平成28年度用 - 県立河瀬中学校・高等学校

併設型中高一貫教育校
滋賀県立
併設型中高一貫教育校
河瀬高等学校
河瀬高等学校
Contents
後漢書の「有志者事竟成る」より
「志有る者、事ついに成る」の意
本校の概要
本校は、普通科高校として昭和58年に開校し、進学に実績を
上げてきました。JR河瀬駅から徒歩5分という交通の便の良い
場所にあります。また、平成15年に河瀬中学校を併設し、今
年3月、中高一貫7期生が卒業しました。
本校の校訓である『志成』の言葉どおり、生徒が希望する進路
を実現できる確かな学力とたくましさを育てる『魅力と活力あ
る進学校』として、未来社会に貢献できる人材の育成を目指し
ています。
目指す生徒像
視野を地域から世界へ広げ、
何事に対しても意欲を持って取り組める心豊かな生徒
Study
学習
… P3
Event
学校行事
中高一貫教育の特色
中学1年生と高校3年生では、発達段階が大きく異なります。
中学生は高校生にあこがれ、高校生は中学生を見て初心に返り
ます。お互いが切磋琢磨できる環境が整っています。
困ったときには校内に中学の教員がおり、学習面でも生活面で
もきめ細やかなサポートができます。
… P5
Club Activities
部活動
… P7
Course Guidance
進路指導
… P9
学習
Study
教育課程
◇1年生は芸術以外全員が同じ科目を学びます。
◇
2年生はL系(文系)コース、S系(理系)コースのどちらかを選択します。
◇
3年生はL系コースで、国公立大、私大志望のどちらかを選択します。
全員
3
現代文B
現代文B
国語総合
6
世界史A
12
13
14
15
16
17
22
数学Ⅰ
数学Ⅱ
数学Ⅱ
数学B
化学基礎
29
30
31
3
世界史演習
・
日本史演習
世界史演習
・
日本史演習
数学演習(S)
倫理
物理基礎
生物基礎
化学
数学演習(L)
数・理
数学B
化学
化学演習
体育
物理基礎
保健
芸術Ⅰ
体育
保健
コミュニケーション
英語Ⅱ
コミュニケーション
英語Ⅱ
英語表現Ⅱ
英語表現Ⅱ
家庭基礎
社会と情報
社会と情報
総合的な学習の時間
33
LHR
芸・家
生物基礎演習
体育
物理・生物
コミュニケーション
英語Ⅲ
体育
体育
英語表現Ⅰ
32
化学基礎演習
物理・生物
保健
コミュニケーション
英語Ⅰ
数学Ⅲ
倫理
数学Ⅱ
27
28
古典B
国語演習
数学Ⅲ
24
26
古典B
世界史B
数学A
23
25
現代文B
古典B
倫理
20
21
現代文B
日本史B
18
19
現代文B
S系(理系)
地理B
10
11
L②系
政治・経済
8
9
L①系
(文系国公立大志望) (文系私大志望)
古典B
古典B
5
3 年
S系(理系)
4
7
日々の学習の中で
『学ぶ力』を
身につけていく
L系(文系)
1
2
基礎・基本を大切に
そして発展的な学習へ
2 年
1 年
総合的な学習の時間 総合的な学習の時間
LHR
LHR
授業風景
体育
コミュニケーション
英語Ⅲ
英語表現Ⅱ
英語表現Ⅱ
コミュニケーション
英語Ⅲ
英語演習
英語表現Ⅱ
総合的な学習の時間 総合的な学習の時間 総合的な学習の時間
LHR
LHR
LHR
国際理解教育「英語でハイキング」
充 実した 学 習 指 導
本校生のほとんどが進学を希望しています。その希望がかな
えられるように基礎・基本を大切にしながら、発展的内容の
学習に力を入れています。
Message
「勉強と部活の両立」
河瀬高等学校3年
黒住 彪流(多賀中学校卒)
私は高校に入学した時から、勉強と部活動の両立をすることを目
標としていました。部活動はなかなか休みがないけれど、その中でも
時間をみつけて勉強することを心がけていました。授業中は人よりも
◇ 週33時間授業により授業時間の確保
◇ 少人数や習熟度別の授業編成を実施して丁寧に指導
◇ 課題考査で自然に学習習慣と基礎力が定着
◇ 土曜日を活用した講座(志成塾・土曜授業・サテライト講座)
◇ 進学補習(平日放課後 3年生対象)で発展的な学習
◇ 落ち着いた雰囲気で一日をスタートできる朝読書
◇ 公開授業や授業評価による教員の授業力向上
集中して先生の話を聞くようにしていました。定期テストや模試で良
い結果につながる学力をつけるためには、授業を大切にしなければ
ならないと思います。また、授業の理解度を高めるためには予習復
習は必要不可欠だと実感しました。
3年生になって将来の進路を意識し、今では、勉強と部活動の両
立にも慣れてきて、受験勉強もできるようになってきました。家で勉
強するのは大変なことかもしれないけど、授業の予習や宿題でも何
でもいいので、机に向かう習慣を身につけることが勉強と部活動の
両立ができる近道だと思います。私も残りの高校生活を思い残すこ
とのないようにしていきたいと思います。
新 し い 設 備・施 設
CALL教室や特別活動室など新しい施設・設備で、いきいきと
した英語学習、充実したコンピュータ学習に取り組むことが
できます。
Message
「河瀬高校での学習」
龍谷大学 社会学部 臨床福祉学科 1回生
山田 真由(平成27年3月卒)
私は1年の頃から大学に進学したいと思っていました。模試でなか
なか良い判定が出ず、自分の勉強のやり方でいいのか不安になっ
たり、学習計画を上手くたてられなかったり、計画通りにやり遂げても
◇ 2つのコンピュータ教室(CAI・CALL教室)
◇ 語学実習に適したCALL教室
◇ 多目的な利用ができる特別活動室
不十分だと感じたり、勉強に対する気合いも無くなっていく一方でし
た。塾に行っていればもっと良い結果を出せるかもしれないと、自分
に責任があることを他のせいにしそうになることもありましたが、塾に
行かずがんばることに決めました。そこで受験前も学校で自習をした
り、進学補習を受けたり、学校を勉強の場として活用させてもらいま
した。その結果、第1志望に合格することができたのだと思います。
国際理解教育
今となっては1年の頃から、基礎基本をつける日々の授業を大切に
し、小テストや予習復習に真面目に取り組んできたことも大きな力に
なっていたのだと思います。
河瀬高校での学習経験を通して、最後になって初めて努力が実
本校は、特色の一つとして、国際交流・海外研修に積極的に
取り組んでいます。
◇ 海外修学旅行で現地の人々と交流
◇ ALTを招いて生きた英語を学ぶ、「英語でハイキング」・
「世界の料理を作ろう」等の実施 ◇ 中学・高校生海外派遣(約10日間)
◇ 海外事情有識者による講演会
◇ 海外修学旅行先の民族問題を学習
を結ぶこともあるということを実感でき、なかなか結果に出なくても最
後まで自分を信じて頑張ることの大切さを知りました。
Message
「河瀬高校での国際交流
・海外研修を経験して 」
同志社大学 グローバル地域文化学部
アジア・太平洋コース 1回生
藤田 尚子(平成27年3月卒)
わたしはオーストラリアへの海外派遣とマレーシアへの修学旅行と
海外へ行く機会が2回ありました。
以前から、大学では英語に関係のある学部に進みたいという漠然
とした考えだけがありました。そんなとき修学旅行の事前学習で、マ
レーシアの民族問題を知り、歴史的・文化的背景から世界で起こる
問題を捉えることに興味を持つようになりました。現地へ行って異文
化を見て感じたことで、さらに認識を深めることができました。このよ
うなことをもっと学びたいと思い、今の進路先を決定しました。
またオーストラリアでのホームステイやマレーシアでの現地大学生
との交流を通し、今まで当たり前だと思っていたことのありがたさや自
分の英語力のなさを実感しました。それと同時にもっと多くの国や地
域の人たちと話し、様々な考え方を共有したいと思う気持ちが強く
なりました。今後も河瀬高校での経験を活かして国際理解に努めて
いきたいと思います。
中学・高校生海外派遣
中学・高校生海外派遣(ホストファミリーと)
4
Event
中高合同の学園祭
海外修学旅行
主な学校行事
学校行事
年間行事
〈 4月〉
入学式・対面式
部活説明会
生徒総会
校外行事
〈 6月〉
春季総体壮行会
春季総体 ボランティア花植え
〈 7月〉
学園祭(体育祭・文化祭)
〈 9月〉
生徒会長選挙
〈10月〉
秋季総体・高文祭
〈11月〉
高2海外修学旅行 〈12月〉
ボランティア清掃活動
〈 3月〉
卒業式
球技大会
仲間とつくり上げる
充実した高校生活
修学旅行
『地域から世界へ』を合言葉に海外修学旅行を成功させるた
め、様々な事前・事後の学習が充実しています。現地の人々
との交流で生きた英語を体験できます。
Message
「 海外の文化を知る 」
河瀬高等学校3年
中嶋 宏輔(八幡東中学校卒)
マレーシアを訪れた修学旅行。始めて海外へ行く人も多く、日本とは全く違う
環境に触れることに対して、大きな不安がありましたが、現地の人々との交流を
通し、不安が次第になくなり、修学旅行を満喫することができました。
たくさんある思い出の中で強く印象に残っていることは、現地の大学生との自由
行動です。自分の英語力に自信がなく、とても不安でしたが、ある程度相手に言
葉が通じ、ジェスチャーと言葉を組み合わせることでコミュニケーションを取ること
ができました。車優先社会の交差点を横切るという危険な体験もし、私は自分
の日ごろの行動を見直させられました。
マレーシアは日本と違った価値観を持っている人が大勢で、自分からすれば
何でもないことでも、現地の人にとって重要なことかもしれません。異文化を知
り、考えることはとても大切だとこの海外修学旅行で学びました。みなさんもぜひ
海外への修学旅行で、自分にとって良い経験、思い出を作ってください。
5
海外修学旅行(現地の人々と交流)
海外修学旅行
学 園 祭(体育祭・文化祭)
Message
「 『仲間』の大切さ 」
滋賀大学 教育学部 学校教育学科 1回生
本校の学園祭(体育祭・文化祭)は中高合同で行います。
中学1年生から高校3年生までの6学年が一致団結して、
学園祭を盛り上げます。
髙橋 友樹(平成27年3月卒)
私が、河瀬高校で経験した事のなかで最も印象に残っている事は、最後
の体育祭です。私はそこで、団長という大役をさせて頂きました。団長と
は、団のリーダーとしてみんなを引っ張っていかないといけない責任の重い
役でした。なぜ、その責任の重い団長という役をやり遂げることができたか
というと、「仲間」がいたからです。成功した時は喜び合い、失敗した時は声
を掛け合い良い空気を保っていける、そのような「仲間」がいてくれたおか
げで、私は団長を自信をもってやり遂げる事ができたのだと痛感しました。
私の将来の夢は、小学校の先生になることで、学校という職場では、他
の先生という「仲間」とのチームワークが大切です。もちろん、この事はどの
社会にでも言える事です。河瀬高校は他人とのチームワークを円滑にこな
すために知るべき「仲間」の大切さを深く知る事ができる学校だ、と私は思
います。
信頼できる「仲間」がほしい!、将来のためにも「仲間」とのチームワーク
の極意を知りたい!という方は河瀬高校に入学する事をこの平成26年度
卒業生髙橋 友樹が自信をもってオススメします!
Message
「 一生の思い出 」
大阪大学 経済学部 経済・経営学科 1回生
面矢 香琳(平成27年3月卒)
河瀬高校の文化祭は二日間に渡って行われ、1日目は校内で高3の模
擬店と高1の教室展示があります。模擬店と教室展示はそれぞれの団の
テーマに沿った演出をすることが重要です。例えば、高3時、私の団は黄
団で「月と象の世界」というテーマを掲げていたので、模擬店ではそのテー
マにちなんでインド風の装飾やカレーの販売を行いました。2日目はひこね
市文化プラザで中1・中2の合唱と中3・高2の演劇があります。演劇では
演じるだけでなく、台本、衣装、照明、音響等々すべてを自分たちで計画
し、行わなければなりません。ほどんど経験したことがないことばかりで、大
変ですが、文化プラザの大きな舞台でひとつの演目を自分たちの手で作り
上げることは、この先の人生ではすることはないであろう貴重な経験である
と言えます。
文化祭は体育祭よりも準備期間が長く、話し合う機会も多いです。時に
はクラスメイトと意見の食い違いから衝突することもありました。しかし、今振
り返ると、そのような衝突を経てクラスメイトとの仲が深まり、クラスの団結
力が強まったのだと思います。
また、クラスメイトは部活に行くために準備を抜ける私に、「部活頑張って!
応援してるで!」と声をかけてくれました。そんな時、皆の優しさを感じ、河
瀬に来て、このクラスの皆に出会えて良かったと思いました。
文化祭では、本番だけでなく、準備期間に皆で過ごした日々という心に
残る思い出を得ることができます。皆さんも河瀬高校の文化祭で一生の
思い出を作ってください。
Message
「その一歩を河瀬で踏めたこと」
立命館大学 理工学部 数理科学科 1回生
山本 千秋(平成27年3月卒)
河瀬高校での3年間を振り返ると、私は何度も壁にぶつかり、挫折を味わ
い、それでもどんな時も目標に向かって行くチャレンジャーであったと思いま
す。それには河瀬高校からのサポート、~生徒の目標達成への手助け~
が大きな支えにありました。今でもふと、それらの日々を思い出します。
私は3年間執行部を務め、 最終学年では生徒会長として行事の運営を
行いました。それらの日々の中で思い出すことはいつだって、部員を大声
で叱ったこと、前日準備で学校やグラウンドを走り回ったこと、誰もが成功と
言える結果に笑顔で喜んだこと、全校生徒にありがとうと言われ号泣したこ
と。そういった自分が全力で頑張っていた瞬間ばかりです。
きっと皆さんの輝かしい未来への通過点として、河瀬高校は最高の舞台
となるでしょう。チャレンジするのは自分自身です。しかしどんな挑戦も応
援、サポートしてくれるのは、この河瀬高校の最大の魅力です。大きな夢
を持って入学してください。
6
Club Activities
〈陸上競技部〉 近畿大会出場
〈科学部〉 全国高等学校総合文化祭出場 文化連盟賞
平成 年度
部活動
主な実績
26
滋賀県児童生徒科学研究発表大会 滋賀県教育長賞
科学教育振興委員会会長賞
〈吹奏楽部〉 中部日本個人・重奏コンテスト本大会 打楽器三重奏 第2位 理事長賞
全国高等学校総合文化祭出場
滋賀県吹奏楽コンクール 金賞 〈放送部〉 NHK杯全国高校放送コンテスト出場
全国高等学校総合文化祭出場
〈美術部〉 近畿高等学校総合文化祭出場
〈陸上競技部〉〈卓球部〉〈男子バドミントン部〉 近畿大会出場
〈男子ハンドボール部〉 春季大会優秀選手 河瀬高校GK
平成 年度
日々
仲間とともに
心と体を鍛える
〈書道部〉 全日本高校・大学書道展 全日本高校・大学書道展賞
25
部活で得た力と感動は
一生の宝物
〈科学部〉 全国高等学校総合文化祭出場
滋賀県児童生徒科学研究発表大会 読売新聞社賞 最優秀深尾賞
〈吹奏楽部〉 滋賀県吹奏楽コンクール 金賞
滋賀県マーチングコンテスト 金賞 〈放送部〉 NHK杯全国高校放送コンテストテレビドキュメント部門県大会第1位 全国大会出場
創作テレビドラマ部門・アナウンス部門 全国大会出場
近畿高等学校総合文化祭 アナウンス部門 優秀賞
〈ESS部〉 ミシガンカップ滋賀県高校生英語スピーチコンテスト 第1位 滋賀県知事賞
〈陸上競技部〉 近畿大会出場
近畿高等学校駅伝競走大会出場大会出場
平成 年度
24
〈男子バドミントン部〉 近畿大会出場 〈科学部〉 滋賀県児童生徒科学研究発表大会 滋賀県教育長賞
〈吹奏楽部〉 関西吹奏楽コンクール 銀賞
関西マーチングコンテスト 銅賞
〈放送部〉 全国高等学校総合文化祭出場
NHK杯全国高校放送コンテスト出場
〈書道部〉 全国高等学校総合文化祭出場
近畿高等学校総合文化祭出場
全日本高校・大学生書道展 優秀賞
〈E.S.S.部〉 聖トマス大学創立50周年記念STU杯高校生スピーチコンテスト本大会出場
朝日大学第28回高等学校英語弁論大会本大会出場
現在活動している部活動
≪運動部≫
7
≪文化部≫
陸上競技 卓球 硬式野球 美術 書道 吹奏楽 サッカー 剣道 バドミントン 科学 放送 茶華道 女子ソフトテニス ハンドボール ホームメイキング ESS
女子バレーボール バスケットボール
文芸 写真(同好会) Message
「 新たな自分 」
「努力すれば必ず道は開ける」
Message
河瀬高等学校3年
河瀬高等学校3年
松村 拓実(稲枝中学校卒)
黒瀬 結希(野洲中学校卒)
私は小学校からバスケットボールに打ち込んできました。高校へ入学後も
私は吹奏楽部に所属しています。家族よりも部員のみんなと共に過ごす時間
迷わずバスケットボール部に入部しました。早朝練習、放課後の練習、土
の方が長いというくらい部活動が中心で、忙しくもあり充実した毎日を送っていま
日の練習試合など、一年を通じてほとんど休みがありません。筋力トレーニ
す。
ングやフォーメーションなど厳しい練習メニューが続き、気持ちが折れてしま
部長という大役を任せられた高校2年生の春から私の部活生活は大きく変わ
うことも何度かありました。
りました。部長は「吹奏楽部の顔」「河瀬高校の顔」でもあるため、当時の自分
また、2年生後半からはキャプテンに選ばれ、自分のことだけでなくチーム
は責任感と不安で押しつぶされそうになり孤独の毎日が続きました。吹奏楽部
全体をまとめていかなければならなくなりました。更に精神的な負担が大き
は部員が多いこともあり、意見や考えの違いから部員同士で衝突がありました。
くなりました。しかし、私は常に『夢』を追い求めてひたすら前に進むことを考
しかしその都度話し合いの場を設けて解決してきました。辛く苦しい分、部員が
えてきました。『どんなにつらくても必ず乗り越えられる。』自分自身にこう言
一つになったときの達成感は部活ならではの特権です。そして部活動で鍛えら
い聞かせて日々練習に励んできました。
れた精神力は私の糧です。
その結果、チームは県ベスト8に入ることができ、自分自身も優秀選手賞
私はこの部活動で一生ものの先生と仲間に出会うことができました。新たな自
をいただくことができました。私は部活動を通して、努力すれば必ず道は開
分にも出会え、これからの人生で価値あるものになると思います。
けるものだということを学びました。
「 私が得たもの 」
Message
「 出会いに感謝 」 近畿大学 法学部 法律学科 1回生
成内 駿也(平成27年3月卒)
京都女子大学 発達教育学部 児童学科 1回生
前川 由梨奈(平成27年3月卒)
Message
河瀬高校で過ごした三年間を思い返すと、様々な思い出がよみがえってきま
私が河瀬高校で過ごした時間は長いようで短く、そして密度の濃いもので
す。緊張していた入学式、初めて海外に行った修学旅行、高校最後の学園
した。特に思い出深いのは、部活動です。美術部に所属し、本当に色々な
祭。この三年間で多くの経験をすることができました。
ことを学びました。日々の制作は自分の表現したいことと己の限界との闘い
その中で僕が一番心に残っていることは、やはり部活動です。僕は陸上部の
であり、何度もくじけそうになりました。そんな時には同じ美術部の仲間や先
長距離に所属していました。友達に誘われて入部した当初は、陸上に対する
生、家族に支えてもらい、何とか乗り越えることができました。
意識がまだ低かったのですが、一年生の夏合宿を通して私の陸上に対する意
また、作品の作者同士が語り合い交流を深める活動、交流会にも重きを
識は180度変わりました。それからは競技成績も伸び、私はいつしか陸上を楽
置いて活動しました。人と話をすることは私にとって非常に緊張することでし
しいと思うようになりました。
たが、交流会を通して人と話し合うことのおもしろさや楽しさを学び、自分の
しかし、日々の練習は苦しく、くじけそうな時もありました。そんな時に僕を支え
考えや視野を広げることができました。そして、展覧会やびわこ総文の実行
てくれたのはチームメイトの存在でした。また、河瀬高校としては創立以来初め
委員としての活動は、皆と協力し合い自分たちの力でつくりあげるやりがいを
て駅伝の近畿大会に出場することもできました。あの時のチームメイトや先生と
教えてくれました。
喜び合った嬉しさは、生涯忘れることはありません。
これらの経験を高校生のうちにできたことは何ものにも代えがたい、素晴し
この三年間で僕は本当に素晴らしい経験をすることができ、最高の仲間に出
いことだと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。これからも人との交流
会うこともできました。今まで僕を支えてくれた全ての人に感謝して大学でも頑
や協力を大切に、感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきたいです。
張っていきたいと思います。
8
進路指導
Course Guidance
進路指導年間計画
1
4月
年
進路オリエンテーション
2
年
進路志望調査
3
年
進路志望調査
スタディサポート
第0期補習開始
進路志望調査
就職・公務員説明会
進路講演会
第1回就職・公務員模試
大学入試説明会
5月
適性検査
6月
次年度教育課程説明会
次年度教育課程説明会
進路学習
学部・学科説明会
第1回模擬試験(マーク)
第2回就職・公務員模試
就職ガイダンス
保護者進学説明会
7月
ほぼ全員が進学を希望
第1回校外学力テスト
第1回校外学力テスト
求人票受付
保護者懇談会
保護者懇談会
第1期補習開始
第2回模擬試験(記述)
保護者懇談会
第3回就職・公務員模試
第4回就職・公務員模試
未来を見つめ
自分自身を見つめ
そして夢の実現へ
8月
GTEC
オープンキャンパス参加
9月
就職校内選考
全統模擬試験(マーク)
第2期補習開始
指定校推薦選考
就職選考開始
センター試験出願説明会
第3回模擬試験(マーク)
10月
進路志望調査
進路志望調査
第4回模擬試験(記述)
第5回模擬試験(記述)
進路講演会
総合問題ガイダンス
11月
第2回校外学力テスト
第2回校外学力テスト
第6回模擬試験(マーク)
推薦入試
12月
保護者懇談会
保護者懇談会
第3期補習開始
進路講演会
保護者懇談会
第7回模擬試験(センタープレ)
1月
第3回校外学力テスト
第3回校外学力テスト
入試直前学習
大学入試センター試験
センター試験自己採点
私大・短大一般入試
第4期補習開始
2月
第4回校外学力テスト
私大・短大一般入試
国公立大前期試験
3月
進路ガイダンス
進路ガイダンス
スタディサポート
国公立大中期試験
国公立大後期試験
私大後期入試
Message
「 第一志望を考えるにあたって 」
同志社大学 社会学部 教育文化学科 1回生
田中 孝平(平成27年3月卒)
私は高校1年の時からある1つの大学の合格に向けて専ら勉強を続けてきました。自分
で学習計画を練って、同じ問題集を何周も繰り返し解き、理解しているつもりでいました。 高校2年の秋頃から成績もそれなりに伸びてきましたが、高校3年では思うように学力が伸
びませんでした。志望校との距離はどんどん離れ、迎えたセンター試験では思うように得
点できませんでした。センターの結果は、自分の実力不足(詰めの甘さ)を痛感させてくれ
るものとなり、様々なことを考える契機となりました。
そこで、私が気付いたことは、「憧れ」よりも「何をしたいか」で大学を選ぶことのほうが遥
かに大切だということです。わたしの志望動機の大部分が「憧れ」だったように思います。
そして、受験を終えて、「こういう選択肢もあったのか」と思うこともありました。先生や周りの
人の意見も参考に、一つの選択肢を絶対視することなく、多角的な視点で「自分のしたい
こと」を考えることも大切だと感じました。
最後に、第一志望ではなかったものの、合格を勝ち取れたのは、やはり高校1年からの
継続的な勉強のおかげだと確信しています。どうか皆さんも「自分のしたいこと」のために、
日々の勉強を大切にがんばってください。
9
過去5年間の大学別合格者数 (過年度生も含む)
《 国立大学 》
大学名
H26
《 公立大学 》
帯広畜産大学
北海道大学
山形大学
筑波大学
埼玉大学
千葉大学
新潟大学
金沢大学
福井大学
信州大学
岐阜大学
静岡大学
名古屋大学
名古屋工業大学
三重大学
滋賀大学
滋賀医科大学
京都大学
京都工芸繊維大学
大阪大学
神戸大学
鳥取大学
岡山大学
広島大学
鳴門教育大学
香川大学
愛媛大学
高知大学
国際教養大学
前橋工科大学
群馬県立女子大学
埼玉県立大学
首都大学東京
富山県立大学
金沢美術工芸大学
敦賀市立看護大学
福井県立大学
長野県看護大学
静岡文化芸術大学
岐阜薬科大学
岐阜県立看護大学
愛知県立大学
滋賀県立大学
京都市立芸術大学
大阪府立大学
大阪市立大学
兵庫県立大学
奈良県立大学
島根県立大学
県立広島大学
広島市立大学
下関市立大学
高知工科大学
高知県立大学
熊本県立大学
《 主な私立大学 》
国公立大学
H25
H24
H23
2
「 『志成』を目標に 」
1(1)
1
立命館大学 産業社会学部 現代社会学科 子ども社会専攻 1回生
田中 沙也加(平成27年3月卒)
1
1
1
私は高校の3年間で諦めずに努力し続ける事の重要さに気付きました。私は1
1
1(1)
3
1
1
1
1
1
1
1
8
1
4
3
1
2
1
も良いといえるものではなく、大学進学についても両親からはあまり期待されてい
1
2
1
2(1)
5
12(1)
2
1
1
1
2
1
1
9(1)
1
1
1(1)
1(1)
ませんでした。しかし、学校生活に慣れてきた2年生の時、徐々に成績が伸びて
きて、かつ部活での記録も良くなりました。この成長は中々上手くいかなかった1
年の時、諦めずに努力し続けたおかげだと思います。
3年になり受験の時期になった時も、この経験はとてもいかされました。長く続く
受験勉強に何度も挫けそうになる時がありましたが、1・2年の部活と勉強の両立
の継続の苦労のおかげで、最後まで諦めずに勉強を続けることができました。大
学も1年の時には想像もしていなかった進路を実現する事が出来ました。
私の高校生活は校訓でもある「志成」を目標としたものになりました。大学に行っ
てからもこの「志成」を目標として、努力をして上を目指していきたいと思います。
1
1
1
「 自分を信じて 」
1
1
1
1(1)
1
1
1
1
1
1
1
1
志望大学の決定は順調でしたが、模試の結果は不調でした。ただ僕はあくまで
本番で得点が取れれば良いと考えていたので、あまり気にしすぎずに、自分のペ
1
2
ースで自分のスタイルで勉強を続けました。
1
1
1
2
1
1
11(1)
1(1)
1
2(1)
1
1
1
1
17(1)
1(1)
2
そして、あっという間にセンター本番となり、結果は模試より大幅に上昇して何と
か目標得点を超えることに成功しました。自分の勉強スタイルに自信が持てた僕
はそのままの勢いで二次試験でも自分の力を出し切ることができ、第一志望合格
を手にすることができました。
1
1
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僕が志望大学の受験を決めたのは、3年生の夏休み前でした。受験の科目や
択で、これはその後一度も揺らぐことはありませんでした。
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小椋 敦司(平成27年3月卒)
配点、偏差値、過去問の難易度など様々な点を考慮した上でのかなり慎重な選
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岡山大学 薬学部 創薬科学科 1回生
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合格を手にするには分析や対策はもちろん大切ですが、最終的には「合格した
い、入学したい」と思う自分の心が最大の武器となるはずです。みなさんもその武
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器を手に、模試の結果や周囲の情報に惑わされず、自分の意思を貫きましょう。
そうすれば、必ず道は開くはずです。
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「 私の受験と部活 」
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岐阜大学 医学部 看護学科1回生
中村 有希(平成27年3月卒)
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私が受験というものを強く意識して勉強し始めたのは夏休みも終盤にさしかかっ
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てきた頃でした。それまでもわずかではありますが勉強はしていました。ですがそれ
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40(5)
49(6)
37(3)
44(5)
京都産業大学
京都女子大学
京都橘大学
同志社大学
佛教大学
立命館大学
龍谷大学
関西大学
近畿大学
関西学院大学
その他の私立大学
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77
13(1)
22
22(3)
85(1)
6(1)
4
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193(2)
36
6
52
7(3)
38
32(7)
87(2)
2
12
3
206(9)
98(9)
11
73
11(6)
43(1)
39(6)
80(2)
8(6)
17
58(6)
5
55
3
24(2)
22(3)
63(5)
6(1)
10(2)
2
167(8)
41(4)
2
30(2)
3(2)
42(4)
29(5)
84(4)
19
10
私立大学 合計
476(8) 481(21) 559(43) 415(27) 462(33)
合計
年から3年まで陸上部に所属していましたが、休日の練習や大会などで勉強時間
が大きく削られ、1年の初めの頃は部活と勉強の両立が出来ませんでした。成績
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H22
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179(13)
までは部活が私の生活の大半を占め、多くの時間を勉強に費やすことは決して簡
単なことではなかったのです。
このように書くと部活が時間を奪ってしまうだけのもののようですが、少なくとも私
にはそうではありませんでした。長い時間努力し続ける大切さ、仲間とぶつかりあ
いながら協力する楽しみを教えてくれたのは部活でした。そして最後まで決してあ
きらめなければおのずと結果はついてくることを教えてくれたのも部活でした。これ
らの教えは私の受験勉強においての規範となりました。
私の受験生活は3月の中旬、国公立後期試験まで続きました。周りの進路が決
まっていく中での焦り、もう投げだしてしまいたいと思ったことは数知れません。それ
でも頑張れたのは、やはり部活で得たかけがえのない経験のおかげなのでしょう。
202(12)
( )内は過年度生の内数
そしてこれからもその経験は私の人生の宝となるでしょう。
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河瀬高等学校
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