電気・電子分析事例 島津 ( 広州 ) 検測技術有限公司 1、RoHS分析 2

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広州科技創新基地D区第二層201-213#
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島津 ( 広州 ) 検測技術有限公司
電気・電子分析事例
1、RoHS分析
RoHSとは電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令である。
フルネームは『電気・電子機器に含まれる特定有害物質
の使用制限』(Restriction of Hazardous Substances)。その標準(2002/95/EC)は2006年7月1日正式的に実施され、主に電気・電子製品材料及び工芸標準
に用いられていて、更に人体健康や環境保護に資する。その目的は電気・電子製品の中、鉛、水銀、
カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ジフェニルエーテルとポリ臭
化ジフェニルエーテル類計6種類物質を取り除くことにある。
RoHS 2.0指令2011/65/EUは既に2011年7月21日に発効され、EUメンバーは2013年1月2日まで2011/65/EUを当地法律に基づいて、更新しなけれ
ばならない。2013年1月3日より2002/95/ECを廃除される。
物質名前
項目
RoHS 6項
RoHS 2.0
新規追加項目
CAS号
鉛Pb
7439-92-1
カドミウムCd
7440-43-9
水銀Hg
7439-97-6
六価クロムCr6+
18540-29-9
ポリ臭化ビフェニルPBBs
59536-65-1
ポリ塩化ジフェニルエーテルPBDEs
−
ヘキサブロモシクロドデカンHBCDD
3194-55-6
フタル酸エチルヘキシルDEHP
117-81-7
フタル酸ジブチルDBP
84-74-2
フタル酸ブチルベンジルBBP
85-68-7
検測フロー
Cr6+のフロー
PBBsとPBDEsのフロー
サンプル
サンプル
検量
検量
サンプルから六価クロム
ソックスレー抽出
PH 調整 / 定容
硫酸シリカゲルの精錬
ジフェニルカルバジド
シリカゲルカラム溶出
UV-VIS 測定
N2濃縮
GC−MS 測定
2、EU---REACH高度注目物質(SVHC)
【概要】
検測フロー
REACH SVHC物質、以下の条件を満たし、REACH第7条第(2)項により、報告を行う。
① 不許可の場合、使用不可候補リストにある物質
② 濃度が0.1%を超える物質(重量比W/W)。
③ 製造者と輸入者において、各々年間取扱い総重量が1トンを超える物質、1トンを
超える場合。
④ 未登録物質。
【更新プロセス】
欧州連合は2008年10月28日に第一回目のREACH高懸念物質候補リストを策定し
ており、15物質が選ばれました。
2010年1月13日、二番目の高度注目物質候補リストが発表され、計14種の
物質。45日後、
アクリルアミドを追加。その後、
アルミノケイ酸塩セラミック繊維と
ジルコニアケイ酸塩セラミック繊維は第6リストに追加された。
2010年6月18日、第3高度注目物質候補リストが発表され、計8種の物質。
2010年12月15日、第4高度注目候補リストが発表され、計8種の物質。
2011年2月21日、第5高度注目物質候補リストが7種の物質を発表した。
2011年12月19日、第6高度注目物質候補リストが20種の物質を発表した。
2012年6月18日、第6高度注目物質候補リストが13種の物質を発表した。
今まで、計84種類の物質。
サンプル
粉砕 / 検量
Pre-treatment ( 前処理 )
(Microwave digestion/acid digestion,
boiling water/ soxhlet extraction et al.)
Instrumental analysis ( 機器分析 )
(ICP-OES, UV-VIS, GC-MS, HPLC, SEM-EDX)
データ処理
島津 ( 広州 ) 検測技術有限公司
3、ハロゲンとは
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第ⅦA族非金属元素で、
フッ素(Fluorine)、塩素(Chlorine)、臭素(Bromine)、
ヨウ素(Iodine)を含み、ハロゲンと呼ばれる。ハロゲン化合物は難燃剤としてよく使
用されている。PBB、PBDE、TBBP-A、PCB、ヘキサブロモシクロドデカン、
トリブロモフェノール、短鎖塩素化パラフィンなど、電子部件と材料、製品シェル、
プラスチ
ックなどに応用されている。
この難燃剤はリサイクルすることができない。
さらに、燃焼中及び加熱中に有害物質を放出し、人体健康、環境、次世代の子孫を脅かすので、ハロゲン含有量の制限において、各国は規制方法を考えている。
これがハロゲンフリー規制と呼ばれている。ハロゲンフリーの定義とは、法規IEC 61249-2-21の要求によって、臭素、塩素の含有量は900ppm以下、臭素と塩素の
含有量合計1500ppm以下であれば、ハロゲンフリーという。
検測フロー
サンプル
粉砕 / 検量
燃焼 / 吸収
完全燃焼
定容
IC 測定