PDF:197KB - 琵琶湖博物館

■ 琵琶湖博物館中長期基本計画第2段階活動計画 2008年度行動計画の実績・評価および2009年度行動計画
中長期基本計画(第二段階)
基本方針
実現方策および
指標・目標値
・琵琶湖地域で保存され
た資料や情報が、地域
の博物館や関連施設で
必要に応じて相互に利
用できる環境を整備
し、資料の情報を共有
する。
第二段階(2006年度~2010年度)の活動計画
担当部課
グループ名
事業・活動名
活動方針・内容
・資料整備・活用方針
の策定
・未整理資料の整備の
資料の整備と活
充実
資料活用担当 用サービスの推
・有効な活用サービス
進
の検討
・資料の活用サービス
内容の発信
達成目標
・収蔵資料情報の公
開(資料の登録・
管理方法や活用
サービスの内容を
含む)
財政改革プログラム
への対応
2008年度行動計画の実績・評価
目標値
達成度
目標達成状況
・分野により、新規
資料の受け入れを
制限。未整備資料
についても着手を
見送り、既存資料
の保存・管理に努
める
①資料活用状況のイ
① ①2分野(水族、歴史)に
ンターネット公開
達成 環境を加え3分野とした
分野2分野(水族
②資料の活用体制の確立を
歴史資料)→ 3分
② 目指した案を作成した
野
未達 が、完成していない
②資料活用体制の確
成
立
・IPMの基礎的方法
として、清掃と
日常的な管理に
努める
①チャタテムシ→99%、空
①当館IPM基準値(チ
中菌→29% 基準値を超
①
ャタテムシ獲指数
えた収蔵空間は、蒸散性
未達
1、空中菌コロニ
炭酸ガス製剤で殺虫処理
成
ー数20)以下の保
②各収蔵庫へスリッパを配
存環境維持
置、排水口、扉の隙間に
②
②害虫侵入予防強化
防虫対策を実施、年9回
達成
策の実施
の特別清掃、収蔵庫空
③カビ・害虫発生時
間やトラックヤードでの
③
の対応マニュアル
害虫発生源を除去
達成
作成
③カビ・害虫発生時の対応
マニュアルを作成
自己評価
評価
△
【指標・目標値】
分野別データベース
公開数(総数)
11件→15件
・資料・環境・人に影
響の少ない燻蒸法の
選定
代替燻蒸法の確
資料活用担当
・最適なIPM(総合的有
立とIPMの推進
害虫生物管理)の検
討
・IPM推進体制の整備
資料が
活用で
博 きる博
物館
物
館
機
能
の
強
化
・琵琶湖博物館のテーマ
を活かした研究を推進
を活かした研究を推進
する中で、琵琶湖博物
館ならではの学際的
研究を あるいは地域的な研究
進めて を各専門分野の中で
活かせ 確立する。
る博物
館
【指標・目標値】
学際的・地域的研究
成果の公表
18件→20件
・悪影響が少なく効
果的燻蒸方法の導
入と当館に対応し
たIPM手法の確立
・電子図鑑公開のさら
なる推進
資料活用担当 電子図鑑の公開 ・資料収集・研究成果
公表としての位置づ
けの強化
・電子図鑑の新規公
・7分野の電子図鑑
開を延期し、可能
の公開
な分野についての
・既存の電子図鑑の
み、既存図鑑の部
増補改訂
分改訂を実施
・既存資料データベー
スの増補と利用促進
のための改良
・未公開データベース
資料情報の公
資料活用担当
の公開
開・増補・改良
・データ入力・整理の
ための人員確保
・データベース作成・
改良の外部委託
・2006年まで:計
15分野のデータ
ベース公開、登録
件数20%増
・2010年まで:生
物・地学全分野の
英文データベース
の公開、当館デー
タベース以外の資
料情報公開の推進
・総合・共同研究を軸
とした異分野の研究
者による研究の活発
化
博物館ならでは
・地域の人びととの研
の学際的・地域
究の強化
的研究の確立
・琵琶湖から国内外へ
の研究成果の発信
・学芸職員が課題解決
に向け努力する
・琵琶湖地域におけ
琵 湖
る研究課題の明確
化
・地域の人びと、館
外研究者・機関と
の協力による研究
課題解決方法の確
立
・これらの活動の結
果として、学際
的・地域的な研究
20件
研究部
・データ入力・整理
の人員確保のため
外部資金の獲得を
検討
【資料整備費の削減
により、資料情報
の整備件数が減
少している】
・外部資金の獲得に
努めるとともに、
交流担当と連携し
て、地域の人びと
との共同研究を強
める
①珪藻電子図鑑30種
の増補・改訂
②外来生物図鑑の内
容見直しと、本文
の改訂
①
①達成困難
未達
②財政構造改革プログラム
成
の実施で、公開予算がカ
ットされ不可能だが、公
②
開準備は行う
未達
成
①民俗資料データベ
①民俗資料データベースの
ース2500件新規公
資料情報を、2584件新規
開
公開
達成
②両生類・爬虫類デ
②両生類・爬虫類データ
ータベース整備
ベースで474件のデータ
400件
整備が完了
①琵琶湖博物館が行
①
①指針作成済み
う研究課題の内容 作成
②科研費申請は、学芸員34
位置付け、方法等 見込
人中24人提出、継続交付
の指針作成
2人(1人は新規と重
②学芸員全員の科研
②
複、未提出9人)
費申請
74%
○
×
◎
△
2009年度行動計画
総評
①資料の貸出、利用状況の公開
で、環境系資料の分野を加え
ることができた
②派生資料の移動先の情報収集
や利用状況の把握など、不完 ・ 資料を利用するためにま
ず必要な資料の保存につ
全な部分があり、体制の確立
いてはIPMの手法で管理
には至っていない
する道筋ができてきた。
また、データベースによ
資料
博物館
る資料の公開、博物館相
互のネットワークの構築
も進み、利用しやすい形
になってきたことは評価
できる。一方で、財政構
造改革プログラムによる
資料整理要員の減少は、
・IPM基準値は、チャタテムシ
博物館活動の根幹をなす
で概ね達成できたが、空中菌
資料の整備に支障を来し
では未達成。しかし、カビの
ている。
発生場所は、対応マニュアル
に基づき対処し改善されつつ
ある。今後は、害虫の餌とな
るカビの発生抑止のため空気
環境の監視と改善が必要
①分担者の追加等を検討したが
珪藻を分担できる学芸員が他
にいない
②公開予算削減のため、公開見
込みを2009年度以降に修正し
たが、公開にむけた準備はで
きた
評価 ◎:大いに評価
○:まずまず評価
目標値
備考
・時限保存資料管理
・時限保存資料の所在確
リ
認と管理者を特定する
ストの作成
・カビ発生を防止する空
気環境の監視と改善
(博物館全域での真菌
調査、扇風機と除湿器
設置、低温・冷凍収蔵
庫の殺菌・清掃)
・予防強化(害虫の入防
止)(トラックヤード周
辺の清掃、排水口・扉
の隙間の防虫対策の継
続)
・当館IPM基準値
(チャ
タテムシ捕獲指数1
空中菌コロニー数
20)以下の保存環境
を維持
・低温・冷凍収蔵庫
の
殺菌・清掃年2回
・トラックヤード周
辺
の清掃年2回
・外来生物図鑑の増
・外来生物図鑑の増補お
補
よび部分改訂を行う
と部分改訂の公開
・民俗資料データ
ベー
ス公開点数の追加
・既存資料データベース
(1500点)
の増補(民俗資料デー
・両生類・爬虫類
タベース)
デー
・両生類・爬虫類デー
タ―ベースの新規
タ―ベースの新規公開
公
開
・民俗資料データベース、両生
類・爬虫類データベースとも
に、目標を達成できた
①予定どおり作成
②科研費について全員提出は未
達成ながら、2007年度のほぼ
2倍の申請数であり、未提出
者についてもその理由を明ら
かにした
行動方針・内容
・学際的な総合研究や共同
研究である科研費申請に
ついて内容を精査して多
くの申請件数となり、さ
らには採択率も大幅に向
上したため、大いに評価
できる。
・研究課題の位置づけに
伴う具体例の検討・研
究成果活用のための工
夫・提案
・科研費の採択率向上の
ための工夫と琵琶湖博
物館採用学芸職員全員
の申請
・外部研究資金事業への
学芸職員全員の関わり
△:次年度に向けて対応策を検討
×:ほとんど評価できない
・具体例検討結果・
工
夫・提案一式
・科研費採択率20%
(2010年4月公表予
定)
・博物館採用学芸職
員
の科研費等申請率
100%
・共同研究者等率
100%
第二段階指標
2009年度組織
目標
第二段階指標
2009年度組織
目標
「社会的支援
と新しい経
営」の頁参照
(P.6)
-1-
段階活動計画 2008年度行動計画
基本方針
実現方策および
指標・目標値
・目標像『地域だれで
も・どこでも博物館』
に沿った展示交流空間
の更新整備を行う。
・地域の人びとの参加に
よる展示を重視し、琵
琶湖博物館と地域との
共同研究や活動成果の
発表の場にする。
・琵琶湖地域における博
物館との関係を密にし
ながら、国内や海外の
博物館との共同の展示
を計画する。
・琵琶湖博物館における
活動の特色である展示
交流員のあり方を検討
し、交流の専門職とし
て組織の中で位置づけ
る。
第二段階(2006年度~2010年度)の活動計画
担当部課
事業・活動名
グループ名
事業部
交流担当
展示担当
展示担当
【指標・目標値】
活動方針・内容
達成目標
財政改革プログラム
への対応
・ホームページ、資
料提供等を利用し
・情報利用室での展示
・交流空間としての
「(仮称)集
て、県民への周知
交流空間の創設
情報利用室の整備
う・使う・創
と、利用者を募
・館内外の交流活動を
・展示交流空間の利
る新空間」の
り、常設展示の展
通じた交流空間のあ
用方針の確立
整備
示更新への参加に
り方の検討
も繋げる
・常設展示、企画展
示、ギャラリー展示
への地域住民参加型
地域の人びと や共催型展示、巡回
の参加による 展示の導入
・情報利用室を用いた
展示の推進
交流空間における地
域住民の活動成果の
効果的展示
・はしかけの活動成
果を取り入れた、
ギャラリー展示の
開催や常設展示の
更新
・企画展示は基本設
計、実施設計を内
部で行い、展示規
模を縮小。ギャラ
リー展示等につい
ても規模縮小、経
費節減と外部の協
力を得た展示を検
討する
2008年度行動計画の実績・評価
目標値
目標達成状況
達成度
・直接交流を行う利
・直接交流を、10回のうち
用 (活動)が全体
達成
5回実施
の半数
・企画展示 1回
・企画展示1回
・企画展示関連展示 1回
・企画展示関連展示
・ギャラリー展示 2回
1回
達成 ・企画展示およびギャラリー
・企画展示・ギャラ
展示について、企画案を徴
リー展示の実施方
収し、実施計画案を作成
針作成
評価
○
○
自己評価
2009年度行動計画
総評
行動方針・内容
・利用主体に行政機関が
増えている点は一考を要
した。ただし、行政職員
が直接県民と対話し交流 ・地域の人々が参加・交流
する場となることは、行
する場としての「集う・
政効果を支援する博物館
使う・創る新空間」の運
の役割として別途の評価
営も3年をむかえ、試行
が必要
段階から本格的な運営に
移る時期となった。常設
展示室における展示交
流、企画展やギャラリー
展示に伴うイベントの運
展
営に地域の人々やはしか
けが参加することも定着
・企画展示、企画展示関連
し、中長期計画の目標に
展示のほか、ギャラリー
向かって進んでいる。し
展示を開催した
かし、常設展示の維持管
・企画展示は2016年度、ギ
理、企画展の開催準備、
ャラリー展示は2014年度
展示更新などの面で予算
まで計画を立案、巡回展
削減の影響が懸念され
示の可能性を議論した
る。
・「新空間」の
利
用とC展示室
「身
・新空間利用団体・機関
近な環境を見
に、C展示室「身近な環 つ
境を見つめる人々」の展 める人々」を
示更新への協力を呼びか 連
ける
動させ、展示
更
新につなげる
・期間限定の展示は、地域
の人びとの参加や、他機
関と連携した実施を目指
す。特にギャラリー展示
は、地域の人々が中心に
実施できるよう企画する
・企画展示 1回
・企画展示 1回
・水族企画展示
1回
・ギャラリー展
示
2回
・巡回展開催の
た
めの体制と問
題
点を検討
・安全の確保、快適性の確
保、発見のサポートの三
つの機能について、それ
ぞれの資質を高める研修
を行う
・展示交流の成果と課題を
博物館と展示交流員が共
有するため、「交流ノー
ト」の運用方法を検討す
る
る
・展示交流員削減に伴う、
来館者サービス低下の改
善を最優先課題として、
配置の再検討と展示交流
員の増員を図る
・展示交流員の
資
質を高めるた
め
の全体研修 2
回
・展示交流員の
ポ
スト増 10→12
展示交流空間利用
方針の確立
博
物
館
新たな参加
機
と発見がで
きる博物館
能
の
強
化
展示担当
展示担当
展示担当
ほか
-2-
・専門職としての訓練
の継続的かつ効果的
な実施
・展示室での立場の位
展示交流員の 置づけの明確化
あり方の検討 ・他のグループの活動
との有機的な結びつ
きの検討
・展示室での交流活動
の円滑な運営の推進
・専門職として来館
者との対話を進め
るための研修の実
施
・常設展示に関する
常設展示に関する
館外研修の実施
・来館者の安全確保
を最優先とした、
展示交流員の配置
を検討。展示交流
活動のあり方は、
継続して検討
・国内外との共同展
示の計画策定
・ファーブル100年
展の準備と実施
①研修の実施により、改め
て展示交流の意義につい
①
て確認できた
達成 ①外部講師を招き、展示交流
①○ ②中間報告書は作成したが
が展示と人、人と人とをつ
完成には至っていない。
② なぐ機能を果すことを研修
②△ 今後も検討を進める必要
未達 ②検討会を1回実施
がある
成
①効果的な展示の
あり方を検討し
指針案作成
②「琵琶湖の変化」
展示のリニュー
アル
①各展示室の担当者を決め
①
効果的な展示検討を行う
未達
素地はできたが、指針案
成 ①各展示室および展示コーナ
①△ は作成できなかった
ー担当者を決定
②展示更新予算の関係で、
② ②「琵琶湖の変化」を展示す
②○ 実現が難しかったが、タ
達成 るコーナーを作成した
イムリーな展示替えを行
見込
えるコーナーを新設する
み
ことができた
【展示交流員の削減
ポスト数 18→10】
・解説パネル等の見
えやすさの調査は
・既存展示や解説パ 継続的に実施
・解説パネル等の見え ネル等の見え方の ・常設展示の部分的
既存展示の評
更新は、資料の入
やすさの改善
改善
価と改善
・常設展示の改善
・常設展示の部分的 れ替え等を除き、
予算的課題が解決
更新の実施
するまで準備段階
で止めておく
・琵琶湖地域の博物館
国内外の博物 との関係強化
館との共同展 ・国内や海外の博物館
示の推進
との共同展示の計画
検討
①来館者との交流
のあり方研修
1回
②交流活動に関す
る検討会の開催
3回
・県内博物館を中心
に、共同展示、巡
回展示の開催を検
討する
・外部資金の導入を
検討する
・琵琶湖博物館に
おける企画展示
「ファーブルにま
なぶ」入場者数
6万人
・『昆虫記』刊行100年記念
『昆虫記』刊行100年記念
日仏共同企画の展示「ファ
ーブルにまなぶ」を
(2008.4.29〜8.31)実施
来場者55,039人
92%
北海道大学総合博物館
(40,989人)
国立科学博物館
(36,390人)
北九州市いのちのたび博物館
(18,658人)
兵庫県立人と自然の博物館
(36,668人)
○
目標値
・補修や更新の必要な展示
物をリストアップ。展示
室の運営に関する検討会
の開催
・開館後更新されていない
データや、劣化した展示
物の展示更新計画の準備
・補修や更新の
必
要な展示物の
リ
ストアップと
優
先順位の策定
・ギャラリー展
示
「百年前の大
・関係団体・機関との共同 震
災」の開催お
企画による展示を開催
し、他の博物館にて巡回 よ
び巡回展示 2
展示を開催する
カ
所の実施
・企画展示室内でのアンケ
ート調査の結果「非常に
満足した」「満足した」
と評価した人が77%あ
り、好評だった
3
備考
2009年度組
織目標
※直接交流
とは、出
展者が博
物館に来
館し関連
するイベ
ント等を
実施し、
来館者と
の交流を
行う活動
段階活動計画 2008年度行動計画 第二段階(2006年度~2010年度)の活動計画
基本方針
実現方策および
指標・目標値
・学校教員等の指導者層
を対象とした研修や
フィールドでのモデル
事業を通して、学校と
地域、博物館をつなぐ
活動を行う。
・地域の人びととの連携
による体験学習と交流
活動を行い、琵琶湖博
物館の特色を生かし
て、地域での人びとの
活動を応援する。
担当部課
事業・活動名
グループ名
事業部
交流担当
展示担当
活動方針・内容
達成目標
財政改革プログラム
への対応
・展示交流員や「(仮
称)集う・使う・創る
新空間」のあり方を含
む、展示室での交流の
新しい交流の
あり方の検討
あり方、内容
・中長期目標実現に向け
の検討および
た地域での交流のあり
その展開
方の検討
・館内外の既存交流事業
の位置づけと方向性の
検討
・館内外の交流
についての新 ・継続して事業を実施
たな交流方針 する
の確立
・体験学習プログラムの
開発、実施、改良
・教員対象の研修やフィ
ールドでの事業の実施
交流・サービス
・シンクタンク機能を活
事業の充実
かした環境学習等の支
(学校団体)
援
・教員や地域活動指導者
の情報交換や交流のた
めの空間の設置
・目標体験学習
プログラム数
13→17
・教員等指導者
研修参加者数
1000人
/年
・「エデュケー
ターコーナ
ー」の設置
【指標・目標値】
教員等指導者研修
参加者数
842人/年
→1000人/年
交流担当
博
物
館
体験と交流
機
を促す博物
館
能
の
強
化
交流担当
流
交流担当
交流担当
・既存事業プログラムの
継続的見直し
・博物館施設の活用促進
観察会・講
・地域の機関や団体等と
座・体験教室
の交流事業の効果的な
体験教
流事業 効果
の充実
開催
・研修会等地域で活動で
きる人づくりにつなが
る事業の実施
生涯学習、学
校教育として
の博物館利用
の促進
教員研修、地
域文化振興を
含めた学校サ
テライト博物
館の設置
・博物館が持つ来館者へ
の学習支援活動(生涯
学習・学校教育のため
に必要な博物館との関
わり)の強化
・活動を通した学習支援
機能強化へのノウハウ
の蓄積
・活動計画を担える館内
職員の育成
・博物館の展示物を利用
した学校サテライト博
物館の設置(空き教室
物館の設置(空き教室
の活用)
・施設活用による体験学
習を通じた児童生徒の
学習支援
・学校教員の指導力向上
を図る研修施設として
活用
・博物館、学校、地域の交
流を深め、地域全体と
しての博物館機能の強
化
・研究部博物館学研究
領域とともに、今後
の方向性について議
論する
・他団体との協
働割合の増加
・維持
(70%)
・継続して事業を実施
・プログラム内 する
する
容の充実
・博物館施設の
活用
・利用手引き書の必要
・利用手引き書
性について、利用状
の完成とその
況からその有無を判
配布
断する
・学校サテライ
・継続的な予算が確保
ト博物館の設
できない場合の、事
置および運営
業実施の有無を検討
の開始
する
2008年度行動計画の実績・評価
目標値
①新空間での直
接
交流を行う利
用(活動)が全
体の
半数以上
②はしかけ・
フィ
ールドレポー
ター制度の充
実、発展
③ 指導者・先生
向け事業の強
化
④他団体との連
④
携
・体験学習の検
証
授業の実施
・教員研修後の
追
跡調査の実施
①指導者向けの
講
座の実施件数
4件
②学校サテライ
ト
博物館を拠点
と
した授業等の
実
施件数
施
2件
③フィールドレ
ポーター、は
し
かけ、地域等
と
の協働事業実
施
率 70%
④
・博物館が地域
や
学校側へ提供
で
きる資料につ
い
て、具体的方
法
の検討
①湖北町以外で
の
移動展示およ
移動展示およ
び
展示を利用し
た
活動への地域
の
人々の参加
1箇所
②学校の教育課
程
に沿った展示
物
達成度
目標達成状況
①10件のうち5件で、直接交
流を実施
②はしかけ各グループの活
動
報告・予定をウエブに掲
載
フィールドレポーター
達成 は、
資料提供3回、他との連携
事業3件、新規登録者は30
名以上
③指導者・先生向け研修講
座
数は26講座を開講
④観察会・講座・体験教室
④
等
・体験学習プログラムの改
良
を実施、「よし笛づく
り」
「化石のレプリカづく
達成 り」
見込 で、違うバージョンを開
み 発
・体験学習実施校の教員か
ら
事後アンケートを実施
・教員研修受講者の追跡調
査
①6件
②6件
③協働事業実施率80.6%
達成
成
(31件中25件を協働実施)
④2件
・「琵琶湖博物館利用の手
引
き」について、校外学習
や
達成
研修会で当館を利用した
教
職員約500名を対象に、活
用状況調査を実施
①甲賀市において移動展示
を
1カ所開設し、展示利用へ
の地域住民参加事業を1回
実施
②学校の教育課程に沿った
達成
展
示物利用学習を甲賀市内
展
示で2回、湖北町内展示で
2回実施
評価
○
○
自己評価
2009年度行動計画
総評
・各事業とも、それ ・ 外部資金を活用しながら
学校サテライト博物館を
ぞれ一定の前進が
新たに甲賀市に開設し、
見られた
博物館、学校、地域の交
流を深める活動を進める
ことができた。併せて指
導者層を中心とした研修
を意識し、地域活動の支
援を目指す活動を強化し
援
強
た。今後はさらに、質的
な向上を目指した活動が
・4月~11月の繁忙
要望されている。
期に検証や追跡調
査を実施する余裕
はなかった。12月
以降の閑散期にア
ンケートを実施
し、次年度の受け
入れ体制の整備を
実施中
◎
・目標値をすべて達
成したという点で
は評価できる。目
標値そのものが、
中長期目標に近づ
くような評価指数
かどうか再検討が
必要。件数ではな
く、事業の中身、
質を評価する目標
値を今後考慮する
必要がある
○
・「琵琶湖博物館利
用の手引き」に関
するアンケート調
査の結果61%が利
用せず、他も積極
的な利用ではない
ことから、その必
要性は低いと考え
られる
◎
・学校サテライト博
物館展示パッケー
展
ジを1セット作成
し、合計2セット
とした。外部資金
を利用して、学芸
員等による各教科
の授業や、地域文
化祭への出展、ワ
ークショップ開催
などの交流活動が
進められた
行動方針・内容
①新空間での直接交流を伴う利用
(活動)が全体の半数以上
②はしかけ・フィールドレポータ
ー制度にさらなる発展がみられ
たか、はしかけ制度の進展度を
評価する手法の検討
③指導者・先生向け事業の今後の
在り方についての検討
④他団体との連携・協働の中身が
実質的にどうであったか、また
それを評価する検証方法の検討
・ウェブページを利用した団体受
け入れ申請書類等の提供
・2008年度に実施した教員研修の
追跡調査結果をふまえ、開催時
期・場所・内容の検討
・第2段階達成目標「エデュケー
ターコーナー」設置についての
必要性を検討
・学校サテライト博物館事業を行
う「甲賀地域」を核にした交流
事業の展開
・地域で活動している機関・個人・
団体、はしかけ、フィールドレ
ポーターなどと連携・協働をさ
らに推進する
推 す
・地域で活動できる人づくりにつ
ながる講座の充実
・連携・協働の中身、質の点検お
よび課題の抽出。アンケートな
ど追跡調査の実施
目標値
備考
・①~④について
検討、および評
価結果一式の作
成
・団体見学整理
票、減免申請書
のPDF化
・サポートシート
活用方法の検討
(配布方法の検
討、記入例の作
成、シートの
PDF化)
・甲賀地域を核に
した交流事業
5件
・学校サテライト
博物館での授業
等実施件数 3件
・地域で活動して
いる機関・個人
などとの協働事
協働事
業実施率 75%
・地域で活動でき
る人づくりにつ
ながる講座 3件
・他団体との連携
・協働の中身を評
価するための方
法の検討 一式
第二段階指標
2009年度組織
目標
再掲(「体験
と交流を促す
博物館」と関
連)
・アンケート調査の結果から「琵
琶湖博物館利用の手引き」の印
刷は実施しない
・企画展等の展示物を有効活用し
て、博物館から離れた地域での
地域文化の振興と、学校教育活
動の充実を図る
・2007年度に作成した展示セット
を、湖北町から高島市へ移動す
る
・湖北町から高島
市への移動
・「学校サテライ
ト
博物館」の展示
を
利用した活動へ
の
知己の人々への
参
加 1ヶ所
-3-
段階活動計画 2008年度行動計画 第二段階(2006年度~2010年度)の活動計画
基本方針
実現方策および
指標・目標値
・「はしかけ」や
「フィールドレポー
ター」とそこから展開
する地域のグループ
活動の応援を行う。
・地域で活動できる人
づくりにつながる観察
会や講座などを実施
する。
担当部課
事業・活動名 活動方針・内容
グループ名
達成目標
財政改革プログラム
への対応
交流担当
・情報発信機能の強
フィールドレ 化
ポーター制度 ・フィールドレポー
の充実
ター制度の位置づ
けの再確認
・紙媒体情報の電
子メールおよび
ウェブサイトで ・継続して事業を実
の提供開始
施する
・過去の紙媒体の
電子化と提供
交流担当
・博物館のさまざま
な事業・行事への
積極的協働の推進
・会員間の相互交
流、グループ間の
はしかけ制度 協働態勢の促進
・従来の制度(ボラ
の発展
ンティア、友の
会)との比較検討
を含めた利用者と
の関係に関する新
たな仕組みの検討
・はしかけや地域
との協働による
観察会・講座の
・継続して事業を実
割合の増加
施する
・担当者の専門分
野以外の活動へ
の参加
・はしかけ活動
参加者総数が
2006年度の数
以上になる
(1954名以上)
はしかけや地域との
はしかけや地域との
協働による観察会・
講座の割合
59%→70%
-4-
目標値
①フィールドレポ
ーターの活動内
容についての広
報 2回
② ①およびはし
かけ登録講座、
はしかけニュー
スレター等を通
じたフィールド
レポーターへの
新規参加者数増
加 10名
③ 地域団体との
交流イベントの
開催 1回
【指標・目標値】
博
物
館
対話と応援
機
ができる博
物館
能
の
強
化
2008年度行動計画の実績・評価
交流担当
・既存事業プログラ
ムの継続的見直し
・博物館施設の活用
促進
観察会・講
・地域の機関や団体
座・体験教室 等との交流事業の
の充実
効果的な開催
・研修会等地域で活
動できる人づくり
につながる事業の
実施
・他団体との協働
割合の増加・維
持(70%)
・継続して事業を実
・プログラム内容
施する
の充実
・博物館施設の活
用
企画調整
課
・問い合わせ対応職
員が活用しやすい
質問対応の系
質問情報のデータ
統化とデータ
ベース化
ベース化
・質問回答集(FAQ)
の作成と公開
・質問情報の蓄積
管理に関する体
・継続して事業を実
制の確立と公開
施する
に向けての処理
方針の確立
①指導者向けの
講座の実施件
数 4件
②学校サテライ
ト博物館を拠
点とした授業
等の実施件数
2件
③フィールドレ
ポーター、は
しかけ、地域
協働事業実施
率 70%
④外部から共催
事業依頼の観
察会等の実施
件数 2件
・質問回答情報
データベース
の公開
達成度
目標達成状況
①広報実施回数 3回
②新規登録者は30名
以上
達成
③交流イベント実施
回数 3回
92%
・活動実績は前年よ
り向上(107%)し
たが、目標値には
達しなかった
①6件
②6件
③協働事業実施率
達成 80.6% (31件中
25件を協働実施)
④2件
・電子メールによる
質問を整理、質問
頻度が多いものを
達成
リストアップ中。
解答内容を精査し
公開する
評価
◎
○
自己評価
2009年度行動計画
総評
・はしかけ、フィールド
レポーターへの参加者
・すべての事業につい
は増加しており、博物
て目標を達成できた
館活動への参加が進
んでいる。観察会・講
座は地域との連携や
はしかけとの協働を計
画し ある程度は実行
画し、ある程度は実行
できたが、さらに事業
の内容や質を充実させ
ていく努力が必要であ
る。
・更新手続、ニューズ
レターの発行などを
円滑に実施できた
◎
・目標値をすべて達成
したという点では評
価できる。目標値そ
のものが、中長期目
標に近づくような評
価指数かどうか再検
討が必要。件数では
なく、事業の中身、
質を評価する目標値
を今後考慮する必要
がある
○
・公開は進んでいる
が、問い合わせ対応
職員が活用しやすい
ものであるかの検証
ができなかった
行動方針・内容
①フィールドレポーターの活動内容
(調査内容、調査結果など)の広報
②①広報、はしかけ登録講座、ニュー
スレター、サテライト博物館事業等
を通じ、フィールドレポーターへの
参加者数を増加させる
③地域の団体との交流イベントを開催
する
④「掲示板」「たより」の完全電子化
を図る
目標値
備考
①2回以上
②15名以上
③2回以上
④再点検する
・はしかけ担
・予算削減に伴い、各グループ間の連 当者会議開
絡体制維持と情報の共有化が課題
催 1回
・規約の改定の検討
・はしかけ交
流会(発表
会) 1回
・学校サテライト博物館事業を行う
「甲賀地域」を核にした交流事業
の展開
・地域で活動している機関・個人・
団体、はしかけ、フィールドレ
ポーターなどと連携・協働をさら
に推進する
・地域で活動できる人づくりにつな
がる講座の充実
・連携・協働の中身、質の点検およ
び課題の抽出。アンケートなど追
跡調査の実施
・甲賀地域を
核にした交
流事業
流事業
5件
・学校サテラ
イト博物館で
の授業等の
実施件数
3件
・地域で活動
している機
関・個人など
との協働事
業実施率
75%
・地域で活動
できる人づ
くりにつな
がる講座
3件
・他団体との
連携・協働
の中身を評
価するため
の方法の検
方法 検
討 一式
・利便性の検
・質問情報のデータベースの利便性の
証
検証
・質問回答集
・質問回答集(FAQ)の追加
(FAQ)の追加
第二段階指標
再掲(「体験と
交流を促す博物
館」と関連)
段階活動計画 2008年度行動計画
基本方針
実現方策および
指標・目標値
・資料や情報を安全に
保管、利用できる拠点
として、収蔵・保管
施設の増築と設備の
拡充を計画的に図り、
収集、整理された資料
や情報は、展示交流
空間においても活用
できるようにする。
第二段階(2006年度~2010年度)の活動計画
担当部課
事業・活動名
グループ名
活動方針・内容
・計画的な収蔵棚等の増設
収蔵庫施設の
資料活用担
・空気環境の精密な状況把握
充実と環境整
当
・資料活用のための整備方針
備
作成と整備保管場所の確保
達成目標
財政改革プログラム
への対応
・収蔵庫棚等の整備と中
央監視システムによる
・活用資料の整備体制の 環境モニタリング装置
の整備は、当面実施せ
確立
ず、低経費の環境整備
体制を検討する
2008年度行動計画の実績・評価
目標値
・琵琶湖博物館に
適した低経費環
境モニタリング
方法の検討・結
果作成
達成度
目標達成状況
・低コストな環境モニタリ
ング方法を検討し、「温
湿度記録計や温湿度デー
ほぼ タロガー等を用いて、定
達成 期的なデータの取り出し
と、環境の確認を行う」
方針を打ち出した。結果
についてのまとめ作成済
評価
自己評価
拠点として
の施設整備
環
境
の
整
備
・対話機能に役立つシス
テム(メーリングリス
情報システム
テム(メ リングリス
・対話機能改善のためのインフ
企画調整課 を介した対話
ト、掲示板、ブログ等
ラ整備の実施
機能の充実
の機能)の運用の検討
と導入
総務課
・学芸員の配置は、当
面、自然についての
研究から琵琶湖博物館
の目標にアプロ
の目標にアプローチ
チ
する者、人や社会に
ついての研究からこれ
に迫る者、学校教育・
学習活動の交流指導を
行う者の三者を基本と
し、地域活動・企画
広報・デザイン・情報
システム・司書・保存
科学などの専門スタッ
柔軟な運営 フを順次配置する。
総務部
研究部
事業部
県有施設建築 ・建築物現状・劣化状況調査
物現状・劣化 (3年に1回)
状況調査事業 ・建築物設備点検(毎年)
・サーバーの有効利用と
サ
の有効利用と
ともに、県機関が実施
する対話機能を有した
システム活用を検討
・継続して事業を実施す
・県有施設建築物現状・ る
劣化状況調査の業務
委託完了と安全対策の 【大規模な改修工事、修
施工
繕は、財革プログラム
中は実施できない】
・琵琶湖地域の中での柔軟な職
員配置
・専門分野の特色を活かした組
専門スタッフ 織の連携
・琵琶湖博物館の目標
の配置・組織 ・中期的な目標と計画に従った 実現のために必要な専
体制
学芸員の配置と区分
門スタッフの適正配置
・事務事業の継続的な見直し
・事業に関する仕事量の公平な
評価を行うための指標づくり
・サーバー等の運
用計画の策定
・機械設備点検調
査業務委託の完
了
・継続して事業を実施す
る
る
【委託費減による専門職
員の減少により、それ
にあわせたスタッフ再
配置の検討が必要】
・組織体制の検討
結果のまとめ
・サーバ運用の最低限の機
能は、作業手順が定めら
れたが、他の実現可能な
未達 新規機能(メーリングリス
成 ト、掲示板、ブログなど)に
ついては、活用できてい
ない
達成 ・実施完了
・人員削減に向け、総務課
および企画調整課の事務
職員を兼務とした
達成 ・体験学習に対応するた
め、広報担当嘱託員の勤
務を週2日は交流兼務とし
た
総評
行動方針・内容
・現有の温湿度記録計、温湿度
データロガー、その他収蔵庫
空間で使用可能な温湿度計の
数量と配置場所の現状把握
・温湿度記録計・データロガー
等の設置必要箇所の洗い出し
・中央監視システムによる環境
モニタリングの継続
目標値
備考
△
・検討結果のまとめは
ほぼ完成し、今後の
方向性や計画(案)
打ち出せた。しかし
当初予定していた
中央監視システムの
更新と改善は、達成
不可能である
△
・博物館独自のシステ
ムを利用した新規機
能の活用はできなか
ったが、県機関が実
施するシステムを利
用したメイルマガジ
ンの運用を開始した
◎
・2008年度は温水配管
のうち主に水族棟内
部の配管について、
一括改修することが
できた。この改修に
よ
り、水族水槽の温度
管理用配管の修繕に
かかる経費が削減で
きた。
・2009年度は建築、機械・設備
・建築・機械設備
について劣化状況調査を実施
劣化状況調査業
し、調査に努める
務委託の完了
○
・新たに三重県内の学
校への広報活動は実
施できたが、広報担 ・専門スタッフの配置
と組織体制は、人員
当
嘱託員の勤務を週2日
削減により実施でき
としたことで、課題 ていない。
で
あった子ども会等の
地
域団体や旅行社など
へ
の広報活動は改善で
き
ていない
・学芸員および委託職員の人員
削減に対応した
・組織体制の検討 第二段階指標
組織体制についての検討
○
・対2005年度32%縮減
には届かないが、昨
年に比べ28.7%減と
なり、大幅に縮減で
きた
・予算削減に対応した職務内
容、職務分担を行い、時間外
勤務が恒常的にならないよう
にする
【指標・目標値】
活用資料の整備体制
の確立
2009年度行動計画
・財政改革プログラムへ
の対応のため、計画的
な収蔵棚等の増設や、
中央監視システムによ
る環境管理システムの
整備、温水配管の改修
などはできていない。
資料を安全に保管する
ためには、管理設備や
体制を大きく変換する
必要がある。
・温湿度記録計・
データロガー等
の数量と配置場
所の現状把握
・対話機能に役立
・サーバの新規機能を用いた新
つシステム(メ
事業が構想の有無を検討する
リングリス
ーリングリス
・県機関が実施している対話機
ト、掲示板、ブ
能を有したシステムを活用す
ログ等の機能)
る
の運用検討
組織
【指標・目標値】
専門スタッフの配置
一式
総務課
・効率的な事務処理の執行
・総時間外勤務時間数
効率的な事務 ・グループ外業務(専門分野に
の対第一段階末比
処理の推進
関する業務など)の把握とそ
32%縮減
れをふまえた業務配分
・学芸員が対応する業務
が増え、時間外勤務が
増加する可能性があ
り、業務の削減と一層
の効率化を進める
・総時間外勤務時
間数の対2005年
度(中長期第一
段階の最終年度
である。平成17
年度)比32%縮
減
・2008年度4月~3月分実績
対2005年度比22.3%減
・2007年度に比べると
29.0%減となっており、
達成はできないまでも大
未達
幅な縮減ができた
成
*2005年度総時間外勤務時
間数 4,212時間
2008年度総時間外勤務時
間数 3,269時間
・総時間外勤務時
間数の対2005年
度(中長期第一
段階の最終年度
である2005年
度)比32%縮減
「専門スタッ
フの配置・組
織体制」と連
携
-5-
段階活動計画 2008年度行動計画
基本方針
実現方策および
指標・目標値
・研究基金、助成、協賛
を積極的に活用するな
ど幅広い財源の確保に
努める。
・琵琶湖博物館らしさを
追求し、『地域だれで
も・どこでも博物館』
の目標に沿った活動を
重点的に行うことに
より、事業の効率化と
質の向上をはかる。
【指標・目標値】
第二段階(2006年度~2010年度)の活動計画
担当部課
事業・活動名
グループ名
活動方針・内容
達成目標
・不満度の高かった施設
の改善・整備
・『3T戦略』やトライ
広報・経営戦略
アルウィークなどの広
企画調整課
の具体的な展開
報活動の実施
・効果的・効率的な運営
と柔軟な財源確保
・アンケートの満足度
80%達成
・年間来館者数
50万人
・アンケートのリピー
ター率66%以上の
達成・維持
・展示にかかる収支バラ
ンスの改善
ンスの改善
・研究事業の進捗と展示
・交流活動への活用の
ための研究費の十分な
確保
・公的機関からの委託事
幅広い財源の確
業費、公的な科学研究
保
費補助金、民間基金等
からの助成金の獲得
・研究事業以外の事業に
おける柔軟な財源確保
の検討
・国など公的機関からの
委託事業 現状維持
・科学研究費補助金等の
公的機関からの補助金
採択率30%
・民間基金からの研究
助成 研究職学芸職員
の3分の1
財政改革プログラム
への対応
・ウェブページの活用と
資料提供を積極的に実
施することで、新規来
館者とリピーターの確
保に努める
2008年度行動計画の実績・評価
目標値
・2005年度の年間
来館者数確保
45万人
(2005年度来館者数
450,552人)
達成度
目標達成状況
・2008年度年間来館者数
408,682人と、2005年度
92% と比較して約4万人の減
少となっており、目標
達成はできなかった
評価
×
社会的支援 研究基金利用・助成数
と新しい経 17件→19件
営
環
境
の
整
備
研究部
総務課
・琵琶湖博物館協議会に
ついては、従来の役割
に加えて、博物館活動
に加えて 博物館活動
の成果を評価する機能
や博物館運営の応援の
ための機能を拡充す
存在基盤の る。
確立
【指標・目標値】
機能の拡充に向けての
見直し
一式
・外部資金の獲得に努め
る
【琵琶湖博物館らしい
研究のとの整合性を
考えながら、外部予
算の申請を行う】
・これまでの機能に加え
て、博物館活動の成果
や自己評価結果につい
ての評価を加えて公開
琵琶湖博物館協
・博物館の活動、運営等
する仕組みや対応を検
企画調整課 議会の役割の検
にかかる協議会として ・継続して実施する
討
討
の評価の実施・公表
・様々な博物館活動につ
いて応援をいただける
ような方策や内容を検
討
・学芸員全員の科
研費申請
・年度ごとの行動
計画の評価方法
の充実とその実
施
・科研費申請は、学芸員3
4人中24人提出、継続交
付2人(1人は新規と重
74%
複)、未提出9人未提出
者については全員がそ
の理由書を提出
達成
・2008年度の行動計画に
ついて自己評価を実施
△
○
自己評価
2009年度行動計画
総評
・財政構造改革プログラ
ムに基づく広報費の削
減に対して、経費のか
からない広報手段(資
料提供等)を積極的に ・学際的な総合研究や共同
研究である科研費申請に
実施したが(年間92
件)秋以降の景気の後 ついて内容を精査して多
退などによる来館者の くの申請件数となり、さ
減少で、年間来館者数 らには採択率も大幅に向
上したため、大いに評価
の目標(45万人)の
達成はできなかった。 できる。また、学校サテ
ライト博物館事業、観察
会講座等、地域と連携し
ながら効率よく「地域だ
れでも・どこでも博物
館」を進めている。
行動方針・内容
目標値
備考
・一般来館者を確保するた
め、予算の範囲内で関
西・東海地域を中心とし
・2009年度年間
2009年度組織
て、旅行雑誌等に企画展
来館者数
目標
ギャラリー展示の広告を
42万5千人
掲載する
・新たな財源の確保に向け
て引き続き検討を行う
・科研費について全員提
出は未達成ながら、
2007年度のほぼ2倍の
申請数であり、未提出
者についてもその理由
を明らかにした
・採択率20%
(2010年4月公
・科研費の採択率向上のた
表予定)
めの工夫と琵琶湖博物館
・博物館採用学
採用学芸職員全員の申請
芸職員の科研
費等申請率
・外部研究資金事業への学
100%
芸職員全員の関わり
・共同研究者等
率100%
・2008年度の行動計画に
ついての自己評価結果
を踏まえ、基本方針の
評価・総括に繋げたい
・年度ごとの行動計画の評
年度 との行動計画の評
価方法について、現在行
っている個々の活動の実
績、自己評価に加えて、
・行動計画の評
中長期基本計画に掲げる
価方法の充実
第二段階指標
基本方針の進捗状況に関
とその実施
する評価・総括を行い、
中長期基本計画第2段階
の最終年度である2010年
度の評価と総括ににつな
げる
・委員の意見を取り入れ、
行動計画の実績・評価お
よび2009年度行動計画の
評価の仕方を変更してお
り、おおむね指標は達成
できる見込みである。
第二段階指標
「研究を進め
て活かせる博
物館」参照
(P.1)
-6-