第１８号連携室レター平成２１年１２月多摩南部地域病院地域医療連携室連絡先 042-338-5111（代）インプラント治療開始のお知らせ口腔外科部長泉祐幸日頃連携医の先生方からはたくさんの患者さんをご紹介いただきまして、誠にありがとうございます。紙面を借りまして厚く御礼申し上げます。当科は口腔外科を標榜している関係上、抜歯症例が多く抜歯後の補綴治療についての相談を受けます。近年、生活の質の向上が重要視されるに伴い、食事や会話を担う口腔環境に対する関心が高まり、患者さんのニーズも多様化してきました。そのため、補綴法としてインプラント治療も当然選択肢に入ってきます。このような状況に鑑み、当科でも公社病院として北部医療センター、荏原病院に次いで、2009 年 9 月よりインプラント治療を開始しました。現在常勤歯科医師として泉、週４日非常勤歯科医師、水谷雄一郎が勤務しておりますが、週２日非常勤医の石塚あづさは歯学部補綴科に所属の傍ら、インプラント科も兼任、週１日非常勤医吉田桂子も補綴科出身とのことで、スタッフは充実しております。さらに東京医科歯科大学インプラント科准教授の塩田真先生に非常勤医師としてご指導をお願いいたしました。当科での治療の流れですが、インプラント治療が適応であると思われるあるいは希望される患者さんがおられましたら、紹介状を作成の上、当院予約センターで石塚の初診枠（金曜日午前中）に予約を入れて下さい（曜日に都合のつかない場合はご相談下さい）。その際、診査の結果によりインプラント治療が適応とならない場合があること、自費診療となることをご説明いただければ幸いです。初診時にはインプラント治療の説明と口腔内診査や必要に応じてレントゲン撮影を行います。その結果インプラント治療を希望された場合には、ＣＴ撮影を行い、インプラント治療が可能か否か、また骨造成の必要性などを判断した上で実際の治療に入っていきます。インプラント埋入手術は水曜日に、基本的には手術室にて局所麻酔で行い、症例によっては全身麻酔や静脈内鎮静、あるいは入院下に行います。原則として埋入から上部構造物の装着、メインテナンスまで当科で行いますが、サイナスリフトやソケットリフト、骨造成・埋入のみの依頼などの場合もご相談下さい。今後ともご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊パルテノン大通りのイルミネーションのトンネルをくぐりました。夢のようでした。人間は光というものに引き寄せられ、癒されるものですが、同時に、暮れていく今年に思いを馳せ、自分へのごほうびは何にしようか、などと、気が付くと現実に戻っております。かぜやインフルエンザを撃退するため、手洗い・うがいを励行してまいります。（地域医療連携室長浦﨑）