」体験
ができました。
んで、楽しかった」と話していました。また、多良木高校2
年生の松本穂都美さんは「大学や専門学校、地元の人も
来てもらい、地域活性化に繋がっていると感じました。」
ソーラーバルーンを揚げる子供達
多 良 木 高 校 で は、
黒色のビニールを
繋ぎ合せて作った
「ソ ー ラ ー バ ル ー
ン」を、空に飛ばし
ま し た。そ し て、工
具を用いての「ラジ
オ」作りを体験しま
した。黒肥地小3年
の黒木茜さんは
「バルーンが高く飛
多良木高校による、「手作りラジオ」
TEL42−3355
FAX49−1726
盆
松下会長から表彰状を受け取る、
多良木小5年 岩奥礼奈さん
北九州市立大学国際環境工学部 山本郁夫研究
室のデモンストレーション。上:鯛そっくりの魚
型ロボット。右:円盤型無人飛行ロボット。
編集・発行
「もぞか」平成21年12月(サイテク祭特集)203号
磁力で泳ぐ魚ロボットの体験
癒し系ロボット﹁パロ﹂と 一緒
﹁ロボノ ヴァ﹂のダンスショI
北九州工業大学工学部の本田崇研究
室 で は、水 槽 を コ イ ル 状 に し た も の
に、電流を流して磁界を作り、磁石入
りの 魚ロボット を磁力で泳がせる
ことが体験できました。「理科離れを
食い止めるのに、少しでも貢献できれ
ば」と 本 田 教 授。黒 肥 地 小 2 年 生 の
佐々木健晴君は「尾が動いて、泳ぐと
ころが、おもしろかったです」と感想を
話してくれました。
「今回で4回目の参加となりますが、ここに来ると子供達に近くで見てもらえるので、反応がよくわ
かるところが良いですね。参加団体も年々グレードアップしていて、私達も勉強になります」とロ
ボスクエアの宮本志保さんも楽しみにされていた様子でした。また、多良木小2年生の中神健一君
は「色々なロボットがあって、とても良かったです」と満足そうでした。
青年団による﹁バタI﹂作り体験
多良木小5年生の多武伶真君は「甘くて美味しいバターができました。家に帰ってもやってみた
い」と満足そうでした。多良木町青年団団長の林田貴浩さんは「簡単にできるので、子供達が
たくさん来てくれて、大盛況でした」と手応えを感じておられました。
南稜高校による、左:フェルトボール、下:人工イクラ体験
明暗をセンサーで判別して2輪走行する
「NXT走行体」を操り、先月18日の全国
大会で見事準優勝した九州技術教育専門学
校のロボコン部。部員の椎葉誠也さん(多
良木)は「将来はこの技術を活かした仕事
に就きたい」と夢を語ってくれました。
ボールをコーナーに運んでみよう!!
人工イクラ づくり
フル ギン 酸ナ ト リ ウム と 塩 化 カ
ルシ ウム に 今 回 は 蛍 光 塗 料 を 混
ぜて作り ました 。
「小学生に教えるのに、まず目線を同じレベ
ルにして、説明する事が分かり易いように工
夫したら、伝わりやすくなった。」
多良木中3年 山口詩之さん
ウインクマジックづくりをする子ども
小・中学校コーナー
「初めて参加したけど、普段見掛
け て い る 物 で(羊 毛 が フ ェ ル ト
ボールに)こんな物が出来るのだ
とビックリした。」
多良木小6年 尾前 麗奈さん
南稜高校2年 宮野 遥奈さん
「初めての参加で戸惑いもあったけ
ど、小中学生と交流ができて、充実し
た一日を過ごすことができました。」
空飛ぶ種子の模型づくり
楽しそうにロボット
操作球磨工業生
「今まで参加してたけど、今年から教える事
になり難しかったけど、分からない所は手
伝ってあげて、分かりそうな所は説明して自
分で作れるように指導しました。」
多良木中1年 桑原 猛君
球磨工業高校2年(機械科) 猪原 拓馬さん
「工業高校に進学するきっかけになったのが、
中学生の時に、このマイコンカーラリーを体験
したから。小中学生の将来の進路を考える際に
参考になってもらえればうれしいです。」
クルクル回るシャボン玉づくり
東海大学コIナI
ボクシングロボットで遊ぶ子供達
マイコンカーラリー2009全国大会優勝マシン
「グロ ーバ ル・グリ ーン・
チャレンジ」は、オーストラ
リアで3000㎞を走破してタ
イムを競う世界最大級の
ソーラーカーレースです。
「Tokai Challenger」が参
戦し平均時速100㎞で走行
し29時間49分の新記録で
見事優勝しました。
今回は、残念ながら現物の
展示、走行はできませんで
したが、ビデオやパネルの
展示となりました。
球磨工業高校によるマイコンカー、ロボット体験
マイコンカI
ロ ボットとか が大好きで、リモコ
ンで操作を するのが楽しかった。
久米小3年 平田 真人君
球磨工業高校の手製ロボット