環境保全等の推進 - スズキ

はじめに
特 集
環境への取り組み
社会への取り組み
事業所などの取り組み
環境データ
環境保全等の推進/01 開発における取り組み
環 境 保全等の推進
お客様が安心して生活し、製品を利用していただくため、開発・生産分野等で環境保全の取り組みを推進しています。
排出(排気)ガス、騒音、化学物質等は人体に影響を及ぼす可能性があり、
スズキはこれらに対して法律や業界による
自主規制・目標に応じた取り組みだけでなく、課題に応じて自ら規制値や目標値を設定して推進しています。
01
環境保全等の推進
開発における取り組み
四輪車
▶排出ガスの低減
●国内の排出ガス規制対応
低燃費かつ低排出ガス認定車の出荷実績
スズキは、
すべての新型車を2005年
(平成17年)
排出ガス
規制
(新長期規制)
に適合させています。2011年度発売車に
2005年基準50%低減☆☆☆
2005年基準75%低減☆☆☆☆
出荷台数
(台)
500,000
おいて
「☆☆☆☆低排出ガス車」の認定機種は、2012年3月
末時点で、計10機種14型式になっています。
今後も、
「 ☆☆☆☆低排出ガス車」の認定を拡大すべく、排
56,879
138,897 117,684
400,000
出ガスの低減に取り組んでいきます。
21,930
13,039
300,000
365,904
排出ガス規制適合車
200,000
機種、型式数
2005年
(平成17年)
排出ガス規制適合車 6機種 6型式
☆☆☆低排出ガス車
2005年
(平成17年)
排出ガス基準50%低減
7機種 10型式
☆☆☆☆低排出ガス車
2005年
(平成17年)
排出ガス基準75%低減
10機種 14型式
340,487
369,917
404,639
415,703 439,465
100,000
0
53
● ●
86,186
2005
2007
2008
2009
2010
2011
年度
はじめに
特 集
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社会への取り組み
事業所などの取り組み
環境データ
環境保全等の推進/01 開発における取り組み
▶騒音の低減
●車外騒音の取り組み
環境問題のひとつである道路交通騒音低減のために、
自動車が発生させる騒音の低減に取り組んでいます。具体的には、
自動車
の音源となるエンジンをはじめトランスミッション、吸排気系、
タイヤなどから発生する音の低減と、発生した音を車外へ出さないための遮
音カバーの最適化等を行い生産車に盛込んでいます。
主な騒音対策項目
放射音低減
風切音低減
トランスミッション騒音低減
●サイ
ドミラー形状最適化
●ケース剛性アップ
●ボンネッ
ト裏吸音材取付け
●ギヤ噛み合い精度向上
●サイレン
トチェーン採用
排気騒音低減
●マフラー内部構造改良
●マフラー容量増加
● 排気口改良
吸気騒音低減
●レゾネータ追加
●エアクリーナケース
剛性アップ
エンジン騒音低減
タイヤ騒音低減
● 制振構造ヘッ
ドカバー
●オイルパン剛性アップ
●シリンダブロック剛性アップ
● 各種補機類の騒音低減
●メカノイズの低減
●サイレン
トチェーン採用
放射音低減
排気騒音低減
● 吸音材付
●サブチャンバー追加
遮音カバー取付け
● 遮熱カバー制振
デファレンシャル騒音低減
●ギヤ噛み合い精度向上
●車室内騒音
車室内の騒音に対しても、
お客様にとって心地良い室内環境になるように、燃費改善と両立した音源対策や吸音・遮音・制振対策
を実施し静粛性向上に努めています。
●アルト エコの静粛性対策事例
・新型エンジンの採用
・エンジンマウント支持方式変更および液封エンジンマウントの採用
・ボディ構造の改良
・フロントサスペンションの振動低減ブッシュの採用
・吸音タイプの成型天井を採用
・ダッシュサイレンサーの大型化
・フェンダー内への遮音カバー装着
アルト エコ
54
● ●
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環境データ
環境保全等の推進/01 開発における取り組み
二輪車
▶排出ガスの低減
●製品全体の取り組み
二輪車の排出ガス低減のため、スズキは欧州のEURO
(ユーロ)3、中国の国Ⅲを始め、各国の排出ガス規制への
対応を進めています。2011年度、欧州向けにはDL650、
G S X - R 1 0 0 0 、中 国ではG W 2 5 0 、G D 1 1 0 、インドでは
O2センサー
UP125、
インドネシアではUD110において、各国の排出ガス
規制に適合させたモデルを開発し、販売を開始しました。
●製品事例の紹介
2012年1月に発売
(中国向け)
したGW250では、PAIR※、
O2センサフィードバック制御及びメタルハニカム触媒を搭載し
メタル
ハニカム触媒
て排出ガス低減を実現しました。
※ PAIR:Pulsed-AIR injection
▶騒音の低減
●製品事例の紹介
騒音低減の取り組みとして、GW250における実施例を紹介します。
GW250では、騒音規制を満足させるために、消音性の高い構造を多く採用するとともに重量の増加を最小限に留めるように設計し
ています。
1
2
❶排気音を低減するマフラーにおいては、CAEによる解析でマフラー内部構造の最適化を図り、減衰性能と軽量化を両立させてい
ます。
❷エンジンスプロケットカバーの裏側のリブ構造をCAEによる解析で最適化し、共振音対策と軽量化の両立を図っています。
55
● ●
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特 集
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環境データ
環境保全等の推進/01 開発における取り組み
船外機
▶排出ガスの低減
EPA2次規制とスズキモデルの排ガス値
スズキ船 外 機は、米 国カリフォルニア 州 大 気 資 源 局
HC+NOx排出量
(g/kW・hr)
(CARB)
の2008年排出ガス規制値及び米国環境保護庁
(EPA)
の2次規制値、並びに日本舟艇工業会の2011年マ
リンエンジン排出ガス自主規制値
(2次規制)
をクリアしていま
す。
40
HC+NOx
30
EPA2次規制
20
10
0
50
100
出力
(kW)
150
200
▶環境負荷物質の管理
自動車業界向けの材料データ収集システムであるIMDS
(International Material Data System)
を2003年より導入し、
それを利
用した社内環境負荷物質管理システム
(下図参照)
を社内に構築しました。
このシステムによって、欧州ELV指令の対象となる重金属
4物質
(鉛・水銀・六価クロム・カドミウム)
だけでなく、REACH規則
(Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of
の管理が可能となり、2011年度には四輪車、二輪車、船外機合わせて25機種につい
Chemicals)
における高懸念物質
(SVHC※)
て、環境負荷物質に関する法規への適合確認を行いました。
また、
これまでスズキは、国内生産拠点で生産する製品や、
ハンガリーのマジャールスズキ社の製品、
インドのマルチ・スズキ・インディ
ア社の一部製品など、本システムによる環境負荷物質に関する法規への適合確認を行ってきました。今後は、
スズキの新しい四輪車
生産拠点であるスズキ・モーター・タイランド社で生産する製品でも、本システムが利用できるように取組んでいきます。
※SVHC:Substance of Very High Concern
56
● ●
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環境データ
環境保全等の推進/01 開発における取り組み
▶環境負荷物質の削減
スズキは、
(社)
日本自動車工業会の削減目標や欧州ELV指令厳守はもとより、
その他の規制外の事業地域においても、環境負荷
物質である重金属4物質を、四輪、二輪及び船外機の全モデルで削減する取り組みを積極的に進めています。2010年度は、2009
年度に環境負荷物質の削減を進める目的で実用化した亜鉛めっき上のノンクロム処理技術
(白色)
に続き、
亜鉛めっき上の黒色ノンク
ロム処理技術を開発しました。現在、実用化に向け評価を進めています。
また、2007年6月から欧州で施行された化学物質に関する
REACH規則等、環境負荷物質に関する各国の規制が強化されていく中で、
スズキはグローバルな事業地域において、環境負荷物
質削減に取り組んでおり、
インド等アジア地域における四輪車の六価クロム削減の取り組みも実施しています。六価クロム削減が難し
いと言われている船外機についても、2011年7月までに、
日本国内工場の船外機の全モデルで、六価クロムの全廃を達成しました。
ま
た、
2013年までに、
タイ工場でも船外機の六価クロム全廃を進めています。
(社)日本自動車工業会の削減目標(新型車)
亜鉛めっきに黒色ノンクロム処理を施したボルト
削減物質
削減目標
鉛
四輪車:2006年1月以降1/10以下
('96年比)
二輪車:2006年1月以降60g以下
(210kg車重車)
水銀
2005年1月以降、以下を除き使用禁止
・ナビゲーション等の液晶ディスプレイ
・コンビネーションメーター、
ディスチャージヘッドランプ、
室内蛍光灯
六価クロム
2008年1月以降、使用禁止
カドミウム
2007年1月以降、使用禁止
▶鉛フリーはんだ付け技術開発
車載電子コントロールユニット
(ECU)
に使用される
『鉛入りはんだ』
を
『鉛成分が無いはんだ
(鉛フリーはんだ)』
に置き換える技術開
発を進めています。2004年から一部車種のEPI
(エンジン制御)
コントローラ等に採用したのを手始めに、順次鉛フリーはんだの採用を
進めています。
▶欧州化学物質管理規則(REACH・CLP)
への対応
2007年6月、欧州で化学物質の危険から人や環境を守ることを目的とした化学物質管理規則(REACH)
が発効されました。
REACHでは、企業に製造・輸入する化学物質の把握、評価、登録、届出、
そしてお客様への情報開示が求められています。REACH
対応のためには、
サプライチェーンの連携が不可欠であり、業界内の混乱を避けるため、欧州、米国、韓国、
日本の自動車メーカー、部
品メーカーが連携してタスクフォースを結成し対応方針を打出しています。
スズキでは、
タスクフォースの動きに合わせるとともに、欧州現
地工場、
現地代理店そしてお取引様と連携を取りながらREACH対応を進め、
2008年12月までに必要であった予備登録を完了すると
ともに、2011年6月1日までに必要であった高懸念物質
(SVHC)
の届出対応を完了しました。
また、2008年12月、欧州で化学物質・
調剤の分類、
ラベリング、包装を目的とした新法規
(CLP)
が発効されました。
スズキでは、REACH規則と同様に、欧州現地工場、現地
代理店そしてお取引様と連携を取りながらCLP規則対応を進め、2010年12月までに必要であったECHA
(欧州化学品庁)
への物質
や調剤に含有される危険物質
(CLP規則記載)
の届出を完了しました。
また、2011年以降も届出が必要になる新規化学製品中の物
質や調剤に含有される危険物質の届出を完了しました。
今後、REACH登録のために必要となるサプライチェーン間の情報伝達、高懸念物質
(SVHC)
の認可・制限物質への対応、及び
CLP規則の追加届出のために、更にお取引様との連携を深めながら着実な対応を進めていきます。
57
● ●
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社会への取り組み
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環境データ
環境保全等の推進/01 開発における取り組み
▶車室内VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物※1
の低減
)
車室内環境をより快適にするため、内装部品の材料、接着剤、塗装方法などを見直すことにより、VOC発生量の低減に取り組んで
います。2006年1月以降、国内で販売する全ての新型四輪車について、
自動車業界の自主取組み※2
の目標値である厚生労働省の
VOC室内濃度指針値以下を達成しています。国内で発売する機種は、今後も全て達成していきます。
それに加え、2011年度からは、
中国や欧州などのスズキにおけるグローバルな事業地域で販売する車両についても、車室内VOCを低減する取り組みを開始しまし
た。
また、
TVOC(To
t
a
lVOC:総揮発性有機化合物)についても目標値を社内規程に追加し、今後は厚生労働省の指定物質以外のV
OCも低減することで車室内環境の向上を進めていきます。
車室内VOC測定試験の様子(例:ワゴンR)
※1:VOCは、
シックハウス症候群
(頭痛や喉に刺激を感じるなどの症状)
の原因として考えられており、人体への影響が注目されています。
※2:
(社)
日本自動車工業会では、2007年4月以降発売の新型乗用車及び、2008年4月以降発売の新型商用車に対して、厚生労働省指定13物質の車室内濃度
を、
全て指針値以下とする自主取組みを進めています。
▶フロンの削減(エアコンの省冷媒化、代替冷媒)
●エアコンの省冷媒化
地球温暖化の一因となるエアコン冷媒
(HFC-134a)
使用量削減のため、
エアコンシステム省冷媒化の最適設計を行い、
「熱交換
器の小型化」
や「サブクールシステム」の導入を進めています。省冷媒タイプのエアコンシステムは国内生産車では全機種に採用され
ており、
海外生産車にも順次採用していきます。
●代替冷媒
次世代のエアコンシステムとして、現行エアコン冷媒
(HFC-134a)
に代わる地球温暖化への影響が小さい冷媒
(HFO-1234yf)
を
用いたエアコンシステムの研究・開発を行っています。
58
● ●
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社会への取り組み
事業所などの取り組み
環境データ
環境保全等の推進/02 生産における取り組み
02
環境保全等の推進
生産における取り組み
▶SOx・NOx排出量の管理(国内自社6工場)
大気汚染を防止するため、
ボイラー等から排出されるSOx
(硫黄酸化物)
とNOx
(窒素酸化物)
に対して規制値よりも厳しい自主基
準値を決めて維持管理し、SOxとNOx排出量を低減しています。
SOx排出量
NOx排出量
(単位:t)
(単位:t)
70
120
60
50
100
45
46
40
80
36
30
19
20
78
46
40
41
40
20
10
0
73
60
28
23
67
2006
2007
2008
2009
2010
0
2011 年度
2006
2007
2008
2009
2010
2011 年度
▶臭気・騒音の低減
臭気・騒音等は法令を遵守していても地域の皆様に不快感
を与えてしまうことがあります。CSRの基本となる法令遵守は
最低限の責任であり、地域から信頼される工場を目指して、今
後も発生源対策や防音、脱臭等の対策を進めていきます。
▶グリーン調達の推進
スズキは
「スズキグリーン調達ガイドライン」
を制定して、環境保全活動に意欲的なお取引先様から環境負荷の少ない部品等を調達
することを方針としています。賛同いただけるお取引先様には
「スズキグリーン調達推進同意書」
をご提出いただいております。
2011年5月には本ガイドラインを一部改訂し、対象を
『部品・原材料等』
から
『部品・用品・原材料・副資材』
として明確化、
さらに
『梱
包材・機械・設備』
を加えて適用範囲を拡大しました。
スズキ製品に加え、部品等を調達する際の梱包、生産・開発の機械・設備におい
ても、
環境やヒトに配慮したグリーン調達活動を進めてまいります。
また、
日本の国内法である化学物質の審査及び製造等の規制等に関する法律
(化審法)
や労働安全衛生法で使用禁止物質に規
「スズキ管理化学物質リスト」に追加、海外のお取引先様が日本の法律で規定され
定されていながら、GADSL※に記載のない物質は
る使用禁止物質について把握できるようにしました。
その他、
「欧州ELV指令」や「欧州化学物質管理法規
(REACH)」等の従来規制はもちろん、今後制定の様々な環境関連法規に
ついても、
お取引先様とともに遵守に努めてまいります。
※GADSL:Global Automobile Declarable Substance List
※グリーン調達ガイドライン:http://www.suzuki.co.jp/about/csr/green/guideline/index.html
59
● ●
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環境への取り組み
社会への取り組み
事業所などの取り組み
環境データ
環境保全等の推進/02 生産における取り組み
▶新規購入物質
塗料、油脂、洗浄剤等の原材料を新規に調達する必要が生じた場合は、
その含有化学物質の有害性、使用量、使用方法及び保
管方法等について、環境管理部門が審議して調達可否を決定します。
この際に得られた物質のデータはPRTRのデータとして管理し、
その後の使用量削減に向けての取り組み対象とします。
また、原材料のMSDS※は、最新情報を維持するよう管理しています。
※MSDS
(化学物質安全データシート:Material Safety Data Sheet)
:化学物質の名称、物理化学的性質、危険有害性
(ハザード)
、取り扱い上の注意等についての
情報を記載したシート。
▶PRTR(環境汚染物質排出移動登録)対象物質
環境負荷低減のため、PRTR対象物質の排出量削減に取り組んでいます。塗料及び洗浄シンナー中のPRTR物質の削減等を実
施し、2011年度の年間排出量は、1,142tでした。
PRTR対象物質の使用量と排出量
(単位:t)
8,000
7,000
使用量
7,218
4,000
7,163
6,071
6,000
5,000
7,778
排出量
5,920
5,203
4,325
4,100
3,994
3,000
2,000
1,217
1,000
0
1999
2005
1,520
1,373
2006
2007
1233
2008
1,046
2009
1,251
2010
1,142
2011 年度
▶VOC(揮発性有機化合物)
VOCは主に塗装工程で使用する溶剤です。スズキは塗装
工程で使用するVOC排出量の削減に取り組み、
2011年度の
四輪車ボディー・バンパー塗装及び二輪車塗装からの排出量
前年より2.1g/m2削減しました。2011年度の取
は44.9g/m2、
り組みとして、洗浄溶剤の使用量削減、バンパー用塗料を
VOCの少ないハイソリッドタイプへの変更及び塗料が無駄なく
製品に付着する塗装方法の改善を行いました。今後も継続し
て塗装方法の改善等を進め、
VOC排出量の削減に努めます。
▶土壌・地下水に関する取り組み
1999年1月に高塚工場敷地内で、有機塩素化合物
(トリクロロエチレン、
シス-1,2-ジクロロエチレン)
による地下水汚染が判明して
以降、地下水の浄化と敷地境界での測定を継続しています。
60
● ●
はじめに
特 集
環境への取り組み
社会への取り組み
事業所などの取り組み
環境データ
環境保全等の推進/02 生産における取り組み
▶汚水の流出防止活動
スズキは、社内の分析部門において、
スズキ各事業所およ
び関連会社の工場排水・地下水・工程水・工業用水の測定を
定期的に実施し、汚水が流出しないように、水質管理および維
持に努めています。
また、水質以外に土壌成分調査や産業廃
棄物の試験も実施しています。
万が一、水質または土壌に異常が発生した場合は、関連部
門に連絡し、
直ちに適切な対応がとれる体制が構築されていま
す。
分析作業風景
▶PCB(Polychlorinated Biphenyl:ポリ塩化ビフェニル)の管理
2001年7月に施行された
「PCB廃棄物の適正な処理の促進に関する特別措置法」に基づき、PCBを適正保管すると共に保管状
況等の届出を実施しています。
2011年度より処分を開始し、2012年3月現在、PCB
(ポリ塩化ビフェニル)
を含むトランス、
コンデンサ、安定器について、5工場で
計1,589台保管しています。
61
● ●