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栄養
豆知識
(第44回)
料理を引き立てる色使い
食欲が増進する色、減退する色があることをご存知で
すか?実は、視覚の情報がなければ半分以上の食物の
情報がなくなり、何を食べたか正確に言い当てること
補色
すら出来なくなります。特に色は料理の味や匂いを想
像するのに大切な役割を担っています。
1. 添え物、器に食物と反対の色を使う
マグロ、エビ、いくらなど赤系の寿司ネタに緑のバランを添
えたり、グリーンサラダにミニトマトを入れたりするなど、
反対色を添えると美味しそうにみえます。
2. 料理の中から1つの色を取り出して使う
いろいろな色が入っているサラダなどの場合、その中の1つの色(緑や赤など)
が入っている食器を使ったり、自然をイメージさせる茶色やコルク色のボウル
を使うのも美味しそうに見えます。
3. 白か黒の食器を使う
中華料理に白地の皿が多いのも、おせち料理を黒の重箱に詰め
るのも、すべての材料を美味しそうにみせるための知恵なので
す。黒の食器は、食材の色を引き立てる効果が
白より強いので、料理を高級に見せたい時にお
すすめ。逆に軽やかさやさっぱり感を出したい
時には白い食器がお勧めです。
ダイエットに効果的な色使い
・満腹感が出る色を使う:黒や茶色のようなどっしりとした色は
無意識に少ない量でも満足出来る効果があります。
例え:食パンにバターではなく、黒ゴマペーストを塗る。
ホワイトシチューをビーフシチューにする。
・食欲をそそらない色を使う:青や紫など食材になじみが
ない色を使うと食欲が減退するといわれています。
・明るい色の食器を使う:赤やオレンジなどの暖色系の明るい色で描かれてい
る絵皿を使うと、気分が高揚し、多少薄い味付けでも満足出来るそうです。
色使いの工夫は、今日から出来ます。ぜひ
食卓に色を上手に取り入れて、食事の大事
な要素の1つ「楽しみ」を満喫しましょう!
栄養科