3 地域移行の推進 入所施設や精神科病院などに入所・入院中 - 神戸市

資料
3
6
地域移行の推進
入所施設や精神科病院などに入所・入院中の障害者が地域へと移行し、地域社会の
中で自立した豊かな生活を営むことができるよう、地域移行支援に取り組んでいる。
障害者の地域移行を進め、地域生活の定着を図るためには、①地域移行そのものを
進める施策、②住まいの確保、③地域生活の定着支援、の三つの側面から支援が必要
であり、同時に、これらを可能とする、地域生活支援のネットワークづくりなど、地
域での支援体制の充実を図る必要がある⇒参考資料1
⑴
地域移行の促進
① 神戸市地域移行支援事業
入所・入院中の障害者の地域移行を推進する施設・病院側の取り組みを支援
する。平成 19 年度から 21 年度まで地域移行支援員(ライフコーチ)事業をモ
デル事業し、この成果をもとに全施設・病院での取り組みを期して事業を見直
し、平成 22 年度から神戸市地域移行支援事業を全市展開⇒参考資料2
②
地域生活チャレンジ事業
平成19年度に実施した国の調査研究事業に基づき、20 年度から、障害者
地域生活支援センターを中心に、移行後の生活を支える地域づくりを含めた地
域移行プログラムをモデル実施。平成 22 年度から2区で展開⇒参考資料3
・地域支援コーディネーター配置
・神戸市体験型グループホーム事業
・まちづくり支援事業
③
精神障害者地域移行支援事業
県からの委託を受けた市内3箇所の指定相談支援事業所に配置された地域
移行推進員が、精神科病院の PSW 等との連携を図りつつ、精神障害者の退院
に向けた支援(支援計画の作成、外出や手続への同行、施設体験入所等)を実
施。神戸市(こころの健康センター)は、地域体制整備コーディネーターとし
て圏域内調整や委託事業所をバックアップ⇒参考資料4
(2) 住まいの場の確保⇒参考資料5
① グループホーム・ケアホームの整備支援
② 公営住宅への入居促進
③ 居住サポート事業
1
資料
6
(3) 地域生活定着支援
① 地域生活支援センターを中心とする地域の相談支援体制の充実⇒参考資料
6
・ 緊急対応(24時間対応)
・ 重度障害者等へのアウトリーチによる相談支援
・ 知的障害者等に対するケアマネジメント体制の確立
・ 視力障害者、聴覚障害者等への情報保障
・ 精神障がい者への相談支援⇒参考資料7
② サービス基盤の充実
・ 地域生活を支えるサービス基盤の確立
○ 自立と社会参加を実現できる日中活動の場の確保
(精神障害者等の居場所としての役割を担う障害者地域活動支援
センターの拡充など)⇒参考資料8
○ 重度障害者等の在宅生活を支える訪問サービスの充実
○ 地域リハビリテーション体制の充実
○入所施設の役割の見直しと再評価⇒参考資料9
③
○ 医療的ケアの充実
○ 精神障害者の緊急時医療体制の充実⇒参考資料 10
・ 日常生活を支え、多様な体験が可能となる移動支援の充実⇒参考資料
11
就労の推進(就労推進に向けた支援へ)
⑷
地域でのネットワークによる支援体制
① 地域住民の理解・啓発の推進→地域生活チャレンジ事業(まちづくり支援)
② 地域自立支援協議会を核とする支援体制の整備、社会資源の開発
③ 地域の拠点や福祉人材の活用(地域福祉センターやふれあいのまちづくり協
議会の活用)
④ 防災・見守り体制の確保⇒災害時の要援護者支援等
2
参考資料
1
地域移行の数値目標
1 入所施設:平成 17 年 10 月の入所者 1,330 について平成 23 年度までに 133 人以上
H22 年 6 月神戸市調査
移行先
移行時期
自宅
グループホーム
ケアホーム
他の入所施設
計
病院
(入院)
死亡
福祉ホーム
不明
H17 年 10 月~
6
5
5
5
4
0
0
25
H18 年度
12
6
7
7
12
2
0
46
H19 年度
10
17
16
9
13
0
0
65
H20 年度
13
13
8
11
17
0
0
62
H21 年度
6
13
10
10
21
1
0
61
合計
47
54
46
42
67
3
0
259
2
精神科病院:平成 18 年 6 月の入院者のうち退院可能な者について平成 23 年度までに 508 人以上
H21 年 9 月兵庫県調査
地域移行
病状悪化・死亡
計
H18 年 6 月~20 年 6 月
125
29
154
H20 年 7 月~21 年 6 月
36
0
36
161
29
190
計
参考資料2
神戸市地域移行支援事業について
1
背景と現状
⑴
平成 15 年度からの国の障害者福祉施策の視点が、施設・病院で介護するのではなく、地
域で自立した生活を営むために、地域で障害者を支えるサービス提供へと変化した。
(2)
障害者入所施設や精神科病院では長期入所や社会的入院が常態化していた。
(3)
神戸市では、平成 18 年度から、障害者が施設や病院から円滑に地域へ移行し、自立した
生活を営むことができるよう、神戸市障害者福祉計画にも目標値を置き、地域移行の推進
に取り組んできた。
障害福祉計画における平成 23 年度目標数値
2
・ 入所施設からの移行
133 人以上
・ 精神科病院からの移行
508 人以上
これまでの地域移行の取り組み-地域生活支援員(ライフコーチ)事業のモデル実施
平成 19 年度から21年度まで、障害者入所施設・精神科病院に人件費的な補助を行い、
ライフコーチを配置、入所・入院中の障害者に地域生活への移行に向けた生活訓練等の支援
を行うモデル事業を実施し、5施設・病院で 57 人を対象に事業を実施し、内 37 人が地域移
行を果たした。
・1 施設
3
350 万円/年
平成22年度からの展開-神戸市地域移行支援事業
平成 19 年度からモデル事業として実施してきたライフコーチ事業を本格実施する。これ
までの成果を踏まえ、移行実績と地域での定着支援に重点を置いた補助制度として再編し、
障害者の地域移行を全市的に推進する。
具体的には、22年7月より、「神戸市地域移行支援事業」を実施する。概要は以下のと
おり。
⑴
概要
障害者の地域移行を促進するため、障害者入所施設及び精神科病院事業者が、社会的長期
入所・入院状態の人に対して、地域へ移行するための支援計画を作成し、地域生活を営むた
めに必要な訓練を行い、移行後一定の定着支援を行う場合に、実績に応じて補助を行う。
⑵
内容
①
対象施設・病院
神戸市内の障害者入所支援施設、療養介護施設、旧法身体障害者入所施設、旧法知的障
害者入所施設及び精神科病院(国公立及びこれに準ずるものを除く)
②
移行支援の対象となる障害者
イ
神戸市内から入所・入院し、地域移行後は神戸市内に居住する者(他施設・他病院
1
への施設移動や転院は除く)
ロ
6 か月以上入所している身体障害者・知的障害者
ハ
1 年以上入院している精神障害者
ニ
原則として、従前に神戸市地域移行支援事業の対象となったものを除く
③
補助(上限25万円)
イ
移行計画策定から訓練実施し1年以内に移行
※
ロ
④
130千円
計画・訓練を経て1年以内に移行できなかった場合
移行後定着支援
30千円
1ヶ月20千円×支援月数(最長6か月)120千円
補助要件等概要
イ
計画策定
移行支援を行う入所者・入院患者を選考スケールにより、意欲・適性などを十分検
討のうえ選び、個々に移行支援計画を策定
ロ
移行に向けた訓練の実施
地域移行に必要な生活訓練等を実施し、1年以内での移行につなげる。
ハ
移行後定着支援
移行後の定着を図るため、6か月程度見守る。月1回以上は安否確認や相談支援を行
う。
2
障害者の地域移行・地域生活支援
地 域
施設・病院内
「施設・病院から
地域へ」
参考資料2
~地域で
地域移行支援事業
安心して生活できる~
【施設・病院のライフ
コーチ】
移行支援計画
生活訓練
定着支援
(フォローアップ)
連携
【地域生活支援センターの
体験型グ
ループホー
ムによる生
活体験
すまいの
確保」
地域の支援体制の整備
・地域の啓発
・地域のケアネットワークづくり
・ボランティアの育成・活動の振興など
地域支援コーディネーター】
地域生活チャレンジ事業
地域生活の
「体験から定
着の後も」
グループホー
ム等整備支援
地域生活支援センターへ地域支援コーディネーターの配置
参考資料 3
(たにがみ、たまつあけぼの小規模センター計2箇所)
体験型グループホーム
社会参加促進事業(親亡き後)
施設・病院
トライアル・体験
体験場所(GH,CH)
などの事業所
地域
地域生活支援C
地域支援コーディネーター
365日生活全般
支援します
頼る場
移行
家族
住む場
施設/病院、
ライフコーチ、他機関と
の
協力・連携・分担
福祉制度の利用調整は
…支援Cのコーディネーター
地域の啓蒙・連携は
…区自立支援協議会
と協力・連携・分担
働く場
憩う場
地域で暮らす(地域生活)を支援する地域支援コーディネーター
参考資料
4
兵庫県精神障害者地域移行支援事業について
受入条件が整えば退院可能な精神障害者の退院を目指すため、精神科病院に入院
している精神障害者に対して退院訓練を行うとともに、関係機関の支援体制の充実
を図り、精神障害者の円滑な地域移行を行うことを目的とした事業。
神戸市内では、3ヶ所の指定相談支援事業所に委託している。
事業を円滑に進めるため、地域体制整備コーディネーター(神戸市:こころの健
康センター)が、調整や委託事業所のバックアップを行っている。
1. 委託先 (市内 3 ヶ所)
みかげ障害者地域生活支援センター
地域活動支援センターヨハネ
にし障害者地域生活支援センター
2. 事業内容
(1)個別支援
委託事業所に配置する地域移行推進員が、精神科病院の PSW 等と連携を
図りつつ、対象者の方の退院に向けた支援(支援計画の作成、外出時の同
行、施設体験入所等)を行う。
(2)地域生活報告会
長期入院体験者が地域移行推進員とともに、精神科病院に出向き、入院中
の方々に対し地域生活の具体的なイメージづくりのための講話などを行う。
(3)地域住民への啓発
地域において精神障害に関する理解促進のための普及啓発を行う。
(4)協議会の開催
支援体制づくりのための調整や事業評価を行うための協議会を圏域毎に
開催する。
3.実績 (神戸市分)
年度
16 年度
17 年度
18 年度
19 年度
20 年度
21 年度
対象者数
20 人
16 人
15 人
16 人
22 人
24 人
退院者数
10 人
6人
4人
3人
2人
4人
兵庫県精神障害者地域移行支援事業の実施体制
参考資料4
協議会(圏域ごとに設置)
【県障害福祉課】
地
【協力医療機関】
全県レベルでの精神科病院への働きかけ
・対象者の推薦
・院内調整等
域
地域移行推進員による
で
退院訓練
・企画立案
委
22
託
年度
・全県レベルでの周知
10
事業
・地域生活支援体制の整備
者
退 院
の
【指定相談支援事業者】
個別支援
・体験利用の
受入 等
体制整備
ら
指導・支援
連携
精神保健福祉C
市町
※既存の協議会の活用も可
精神障害
者相談員
・福祉サービスの調整
・地域体制整備 等
・助言・指導
・全県レベルでの研修開催等
地域体制整備コーディネーター
健康福祉事務所
神戸市はこころの健康C、中核市は保健所
・委託事業所バックアップ
・地域体制整備 等
し
県・市町
自立支援協議会
【サービス
事業者等】
暮
・個別支援計画の作成、対象者のケアマネジメント
・退院に向けての生活訓練等直接支援
・個別支援会議の開催
・協議会の開催
・地域生活報告会の開催
神戸市障害者施策推進協議会(22.7.8)追加資料
障害保健福祉関係主管課長会議資料(平成21年3月12日開催)
精神障害者地域移行支援特別対策事業の実績
実施自治体数
事業対象者数(人)
退院者数(人)
平成15年度
16(含指定都市1)
226
72
平成16年度
28(含指定都市3)
478
149
平成17年度
29(含指定都市5)
612
258
平成18年度
26都道府県
786
261
平成19年度
42都道府県
1,508
544
平成20年度見込み
45都道府県
2,037
726
※平成15年度から平成17年度まではモデル事業、平成18年度~平成19年度までは、精神障害者退院促進支援事業として実施。
※退院者数については、当該年度内に退院した者の数であり、年度を越えて退院した者の数は、含まれていない。
参考資料5
障害者の地域における住まいの確保について
1
グループホーム・ケアホームの整備促進
⑴
趣旨
障害者が施設・病院を出て、地域生活を送るためには、さまざまな支援が必要だが、特に、
住まいの確保は重要である。
地域での自立した生活を目指し、段階的に地域移行を進めるために、地域移行の受け皿と
してグループホーム・ケアホームが必要とされており、神戸市においても、整備を促進する
ため、各種支援を実施している。
(2)
グループホーム・ケアホームの整備状況
①
現
状
・
市内83箇所(定員
380人)
・
21 年度中
11 ヶ所増
・
22 年度中
10 ヶ所以上を予定(6月末2箇所)
グループホーム・ケアホーム各区別内訳(22 年4月1日現在)
指定事業所数
共同生活介護 共同生活援助 実事業所数
(ケアホーム) (グループホーム)
住居数
定員数
東灘区
2
2
2
2
8
灘区
2
2
2
2
9
中央区
西区
2
2
12
4
2
3
11
3
3
12
4
1
3
12
3
3
12
4
2
3
14
3
3
30
5
3
5
30
14
15
128
25
9
20
152
合計
40
42
45
83
380
兵庫区
北区
長田区
須磨区
垂水区
※北区の住居数の内2住居(定員4人×2)は、三田市に所在する。
※西区の住居数の内2住居(定員4人×2)は、明石市に所在する。
1
開設年度別グループホーム開設箇所数(平成 22 年6月現在)
開設年度
元
2
3
4
5
6
7
8
9
10
1
1
2
2
1
1
1
6
2
3
11※
12
13
14
15
16
17
18
19
20
0
1
3
10
6
4
4
1
9
11
16
16
4
43
36
箇所数
開設年度
箇所数
定員数
②
開設年度
21
計
箇所数
11
80
定員数
54
整備支援
整備を促進するため、借り上げの初期経費補助や必要なバリアフリー工事補助、消防設
備の整備への補助に加えて入居者が共同使用する冷蔵庫などの備品購入補助を行う。
・ 初期経費補助
⑶
133 千円/1 人を上限
・ バリアフリー工事補
2,000 千円を上限
・ 消防設備整備補助
2,000 千円を上限
・ 共用備品購入補助
300 千円を上限
・ 緊急通報装置設置補助
100 千円を上限
課題
設置に当たっては、地域住民の理解が得られず調整が難航する場合もあり、啓発事業や地
域との交流などを促進していく必要がある。
2
公営住宅への入居促進
⑴
公営住宅(市営・県営等)の入居募集の際、中度以上の障害者(身体障害者 1~4 級、
精神障害者保健福祉手帳 1 級または 2 級、療育手帳 A または B1、障害年金 1 級また
は 2 級)の方がいる世帯については優先枠対象者としている。
※
優先倍率を設定
区分
一般申込 者
⑵
0~4回落選者 5~9回落選者 10回以上落選者
1個(1倍)
3個(3倍)
4個(4倍)
優先枠対 象 者 2個(2倍)
5個(5倍)
6個(6倍)
公営住宅の空家の活用によるグループホーム・ケアホーム設置や大規模な公営住宅立替時
の障害者支援機能を盛り込むことなどについて、住宅担当部門と連携して検討していく。
なお、兵庫県では平成 20 年度から「県営住宅を活用したグループホーム・ケアホーム事
業」を実施している。
2
①
市営住宅を活用した例
市内3箇所4施設(合計定員16人/北区桜ノ宮、西大池、西区押部谷)
②
県営住宅を活用した例
市内2箇所2施設(合計定員6人/須磨区白川台、西区玉津王塚高層)
3
居住サポート事業の実施
施設・病院から地域移行する障害者のために、平成 20 年度から、地域での住まいの確保
に関するさまざまな相談支援を市内 14 ヶ所の障害者地域生活支援センターで実施。
・8500 円/件
3
地域生活支援センター
参考資料 6
~地域で暮らす(地域生活)を支援する~
施設・病院
職員
施設・病院
地域生活支援C
グループホーム
等の世話人
地域生活における相談
福祉制度の利用調整
24H365日緊急対応など
…障害者地域生活支援センター
地域の啓蒙・連携、
社会資源の開発など
…区自立支援協議会
住む場
頼る場
地 域
働く場
ホームヘルパー
憩う場
就労支援機関
日中活動系
事業所
GH,CH
本人
家族・介護者
参 考 資料 7
神戸市こころの健康センターについて
「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」(精神保健福祉法)に基づく、精神保健と精神
障害者福祉に係る技術的中核機関としての「精神保健福祉センター」であるとともに、本市
の精神保健福祉施策を企画立案する主管課業務の実施を通して、市民のこころの健康づくり
を推進。
・平成 13 年4月開設(兵庫区駅南通 5 健康ライフプラザ 3F)
・職員数 13 名:所長(精神科医)、副所長、主査2名、精神保健福祉相談員6名、事務職員3名
1「精神保健福祉センター」とは(精神保健福祉法第6条)
・各都道府県と政令指定都市に必置(全国68ヶ所)
・精神保健及び精神障害者の福祉に関する総合的技術センター
・地域精神保健福祉活動の中核機関
①精神保健福祉に関する知識の普及、調査研究、複雑困難な相談指導
②精神医療審査会の事務局の役割
③精神障害者保健福祉手帳の交付の際の判定
④自立支援医療費(精神通院)の支給認定のうち、専門的な知識・技術を要するもの
2 主な業務
(1) 精神保健福祉センター業務
①普及啓発(こころの健康フェスタ講演会、家族セミナー、うつ病セミナーの開催 等)
②教育研修(精神保健福祉従事者研修、就労支援研修、研修医の受け入れ 等)
③技術指導・技術援助・企画立案・調査研究
(各区の精神保健福祉相談員事例検討会等の開催、複雑・困難事例を対象とした区・関係機
関等への助言、調査研究 等)
④精神保健福祉相談
(こころの健康電話相談、思春期専門相談、薬物関連医療相談の実施。区においても精神保
健福祉相談、精神科嘱託医による相談を実施)
⑤組織育成 (精神障害者家族会、断酒会による普及啓発事業への支援・連携、助言 等)
⑥精神医療審査会 (精神科病院からの各種届出、入院者からの退院請求等を審査)
⑦精神障害者保健福祉手帳、自立支援医療費(精神通院)の判定
(2) 精神保健福祉主管課業務
⑧精神科病院への措置入院・精神科救急体制の運営
⑨精神科病院への実地指導
⑩自立支援医療費(精神通院)、自立支援給付(福祉サービス)の支給認定と受給者証、精
神障害者保健福祉手帳の交付
⑪自立支援指定医療機関の指定
⑫身体合併症対策 (西市民病院と連携)
⑬徘徊老人緊急保護(市内5カ所の高齢者介護支援センターへ委託)
⑭認知症疾患医療センターの運営委託(神戸大学医学部附属病院へ委託)
⑮精神障害者社会適応訓練
【参考資料8追加】
障害福祉計画目標数値及び進捗状況
種 類
平成21年度目標値 A
達成状況 B 達成率(B/A)
1,790 人数
2,036 人数 113.74 %
平成22年度目標値 平成23年度目標値
(訪問系サービス)
居宅介護
重度訪問介護
行動援護
重度障害者等包括支援
1,850 人数
1,910 人数
78,230 時間 86,159 時間 110.13 % 80,890 時間 83,640 時間
(日中活動系サービス)
生活介護
自立訓練(機能訓練)
自立訓練(生活訓練)
就労移行支援
就労継続支援A型
就労継続支援B型
療養介護
児童ディサービス
短期入所
1,690 人数
1,942 人数 114.91 %
2,080 人数
2,300 人数
30,350 日数 37,411 日数 123.26 % 37,450 日数 41,390 日数
64 人数
38 人数
59.37 %
67 人数
71 人数
900 日数
607 日数
67.44 %
940 日数
990 日数
160 人数
129 人数
80.62 %
190 人数
220 人数
2,530 日数
2,278 日数
90.03 %
2,990 日数
3,510 日数
280 人数
246 人数
87.85 %
320 人数
340 人数
5,110 日数
4,749 日数
92.93 %
5,680 日数
6,050 日数
59 人数
71 人数 120.33 %
75 人数
130 人数
1,170 日数
1,383 日数 118.20 %
1,490 日数
2,580 日数
1,000 人数
1,319 人数 131.90 %
1,280 人数
1,430 人数
17,070 日数 22,697 日数 132.96 % 21,720 日数 24,380 日数
19 人数
17 人数
89.47 %
19 人数
20 人数
560 日数
517 日数
92.32 %
580 日数
600 日数
59 人数
81 人数 137.28 %
62 人数
64 人数
650 日数
858 日数 132.00 %
680 日数
710 日数
290 人数
335 人数 115.51 %
300 人数
310 人数
3,190 日数
4,477 日数 140.34 %
3,290 日数
3,410 日数
(居住系サービス)
共同生活援助(GH)
共同生活介護(CH)
施設入所支援
100 人数
75 人数
75.00 %
130 人数
170 人数
2,970 日数
2,131 日数
71.75 %
3,830 日数
4,970 日数
260 人数
250 人数
96.15 %
330 人数
430 人数
7,260 日数
7,159 日数
98.60 %
900 人数
1,108 人数 123.11 %
9,330 日数 12,110 日数
1,090 人数
1,230 人数
26,090 日数 32,446 日数 124.36 % 31,470 日数 35,760 日数
参考資料
8
神戸市地域活動支援センター(センター型)の機能について
1
地域活動支援センター事業
自立支援法の地域生活支援事業のひとつで、市町村がその創意工夫により柔軟に事業を実施。
通所による障害者の日中活動の場を提供する事業で、創作的活動又は生産活動の機会の提供、
社会との交流の促進等の便宜を供与し、障害者の自立した地域生活を支援する。
神戸市では3つの類型の地域活動支援センター事業を補助事業として実施している。
①
移行準備型(市内3箇所)
平成19年3月時点で事業を実施していた小規模作業所等が、自立支援給付事業への移行
に当たって事業規模や運営体制強化などが必要な場合に、原則として3年以内の移行をめざ
して地域活動支援センターとして事業に取り組むもの。
②
多機能型(市内4箇所)
障害者の地域生活支援に寄与する事業だが現行の自立支援法によるサービス事業にない
特色ある事業を実施する地域活動支援センターで公募により選定する。
③
2
センター型(市内9箇所)
センター型の機能
基本的には他の地域活動支援センターと同様に、通所による障害者の日中活動の場を提供す
る事業で、創作的活動又は生産活動の機会の提供、社会との交流の促進等を図る。
特徴としては、障害者自立支援法施行以前は精神障害者保健福祉法(旧法)に基づく「精神
障害者地域生活支援センター」として運営されていたものがほとんどであり、神戸市内にある
9箇所のうち7箇所が旧精神障害者地域生活支援センターである(残り2箇所は平成18年度
に新設).センター型の障害者地域活動支援センターは指定相談支援事業所であることが必要
であり、相談支援を行うため社会福祉士又は精神保健福祉士といった専門職員が必置となって
いる。基本的には地域活動支援センターは3障害すべてが対象であるが、センター型において
は、その設立経緯から、主として精神障害者の日中活動の場として機能している。
また、各区に1ヶ所配置(市内9箇所)しており、圏域を持つ。
※
精神障害者地域生活支援センターは,精神障害者の社会復帰と自立,社会参加の促進を
図るために,地域で生活をしている精神障害者の日常生活の援助,日常的な相談への対応,地
域交流活動を行う施設で、これと併せて,保健所,福祉事務所,精神障害者社会復帰施設等へ
の連絡調整などの援助を総合的に行うことを目的とする精神障害者社会復帰施設の一つ。
【参考-国の示す地域活動支援センター類型】
a
Ⅰ型:相談事業や専門職員(精神保健福祉士等)の配置による福祉及び地域の社会
基盤との連携強化、地域住民ボランティア育成、普及啓発等の事業を実施。
b
Ⅱ型:機能訓練、社会適応訓練等、自立と生きがいを高めるための事業を実施。
c
Ⅲ型:運営年数及び実利用人員が一定数以上の小規模作業所の支援を充実。
差し替え
参考資料9
入所施設の役割の見直しと再評価
1
国の動向(関連事項)
⑴
国は平成18年度導入の自立支援法において、障害者の施設からの地域移行を大きな柱と
して推進するものとし、入所者数を23年までに7%以上削減をするとした。
⑵
入所施設整備に関しては、毎年度、厚生労働省社会・援護局通知により国の施設整備方針
が示されており、その中で、入所施設の新規整備及び定数増については、地方自治体区域内
の入所者総数が増加しない範囲で行われることとされている。
自立支援法施行後3年の見直しの際に「社会保障審議会障害者部会 報告(平成 20 年 12
⑶
月)」において、地域における入所施設の役割について次のように述べている。
障害者入所施設については、常時介護が必要な障害者等について施設において必要な支援
を行う役割を果たしている。 今後、専門性を持つ地域の資源として、① 施設に入所してい
る障害者について、地域との交流等、社会体験の機会を増やしていくことを含め、入所者に
対する地域移行の支援 、② グループホームやケアホームの実施、日中活動系の事業、短期
入所、訪問事業の実施など、地域生活を支えるための支援、の役割について、更に果たして
いくべきと考えられる。
⑷
障がい者制度改革推進会議総合福祉部会から提出された、「障がい者総合福祉法(仮称)
の制定以前に早急に対応を要する課題の整理(当面の課題)」
(平成 22 年 6 月7日)におい
ては、入所施設についてさまざまな意見が述べられている。(別紙のとおり)
さらに、平成22年6月22日の障がい者制度改革推進会議総合福祉部会において、「障
がい者総合福祉法(仮称)の論点表(たたき台)」地域移行の項目で「地域移行における、
入所施設の役割、機能をどう考えるか?」があげられている。
2
市内入所施設
(障害者)
入所支援施設
19箇所/1,077人
知的障害者更正施設
2箇所/
150人
知的障害者授産施設
1箇所/
30人
22施設/1,257人
(障害児)
知的障害児施設
3箇所/
130人
肢体不自由児療護施設
1箇所/
20人
重症心身障害児施設
1箇所/
78人
5箇所/
228人
参考資料9-別紙
障がい者制度改革推進会議総合福祉部会
「障がい者総合福祉法(仮称)の制定以前に早急に対応を要する課題の整理(当面の課題)」
-抜粋―
5)入所施設について
①
重症心身障害児施設の充実が必要(児者一貫、医療福祉の一体提供)
②
精神障害者の社会的入院解消のための24時間体制の過渡的な生活訓練施設の整備
③
24時間体制の過渡的な生活訓練施設は終末施設となりかねないとの意見もある
④
重い生活障害により長期の入院生活を余儀なくされてきた精神障害者の地域移行を促進
するための24時間支援体制の生活施設(入所施設)を過渡的にも整備
⑤
強度行動障害や医療的ケア、緊急的保護などが必要な人たちのセーフティーネットとして、
障害者支援施設(入所施設)の機能を明確化する。
⑥
強度行動障害や医療的ケア、緊急的保護など、施設入所の要件については、障害程度区分
のみでなく、サービス利用の必要性を個別に判断する制度とし、入所の必要な人たちのセ
ーフティーネットとして、障害者支援施設(入所施設)の機能を明確化する。
⑦
強度行動障害や医療的ケア、緊急的保護などが必要な人たちのセーフティーネットとして、
医療付きショートステイを5万人単位でつくり対応し、入所施設の新設は行わない。
⑧
医・医療型・通過型肢体不自由児入所施設の機能の存続
⑨
日中支援と夜間支援のバランスを勘案し、報酬の見直しを行うこと
⑩
地域の実情に配慮した重度肢体不自由児者の療護施設の適切な設置が必要
⑪
障害者支援施設が行うことの出来る障害福祉サービスに就労継続支援事業を含めること。
なお、法改正が行われるまでの間、旧法に基づく入所授産施設に入所している者について
は、経過措置期間が終わる平成24年4月以降についても就労継続支援を組み合わせて利
用することが可能となるよう早急に改善されたい。
⑫
重心施設については医療付きのショートステイなどで対応するため新規施設は作らない。
⑬
障害者支援施設において就労継続支援事業が実施できるようにする。
⑭
就労継続支援事業は「働く場」であり、職住分離が基本であるが、障害のある人を取り巻
く環境要因等により、地域生活がむずかしい場合もあり、施設入所支援の機能は必要であ
る。施設入所支援の提供にあたっては、個室化に向けた整備等、利用者の居住環境の改善
が不可欠であり、そのための国の支援策を早急かつ計画的に講ずる必要がある。
注:上記文中の丸数字表記は自立支援課で便宜上加筆したもので、原本にはありません。
参考資料 10
兵庫県精神科救急医療体制の概要
警察や消防、家族、本人からの電話による精神科救急についての相談・依頼等を受信し、
早期に適切な医療へ結びつけるシステム
対象者
実施時間
①精神障害のために自傷他害のおそれがあると推定される者
②自傷他害のおそれはないが、緊急の精神科受診が必要と推定される者
毎夜間
土曜日・休日昼間
17 時~翌9時
9時~17 時
精神科救急情報
センター
窓口職員:精神保健福祉士等、相談が多い時間帯については2名配置
業務内容:①警察官通報(24 条通報)受理、県・神戸市職員その他関係者との連絡調
整
②精神科救急相談(上記①以外の入院及び受診依頼に対しての連絡調整)
③病床の空き状況の把握、相談受診状況の整理
電話番号:①毎夜間、土曜日・休日
078-367-7210(一般公開番号)
078-××××(消防・警察業務専用番号) ※一般県民非公開
②平日昼間
078-××××(保健所業務専用番号)
※一般県民非公開
精神科救急医療圏域
神戸・阪神圏域、播磨圏域、但馬圏域、丹波圏域、淡路圏域
二次救急医療施設
病院群
輪番施設
【神戸・阪神圏域、播磨圏域】
・当番病院(空床確保:各圏域ごと1床で計2床)
輪番制により、圏域ごとに当番病院を設置
精神保健指定医1名、看護者1名の配置、隔離室1室の確保
・その他協力病院
当番病院以外も救急依頼があった場合、受け入れに協力
救急協力
病院
【但馬圏域、丹波圏域、淡路圏域】
・輪番制ではなく救急依頼を受けた病院が随時対応
初期救急
(併設)
受付時間:毎日 19 時~22 時(病院到着 23 時まで)
オンコール医師
精神科救急情報センターで医学的判断が必要な事例について、オンコールの待機医
師が相談に対応
精神保健診察
待機医師
3日(72 時間)以上休日が続く場合の精神保健診察に備えて、精神保健指定医が待
機する病院を確保
三次救急医療施設
(常時対応施設)
【全県対応】
・県立光風病院精神科救急医療センター
・夜間 17 時から翌日9時と土曜・休日 24 時間の対応(空床確保:2床)
・二次救急医療施設でのオーバーフロー患者
・二次救急医療施設で受け入れ困難な患者
1
【対象者】
精神疾患が急発・急変し、精神科救急医療(入院及び受診)を必要とする患者
救急医療の相談者(本人・家族・知人・警察・消防等)
電話相談
精神科救急情報センター((社)兵庫県精神科病院協会に運営委託)
(患者の受入を当番病院、精神科救急医療センター等へ依頼)
24 条通報や、重度な症状を呈した救急
患者について、当番病院での受入調整
を行う。ただし、家族等の負担も考え
地域性等についても配慮し、救急医療
センター等への調整も積極的に活用を
行うこととする。
依 頼
受 入
但馬圏域、丹波圏域、淡路圏域
(救急協力病院:空床は確保せず)
患者の地域性や通院歴等も考慮して選定
神戸・阪神圏域、播磨圏域
(当番病院:空床を毎日2床確保)
神戸・阪神圏域
1床
播磨
圏域
1床
初期救急【受付時間】
毎夜間:19 時~22 時(病院到着 23 時まで)
病院間の調整
空床状況を確認し、地域性など条件に見合った救急協力病院に受入を要請する。
症状が重篤で受入困難
オーバーフローした患者の受入
精神科救急医療センター (県立光風病院内)
原則空床を毎日2床確保
寛解者
寛解者
治療継続患者
実施基準等に従い、
転院先を選定
家庭等
家庭等
居住地
域の病
院等
2
光風病
院の一
般病棟
障害者自立支援法
参考資料11
ホームヘルプ(居宅介護等)
ガイドヘルプ(移動支援)
利用のご案内
このパンフレットは、障害者自立支援法に基づく居宅介護 ( ホームヘルプ )
重度訪問介護、行動援護、移動支援 ( ガイドヘルプ ) を利用できる方や、サー
ビスの内容について案内しています。
サービスの利用にあたっては、お住まいの区役所への申請、サービスを提供
する事業者との契約などの手続きが必要です。
利用を希望される方は、お住まいの区役所あんしんすこやか係または障害者
地域生活支援センターにお問い合わせください。
平成22年4月
神戸市
サービスの種類と対象となる方
18 歳以上
身体障害
18 歳未満
知的障害
精神障害
自立支援給付
居宅介護
身体介護
家事援助
①身体障害者手帳所持者
②療育手帳 A,B1,B2 程度
③精神障害者
*日常生活の状況の聞き取りを行
い、個々のケースで判断
障害程度区分“1”以上
通院等介助
通院等
乗降介助
障害児
障 害 程 度 区 分“4” 以 上 の
重度訪問介護 重度の肢体不自由者
(その他要件あり)
小学生以上
障害程度区分“3”以上の者で行動上著
行動上著しい困難を有する障害児
しい困難を有する者
( 知的・精神 )
(その他要件あり)
( その他要件あり )
行動援護
地域生活支援事業
移動支援
①視覚障害者
1 級または 2 級の者
②車いすを常用し自走が
困難な肢体障害者で下記
に該当する者 注1
・上肢と下肢に障害がある
1 級または 2 級の者
・上肢と体幹に障害がある
1 級または 2 級の者
療育手帳所持者
小学生以上
精神障害者保健福祉手
要件は 18 歳以上と同じ
帳所持者
療育手帳がない A,B1,B2 程度の
(その他要件あり)
障害児も利用可能
注1:車いすを常用する者には、屋内ではつたい歩きなどで自力歩行が可能であっても外出時には車いすによらなけれ
ば移動が困難な者を含みます。
サービス利用にかかる手続き
①区役所へのサービス利用の申請
④
①
利用者
③
④事業者と契約を結ぶ
⑤
⑤サービスを提供
③支給決定、
「受給者証」
「利用者証」の交付
②
区役所
⑥
⑥利用料を払う
サービス提供事業所
②訪問による聞き取り・調査
障害者地域生活支援センター
利用料について
サービス提供に伴う実費 ( 通院に付き添う際のヘルパーの
交通費等 ) は負担してください。
また、市民税が課税の方等については、サービス提供にかかる費用の1割 ( 負担
上限月額有り ) を負担してください。
- 2-
居 宅 介 護・重 度 訪 問 介 護 に つ い て
日常生活に支障のある障害者 ( 児 ) の家庭に、ホームヘルパーを派遣します。
このサービスは、自分でできることはしていただき、できないことをお手伝いすることに
より、その方の障害の状況や家族の状況等に応じて在宅での生活を援助するものです。
*ホームヘルパーは、決まった曜日や時間に伺います。
(利用者不在の場合はサービス提供できません。)
*現に日常生活に支援が必要となる場合に申請を受付します。
(利用予定のない予備的な申請は受付していません。)
* 65 歳以上の方など介護保険の対象となる方は、介護保険による訪問介護 ( または介護
予防訪問介護 ) サービスを利用してください。
(なお、重度の肢体不自由の方についても、介護保険による訪問介護を利用することが
基本ですが、居宅介護や重度訪問介護を介護保険に上乗せして利用できる場合があり
ます。)
*障害児に対しホームヘルパーが派遣される場合、保護者が在宅している、または同行する
こと(通院時)が必要です。
居宅介護
*身体介護
ホームヘルパーが家庭を訪問して必要な身体的介護を行います。
食事介助
排せつ介助
衣類の着脱介助
入浴介助
身体の清拭
起床・就寝介助
身体整容 ( 爪切り等 )
体位変換
服薬介助・水分補給
-3-
*家事援助
ホームヘルパーが家庭を訪問して掃除、洗濯、調理など必要な日常生活の援助を行います。
洗濯
掃除・ゴミ出し
ベッドメイク
調理
薬の受け取り ※1
衣類の整理・被服の補修
生活必需品の買い物
育児支援 ※2
※ 1「薬の受け取り」は、本人が受診して医師から交付された処方箋により、ホームヘルパーが
薬局に薬を受け取りに行きます。
※ 2「育児支援」は、育児中の障害者(親)が対象です。本来、家庭で行うべき養育を代替する
ものであるため、利用者(親)、子ども、家族の状況を踏まえ、必要と判断された場合のみ利用
できます。
*通院等介助
病院や診療所に定期的に通院するときや、公的手続き
または相談のために官公署を訪れる場合等に、車両への
乗車・降車の介助、通院先での受診の手続き、その他通院・
訪問に伴う、屋内外における比較的時間を要する介助(お
おむね 30 分以上)を行います。
通院等介助は、ホームヘルパー自らが運転する車両で
移動する場合だけでなく、公共交通機関を利用して移動
する場合も含まれます。
※ホームヘルパーが運転している時間、利用者が診療(治療)を受けている時間は、通院
等介助の対象とはなりません。
※病院・診療所での待ち時間は、通院等介助の対象とはなりません。ただし、待ち時間
に排せつ介助、衣服の着脱介助等が必要な場合は、通院等介助の対象となる場合があ
ります。
※ホームヘルパー自らが運転する車両の運賃については、事業所にお問い合わせ下さい。
※ホームヘルパー自らが車を運転する場合、事業所は道路運送法上の許可または登録が
必要となります。
-4-
*通院等乗降介助
病院や診療所に定期的に通院するとき等、ヘルパーが自ら運転する車両への乗車・降車
の介助と次のいずれかの介助を行います。
① 乗車前・降車後の屋内外における移動の介助
② 通院先での受診の手続きや移動の介助
乗車介助
車の運転
降車介助
※通院等乗降介助は、必要な回数で支給決定されます。
※「通院等乗降介助」の前後に連続して30分程度以上の身体介護を行う場合は、
「通院
等乗降介助」ではなく、 「通院等介助」になります。
※ホームヘルパー自らが運転する車両の運賃については、事業所にお問い合わせ下さい。
※事業所は道路運送法上の許可または登録が必要となります。
重度訪問介護
重度の肢体不自由の方で常時介護を要する方に対して、ホームヘルパーが家庭を訪問し
て、身体介護、家事援助、外出時における移動中の介護など必要な支援を総合的に行い
ます。
※サービスの内容
比較的長時間にわたり、日常生活に生じる様々な介護の事態に対応するための見守り
の支援とともに
① 食事や排せつ等の身体介護
② 調理や洗濯等の家事援助
③ コミュニケーション支援や家電製品の操作等の援助
④ 外出時における移動中の介護が総合的に提供されます。
外出介助
調理・洗濯・買い物
排せつ・入浴介助
体位交換
-5-
行 動 援 護・移 動 支 援( ガ イド ヘ ルプ ) に つ い て
屋外での移動が困難な方が外出する場合に、ヘルパーが付き添い、移動中や目的地に
おいて、移動の介護、排せつ・食事の介護、代筆・代読、危険を回避するための支援な
どを行います。
*“社会生活上必要不可欠な外出”または“余暇活動等の社会参加のための外出”が支
援の対象です。
*通学・通園、日中活動系サービス事業所への通所など通年かつ長期にわたる外出や
定期的な通院は支援の対象となりません。( 定期的な通院は居宅介護・重度訪問介護
で決定されます。)
*原則、行動援護と移動支援 ( ガイドヘルプ ) 両方を利用することは出来ません。行動
援護の対象となる方は、行動援護が優先されます
行動援護
行動上著しい困難がある方(知的障害または精神障害の方、障害児は小学生以上)に
対して、外出時に危険を回避するために必要な支援を行います。
移 動 支 援 ( ガ イド ヘ ル プ )
屋外での移動が困難な方 ( 視覚障害、肢体障害、知的障害、精神障害の方、障害児は
小学生以上 ) に対して必要な支援を行います。
※介護保険の対象となる方でも、介護保険にないサービス ( 余暇活動等の社会参加の
ための外出支援 ) については、移動支援を利用できます。
社会生活上必要不可欠な外出の例
不定期な通院
銀行
美容・理容
保護者参観
墓参り
デパートでの買い物
余暇活動等の社会参加のための外出の例
冠婚葬祭
余暇・スポーツ活動
-6-
居宅介護 ( ホームヘルプ ) や移動支援 ( ガイドヘルプ ) を利用できないものの例
●利用者本人以外の者のための調理・洗濯・買い物・布団干し
●主として利用者本人が使用する居室以外の掃除
① 家族の居室
② 日常生活を営むのに支障のないスペース ( 使用していない部屋、物置部屋、屋根
裏部屋等 )
③ 家 族も利用 者と同 様に使 用するスペース ( 浴 室、 トイレ、 リビング、 台所、 廊 下
玄関等 )
ただし、③については、利用者の使用により特段汚れてしまう場合や、同居家族が
高齢・障害である等特段な事情がある場合で、支援が必要と判断される場合に一部
認められることがあります。
●大そうじ、窓のガラス拭き、床のワックスがけ
●家具・電気器具等の移動、修繕・模様替え
●自家用車の洗車、庭の草むしり、草木の水やり、植木の剪定、ペットの世話
●家屋の修理、ペンキ塗り
●正月・節句等のために特別な手間をかけて行う調理
●見守りのみ、留守番、接客
●医療行為 ( 摘便・床ずれの処置等 )
●経済的な活動 ( 通勤のための利用、商品販売や営業活動等 )
●宗教活動・政治的活動である勧誘・宣伝等、特定の利益を目的とする団体活動のた
めの外出
●ギャンブル・飲酒を主とする外出
●通年かつ長期にわたる外出
例、定期的な送迎:施設、日中活動系サービス、作業所、学校・園等
( 一時的に必要な場合は区役所・支所・北神担当あんしんすこやか係にご相談ください )
●入院中や医療機関での診療中など保健医療サービスを利用している間
(入院中の「コミュニケーション支援」に関するお問い合わせは、区役所・支所・
北神担当あんしんすこやか係または障害者地域生活支援センターまで )
●日中活動系サービスや訪問入浴等、他の福祉サービスを利用している間
-7-
区役所及び障害者地域生活支援センターの連絡先一覧
《各区 保健福祉部連絡先》
受付時間 >>> 月〜金(平日)8:45 〜 17:30(ただし 12:00 〜 13:00 は除く)
名称
電話番号
FAX 番号
住所
東灘区保健福祉部健康福祉課
841-4131
851-9333
〒 658-8570 東灘区住吉東町 5-2-1
灘区保健福祉部健康福祉課
843-7001
843-7021
〒 657-8570 灘区桜口町 4-2-1
中央区保健福祉部健康福祉課
232-4411
242-8821
〒 651-8570 中央区雲井通 5-1-1
兵庫区保健福祉部健康福祉課
511-2111
511-7006
〒 652-8570 兵庫区荒田町 1-21-1
北区保健福祉部健康福祉課
593-1111
595-2381
〒 651-1195 北区鈴蘭台西町 1-25-1
北区北神担当保健福祉課
981-8870
984-2334
〒 651-1302 北区藤原台中町 1-2-1 北神中央ビル 2 階
長田区保健福祉部健康福祉課
579-2311
579-2343
〒 653-8570 長田区北町 3-4-3
須磨区保健福祉部健康福祉課
731-4341
735-8159
〒 654-8570 須磨区中島町 1-1-1
須磨区北須磨支所保健福祉課
793-1313
795-1140
〒 654-0195 須磨区中落合 2-2-5 名谷センタービル 5 階
垂水区保健福祉部健康福祉課
708-5151
709-6006
〒 655-8570 垂水区日向 1-5-1 レバンテ垂水 2 番館内 2 階
西区保健福祉部健康福祉課
929-0001
929-1690
〒 651-2195 西区玉津町小山字川端 180-3
《障害者地域生活支援センター》
窓口開設時間 >>> 月〜金(平日)9:00 〜 19:00 土日祝 9:00 〜 17:00
ただし、小規模センターの土日祝の窓口開設時間については、直接お問い合わせ下さい
名称
電話番号
FAX 番号
ひがしなだ障害者地域生活支援センター
452-1510
452-1529
〒 658-0073 東灘区西岡本 2-25-1
みかげ障害者地域生活支援センター ※
843-0592
843-0593
〒 658-0046 東灘区御影本町 3-9-8
なだ障害者地域生活支援センター
882-7013
882-7014
〒 657-0846 灘区岩屋北町 6-1-4 東部在宅障害者福祉センター内 2 階
ちゅうおう障害者地域生活支援センター
367-6651
351-1660
〒 650-0022 中央区元町通 7-3-12
ひょうご障害者地域生活支援センター
686-1731
686-1732
〒 652-0897 兵庫区駅南通 5-1-1 中部在宅障害者福祉センター内 3 階
きた障害者地域生活支援センター
596-6336
596-6337
〒 651-1131 北区北五葉 1-13-1 レ・アールビル 3 階
たにがみ障害者地域生活支援センター ※
582-4431
582-4432
〒 651-1245 北区谷上東町 8-21 シャトーノールデューⅡ1 階
ながた障害者地域生活支援センター
643-3730
643-3731
〒 653-0834 長田区川西通 5-10-1
すま障害者地域生活支援センター
795-1453
795-1454
〒 654-0154 須磨区中落合 2-2-8 ワコーレ須磨名谷
ステーションマークス1階
いたやど障害者地域生活支援センター ※
731-5277
731-5288
〒 654-0023 須磨区戎町 3-5-1
たるみ障害者地域生活支援センター
787-5715
786-0210
〒 655-0006 垂水区本多聞 7-2-3 西部在宅障害者福祉センター内 3 階
たるみみなみ障害者地域生活支援センター ※
704-3340
704-4040
〒 655-0024 垂水区御霊町 6-10
にし障害者地域生活支援センター
996-9820
996-9821
〒 651-2273 西区糀台 5-6-1 西区民センタービル 5 階
たまつあけぼの障害者地域生活支援センター ※
927-4171
927-4172
〒 651-2134 西区曙町 1070
総合リハビリテーションセンター 自立生活訓練センター内
※小規模センター
-8-
住所