併設型中高一貫教育校 河瀬高等学校 後漢書の「有志者事竟成」より 「志有る者、事ついに成る」の意 本校の概要 本校は、普通科高校として昭和58年に開校し、進学に実績 を上げてきました。JR河瀬駅から徒歩5分という交通の便の 良い場所にあります。また、平成15年に河瀬中学校を併設 し、今年3月、中高一貫6期生が卒業しました。 本校の校訓である「志成」の言葉どおり、生徒が希望する進 路を実現できる確かな学力とたくましさを育てる「魅力と活 力ある進学校」として、未来社会に貢献できる人材の育成を 目指しています。 学習 … P3 目指す生徒像 視野を地域から世界へ広げ、 何事に対しても意欲を持って取り組める心豊かな生徒 学校行事 中高一貫教育の特色 中学1年生と高校3年生では、発達段階が大きく異なります。 中学生は高校生にあこがれ、高校生は中学生を見て初心に返り ます。お互いが切磋琢磨する雰囲気を持っています。 困ったときには校内に中学の教員がおり、学習面でも生活面で もきめ細かなサポートができます。 … P5 部活動 … P7 進路指導 … P9 学習 教育課程 ◇1年生は芸術以外全員が同じ科目を学びます。 ◇2年生はL系(文系)コース、S系(理系)コースのどちら かを選択します。 ◇3年生はL系コースで、国公立大、私大希望のどちらかを選択します。 1 年 全員 文系私大 L系(文系) S系(理系) L①系 ( ) L②系 ( ) S系(理系) 志望 文系国公立大 志望 1 2 3 基礎・基本を大切に そして発展的な学習へ 国語総合 12 13 14 15 16 17 22 23 古典B 倫理 数学Ⅰ 数学Ⅱ 数学Ⅱ 数学B 31 3 倫理 数学Ⅱ 数学演習S 数学B 体育 保健 芸術 倫理 数・理 化学 物理基礎 化学演習 化学演習 家・芸 生物演習 体育 物理・生物 コミュニケーション 英語Ⅲ 体育 物理・生物 体育 保健 体育 保健 コミュニケーション コミュニケーション 英語Ⅱ 英語Ⅱ 体育 コミュニケーション 英語Ⅲ 英語表現Ⅰ 英語表現Ⅱ 英語表現Ⅱ 家庭基礎 32 総合的な学習の時間 33 LHR 化学 数学演習L 生物基礎 27 30 数学Ⅲ 日本史・ 世界史演習 物理基礎 25 コミュニケーション 英語Ⅰ 26 29 日本史・ 世界史演習 数学Ⅲ 数学A 化学基礎 国語演習 世界史B 24 28 古典B 地理B 日本史B 20 21 現代文B 古典B 政治・経済 18 19 現代文B 古典B 10 11 現代文B 世界史A 8 9 現代文B 古典B 5 7 日々の学習の中で 「学ぶ力」を 身につけていく 現代文B 4 6 3 年 2 年 情報 情報 総合的な学習の時間 総合的な学習の時間 LHR LHR 授業風景 英語表現 英語表現Ⅱ コミュニケーション 英語Ⅲ 英語演習 英語表現Ⅲ 総合的な学習の時間 総合的な学習の時間 総合的な学習の時間 LHR LHR LHR 国際理解教育「世界の料理を作ろう」 充実した学習指導 「努力イコール無限大」 本校生のほとんどが進学を希望しています。その希望がかな えられるように基礎・基本を大切にしながら、発展的内容の 学習に力を入れています。 ◇ 週33時間授業により授業時間の確保 ◇ 少人数や習熟度別の授業編成を実施して丁寧に指導 ◇ 課題考査で自然に学習習慣と基礎力が定着 ◇ 土曜日を活用した講座(志成塾・土曜講座・サテライト講座) ◇ 進学補習(平日放課後 3年生対象)で発展的な学習 ◇ 落ち着いた雰囲気で一日をスタートできる朝読書 ◇ 公開授業や授業評価による教員の授業力向上 河瀬高等学校3年 武山 裕樹(八幡西中学校卒) 入学した当時は、「勉学」と「部活動」の両立に自信があり ませんでした。高校は中学までとは違い、勉強も難しくなり、 部活動の練習も盛んで、ついて行けるかどうか不安でした。し かしその不安は徐々に消えました。なぜなら、先生方に親切丁 寧に勉強を指導してもらうことができ、部活動においても、先 生や先輩方が厳しい中にも優しさありの精神で支えてくださっ たからです。 授業はとても充実しています。互いに切磋琢磨し、刺激を受 けることができます。土曜講座も開かれ、他校に劣らない授業 が受けられます。 今、私は河瀬高校の生徒になり、本当によかったと思ってい ます。落ち着いた環境の中で学べることや、先生にわからないと ころを質問すると親身になって教えてくださり安心できます。 何事に対しても決して「諦めない」という気持ちを忘れずに前 向きに考え、「初心忘れるべからず」の心で頑張りたいと思っ ています。 新しい設備・施設 CALL教室や特別活動室など新しい施設・設備で、いきいきと した英語学習、充実したコンピュータ学習に取り組むことが できます。 ◇ 2つのコンピュータ教室(CAI教室・CALL教室) ◇ 語学実習に適したCALL教室 ◇ 多目的な利用ができる特別活動室 国際理解教育 本校は、特色の一つとして、国際交流・海外研修に積極的に 取り組んでいます。 ◇ 海外修学旅行で現地の人々と交流 ◇ ALTを招いて生きた英語を学ぶ、「英語でハイキング」・ 「世界の料理を作ろう」等の実施 ◇ 中学・高校生海外派遣(約10日間) ◇ 海外事情有識者による講演会 ◇ 人権学習(海外修学旅行先の民族問題を学習) 「努力を重ねて」 滋賀大学 教育学部 学校教育教員養成課程1回生 田中 ちはる(平成26年3月卒) 高校生活で学んだことのすべてが受験に活きてきます。私 はそれを大学入試で実感しました。 バスケットボール部を引退するまでは毎日部活動に明け 暮れていました。しかし、部活動で疲れて帰っても、学校 の課題と小テストの勉強だけは必ずやろうと思っていまし た。一、二年生のうちにすきま時間を勉強にあてることが 身についたので三年生でも時間を有効に使えたのだと思っ ています。 部活動では貴重な経験ができました。楽しさや悔しさ、成 功や失敗をたくさん味わい、大切な仲間も作ることができま した。皆で一つの目標に向かって努力したことが、受験の時 に第一志望合格という目標に向かって努力することに繋がっ たと思います。また、今まで部活動と勉強を頑張ってきたこ とが自信となり、落ち着いて試験に臨むことができました。 「今」頑張っていることが必ず将来活きると信じて頑張って ください。 「高校生活の思い出」 滋賀県立大学 人間文化学部 国際コミュニケーション学科1回生 宮本 芽依(平成26年3月卒) 私の高校生活での思い出は、二度海外に行ったことです。 一度目は高校一年生の夏に海外派遣でオーストラリアに、二 度目は修学旅行でマレーシアに行き、生の英語に触れること ができました。幼い頃から海外に興味をもち、英語を学びた いと思っていた私にとって、とても充実した経験でした。 オーストラリアでは一週間のホームステイがあり、三人家 族の私が大家族の中で、親族総出のパーティーに参加した り、教会に行ったり、初めてづくしの刺激的な日々でした。 やはり本やテレビで見るのと実際に触れてみるのとでは全く 違い、もっとたくさんの世界を自分の目で見てみたいという 思いが膨らみました。同時に自分の英語力のなさ、積極性の なさを思い知らされ、自分の今後の課題を見つけることもで きました。今後、この経験を活かしたいと思います。 中学・高校生海外派遣(語学学校) 中学・高校生海外派遣 4 中高合同の学園祭 海外修学旅行 主な学校行事 学校行事 年間行事 〈 4月〉 入学式・対面式 部活動説明会 生徒総会 校外行事 〈 6月〉 春季総体壮行会 春季総体 ボランティア花植え 〈 7月〉 学園祭(体育祭・文化祭) 〈 9月〉 生徒会長選挙 〈11月〉 高2海外修学旅行 秋季総体・高文祭 〈12月〉 ボランティア清掃活動 〈 3月〉 卒業式 球技大会 仲間とつくり上げる 充実した高校生活 修学旅行 「地域から世界へ」を合言葉に海外修学旅行を成功させるた め、様々な事前・事後の学習が充実しています。現地の人々 との交流で生きた英語を体験できます。 「海外修学旅行で学んだこと」 河瀬高等学校3年 角田 百合菜(河瀬中学校卒) マレーシアを訪れた修学旅行。あまり慣れ親しんでいない東南アジアの国を訪 問することに、初めは不安や心配を抱えていました。しかし、いざ行ってみると 目に映るもの全てが新鮮で驚きの連続でした。食事のマナーからトイレの使い方 まで、全て現地の英語で教えて頂き、何不自由なく楽しむことができました。 特に印象に残っていることは、現地の民家へのホームヴィジットです。打ち 解けることができるか心配していましたが、簡単な英語やジェスチャーを使っ て十分にコミュニケーションをとることができました。現地の子どもたちとと ても親密になり、折り紙やサッカーをしてずっと遊んでいました。振る舞って 頂いた家庭料理も美味しく、言語や文化の壁を越えた有意義な時間を過ごすこ とができました。あまりにも充実していたため、民家から帰る際に、別れが辛 くて大号泣してしまいました。 海外への修学旅行を通して、日本とは違う文化を受け入れる寛大さや、自分 から現地の方に英語で話しかける積極性を身につけることができました。これ は日本にいては絶対に学べないことです。皆さんも河瀬でよい思い出を作って ください。 5 海外修学旅行(現地の人々と交流) 海外修学旅行 学 園 祭(体育祭・文化祭) 本校の学園祭(体育祭・文化祭)は中高合同で中学1年生から 高校3年生までの6学年が団結して、学園祭を盛り上げます。 「河瀬高校荒人 」 滋賀県職員 安田 宏人(平成26年3月卒) 河瀬高校では毎年7月に学園祭が開かれます。その学園祭 は荒人 と名付けられ、河瀬高校生徒全員で学園祭に全力で 取り組み、まさに「荒ぶる人」となり活気溢れる学園祭を作り 上げます。 荒人 では中学一年生から高校三年生までが縦割りで六団 に分かれ体育祭、文化祭での総合得点で優勝を目指し争いま す。 私は荒人 で黄色団の団長を務めました。百人を超える団 をまとめることは大変でしたが、クラスの仲間達の協力、黄 色団の後輩達の支えで最後まで務めることができました。団 員みんなで協力し作り上げる集団演技を完成させたときの達 成感はひとしおです。荒人 でできた思い出は忘れることは できないものになりました。 河瀬高校荒人 は準備期間から活気溢れる素晴らしい学園 祭です。これから河瀬高校に入学される皆さんも、ぜひ荒人 での感動を味わっていただきたいと思います。 「河瀬からもらったもの」 龍谷大学 理工学部 機械システム工学科専攻1回生 志智 健吾(平成26年3月卒) 私は、河瀬高校でたくさんのことを学び、得ることが出来 ました。その中で私が一番印象に残っているのは、三年生の 時の荒人 です。私は、団長として4クラス総勢160人の 生徒をまとめました。まず、団結して他の団に負けないよう にとみんなで話し合い、バラバラだった心を一つになるよう に努力をしました。準備期間では、意見が割れることも何回 もありましたが、その度に話し合い、絆を深めていきまし た。そして荒人 当日、私が見たのは雨の中、全校生徒が自 分の団だけでなく競技している人全員を必死に応援している 姿でした。それは、全校生徒一人一人の、素晴らしい荒人 にしようという気持ちが一つになった瞬間でした。私は他の 五人の団長と協力して、河瀬高校にいる全員に良い思い出を 残せたことがすごくうれしく、河瀬に入学して良かったと思 いました。私は、河瀬高校から校訓である志成の大切さを学 びこれからの将来に役に立てたいと思います。 「生徒会長としての学園祭」 名古屋大学 理学部1回生 上田 彩果(平成26年3月卒) 河瀬高校で最も盛り上がる行事は何といっても文化祭と体育 祭から成る荒人 です。私は生徒会長として、この荒人 を計 画、運営する立場でした。生徒全体を動かすので、計画段階か らとても大変でしたが、執行部の仲間、先生方、団長をはじめ とする生徒のみんなの協力があり、荒人 を成功させることが できました。私はこの経験を通して、仲間と協力をし、何かを 成し遂げることの大切さを身をもって感じました。 このことは執行部だけでなく、荒人 中のクラス活動でも感 じました。時にクラスの仲間とふざけあい、時に真面目に荒人 の準備をしたことはとても楽しく、完成した時には達成感と 充実感で満ち溢れました。 本番では、文化祭も体育祭も準備期間にしてきたことを出し 切るだけでなく、競技を応援したり、他のクラスや学年の出し 物を見たりと学校全体が一体となって荒人 を楽しみます。 ぜひ、みなさんも河瀬高校の荒人 で充実感と一生の思い出 を手に入れてみませんか。 6 〈陸上競技部〉 近畿大会出場 〈男子ハンドボール部〉 春季大会優秀選手 河瀬高校GK 平成 年度 部活動 主な実績 25 〈卓球部〉 近畿大会出場 〈男子バトミントン部〉 近畿大会出場 〈放送部〉 NHK杯全国高校放送コンテスト 県大会 ドキュメント部門 第1位 制作テレビドラマ部門 全国大会出場 近畿高等学校総合文化祭 アナウンス部門 優秀賞 〈ESS部〉 ミシガンカップ滋賀県高校生英語スピーチコンテスト 第1位 滋賀県知事賞受賞 〈吹奏楽部〉 滋賀県吹奏楽コンクール 金賞受賞 滋賀県マーチングコンテスト 金賞受賞 〈科学部〉 全国高等学校総合文化祭出場 部活で得た力と仲間は 一生の宝物 〈陸上競技部〉 近畿大会出場 平成 年度 日々 仲間とともに 心と体を鍛える 滋賀県児童生徒科学研究発表大会 読売新聞社賞受賞 最優秀深尾賞 24 近畿高等学校駅伝競走大会出場大会出場 〈男子バドミントン部 > 近畿大会出場 〈科学部〉 滋賀県児童生徒科学研究発表大会 滋賀県教育長賞 〈吹奏楽部〉 関西吹奏楽コンクール 銀賞 関西マーチングコンテスト 銅賞 〈放送部〉 全国高等学校総合文化祭出場 NHK杯全国高校放送コンテスト出場 〈書道部〉 全国高等学校総合文化祭出場 近畿高等学校総合文化祭出場 全日本高校・大学生書道展 優秀賞 〈ESS部〉 聖トマス大学創立50周年記念STU杯高校生スピーチコンテスト本大会出場 朝日大学第28回高等学校英語弁論大会本大会出場 平成 年度 23 〈卓球部〉 近畿大会出場(女子団体・女子ダブルス) 〈陸上競技部〉 近畿大会出場 〈科学部〉 近畿高等学校総合文化祭出場 滋賀県児童生徒科学研究発表大会 読売新聞社賞 〈吹奏楽部〉 中部日本吹奏楽コンクール 準優勝 関西マーチングコンテスト 銀賞 滋賀県吹奏楽コンクール 金賞 〈放送部〉 全国高等学校総合文化祭出場 NHK杯全国高校放送コンテスト出場 近畿高等学校総合文化祭出場 〈書道部〉 大東文化大学 全国書道展 審査員奨励賞 現在活動している部活動 ≪運動部≫ 7 ≪文化部≫ 陸上競技 卓球 硬式野球 文芸 吹奏楽 美術 サッカー 剣道 バドミントン 書道 ESS 科学 女子ソフトテニス ハンドボール 放送 茶華道 女子バレーボール バスケットボール ホームメイキング 写真(同好会) 「野球を通して」 「部活動で学んだこと」 河瀬高等学校3年 河瀬高等学校3年 山路 祥太(能登川中学校卒) 私は硬式野球部に所属しています。自分が主将になったことをき っかけに野球に対する見方が大きく変わりました。それまで思いっ きり野球をしているだけであった自分が、チームのことを一番に考 えて野球をするようになりました。初めは、自分が先頭に立って、 一生懸命練習していれば、ムードが変わっていくと考えていまし た。しかし、そう簡単にはいきませんでした。私は個性豊かな部員 の一人一人の気持ちになって声をかけることが大切だと考えて、仲 間と何度も話し合いました。 時にはぶつかることもありましたが、私は野球を通して様々なこ とを学び、自分の内面も成長できたと思っています。集団を一つに まとめる難しさ、仲間を信じることの大切さ、野球ができることへ の感謝といった、教室だけの勉強では学べない一生で一番大切なこ とを教えてもらいました。 西尾 彩花(河瀬中学校卒) 私は女子バスケットボール部に所属しています。高校生活は、常に 部活動のことを考えている状態でした。平日も休日も夜遅くまで練習 をしていました。そのときに、部員との考えの違いでぶつかり合い、 顧問の先生との意見の食い違いがあって、チームの中心として今自分 がすべきことは何なのかがわからなくなり、孤独を感じた時期があり ました。チームをまとめるということは、まずは自分に課せられた役 割をやりきることと、仲間の努力と成功と失敗を見逃さないことだと 学びました。 試合では思うように結果が出せず、部員と共に泣いて話し合ったこ と、チームで練習してきたプレーが出せて仲間と笑顔でハイタッチを して喜んだこと、全てが私自身を成長させてくれました。大会でチー ム全員一丸となって結果を出せたときの喜びは一生忘れません。 私はこの部活動で、素敵な先生と仲間に出会えました。高校三年間 のバスケット生活は、私にとってかけがえのない宝物です。 「河瀬高校で学んだこと」 京都外国語大学 外国語学科 英米科1回生 山田 美里(平成26年3月卒) 「部活動と学習」 河瀬高校での三年間は心に残る思い出がたくさんあります。私は 北海道大学 薬学部1回生 運動が得意ではないのですが、バトミントン部に入部して、そこで 藤居 晃一(平成26年3月卒) 「努力をすればいつかは実を結ぶ」ということを学びました。 当初はできないことばかりで、辛いと思うこともありました。し かし、何度も挑戦したり、先輩のアドバイスを受けて、少しずつで きるようになり、部活が楽しくなっていきました。 部活と勉強の両立は大変でしたが、部活で疲れたときも「せめて これだけは」と決めたことは勉強し、わからないところはすぐに先 生に質問して解決するように心がけました。 受験勉強でも、わからないところを先生に質問しにいったり、学 校の補習を活用したりして、少しずつ努力を続けました。模試の判 定でくじけそうなときもありましたが、最後まで頑張って本当によ かったと思います。 これからも「努力をすればいつかは実を結ぶ」ということを胸 に、困難に立ち向かって頑張っていきたいと思います。 私は河瀬中学から六年間、科学部に所属していました。高校の時は 部長を務め、毎日活動してしました。その結果、三年生の夏には全国 高等学校総合文化祭に出場することができました。六年間を通しての 活動は大変貴重な経験となり、多くのことを学びました。 三年生の夏まで部活動をしていたため、受験勉強に専念し始めた時 期は他の人達よりも遅くなってしまいました。しかし、部活動に打ち 込んだ日々は価値あるものでした。科学的な物の見方や、データの処 理や考察をする力を身につけることができました。生物の入試問題の 考察問題に強くなり、生物を武器に入試に挑むこともできました。ま た、みんなで協力して研究をすすめた経験は大学でも役立つと思って います。 振り返ってみると、部活動を通して大切な事をたくさん学ぶことが できたと感じています。六年間、部活動を続けて本当によかったと思 っています。 8 進路指導 進路指導年間計画 1 4月 年 2 進路オリエンテーション 年 3 進路志望調査 進路志望調査 スタディサポート 第0期補習開始 進路志望調査 就職・公務員説明会 第1回就職・公務員模試 5月 6月 次年度教育課程説明会 年 進路講演会 大学入試説明会 次年度教育課程説明会 進路学習 就職ガイダンス 学部・学科説明会 第1回模擬試験(マーク) 保護者進学説明会 第2回就職・公務員模試 7月 第1回校外学力テスト 第1回校外学力テスト 第2回模擬試験(記述) 第3回就職・公務員模試 保護者懇談会 保護者懇談会 第1期補習開始 保護者懇談会 小論文・面接ガイダンス オープンキャンパス参加 8月 就職校内選考 第4回就職・公務員模試 全統模擬試験(マーク) 9月 ほぼ全員が進学を希望 10月 学部・学科調べ 進路志望調査 未来を見つめ 自分自身を見つめ そして夢の実現へ センター試験出願説明会 指定校推薦選考 第3回模擬試験(マーク) 小論文・面接ガイダンス 看護医療系模試 第4回模擬試験(記述) 進路志望調査 第5回模擬試験(記述) 進路講演会 11月 第2期補習開始 第2回校外学力テスト 第2回校外学力テスト 第6回模擬試験(マーク) 第7回模擬試験(センタープレ) 推薦入試 12月 1月 保護者懇談会 保護者懇談会 第3回校外学力テスト 第3期補習開始 進路講演会 保護者懇談会 第3回校外学力テスト 入試直前学習 私大・短大一般入試 大学入試センター試験 第4期補習開始 センター試験自己採点 2月 3月 職業別ガイダンス 進路ガイダンス スタディサポート 大学・学部調べ 私大・短大一般入試 第4回校外学力テスト 国公立大前期試験 進路ガイダンス 国公立大中期試験 私大・短大後期入試 国公立大後期試験 「努力はいずれ自分に返ってくる」 大阪市立大学 商学部 商学科1回生 松井 彩花(平成26年3月卒) 私の志望校は今の進学先とは違います。しかし、受験勉強を通して、自分が 成長できたと思っているので後悔はしていません。 一年間の長い受験勉強は辛いこともありましたが、自分ができることが増え ていく喜びがとても大きかったです。勉強を楽しいと思うのは難しいですが、 自分の中に吸収する楽しさを忘れてはいけないと思います。この考え方は勉強 以外にも通じるはずです。 また、自分が多くの人に支えられていることに改めて気づくことができまし た。友人たちと勉強しながら、教え合ったり励まし合ったりしたことで、絆が より深まりました。そして、私の意見を最大限に尊重してくださった先生方 や、最後まで応援してくれた両親にはとても感謝しています。 大学でやりたいことやその先でやりたいことをしっかり見据えて進学先を決 めてください。 「なりたい職業と進学」 滋賀大学 教育学部 学校教育教員養成課程1回生 岸 清子(平成26年3月卒) 私は家族から大学に進学することを反対されていました。しかし、将来なりた い職業につくには、どうしても大学に進学しなくてはなりませんでした。そこで 私は奨学金を借りて、学費の安い国公立大学へ進学することを決めました。 三年生から本格的に受験勉強を始め、朝一時間早く登校して勉強し、放課後 は学校の自習室を利用し、家に帰ってからも勉強しました。その様子を見て、 家族は私を応援してくれるようになりました。 周りには塾に通う人が増え、私も行きたいと思ったこともありましたが、私 を応援してくれる家族に迷惑をかけたくないと思い、塾に通わず自分で勉強し ました。 補習でわからないところは先生に聞き、苦手な教科は友達の勉強法を教えて もらい、苦手から得意に変えようと必死に努力しました。そして第一志望に合 格することができました。つらく苦しかったですが、諦めず、最後まで努力し て本当によかったです。 9 過去5年間の大学別合格者数(過年度生も含む) H25 ︽ 公立大学 ︾ 国公立大学 合計 H24 H23 2 1 1(1) 1(1) 1 4 3 1 2 1 1 1 1 1 1 11(1) 1(1) 1 2(1) 1 1 1 40(5) 1(1) 1 1 1 1 2(1) 1 5 1 1 1 1 1(1) 1 1 1 1 1 1 1 1 1 17(1) 1(1) 2 1(1) 1 49(6) 1(1) 1 1 1 1(1) 12(1) 2 1 1 1 12 1 1 1 37(3) H22 H21 1 1 1(1) 3(1) 2 1 1 1 5 1 1 1 1 1 1 2 1 1 9(1) 1 1 1(1) 1(1) 1 1 1 2 1 14(1) 1(1) 1 1 1 1 44(5) ︽ 主な私立大学 ︾ ︽ 国立大学 ︾ 大学名 北見工業大学 帯広畜産大学 北海道大学 弘前大学 東北大学 山形大学 筑波大学 埼玉大学 千葉大学 新潟大学 富山大学 金沢大学 福井大学 信州大学 岐阜大学 静岡大学 名古屋大学 名古屋工業大学 三重大学 滋賀大学 滋賀医科大学 京都大学 京都工芸繊維大学 大阪大学 神戸大学 鳥取大学 広島大学 山口大学 鳴門教育大学 香川大学 愛媛大学 高知大学 国際教養大学 前橋工科大学 埼玉県立大学 首都大学東京 富山県立大学 福井県立大学 長野県看護大学 静岡文化芸術大学 岐阜薬科大学 岐阜県立看護大学 愛知県立大学 滋賀県立大学 京都市立芸術大学 大阪府立大学 大阪市立大学 兵庫県立大学 奈良県立大学 島根県立大学 県立広島大学 広島市立大学 下関市立大学 高知工科大学 高知県立大学 北九州市立大学 大学名 京都産業大学 京都女子大学 京都橘大学 同志社大学 佛教大学 立命館大学 龍谷大学 関西大学 近畿大学 関西学院大学 その他の私立大学 私立大学 合計 H25 H24 H23 H22 H21 36 6 52 7(3) 38 32(7) 87(2) 2 12 3 206(9) 98(9) 11 73 11(6) 43(1) 39(6) 80(2) 8(6) 17 58(6) 5 55 3 24(2) 22(3) 63(5) 6(1) 10(2) 2 167(8) 41(4) 2 30(2) 3(2) 42(4) 29(5) 84(4) 19 10 44 4(1) 43 10(5) 38 19(6) 74(5) 6(2) 19(4) 2(1) 196(6) 179(13) 202(12) 481(21) 559(43) 415(27) 462(33) 455(30) ( )内は過年度生の内数 「努力はいずれ自分に返ってくる」 富山県立大学 工学部 情報システム工学科1回生 山本 和司(平成26年3月卒) 僕が真剣に進路先を考え始めたのは二年生の頃でした。夏休みに オープンキャンパスに行き、ここに進学しよう決めました。本格的 に受験勉強を始めたのは部活動を引退してからでした。苦手科目の 成績が伸びず辛い思いをしましたが、あきらめずにがんばったか ら、今の自分がいると思います。 よく受験生は後半から伸びると言いますが、当然、何もやってい なかった人が伸びるわけがありません。コツコツと努力をしてきた 人が伸びるのだと思います。だから一日一日を大切にしてくださ 14 1(1) 1 2 1 39(3) い。努力はいずれ自分に返ってきます。 僕の勉強方法は最初に得意な科目をして集中し、徐々に苦手な科 目をするという方法でした。解けない問題は先生が丁寧にわかりや すく教えてくださいました。 受験を通して人間としても成長できました。この一年で得たたく さんのものを今後の生活で活かしていきたいです。 「私の受験勉強」 立命館大学 経済学部 経済学科1回生 安田 照章(平成26年3月卒) 僕は二年生までは自分自身の進路について深く考えず、勉強もい い加減にしていました。三年生になり、クラス全員が進路を意識し 始めて、様子が変わっていくのを感じていました。その中で引退間 近の部活動で忙しくなり、苛立ちや焦りも感じていました。 三年生最初の定期試験では、やる気を出して、見事クラス一位を とることができました。それが自信となり、夏休みは毎日十時間以 上勉強をやり抜くことができ、九月の模試では大幅に点数が伸びま した。そのまま努力を続け、センター試験でも模試通りの得点が出 せ、第一志望校に出願することができました。 最終的には第二志望の大学に行くことになりましたが、一年間、 あきらめることなく頑張ってきた結果なので後悔はありません。今 思い返すと、よくあれだけ勉強できたなと思います。この一年間努 力し続けた自分に自信を持ち、この経験を糧に、いろんなことに挑 戦していきたいと思います。 10
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