栄養 豆知識 (第40回) トマトに含まれる 主な有効成分とその働き トマトは緑黄色野菜 ビタミンAになるβ-カロチンをやや多く含んでいます。これは、抗発 がん作用、免疫賦活作用、髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健 康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。 トマトのリコピンとは 活性酸素を減らす働きがあるそうです。 果汁成分、13-oxo-ODA トマトの果汁成分には、脂肪を燃焼させる遺伝子を増やす「13-oxo-O DA」というリノール酸が含まれているそうです。この成分の摂取によ って肝臓で脂肪燃焼に働くタンパク質が多く作られ、血糖値が低下するそうで す。 トマトの旬の時期 トマトは夏の季語とされているが、冷涼で強い日差しを好 み高温多湿を嫌うトマトの性質からして夏は旬の時期とは 言えず、春~初夏と秋~初冬のトマトが美味とされます。 夏が旬とされた理由は、日本でトマトの栽培が始まった頃は温室などの設備が 不十分なために、春に種を播いて夏に収穫する作型が一般的であったためです。 トマトの成長に適した季節に収穫できるようになっています。つまり、気温が まだ低く昼の時間が長い春と、気温が下がり始めて空気の澄んでいる秋です。 季節によっても味が変わります。一般的な温室栽培を例に挙げると冬は光が少 なく成長に時間がかかるため水っぽく皮が硬い、夏は成長が早すぎて味がのる 前に赤くなるが皮は柔らかい。春と秋は旨味が強くなります。 栄養科
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