重度身体障害者グループホーム開設資金協力のお願い

重度身体障害者グループホーム開設資金協力のお願い
特定非営利活動法人あふネット理事長 川口仁志
特定非営利活動法人あふネットは、障害を持つ人たちの地域生活を支援している団体です。また、バリ
アフリーの街づくりや IT 活用などにも取り組んでいます。
現在「あふネットサポートセンター」を運営し、障害者向けのホームヘルパー・ガイドヘルパーを派遣する
一方で、重度身体障害者が、親の高齢化、あるいは親亡き後にも住みなれた荒川区で暮らし続けられる
ように、グループホームの開設に向けて取り組んでいます。
この2年間、場所探しをしてきましたが、ようやくあふネット事務所の近くに土地を借り、鉄骨3階建てで
建設する方向でまとまりつつあります。2,3階にグループホームを設けるほか、1階ではタイムケア、ナイト
ケアなども行なえるスペースを設け、それぞれが地域のモデル事業となるようにしたいと考えています。
しかし、そのためには、借地権料と建設費その他で約8千万円のお金が必要です。
自己資金のほか、東京都の補助金制度も利用する予定ですが、それらを合わせても足りません。不足
分は銀行から借り入れる予定ですが、不足分全てを借入れることはむずかしいのが実情です。
そこで、不足分を障害者の地域生活に関心のある皆様にご協力をいただけるようお願いしたいのです。
資金協力としては、10 万円以上を貸していただけるようお願いします。返済時には、借入期間にかかわ
らず、また一括・分割にかかわらず、1%の利息をつけてお返しいたします。
たいへん勝手なお願いとは存じますが、ぜひ、重度身体障害をもつ人たちが住みなれた荒川区で暮らし
続けるため、グループホーム開設のための資金協力をお願いいたします。
【グループホームの背景、意義、役割】
・
区内に十分な施設がないため、親亡き後に心ならずも都外の入所施設に入るケースが多い。
・
ノーマライゼーションの理念のもと、どんなに重い障害のある人も地域で暮らすことがあたりまえにな
りつつあります。
・
実際、すでにホームヘルパーやガイドヘルパーを利用しながら自立生活をしている人や、グループホ
ームで暮らしている障害者が増えてきています。
・
地域で暮らし続けることによって、それまで築いてきた友人、ボランティア等の人間関係を維持できま
す。そのため、さまざまな社会参加の機会も維持できます。
・
荒川区に住み続けることで大きな変化が少なく、本人の心理的負担が比較的小さいと思われます。
・
区内にあれば、入居者の家族や友人も気楽に会いにいけるため、グループホームでの生活のようす
が外部にもわかり、チェックが入りやすいことで、虐待などの権利侵害を防ぎやすくなります。
人間関係
の継続
地域のグループホームで
暮らすことによって
心理的負
担の軽減
社会参加
地域交流
不正・虐待
の継続
の継続
防止
1
【土地】
・
あふネット事務所から徒歩 1 分、約 45 坪
・
借地権料、建物変更承諾料、建物解体料、不動産手数料、登記印税ほかの費用がかかる。
【建物】(計画図面は別紙参照)
・
鉄骨3階建て
・
1F:地域交流コーナー・タイムケア・ナイトケア
・
2F/3F:グループホーム(ショートステイも検討中)5個室
【タイムケア・ナイトケアについて】
・
放課後、夜間、土日などに障害を持つ人を預かる、あるいは利用者が活動する事業。
・
週1回から毎日まで柔軟に利用できるようにする。
・
家族が用事などで家を空けるときに、日中・夜間に一時的に利用することもできる。
・
宿泊も含め、レスパイト、緊急一時預かりにも対応できるようにする。
・
個人単位で活動したい場合は、ホームヘルプ・ガイドヘルプ事業を利用する。
・
ふだんから利用することにより、利用者は世話人や環境に慣れており、世話人は利用者の状況をわ
かっているので、いざという時にも対応しやすい。
・
定期的に利用することによって、支援計画・活動計画がたてやすく、内容の充実した支援ができる。
グループホーム
サポート
それぞれに
センター
交流
・
庶務の管理
・
ヘルパー派遣
・
緊急時対応など
世話人を
配置
タイムケアほか
【開設費用見込み】
内
容
金
額
借地権その他
3,000 万円
建設費ほか
4,700 万円
その他
備
考
借地権料、解体費、建替地主承諾料、不動産手数料ほか
380 万円
合計
8,080 万円
【初期収入見込み】
内
容
入居保証金(退去時に一部返却)
借入
金
額
750 万円
個人
1,800 万円
銀行
5,000 万円
法人支出分
東京都建設補助金
合
計
700 万円
2,100 万円
10,350 万円
2
備
考
エアコン、ベッドなどの購入にも使用
(補助金用を含む)