コンディショニング実績・サッカー選手編 クライアント: 荒川 恵理子 様 (現 FC ゴールドプライド所属・元日テレベレーザ所属) 2009 年 2 月、FC ゴールドプライド(米)への移籍を前にした荒川選手より <故障予防・身体操作性向上> を目的としたコンディショニングメニューの作成依頼をいただきました。 よりハードな練習に耐え、より「速さ」と「切れのある動き」を手に入れたい との希望にお応えして、以下のメニューを組みました。 [ニュートラリゼイション:中立化] 故障しにくく発揮できる力も大きな「質の高い動き」を引き出すためには、 正しく動くことを邪魔してしまう筋肉のアンバランス(機能障害)を修正することが大切です。 そこで、当院のコンディシニングメニューは歪んだカラダを整えるための姿勢矯正メニューからはじめます。 −下肢のアライメント(骨配列)を修正− マルアライメントの要因となっている機能障害を、ソフトジムボールと フリーハンドでの動的ストレッチで修正します。 −胸郭のアライメントを修正− 主にストレッチポールを用いて胸郭の関節機能障害を修正し 同時に胸郭の可動性向上を狙います。 −下肢のダイナミックアライメント(動作中の骨配列)を修正− 機能障害により学習されてしまった、誤った運動パターン(リクルートメントパターン)をバランスディスクとスト レッチポールを用いたエクササイズで修正します 1 コンディショニング実績・サッカー選手編 [ファシリテートエクササイズ] 機能障害を解消し「ゆがみ」を取り除いたところで 今度は「自分自身」を思い通りに動かすために、運動にまつわる神経系を刺激し 自身のカラダの操作性向上を目的としたエクササイズを行います。 −ファンクショナルラインの活性化− 主にストレッチポールを用いて、「ファンクショナルライン」とよばれる 対角の上肢帯と下肢帯を連結する筋肉群の機能を 活性化させます。 このエクササイズにより安定性はもとより 体幹部の柔軟性も向上します。 −ダイナミックスタビリティエクササイズ− 素速く切れのある身ごなしを実現するために、 ダイナミックスタビリティ(動きの中で滑らかに動きつつも バランスを崩さないための能力)の向上を 目的としたエクササイズを行います。 バランスディスクとストレッチポールを用いたエクササイズ により、下肢・骨盤・胸郭・上肢の連動性向上および、全 身の動的安定性の向上を狙います。 コメント: 以前から、とよたま手技治療院さんの体操教室(コンディショニング塾) には度々参加していました。 すごく簡単な体操をほんのちょっとやるだけで、ぐっと動きやすくなるの で、今回渡米後のコンディション造りについて相談させていただきまし た。 アメリカでもとよたま手技治療院さんのエクササイズで、GOODコンディ ションをキープしてチームに貢献したいと思います。 荒川恵理子様のアメリカでのご成功を心よりお祈り申し上げます! がんばれ荒川!がんばれ日本!! とよたま手技治療院/とよたまコンディショニング代表 古川 容司 2
© Copyright 2024 ExpyDoc