「雨水対策」 ソリューション推進室推進役 森山正美 5 - 日本下水道事業団

JS技術開発情報メール №.151 号掲載
◇ ソリューション推進室からのお知らせ ◇
禁無断転載
「雨水対策」
ソリューション推進室推進役
森山正美
5 月 5 日に沖縄県が梅雨入りして、ほぼ 1 ヵ月後の 6 月 6 日には東北北部まで梅雨入り
となり、梅雨の無い北海道を除いて、この号が皆様に手元に届く頃には全国で曇りと雨の
鬱陶しい予報が続く日々かと思います。
私自身は、JSの職員としていろんな所に赴任しておりますが、沖縄県では渇水による
給水制限を経験しましたし、愛媛県でも空梅雨で松山市の渇水対策委員会が開催された様
子や節水を呼び掛ける報道が、毎日のようにテレビや新聞で扱われていたのが印象に残っ
ています。
今年の梅雨は、地域的なばらつきはあるのでしょうが、梅雨入りの段階から大雨警報や
土砂災害警戒情報がテレビのニュースの冒頭で扱われることが例年より多いように感じま
す。下水道や河川の関係者にとっては気の抜けない日々が続いていると思われます。
ソリューション推進室が業務を始めて、各県を訪問しソリューション推進室のご紹介を
する機会が増えました。その際に、いろいろとご意見も伺うのですが、雨水対策について
はやはり地域の事情でいろいろのようです。「ゲリラ豪雨対策を視野に入れて時間降雨強
度を見直している」「地震による地盤沈下が想定され現行の雨水対策に更に追加の対策が
必要になっている」、あるいは「放流先の河川改修が進まず雨水対策に着手できない」な
ど様々です。また、汚水処理普及促進と雨水整備の間で、限られた予算をどう使うか悩ま
れている自治体の方も多いようです。
JSは、全国の自治体とお付き合いをさせていただき、いろんな情報を持っております。
“JSは汚水中心”と思われていらっしゃるかも知れませんが、大阪市のなにわ大放水路
を始め多くの雨水ポンプ場や貯留管を建設してきました。雨水対策につきましてもご相談
いただければ幸いです。
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