触媒技術研究組合(略称:REACT)の概要 設立年月日:平成21年3月27日 理事長:中江清彦(住友化学(株)顧問) 組合員:出光興産㈱、㈱エプシロン、トヨタ自動車㈱、日揮プランテック㈱ 昭和電工㈱、住友化学㈱、三井化学㈱、東洋エンジニアリング㈱(8企業) 事業費:平成24年度7.4億円 事業の概要:基礎化学品の触媒及び触媒反応プロセスに関する技術の試験研究。 ○組合設立の目的 基礎化学品に関する新たな触媒及び触媒反応プロセスの開発のためには、各社が個別に保有す る技術及び新たに共同開発する技術を統合し、最適化することが必要であり、本分野での技術を 有する企業が協同して研究開発を推進し、実用化を促進する。 ○実用化の方向性 ★ナフサ接触分解 接触分解反応器 ★ナフサ接触分解の実用化の方向性 100万トンナフサ処理プラント新設で既存熱分解比 高性能触媒 エチレン、 プロピレン 100億円/年のメリット、また国内熱分解プロセスの 等 約1/7を本技術に置き換えることで18万トン/年 のCO2削減、ナフサ70万トン/年の省資源に貢献する。 ナフサタンク 分留装置 ★バイオプロピレン製造の実用化の方向性 ・既存の石油系PPを置き換えていくことで ★バイオプロピレン製造 CO2削減(-328万トン/年、PP100万トン代替 糖化・発酵 化学反応 想定)に貢献する。 バイオマス Bio Process Chemical Process Biomass バイオエタノール バイオプロピレン ○事業化の目途の時期 Bio-propylene Bioethanol バイオ燃料 ★ナフサ接触分解 重 合 Bio fuel Polymerization Process ・2020年以降 CO2 製 品 バイオポリプロピレン 焼 却 Bio-Polypropylene ★バイオプロピレン製造 Thermal recycle Consumer Products ・2020年以降 ●研究開発体制(ナフサ接触分解) 最適プロセス開発 PL:増田 隆夫(北大) プロセス設計 高性能触媒開発 触媒 技術 研究 組合 昭和電工㈱ 住友化学㈱ 三井化学㈱ 東洋エンジニアリング㈱ 分担研(プロセス設計) 共同研究 東京工業大学 北海道大学 横浜国立大学 分担研(触媒成形技術開発) 集中研(高性能触媒開発) 触媒大量合成 委託 触媒メーカー ●研究開発体制(バイオプレピレン製造) BPPプロジェクト 触媒開発 分離精製・プロセス開発 出光興産㈱ REACT バイオプロピレン プロセス部 部長:涌井顕一 住友化学㈱ 日揮プランテック㈱ トヨタ自動車㈱ * *技術調査 N E D O エプシロン㈱ 共同研究 東京工業大学 産業技術総合研究所 プロジェクトリーダー:島田広道 岩本正和教授 共同研究 環境化学技術研究部門
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