http://utomir.lib.u-toyama.ac.jp/dspace/ Title 金属工芸用純銅鋳造材

 金属工芸用純銅鋳造材および圧延材の硬さにおよぼす溶
存酸素の影響
Title
Author(s)
横田, 勝, 田村, 尚子
Citation
高岡短期大学紀要, 12: 1-13
Issue Date
1998
Type
Text version
URL
publisher
http://hdl.handle.net/10110/470
Rights
http://utomir.lib.u-toyama.ac.jp/dspace/
論文
一
高 岡短 期 大 学 紀 要
第1 2 巻
平 成1 0 年 1 0 月
B u
l l T a k a o k a N a ti o n al C olle g e Ⅵ )1 1 2 O c t o b e r 199 8
-
.
.
,
,
金 属 工 芸用純銅 鋳造材 お よ び圧 延材 の 硬さ に お よ ぼ す
溶 存酸素 の 影響
横
勝
田
*
・
田 村
注)
* *
尚 子
( 平成1 0 年 5 月 1 2 日 受理)
要
金属工 芸の 方面
で 銅地金と して 用 い られ て い る タ フ ピ ッ チ銅 を溶解 し,
し た 試料 の 酸 素 含 有 率 と 硬 さ の
調整
炭素系 の 脱酸材 とそ の 処理 方法は
m
a s s
% と 非常に 低く
果 は小 さ く
に高 い 値 を示 した
リ
比較的 に 高 い 値 と な
っ
学的に も裏付け され る
キ
ワ
ー
金属
っ
い て
つ
検討 した
っ
た
た
ン
。
を使 用 し た 場合 に は
化 銅 ( Ⅰ)
脱 酸材 と
して
炭 素系 よ り も リ
,
純銅圧延 材
,
脱 酸材
,
呂
の
一
は 大 気中か らの
つ
べ
,
地金
地 金 に 酸素 が 固溶 し た り 酸
。
の
き
酸素 の 溶解 に
化 物 と し て 介在す る と硬 さ に大 き く 影響 し
酸素 含 有 率 が 最 も 低 く な っ た が
,
系 を用 い た 方 が 脱 酸 効 果 が 大き
ン
溶存酸素
硬さ
,
彫金
,
,
られ て お り
圧延
,
伝 え も あ る が(
ウム
,
1)
,
,
金属 工 芸
の 世界 で
。
は 銅 や 銅合金 を辞
解す る 際 に大 気中 か ら溶解侵 入 す る 酸素 を 少
な く する 目 的 で
生松
,
,
脱酸材 と
し て 経験的 に 縄や
炭粉 な ど が 使 わ れ た り
,
酸化 防
止 の た め に フ ラ シク ス と して ホ ウ砂 な どが用
* *
専攻科学生 現在
中 に は食
で はなく
こ の
の 成分 がリ ン , カ ル シ
,
化 学的根拠 に 基 づ くも
取り上げ
,
の で
あり
の 試行 錯誤 的努力 を払
っ
,
た
。
よ う な 背 景 を元 に
芸 の 立場 か ら
の大き
と を 考 え る と決 し て お 呪 い 的
,
,
本研究 で は 金 属 工
大気中 に お け る 純銅 の 溶解 を
5 種 類 の 脱酸処 理 材 を 変 え た も の
に つ き 銅中 の 含有 酸素量 を分 析す る と 共 に
,
これ
-
ら金 属 素材 の 硬 さ を測 定 し
,
東 京 芸 術 大 学 大 学 院 美 術研 究 科 学 生
注) 本 稿 は 共 著 者 の 人
田 村 尚 子 が 本 学 の 専攻 科 産 業 造 形 専攻 に 組 み 込 ま れ
( Ⅱ) ( 金 属) 」 に お い て 得 ら れ た 実 験 デ タ をも と に ま と め た も の で あ る
産業 工 芸学科
。
活 性 な 無 定形 炭 素 な ど脱酸効果
か が窺 わ れ る
*
は熱力
の 試 行錯誤 的な努力 に よ
鮭の頭
る 鍍 が け な ど の 工 程 に 大き な影 響 を お よ ぼす
,
い の
硬さは
し の 鮭 の 頭 を溶解 時 に 投入 し た と の 言 い
残
い 成分 を含む こ
,
彫 金 に お け る 「 彫 り」
べ
先 人 が 如何 に 多 大
藁屑
,
聖
先人
,
表面 着 色 な ら び に 鋳造 品 の 表面 仕 上 げ に お け
,
銅 中 の 酸 素含 有 率 は 非 常
る技 法 が現在で も採用 され て い る
ある と思 われ る
従来
01
.
同 じ炭 素 成 分 で も 黒 鉛 は 化 学 的 に 安 定 な た め 脱 酸 効
。
て 大気 中 か ら の 酸 素 の 溶解 を 増 大 さ せ ,
銅 お よ び 銅 合 金 を 溶解 す る 際 に 留意す
そ の 結果
酸 素含 有 率 は 約0
,
。
純銅鋳造材
工芸,
重要 な点
。
ド
ー
緒
.
得 ら れ た 結果 は 次 の と お り で あ る
。
生 松 に よ る 撹 拝 処 理 が 最も 効 果 的 で あ り
,
い
Ⅰ
脱 酸 材 お よ び方 法 を 変 え て
。
系 脱 酸材 と して リ
ン
関係 に
硬 さ も最も低く な
,
む し ろ 撹 拝 効果 に よ
,
旨
,
圧 延性お よ
:
一
,
ー
。
て い る授業科 目
「
造形材料実験
横
2
易 さ 等 に お よ ぼす硬 さ の 影響 に
び 「 彫 り」
検討 し た
いて
勝
田
・
尚 子
田 村
の 圧延
つ
ただ し
。
い て 硬 さ測定 を 行 っ
焼鈍材 に つ
・
た
。
鋳造 の ま ま の 試料表面 は 硬度測定 に
,
際 し て 支障 を 来 た す程度 の 凹 凸 が 認 め ら れ た
Ⅱ
試料 なら び に 美浜方法
.
の 鋳造材 表面を フ ラ イ ス
全て
した
こ の 表面加 工 に よ る 加 工 硬化 の 影響 を
。
無く す た め に
Ⅱ 1
脱酸法 な ら び に 溶解法
実験素 札
-
本実験 に用
99 96
m
.
%
as s
か ら1 種類 の 試料 に つ き1 0
解 した
で 焼鈍を行
っ
た
ッ
カ
あり 測 定 条件 は 鋼球 1/ 8 イ
務店製
バ
ナ
ー
宮崎 工
K K
M S 3 を使用 し
小 型金 属溶解 炉
,
式の
ー
ケ
ス
ある
ル で
ー
荷重 6 0 k g f
ンチ,
,
のH
明石 製
K
-
,
。
Ⅱ 4
圧
,
の 脱酸材 を添
種々
,
擾拝 し て か ら 直 ち に 金型 に 鋳造 した
脱
。
酸材 の 種類 と処 理 方法 は ( 1) 生桧棒 で 擾拝(
,
っ
て 得 ら れ た 試料 を A とす る
じ) (2) フ ラ
ッ
,
ク ス と して 使用 さ れ る ホ ウ砂 を
地金 に 対 して 3
で 擾拝( B )
m
ass
% 添 加 し 耐熱性黒鉛棒
,
( 3)藁屑 を 添加 し 耐熱性黒鉛棒 で
,
,
擾拝( C ) (4) 耐熱性黒鉛棒 で 携拝( D ) (5) リ
,
,
u sp
Ⅰ) ( C
添加 し
) を 地金 に 対
し て3 6
耐熱性 黒鉛棒 で 擾拝(
.
,
)と
E
m
a ss
した
。
大東製作所製
DB R
,
種類 と
一
,
冷間圧 延 を行 っ た
し
,
-
。
こ
以下 同
,
K
70 A で あり 純銅 の 圧 延 率 は 約4 0 % の
Ⅱ 5
鈍
焼
-
れ によ
延
用 い た 圧 延機 は K
-
,
約1 2 5 0 ℃ ま で 加 熱溶解後
化銅(
ス
ー
中
A R K F l ∝巾 で
硬度計
これ
-
・
用 い た 硬度計 は K
。
,
ピ
ル ゴ ンガス
。
純銅 の 溶 解 は ガ ス
加
分間ア
作所製 の
を 切り 出 して 溶
g
7 0 ℃ で3 0
純度
チ 銅棒 で あ り
のタ フ ピ ッ
,
,
い た 純鋼索材 は直径30 皿
盤で 研 削
の で,
圧 延 材料 の 加 工 に よ る 硬化 と焼鈍後 の 軟化
の 程度 を調 べ る た め に
焼鈍 を 行 っ た
,
。
その
条件 は温 度約8 0 0 ℃ 時間4 0 分 で あ り 雰囲気
,
,
ン
は 金属 工 芸 の 実際作業 に 則 して 炭素粉末中 に
%
埋 没さ せ る 状態 に し
な
る よ う に努 め た
,
間の 酸化 を 防 止 す
この
。
浴 比 較用試料 と して(6 脱 酸未処 理 の タ フ ピ ッ
,
Ⅱ 6
酸素分析
-
チ銅
の 帝解試料( F )
も作製 した
。
純 銅中 の 酸素分析 に は 赤 外 線吸収方 式 の
表面性状観察
Ⅰ 2
-
種々
L E C O 社製
の 脱酸処 理 を施 し た鋳造 の
圧 延 試料 な ら び に そ
察 を行 っ た
ま ま の 試料
,
の 焼鈍試料 の 表面性状 観
観察 に用 い た 機器 は K
。
K キヤ ノ
型 を使 用
P
り
ン ピ
ュ
と 印刷 を行
っ
価す る た め
の 聖 の 先端部 お よ び 彫 り に よ る 溝
o w er
タ 処 理 に よ り 表 面 性 状 の 観察
ー
た
。
また
の 表 面 観察 に は K K
ス
コ
ー
Ⅱ
-
ー
行い
そ
,
,
っ
製の
コ
マ
イク
ン ピ
て 表 面 の 状態観察 を 行 っ た
ュ
ロ
ー
。
硬さ測 定
純銅 に
つ
こ の 分析 で
。
いて
鋳造 の ま ま の 試 料 お よ び そ
各試料 と も 3 回 分析 を
r
した
。
彫 りJ 易 さ の 評価
聖 に よ る 彫 り 易 さ を 定量 的 に 評価 す る 方法
は見当た らな か
され て
い
っ
たの で
,
彫金
る 代表的 な 聖 で あ る
,
の 方 面 で 使用
毛 彫 り聖
,
丸
毛 彫 り 整 お よ び 片切 り 聖 を 用 い て 実際 に 試料
「
彫 り」 易 さ を 評価す る と と も
を彫
っ
てその
に
聖
の 彫 り に よ る 溝表 面 の 状 態 を 前記 の
,
イク
,
。
は試料 を約1 0 n g 精
の 平均値 を最 終分析値 と
聖 に よる
Ⅱ 7
の 彫 り易さ を評
ンス
エ
-
,
3
キ
地金
,
プ V H 6 3 0 を用 い 同様 に
タ処 理 に よ
した
秤 し て 分析 に 供 した
-
コ
-
S h ot 6 0 デ ジ タ ル カ メ ラ で あ
ン製の
,
酸素 窒素 同時分析装置 T C 436
,
ロ
ス
コ
ー
プ で 観察 し た
。
マ
金属 工 芸用純銅 鋳造材 および圧延材 の 硬さ に およぼす溶存酸素の 影響
(
を
,
Ⅲ
実験結 果
。
b
) はそ
お よ び( b )
の 側 面 写 真 を示 す
両写 真とも
の
脱 酸 処 理 方法 が A
Ⅲ
純銅 金 型 鋳造材 の 形 状観 察
1
-
実験 方法
の項で
得 ら れ た 純銅
.
。
st a n d a rd
O
m
pl e s
s a m
c ast e
a s
e n ts
,
:
% i
ass
sa m
d
n st a n
pl e ( m
a ss%
a rd
A
n
al y
)
z ed
(m
O
0 ( X )0 6
B
0 05 40
0
C
0 11 0 0
0 114 8
.
d
al y
an
z e
d
y ge
o x
d
s t an
c o p p e r o xy g en
e
.
ン 化銅( Ⅰ)
添加 脱 酸試料( E ) だ け が 表 面
た
っ
。
純銅 の 溶解 と 金型鋳 造 に 際 し て
・
素材
c o nte nts
n
a r
d al l o y
s
,
脱酸 法 な ら び に 溶解 法 で 述
酸方法 に 従
.
。
,
っ
Ⅱ
べ
1
-
実験
た 各種脱
て 得ら れ た 試料 の 酸素分 析 を行 っ
先ず こ れ ら の
より 正 確 な値を得る た め
,
'
l
y
s
s
=
-
o o oo " 7 "
.
'
0 9 5 50 5
R
x
'
=
0
'
柳
認
に 分 析 に 用 い た 装置 の 補 正 係数 を 求 め る 必
ノ
t
!
u
o u s
酸素分析
060 0
た
0 -
%
d
汚 れ は な く 非常 に 美寛 で あ
.
.
an
a
.
.
wn
,
.
の
%)
ass
0 ( X)0 8
K no
i n th
して い るが
試料も美麗 な 銅 色 を 呈
c o n te n t
A
bl e 1
,
u r e c o p p e r i n g o t s aft e r v
t o p f a c e s , ( b) : si d e f a c e s
-
a
れ ら の 試料 は 全 て
し た 後 の 状態 の た め
d p
( a)
Ⅲ 2
T
こ
酸洗 い 前 の 表面 状態 は生 松 に よ る 脱酸試料( A )
とリ
-O
た
( a ) は 純銅鋳造材 の 立 像 写 真
.
u
べ
い ずれ の
P h o t o 1 A p p e a r a n c e s of 也 e
d e o x i di z a ti o n t r e a t m
C
実験方法 で 述
,
。
硫酸 水 溶液 で 酸洗 い を
て
っ
( a)
,
F に 対応 す る 試 料 を左 か
-
らな ら べ て 示 して ある
た 脱酸条件 に 従
べ
また
。
金 型 鋳造 に よ る 試 料 形 状 を
の
P h o t o 1 に示す
述
3
o ー
が ある
'
&
o
その ために
。
,
要
酸素濃度 が 既 知 の 標準
T
T
銅 酸素合 金
t
!
の 酸素分 析 を 行 っ
一
0 O8
0
た
そ の 結果 を
。
・
n
T
U
0 0
p
bl e l お よ び Fi g 1 に 示 す
a
酸素
。
.
の
標 準値
′
0
( y ) と 分析値( Ⅹ)
J
t
!
P
間に は
の
y
ニ
ー
0 000 917 93 +
.
t[
qS 0 O 4
0 95 505
.
u!
一
t
0 O
[
3
Ⅹ
の
関係が あり
,
を 分 析値 と し て 補 正 し た
'
l
こ の
関 係 か ら 実験値
。
)
t
]
各種 脱酸法 に よ
0
3
0
0
0 02
.
yg
en
n
b et
c o n
0 06
.
n a ly z e d
F ig 1 R el a ti o
o x
0 04
.
A
0
c o n
0 08
.
t
en
w e e n
te nts i n
ti
a n
n
al y
c o
0 1
.
C
u
-
0
z e
pp
d
a n
er o x
-
,
d
yg
m
原 材料 と し て
0 12
.
all o y
.
a ss
%
d ar d
al l o y s
s t an
en
.
めて T
a bl e
の
っ
て 得 られ た試 料な らび に
タフ ピ
2 に 示す
大 き な処 理 法 は リ
。
ッ
チ銅
の 分 析値 を ま と
こ こ で 最 も 脱 酸効果 の
ン 化 銅( Ⅰ)
を添加 し
,
黒鉛
4
横
S
D
pl e s
a m
d
e o xjdi z e r o r
e o xidi zi n g
O
et
h
m
od
c o n le n t
xyg en
as s%
(m
.
勝
田
・
日 村
尚 子
料( D )
の 順 とな っ
m
A d diti o
B
D
E
ra w
n
e r Od
pln
a n d s ll m
u x
.
0 032 4 ±0 0 12
and
0 1 7 1 l ±0 α)4 1
Ⅲ 4
各種脱酸法 に よ る 練銅鋳造
r ∝l
S ti r ri n g wi t h g r a p hit e
r od
A d di d
ng
of
o n
C
u
P
3
d
an
wi th g r a p hit e
F
.
.
ng
As
r ∝ ei v e d
T a bl e 2 O
to
T
pit c h
c op
0 0 1 6 5 ± 0 α)3 1
r
pe
,
.
.
i n th e c o p p e r
i it o n t r e a t m e n t
m e t
h () d
c o n t e n ts
d
wi th
平 均値 を 求 め た
.
.
x y ge n
aft e r
0 0 7 5 ±0 ( X) 1 7
0 2 173 j= 0 01 26
gh
u
ri
o us
得 ら れ た 結果を ま と め て
。
。
さ は 試料 C と E が 入 れ 替 わ っ
-
3 で述
E
F
,
D の 順 に 高くな る
,
理 が い ずれ
の 試料 とも Ⅲ
生松樺 に よ る 擾拝( A )
擾拝(
)
C
続い
,
下する
3 で述
-
の
棒 に よ る 撹拝 の み の 試 料( D )
た
S
加
pl e s
a m
であ
っ
d
A
は 黒鉛
S ti
a
m
wi th
ng
A d diti o
n of
ra w
Fl
C
各種脱酸法 に よ る 純銅鋳造材 の 硬 さ を測定
点 を測定 し
u x
pJn
結果 を ま と め て T a bl e 3 に示 す
( A)
( F)
S
B)
試料( E )
,
の順 に高く なり,
pl
a m
試料(
,
D
es
d
試料(
R
or
th
m e
od
o ck w
n u m
.
E
C)
b
試料
,
S ti
B
A
m
d did
A
it h
d di 血o
ng
D
S li
n
E
A d di ti o
m
F
a
_
n
ra w
n
u x
w
e r ∝l
pln
an
g r a p h it e
or w
n
sti m
w
T
or
o n
w
C
g wi th
n
d
s 由m
T
it h g r a p hit e
of
ith g
C
u
rap
3
and
山t e
sd r h n g
rod
P
and
sd m
.
93 6
.
n
69 4
g
.
g r a p hit e r o d
75 8
.
k w ell
h a rd n e s s
n u m b er s
(H
al e) of th e r oll w o r k e d
an d
th e
an n e a
l e d p u r e c o p p e r p l at e s aft e r th e
i o u s d e o x id i z a ti o n t r e at m e n t s
v ar
oc
s ca
l e
)
Ⅲ 5
6 2 1.
.
純銅 圧 延 材 の 焼鈍前後 に お け る
形 状観察
74 7
.
81 0
.
9
の
ように
,
脱酸材や方 法 に よ り 試 料
た
5 2
。
金属 工 芸
の 方 面 で は こ の よ う な溶解 と 圧
.
延 によ
7 6 3
.
っ
て 金 属 の 板材 を作製す る の で 試料 中
の 酸素分析値や 硬 さ の 相違 に よ
r ∝l
8
の
酸素 分 析値 や 硬 さ が 大 き く 変化 す る 結果 を 得
d
r a p hi t e r o d
P
n O n
r
wi t h g r a p hit e
69 4
.
以上
a nd
ng
,
.
a nd
S 也m
u
a rd n e s s
s c
.
の は試
(H
w a s t e s( r a w
C
h
( H. s c al e)
6l 8
ng
n O ーl
bl e 4 R
a
rod
a s te s tr a w
g wi th g
ng
s血m
rod
of
r
d
ith g r ap hit e
n
tc
.
w
F
e1ーh a r d n e s s
er
or
n
r
um
53 7
ng
d ditio
A
-
A
d d iti o
w it h
硬 さ は 試料
最も硬 さ が 高 い
e o xi di z e r
e o xi di zi n g
,
。
d
e r
a nd
o c k w ell
n
.
s ti m
得られた
の 平 均値 を 求 め た 。
そ
,
A
D
種類 の 試料片 に つ き平均2 0
1
,
R
m e th o d
。
各種脱酸法 に よ る 純銅鋳造材 の 硬 さ
する に当た り
脱酸麺
,
た 圧 延材 の
べ
て か なり硬 さは低
っ
o xidi z e r o r
e o xi di zi n g
wi lh g r ap hit e
-
,
。
の 順 に 酸素含有
率 は 増大 し」 最も酸素含有率 が 多 い
Ⅲ 3
ただ し
C
,
ホ ウ砂添加 と 黒鉛
,
脱酸 処 理 な し( F )
,
あり
で
藁屑添加 と黒鉛 棒 に よ る
,
。
B
,
.
棒 で 擾拝処 理 を施 した 試料( E )
棒 に よ尋授拝( B )
て い る 以外 は Ⅲ
た結果と ほ と ん ど 同 じく A
べ
硬 さ よ り も焼鈍効果 に よ
て
その
,
bl e 4 に 示 す 各種脱酸法 が 異な る 試料 の 硬
a
,
e o x i di z
v a
上 と 同様 に 1
,
種類 の 試料片 に つ き平均2 0 点 を測定 し
.
.
n O n
G
後 の 硬 さ を 測定 す る に 当 た り
0 5 3 4 4 ±0 0 0 3 4
d
r
圧 延 材 の 焼鈍
・
.
.
s ti m
圧 延材 の
・
焼鈍 に よ る 硬 さ 変化
.
各種脱酸法 に よ る 純銅鋳造
a s l e s tr a w
wi th g T aP h lt e
m
.
rod
r ap hit e
of w
n
0 (X)9 8 士0 0 0 1 8
ng
'
A d di也o
岳ti
or
n
ith g
w
C
wit
h
ng
。
)
-
S ti
A
た
っ
て 圧延 時 に
ひ び 割 れ な ど の 欠陥 が 生 ず る 場合 が あ る
7 6
.
bl e 3 R ∝ k w ell h a rd n e s s n u m b e r s 田 s c ale)
of t
h e c a s t e d p u r e c o p p e r p l at e s aft e r
v ar i o u s d e o xi di z ati o n t r e a t m e n t s
.
実験 で は圧 延 率 を
一
定 の40 % と
。
本
し た 場合 に 得
ら れ た 圧 延 材 な ら び に こ れ ら を8 0 ℃ で 4 0 分 間
金 属 工 芸 用 純 銅 鋳 造 材 お よ び 圧 延 材 の 硬 さ に お よ ぼ す 溶存 酸 素の 影 響
5
芋蘇
-
P h ot o 2
App
.
c
焼鈍 し た 試 料
そ れ ぞ れP h
で
の 形 状観察 を 行 い ,
2(
ot o
a
.
両写 真とも上
,
をF
D
,
,
A
e a r a n c e s of
o p p e r pl at e s
の列,
左 か ら右
変 え た 場合 の 試料 形 状 を示 す
P b o t o 2(
.
によ
B
ri
ro
ll e d ( a) a n d 也 e a n n e al e d ( b) p
d e o x i di z a ti o n t r e a t m e n t s
o u s
u re
.
。
ここ
脱酸 処 理
E
,
C と
,
。
で 明 ら か なよ うに 40
)
a
-
-
a s
v a
の 結果 を
) お よ び( b ) に 示 す
下 列左 か ら右
,
そ
也e
wi t h
,
%
の 圧延
て 黒 鉛棒 で 按拝 し た 試料( D ) だ け に 大
っ
き な 亀裂 が 現 れ て お り
そ れ 以 外 の 試料 で は
,
こ の 程度 の 圧 延 で は 欠陥 が 生 じ な い こ と が 分
か る ま たP h o t o 2 ( b
。
.
が 焼鈍 に よ
り
っ
) にお い
てもD
試料 の み
亀裂 が さ ら に大 き く な
て
っ
てお
さ ら に 過 剰 に 含有す る 酸素 が焼鈍中 に ガ
,
Ph
o
to 3
A p p e a r a n c e s o f 也 e ti p s
c hi s el s h a
i r r o u n d h ai r an d
c hi s el f r o m t h e l eft si d e
.
,
ス
とな
な
っ
て 試料表面 を膨 張 さ せ
っ
亀裂 と は 異
,
た 表面 欠陥1) が 新た に 発 生 し て
察 され る
い
-
り聖
「
丸毛 彫 り 聖
,
・
ただ し
場 合 の 表 面 性状 と 彫 り 易 さ を比 較 した
。
の 彫 り 易 さ の 評価
を
ま た硬さが高 い
,
ので
実 際 に聖 を 使 っ た 際 の
さ い 試 料( A ) を取 り 上 げて 比 較 し た P b
こ こで用 い
の 3
,
種 類 を採 用 し た
3 に 示す
た聖 は 彫金
の
丸 毛 彫 り お よ び 片切
。
の 聖 の 刃 先部分
.
,
・
た
り聖
ot o
焼鈍材 を彫 り
こ こ で は 酸素含 有率 が 高 く
。
。
e
て 酸素含有率 ま
っ
た は硬 さ が異なる純銅圧延
圧 延材
で代 表的な毛 彫 り
して P b
ら の 代 表的な 聖 を使
その
方面
拡大
これ
試 料( F ) と酸素含有 率 が 低 く
した
id
。
を定 量 評価す る 手 段 が
感 じ方 を記 録
s
の刃先
これ
っ
れ ら 3 種類
片切 り 聖 そ れ ぞ れ
,
見 当 た らな か
こ
,
酸素含有率 と硬 さ が 種 々 異
,
な る 純銅 の 鋳造
。
圧延材の
易 さ の 評価
彫 り」
本実験 で 得 た
行っ た
・
,
c ol d
る の が観
。
脱 酸 法 が 異 な る 純銅鋳 造
6
f
.
を示 す
Ⅲ
o
o n e
-
を参考 ま で に
写 真 の 左 か ら毛 彫
,
また硬 さが小
。
は 3 種類 の 聖で 彫
( a)
-
( c)
っ
4
.
た 表 面 の 拡大写 真 で ある
は 試 料( F )
,
( d)
-
。
( f ) は 試 料( A )
試 料( F ) お よ び( A ) と も に 左 か ら 毛
で あり
,
彫り
丸毛 彫 り お よ び片切 り聖 で 彫
,
ot o
表面写 真で ある
。
っ
た溝 の
こ れ ら の 写 真観察 な らび に
横
6
p h ot o 4 P h ot o g
.
c o p p e r , ( d)
a n
d ( e)
: ro u
田 村
尚 子
of
∼
,
・
,
.
,
-
・
,
,
実際 に彫 っ た 際 の 感触結果 を ま と め て T a bl e
に示 す
・
ht e c a rv e d s u rf a c e s o f th e p u r e cQ P p e r ( a) ( c) : n O n d e o x i d i z e d p u r e
(i) d e o x i d i z e d p u r e c o p p e r b y r a w p l n e r o d ( a) an d ( d) : h ai r c a rv e d ( b)
n d h a
i r c a rv e d ( c) an d (i) : o n e s id e c a rv e d g r o o v e s r e s p e c ti v el y
r a ph s
-
勝
田
.
5
も
の
ま た 高 い も の と 千 差 万 別 で ある
酸素 は銅
。
の 中で
て 合金 化 す る 場合
.
考
察
先ず T a bl e 2 に 示
,
,
,
各種脱酸法
に よ る 試料中 の 酸素 分 析値 は そ れ ぞ れ に 低 い
a
-
C
,
い
一
中 に 固 容体 と
u 20
し
)
わ ゆ る 介在 物 と し て
存在す る こ と が考 え られ る
た めに銅
u
第 2 に 酸化 銅( Ⅰ) ( C
な ど の 酸化 物 と して
したよ うに
こ こで,
ど の よ う な 形 で 存在す る か を
予 測す る と; まず第 1 に
Ⅳ
。
。
こ
れ を 検討 す る
酸素 2 元 系 状 態 図 をFi g
2
.
2)
お よび
金 属 工 芸 用 純 銅 鋳 造材 お よ び 圧 延 材 の 硬 さ に お よ ぼす 溶 存 酸 素 の 影 響
S
M et h o (】 o f
p b3 S
a m
C o ld
d e o x kliz a ti o n
S
h b e Ls
c
C
h a ir c ar v e d
ra c k s
c
血 x kliz e d
N ot
C
-
k】e c a r v e d
∩e s
A
raw
ih
w
S
R o u n d h ajr c a r v e d
S
-
p ln
e r( 山
d
w ere
汚 e rV e
F a c iln y
al o n
d
g
of c
m
1
3
T
bl e 5
a
R
fo
e s u
r
lt s
th
o
e
s kl e
n e
f th
s a m
fa
e
s u r
pl e
s
C ut
c ar v e d
C
an
ce
b
o
wi th
1 3 00
u
n
an
ri
o u s
' 0
⊥
2
=
=
n
)
∼
8 0
=
T
山
e
)
3
J
7 0
d
d
a rd
{
∫
_
l
7
0
20
o
Fig 2 C
.
o
ph
4 7
Fi g 3
'
-
1 1)
.
30
xy
g
e n
ppe
r o X
a s
di a g
・
e
に示す
40
at o
,
yg
mi
e n
r a m
e
50
0
.
%
q
u
yg
x
ili b ri u
は 酸化銅( Ⅰ) で あ り 酸素 が0 4 3
,
あり
,
.
m
純 銅 と 酸化 銅( Ⅰ) ( C
R
0
xy
g
e n
c o n
.
0
O 1
t
e n
u 20
また 図か ら明 ら か なよう に
一
,
m
a ss
%
で共
) と の 共存 で
者ら
によ
っ
,
。
見 し て 純銅中
に は 酸素 が 固 溶 し な い か に 見 え る
1 1)
8
9
m
,
a s s
.
A
ID
a
ll
O 1 5
0
0 2
.
%
が 接近 し て お り
,
ま た 温 度 に対 す る 銅中
酸素 の 固溶 限 を示 す曲線 が 同
と を 考慮す る と
,
て
,
こ
.
ass
酸素 2 元 系 平 衡状態
酸処 理 を施
.
。
図で
銅 に 固 溶す る 酸素量 は 研 究
て 大 きく 異な るが
,
い ずれ に し
は僅少 で あ る
これ
-
ら い ずれ
の 結果 が 信頼 で き る か 判 断 を 下 す の
。
,
い 試料 で
及び
,
α
値と な
-
っ
,
の 銅中
-
っ
の
.
001
m a ss
% 0
。
a bl e
T
2 で 示 した よ う に
し た 試料 の
うち
.
,
各 種脱
酸素 量 が 最 も 高
,
は 酸素 分 析値 が0 5
C
したが
。
1 0 0 ℃ 付近 で 約
,
% 0 室 温 付 近 で 約0
と判断 さ れ る
の
こ れ ら 文 献( 9) お よ び(10) の 結
れ ら の 文 献偉 か ら 各 温 度 で
m
-
じ 傾向 に あ る こ
果 が 信頼 で き る も の と判断 さ れ る
と こ ろで
し た の がF i g 3 で あ る
酸素 固溶 量
t
r
4
7
た だ 文 献(9) と(1 伽こ よ る 結果
こ の点を
。
て も 銅中
の
be
n u m
,
0 00 5
3
.
は 困 難 で ある が
よ り 低 い 温 度 で 融体 が 出 現す る こ と に な る
示 さ れ る ように
f
0
d
酸素 の 固溶 限 を 読み 取 る と
図 の 銅側 を拡大
e
+
酸素含有量 が増加する と純銅の 融点で ある1 0 8 3 ℃
-
r
p pe
・
こ の 共 晶温 度 は 1 0 6 6 ℃ で
明 ら か に す る た め に銅
c o
.
。
また
"
F i g 3 S o li d s o l u b ilit y o f t h e o x y g e n
i n 也 e s o li d c o p p e r a ft e r t h e
4 7
ll
v a r
i o u s r e fe r e n c e s - )
e n
2)
.
。
I
.
.
Fi g 2 か ら 明 ら か な よ う に 純 銅 と共 役す る の
晶組成 を 示 す
.
ロ
0 05
60
O
c
t
′
0
10
m e n
●
∫
.
e r
hi s eli n g
t r e at
㌔
㌔
pp
c
l o ng
lS
.
㌔′
ノ
[
・
山
㌔
O
f
h
∞
∫
.
o
S m
㌔
.
c
■
桓 o f c h is e ]i n g
I
J
J
o
n
.
∫
3
J
m e t aJ
∫
u
u
.
.
th e c h
.
.
J
!
.
th e h e a d of c hi s e l b i[e a in t o
.
th e
一
t
!
t
・
S o fl
.
r
'
I
m e t a Ls
th i n fi[ m S p * lin g o ff
.
.
I
.
.
t o s c r at c h
.
T o f e eI:
1
d t h e f a cilit y
d e o x i di z a ti o
---__-_
--
m
3
J
3
・
io
_
o
'
bL ad
sr u r p
v a
u
o
ih
at
s e rv
d A
w
h a rd
.
.
3
O
hi s e li n g
.
t h a rd r u b b e d
rTI W
2
h b el w a s g lid e d
肋 a n d s 旭 rp
∞
of c
T o f e e I:
h is e li n g d ir e ct k) n
T rN> h e a d
H a ir c ar v e d
S tirrir q
d ) s e r v a tio n
ce
R u b b e d s u rf a c e w 托h c his e l
R o u n d h a ir c a r v e d
0
fa
ur
7
m
a ss
% 以上 にも
中 の 酸素 固溶 限 を は る か に 越 え る
u
て いる
。
こ れ はF ig 2
.
お よび F ig 3 に
.
示 し た 銅 酸素 2 元 系 平 衡状態 図 か ら も 予 想 さ
一
れ る よ うに
,
銅中 に 酸 素 が 酸化 銅(
Ⅰ) と し て
横
8
介在物 の 形 で 存在 して
い るも の
勝
田
と予 想 さ れ る
田 村- 尚 子
・
・
液体銅 中 の 酸素 と炭素 が 直接接触す る 頻度 を
。
す なわ ち 溶解銅中 に は 酸素 が 大 量 に溶解す る
の で,
この
どうか によ
高 め る (2)活性 な 炭素 を 供給す る
,
間 に お け る 脱 酸 が 十分 で あ る の か
っ
て 液体銅 の
の 排出 が 起 こ り
凝 固 の 際 に 酸素ガ ス
外部 に脱出 で きな か
,
要 で あ る と判断 さ れ る
なる
素 は 銅 と酸 化物 を 形 成 し 介在 物 と し て 残存す
る も の と考え られ る
と い われ
し て 炭素成分 お よ び リ
ン 成分 を取 り 上 げた の で あ る が ,
酸効果 に う
い て
銅製錬 の 分野 に お
。
ながら
これらの脱
そ れ ぞ れ 次に 検討 す る
現在 で も行 わ れ て
,
し た 試料( A ) を 除 い て
。
搾 に よ る 試料(
-
先ず炭素成分 に
する にあたり
つ い
( D)
て そ の 脱 酸効果 を 検討
2 6 1 4 0 ± 0 03 k
.
.
c al
/
94 05
.
±0
.
01k
で 明 らかなよ うに
al /
c
m ol
C O (g
-
29 8 K )
(at
)
a s
-
・
CO
・
( a t 29 8 K ).
m ol
2
・
・
・
・
・
・
・
・
・
タル ビ
方
,
ー
値は
-
26 40 k
.
/
c al
液体銅中 の 酸素原 子 と
反応 して
二
の生成
ンタ ル ピ
エ
9 4 05 k
.
c
ol
m
1 2)
で
ある
エ
らず
al /
m ol
1 2)
値 は( 2)式 に 示
銅 中 の 脱酸効果 を 高 め る た め に は 主 と
P h ot o 5 S
r
しか し
。
藁屑添 加 と 黒 鉛棒撹
の 酸素分析値 は0
m
F
% よ り も減少 して
ass
m
)
.
171 1
の 酸 素分析値
い るが,
試料( D )
% と 異常 に高 い 値を
a ss
。
特 に試料( A ) と試料( D )
,
の
酸素分析値
の で そ の 原因を明
ン
表 面 観察 を行
す
一
。
成 され
の 結果 を P
,
o to
5 に示
( b ) は 生 松棒 が 炭
で は 表 面 が 赦密 か
(
.
これ ら の 表面 写真か ら明
。
b
写真面
つ
,
h
)
つ
平坦 で
で は 微細 孔 が 無数 に 形
の 大き さ に相当す る 寸 法
凹 凸 が 棒材 の 表 面 に 多数形成 さ れ て
の
い
る
。
ま た 工 業的 に 製造 され る 黒 鉛棒 は化 学反 応 性
o 飴
c ab u
か
,
)
a
あ る の に 対 して
。
そ
。
( a ) は 黒鉛棒 の 表面
ら か な よ う に(
し て(1 )
an
。
た
っ
化 し た 表 面 を示 す
液体
face appe ar
d ( a) a n d ht e
u r
o
グ
ら か にす る 目的 で 黒鉛棒 と 生松 の 炭化棒材 の
と 非常 に 大き な 値 を 示 す
,
る
ン
酸
した ように
こ れ ら の 反応 式 か ら判断 さ れ る よ う に
試 料( C )
,
,
に 大き な 差異が 認 め られ た
酸化炭 素( C O 皇) ガ ス に 変化す る 際
ー
1 3)
脱酸材 と して 炭素成分 を選択 し た に も関わ
酸化 炭素 ガ ス が
一
い
リ
ー
生 松棒 に よ る 接辞
,
% と 脱酸未処 理 試料(
示 した
( 2)
,
液体銅 に 松な
黒鉛 棒 に よ る 撹 拝読料
,
.
(1)
一
化炭素( C O ) ガ ス と なる 場合 に そ の 生 成
-
・
うち
C)
で は 酸素 量 が0 5 3 4 4
)
也a s)
の 炭素 ま た は そ の 原 子 が 直接化 合 し `
体
as
液体銅中 の 酸素原 子 と 固
,
ass
.
0 (i n li q u i d C u ) + C O ( g
-
の
0 2174
0 (i n li q u i d C u ) + C ( s oli d )
-
m
次の 反 応式
,
,
T a bl e 2 か ら 明 ら か な よ う に 炭素 を
,
脱酸材 の 自的 で 使用 し た
炭素 系 脱酸材 の 脱酸効果
Ⅳ 1
いて
ど の 生 木 を 挿入 し脱 酸す る 工 程 は ポ
。
本実験 で は脱酸材 と
条件 を
つ の
満 た す材料 が 脱酸材 と して 適当 と い う こ と に
た酸
っ
これら2
。
こ とが重
,
O
ri
f ht
ed
z
e
sy n
ra w
th
i
e s z e
pi n e
r
d g r a p h it e
( b)
od
.
,
金 属 工 芸 用 純 銅 鋳造材 お よ び 圧 延 材 の 硬 さ に お よ ぼ す溶 存酸素 の 影 響
耐熱性 お よ び 機械 的強度 を 高 め る た め に 高密
度に
して ある の で
期待 で き ず
し た銅 を 黒 鉛棒 に よ り 撹 拝
む し ろ 大気中 の 酸素 を 溶解 さ せ る
,
逆 の 効果 が 現 れ た も
方
一
と 考 え られ る
の
脱酸処 理 法 と
,
場合 に は
の 脱酸効果 は
本実験 で
,
溶解
,
する 際に
4)
1
る ととも に
そ
,
っ
て 無定 形 の 炭 が 粉状 に な
中に混入 し
溶 け た 酸素 と 容易 に 結合
,
して
酸化 炭素 ま た は 二 酸化炭素 ガ ス と な っ
に放 出 さ れ る も
と考 えられ る
の
を使 用 し た 場合 に は
効果
の 他 に;
,
次で 述
べ
一
15 )
り
,
ンタル ピ
エ
生松
が はる か に 大き
し て リ ン 化銅( Ⅰ) が 最も有効 で あ
わ らず
こ の 試 料( E
,
したよ うに
料(
の硬
)
) お よ び 試 料( B )
A
示 した
の
さ よ り も高 い 値 を
も の と 考 え ら れ る ま ず銅 リ
態 図 をF i g 4
15
.
)
に示す
に 銅 中 に3 5 at o
.
m
図 か ら明 ら か な よ う
。
ic % まで
。
の
リ
ンが
α
固溶体
リ
ン
がこ
の
固溶 限
がα C
ン 化銅( Ⅰ)
待できる
は 本来硬 く て 脆 い 性質 が あ り
銅 の 溶解 時 に
フラ ッ
ク ス と し て ホ ウ砂 を添
加 し 黒 鉛棒 で 擾拝 し た 試 料( B )
の
酸素分析値
は 比 較的 に 低 い 値 を 示 し た が
フ
ラ
役割 は
,
こ れ が 溶解 し て 液体銅 の
て 空 気 と の 接触 を 断
ある が
,
,
溶湯 を 激
つ
クス
ッ
表 面 を覆
効 果 を期待
と にな る
u の
-
析出する
こ
元 系 平 衡状
ン 2
-
液体銅 と 大気 の 直接接触 を 防止 す る 効果も期
。
3 で示
こ の 原 因は 次の ような理 由に基づ く
。
を越 える とリ
と して
a bl e
こ れ よ り も高 い 試
の硬
るフ ラ
ス
た に も関
っ
さはT
酸素分析値 が
,
と し て 銅中 に 合金化す る
ク
と か ら も理 解
い こ
酸素分析値 が 最も低 い 値 に な
,
ンク
エ
。
松脂 の 炭化 に よ る 脱 酸
ッ
値 よ り も式
ー
し た リ ン 酸化物 の 生 成
。
て 外部
また
。
撹
,
て 液体銅
っ
値
で きる
さらにこ
,
こ で 得 ら れ た 炭化棒 は 柔 ら か く 脆 い の で
拝に よ
ル ピ
ー
脱酸材 と
の 活性炭素 に 変化す
表面 積 は 大 きく
の
( 3) ま た は(4) で 示
。
し て 生 松棒 で 撹拝 し た
生 松 が 無定 形
,
た 炭素酸化 物 の 生 成
9
17 )
リ
。
結晶粒界 に
ン 化 銅( Ⅰ)( C u
の 結果,
そ
,
P)
3
金 と し て 測定 さ れ る硬 さ が 高 い こ と に な る
こ の よ うな理 由 によ
っ
て
一
,
地
。
般 に 酸 素濃度
の
っ
したも の で
しく 動 か す作業 が 伴う場合
Ⅱ
u
o
'
に は 液体銅 と 大 気 が 直接接触 す る 機 会 が 大 き
くなる
3
)
皿
t
q
t
!
J
3
d
の で 不 適当 と思 わ れ る 。
E
j
t
t
I
J
.
Ⅳ 2
J
リ ン 系 脱酸材 の 脱酸効果
-
本実験 で 作製
最も低 か
っ
た
し た 試 料 の う ち 酸素分析値 が
リ
,
皿
ン 化 銅( Ⅰ)
よ る 撹拝試料( E ) で は 次式
0
添 加 と 黒 鉛棒 に
,
C
20
u 3P
とリ
C
u
+ P
.
.
.
c al
/
m
ol
( 3)
F i g 4 E q u ili b ri
p h o s ph o
Ok
c al/ m
-
P 20
3
1
.
ol
s
ph
bin
as e
a ry
e r ce n
t
1 00
P
P
di a g r a m o f
al l o y s y s t e
ン 化 銅 を採 用 す る 場 合 に は ,
測
0 (i n li q u i d ) + P
.
m
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p
c o
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-
16)
.
が未知 の 金 属 を溶解す る 際 の 脱酸材 と し て リ
2 70 0
また は 主 と して
±6
u
c
ン 原 子 が 液体銅中 に 溶解 し ,
0 (i n li q u id ) + P
±9
36 0 ±2 Ok
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80
丘0
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C
-
40
u
Ok
に した が
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P 20
5
-
37 0 0
.
ol
て 脱酸され る こ と に なる
。
脱酸材
と し て 炭素 を 用
い
た他
分析値 が 低く な
っ
た の は 式(1) お よ び( 2) で 示 し
の
ど の 試 料 よ り も 酸素
そ
の 添 加 量 を予
し て 厳密 に 決 定す る 必 要 が 出 て く る
理想
。
的に は添加
し た リ ン 成 分が ま ず脱酸 に よ
消費 され
金属地 金 中 の リ
,
以下 にす る こ と が望 ま し い
販タ
フ ピ ッ
中のリ
チ銅 で は リ
ン濃度がそ の
ンに
ン 濃度 が
。
例 えば
α
一
っ
て
固溶限
般の 市
よ る 脱酸後 の 地 金
固溶 限 で あ る3 5
.
at o m
ic %
横
10
以 下 とな る ようにリ
がある
ン 添加 量
勝
田
を調 整 す る 必 要
銅 お よ び 銅合 金 を溶解す る 際 の 脱酸
。
用リ
ン 化銅 の 添加量 は 銅中 に 含有す る 酸素 量
によ
っ
て 異な る が
す る 場合 に は 約0
とされ て
い
% (リ
2
.
般 にタ
一
フピ
チ 銅 を使用
ッ
.
報告 は
い
まだ見 受け られ な い
。
本研究 で は 純銅を溶解す る 際 に脱酸材 と し
て 炭素系 と り. ン 系 の 材 料 を 取り 上 げ て きた が
果
極微 量 の 酸素固溶 量 に よ
,
0 pp
19 )
ので炭
素成 分 を強制的 に溶湯中 に 挿 入 す る 工 夫 が 必
要で ある
また
。
同 じ炭 素成分 で あ
,
■
す る だ け の 役割 し か 持 た な い
て 鋼 索地 を 強化す る こ と に な る が
2 1)
る 候向 を 示 す の で
2 0)
,
この間の溶
量 を 逆 に 高 め る こ と に な る の で 注意す る 必 要
い
含有酸
,
粒 子 は 粗大化す
Ⅰ)
分散強化機構 に よ る 著
,
た もの
っ
。
純銅 を溶解す る 際 に
脱酸処 理 を種 々 変 え
,
i
湯 と 大気 と の 接触頻度 を 高 め る 点 で 溶解酸素
●
3
【
]
'山
=
t!
3
S
が ある
。
H
Y
H
溶存酸素量 と 硬 さ の 関係
Ⅳ 3
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●
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山
′
t
(
つ
微 粒 子 が 分散強化機構 に 基 づ
素 量 が 増 大す る と 酸化銅(
,
すな わ ち こ
。
と考 え ら れ る
脱
む し ろ擾拝
で
て 銅中 に 分散す る
っ
し い 鋼索 地 の 硬さ の 上 昇 が 現れ な か
,
酸効果を期待す る こ と が で きず
さの 上昇率は
て も黒
,
酸素
,
1 4)
っ
鉛 は 結晶性 が 高く化学的 に安定 の た め
方
一
。
含有率 が 固 溶 限を越 え る と酸化銅( Ⅰ) と なり
,
般 の 金属 に 対 し て 炭素 の 比 重
溶湯表面 に浮 上 しやす い
,
て も硬 さ が 急
っ
で の硬
その結
,
。
の 酸化銅( Ⅰ)
は 小さく
固容体中
ので
.
は 藁屑や 生 松 な ど の 炭化 した 無定形炭素 が 適
一
以上
m
して
Fi g 5 で 示 され る よ う に低 下 す る 銅中 の 酸素
微粒 子 と な
,
ずれ に
に 大 き な 格 子 歪 み を含む こ と に なり
こ れ ら の う ち 炭素系 の 脱酸材 を使用す る 際 に
当で ある が
い
。
も こ れ ら 両原 子 半径差 が 大き い
含有 率 が2
18 )
る
尚 子
田 村
激 に 上 昇す る も の と 判断 さ れ る
と し て 約0 03 % )
ン
・
炭素系 の 脱酸材 を 用 い た 場合 の 溶
ぎに
,
P
J
丁山
t
!
口
H
の 関係 に つ い て 簡単 に考察す
存酸素 量 と 硬 さ
る
ただ し
。
,
ン 化銅( Ⅰ)
リ
脱酸材 を用 い た 場
o
10
20 0
0
合 に は 酸素含有率 が低 い に も関 わ ら ず硬 さ が
高く な
ように
っ
た 原因 に
つ い
て はす で に 上 で 述
べ
た
とにする
い こ
.
に よ る 銅鋳造材 中 の 酸素含有率 と硬 さ の 関係
括
して
っ
した も の で ある
図に示
素量 が約2 0 0 p
伴
p
まで
m
。
銅中 の 酸
の 硬 さ蛙 酸素量 の 増加 に
て 急激に 上 昇す る が
,
酸素量 が こ の 値 を
を 越 え る と 硬 さ は 緩慢 な 上 昇 を 示 す
。
F ig 3
.
に 示 した 銅 酸素 2 元 系状態図か ら 明 ら か な よ
一
うに
,
α
C
u
中
-
の 酸素 の
銅 の 原 子 半径 が1
o 6 0 Å と小 さく
.
.
.
固溶 限 は 僅少 で あ る
2 7 Å に 対 して
1 9)
,
。
酸素 の そ れ は
酸素 と銅 は 侵入 型 固 溶体
`
を作る も の と考 えられ る が
,
こ
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.
。
Fi g 5 は本実験 で 得 ら れ た 炭素系脱 酸材 処 理
一
F i g 5 R el a ti
そ の 硬 化機構 が 炭素系 の 場合 と 異 な
,
る の で こ こ で は触 れ な
を
0
れ を実証 した
た 地 金中 の 酸素 量 が そ れ に 対 応 し 七著 しく変
化し
,
ま た 同 時 に硬 さ も大 き く 変化す る こ と
ような 酸素量
した
が っ て 硬 さ の 異 な る 銅 の 板材 に 3 種類
の聖を
が明 ら か と な
使
っ
て彫 り の
っ
た
こ の
。
,
際 の 感 じ 方 を ま と め て T a bl e 5
に 示 し た が 酸素含有率 の 高 い 試料 し た が
,
,
て 硬 い 試料 で は 整 が 入 り にく く
削面 は 艶 の な い 荒 れ た 状態 と な
また そ
,
の研
彫金
の
方面 で は こ
の 聖 に よ る 彫 り の 後 に着 色 処 理
を
施す の が
般 に行 わ れ る の
一
り の 表 面 状態 に よ
っ
で
,
っ
た
っ
こ の
。
ような彫
て も 着 色状 態 が 微 妙 に 変
金 属 工 芸 用 純 銅 鋳 造 材 お よ び 圧 延 材 の 硬 さ に お よ ぼ す 溶存 酸 素 の 影 響
ll
■
化 する と考えられ る
示 し
。
そ れ に 対 応 して 硬 さ も 最 も 高 い9 5 2
.
,
(H R E
(3) リ
Ⅴ
.
結
占
るタ
チ 銅 を溶解 し
フ ピ ッ
法を変 えて 調 整
い て 検討 し た 。
の
関係 に つ
の
とお り で ある
も低 い
01
生松
,
も裏付 け さ れ る
とな
ル)
ー
た
っ
らか で あり
分 が 棒状 で 液体銅中 に 挿 入 さ れ る た め
た
溶解
,
して
こ の 原 因 は脱酸材 と
。
。
炭素系 よ り も リ
の
ン系を
は 熱力学的 に
,
した が
っ
て硬
た 場合 に は 聖 の 動き は 滑
っ
の 表 面 も平 滑 か つ
そ
,
ン が 残存 し
。
さ が 低 い 銅板 を彫
は 生 松 の 炭 化 に よ る 化学活性 な 無定 形 炭素成
0 07 5
-
( 4)銅中 の 酸素 含有率 が 低 い
これ
。
.
.
用 い た 方 が 脱酸効果 が 大き い
酸素含
,
脱酸材 と
,
を 使用
硬 さ は7 6 3 ( H R 冗) と 比
,
銅 と合 金化 し た た め と 考 え られ る
,
.
たが
得 ら れ た 結果 は 次
% と 非常 に 低 く 硬 さ も最
62 1 ( H R H ス ケ
ン 化銅( Ⅰ)
添加 し た リ ン 化銅( Ⅰ) 中 の リ
なお
ass
っ
リ
酸素含有率 が 最 も 低 い 0
,
較的 に 高 い 値 と な っ た
。
m
であ
。
して
に よ る 撹搾 処 理 が 最 も 効果 的 で あ り
.
ン 系 脱酸材 と し て
%
a ss
た
っ
酸素含有率 と 硬 さ
(1) 炭素 系 の 脱酸材 と そ の 処 理 方 法 は
有率 は 約0
m
脱酸材 お よ び 方
,
し た 試料 の
して 用 い られ て
とな
ル)
ー
し た 場合 に は
金属 工 芸 の 方面 で銅地 金 と
い
ケ
ス
美麗 で あ っ
。
し た 酸素 と 炭素 が 結合す る 頻度 が 高く な る 結
果
,
る
。
脱酸効果 が 大 き く な
た も の と判 断 さ れ
っ
最後 に
本実験 に お け る 銅試料中 の 酸素分
,
析 に 御協力 い た だ い た富 山県 工 業技術セ
(2) 同 じ炭素成 分 で も 黒 鉛 は 化 学 的 に 安 定 な
た め脱酸効果 は 小 さ く む し ろ 撹拝効果 に よ
,
て 大 気中 か ら の 酸素 の 溶解 を増大 さ せ
の 酸素含有率 は0
.
53
m
の 長柄毅
また
っ
銅中
,
氏 に深 甚 の 謝意 を表 し ま す
本研 究 の
,
部 は富山第
一
香取正 彦
(2 )
M
井尾 敏 雄
,
M
(3)
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( 4)
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( 5)
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( 1 9 33 )
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,
( 1 9 2 3)
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143
,
301 308
.
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.
,
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( 1 9 3 4)
,
33 7 - 3 5 3
3 0 11 3 0 8
,
.
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2 7 1 1 - 2 7 20
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銀行 財団 か
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文献
( 1)
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ら の 奨学寄付金 に よ り 行 わ れ ま し た
% と非常 に高 い 値 を
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長谷川正 義
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金 属 材科 学
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山本 科 学 工 具 研 究社
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20
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金 属 工 芸 用 純 銅 鋳 造材 お よ び 圧 延 材 の 硬 さ に お よ ぼ す 溶存 酸 素 の 影 響
13
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