H24 北陸地域国際物流戦略チーム 幹事会 日本海側拠点港における取組状況 【新潟港】 平成25年 3月8日 新潟県 新潟港【国際海上コンテナ】 ■新潟港の概要 ○2012年(H24)の速報値で、約17万9千TEU(前年比87.3%、前々年比106.0%) ○震災特需の反動減となるも、過去2番目の取扱量を確保 ■ 新潟港のコンテナ取扱量の推移(速報値) ■ 2011年 (H23)日本海側のコンテナ取扱量 TEU 250,000 157,501 198,265 合計(実入り) 合計(全体) 204,960 輸出(実入り) 200,000 (単位:TEU) ■ 新潟港のコンテナ取 扱量の推移(速報値) 62,467 47,115 輸入(実入り) 178,907 163,898 161,891 157,484 157,628 144,490 150,000 168,809 143,001 13,260 秋田港 68,261 125,037 8,253 59,812 酒田港 26,297 47,568 21,574 100,000 34,915 27,193 20,913 50,000 3,608 4,007 34,468 新潟港 直江津港 29,764 8,218 8,441 5,160 伏木富山港 金沢港 敦賀港 境港 舞鶴港 浜田港 0 H7 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 (出典:新潟県) 出所)新潟県 (出典:国交省) 3 新潟港【国際海上コンテナ】 ■実績及び目標値 外貿コンテナ取扱個数(TEU) 中国 韓国 その他 合計 輸出入 年 (空コン含む) 2010年 (H22) 輸出 25,496 51,954 7,175 輸入 24,968 52,798 6,418 コンテナ取扱個数推移 TEU 2010年比 350,000 168,809 - 350,000 その他 300,000 2012年 (H24) 輸出 27,545 70,925 4,463 204,960 輸入 27,339 70,278 24,823 63,969 999 輸入 25,315 62,951 850 260,000 350,000 204,960 178,907 168,809 150,000 4,410 輸出 2015年(目標値) 2025年(目標値) 1.21倍 200,000 ロシア 260,000 250,000 2011年 (H23) (速報値) 1.06倍 TEU(空コンを含む) 1.54倍 2.07倍 2015年目標値 50,000 0 TEU(空コンを含む) 中国 2025年 〃 100,000 178,907 韓国 2010年 2011年 2012年 2010年、2011年、2012年数値は速報値 ■定期航路 (平成25年3月1日現在) 航路名 便数(便/週) 釜山航路 3 釜山 中国航路 2 上海、大連、青島 中国・釜山航路 5 蔚山、光陽、釜山 上海、大連、青島、寧波、天津新港 釜山・極東ロシア航路 1 釜山、ウラジオストック 日本海横断航路 0.5 合計 11.5 寄港地 ロシア・ザルビノ(中国・琿春) 備考 隔週 新潟港【国際海上コンテナ】 ■他の港湾との連携の進捗状況 (1)新潟、直江津両港の協同した取組 ① 両港寄港の場合の2港目入港料免除制度を活用した 航路誘致 新潟港、直江津港の位置 約150km ・ 船社、船舶代理店等に対して、2港目入港料免除制度の周知 を行い、利用者にとって使いやすい港作りを推進している。 ② 県内や隣県背後圏への連携したポートセールス 新潟港 直江津港 ・ 従来体制に加えて、H24年よりポートセールス推進員を配置 し、両港のPRや情報収集を行っている。 (2)日本海横断航路利用促進における中国及びロシアとの取組 (出典:新潟県) ① 日本海横断航路推進協議会の開催 日中ロの関係者が参加しての第1回会合を新潟で開催 し、指摘されている諸問題解決に向けて検討を行った。 ② 中国・吉林省と覚書署名 新潟県と吉林省の間で、航路支援、利用促進に向けた 覚書に署名し、相互協力体制のもと集荷を行っている。 ③ 中国東北部での拠点事務所開設 吉林省長春市に新潟県ビジネス拠点を開設し、日本海 横断航路の集荷体制強化を図り、航路の利用促進に取 り組んでいる。 (出典:新潟県) 新潟港【国際海上コンテナ】 ■計画実現のための進捗状況 (1) これまでの取組 ① 3つ目のコンテナバースが供用開始(H23年度から実施) 3つ目のコンテナバースとなる西4号岸壁(-12m)の供用により、三隻同時荷役を開始。 ② 近接する木材ふ頭へのコンテナ蔵置開始 (H23年度から実施) 増加するコンテナ貨物に対応するため、木材ふ頭に空コンテナ蔵置場を新たに整備。 ③ コンテナターミナルを結ぶ専用道路の整備(H24年度から実施) コンテナターミナルと新たなコンテナ蔵置場となった木材ふ頭とのアクセス道路を整備。 (2) これからの取組 ④ コンテナターミナルの民営化 荷主・船社に選ばれる競争力のあるコン テナターミナルの実現を目指す。 <新潟港コンテナターミナル整備 計画図> <増深> ④ 泊地浚渫 (-14m) ⑤ 貨物鉄道のコンテヤード乗り入れ 「オン・ドック・レール」の整備により、アク セスモードの多様化、太平洋側港湾のリ ダンダンシー機能の強化、モーダルシフ トの推進を図る。 ⑥ 西水路 泊地(-14m)浚渫 船舶の大型化に対応した(-14m)コンテ ナ専用岸壁の整備を行う。 ① 木材ふ頭へのコンテナ蔵置 (H23開始) ② コンテナ等運搬専用道路整備 (H24整備済) ③ 貨物鉄道接続整備 (出典:新潟県) 新潟港【国際海上コンテナ】 ■民営化の進捗状況 (1)これまでの取組 ○ 民営化計画の策定 ① 新潟港コンテナターミナル民営化計画策定委員会の開催 (全4回) 有識者による委員会を設置し、関係機関の意見把握などを経て、コンテナターミナル の民営化の基本的な条件等をまとめた計画を策定。 ② パブリックコメントの実施 民営化に対する意見を広く一般から聴衆し、計画書策定に反映させた。 ○ 候補事業者の選定 ① 新潟港・港湾運営会社候補事業者選定委員会の開催 (継続中) 有識者による委員会を設置し、コンテナターミナルの民営化について、港湾運営会社 候補事業者の募集要項の検討、選定基準、審査方法の検討及び公平性、客観性を確 保した候補事業者の選定を行う。 (2)これからの取組 今後は募集要項策定、事業者公募開始、候補事業者決定を 行い、H26.4月に港湾運営会社による運営を開始する予定。 新潟港・港湾運営会社候補事業者選定委員会 (H25.1月) H24 北陸地域国際物流戦略チーム 幹事会 日本海側拠点港における取組状況 【直江津港・新潟港】 平成25年 3月8日 新潟県 直江津港・新潟港【その他貨物(LNG)】 ■直江津港・新潟港の概要(エネルギー関連) 新潟港(東港区)エネルギー基地 直江津港エネルギー基地 油槽所施設群 LNGバース(-14m) 石油備蓄基地 石油備蓄基地 中部電力・東北電力LNG火力発電所 営業運転開始(予定) 中部電力 1号系列(119万kW)2012年度 中部電力 2号系列(119万kW)2014年度 東北電力 1号系列(144万kW)2023年度 東北電力 東新潟火力発電所 総発電量 460 万 kw 日本海LNG(株) LNG受入基地 施設概要 10 万 kl タンク 4 基 施設概要 8 万 kl タンク 4 基 荒浜ふ頭 公共ふ 頭用地 (計画) 国際石油開発帝石 LNG受入基地 運転開始目標 2014年度 設備概要 18万klタンク 2基 (出典:新潟県) <直江津港> (出典:新潟県) <新潟港> (1)電力 ① 中部地方等へ電力供給を行う拠点 ・中部電力 上越LNG火力発電所 (一部供用開始) (1)電力 ① 東北電力管内の総発電量約30%を生産 ・東北電力 東新潟、新潟火力発電所 (供用中) → 中部電力として日本海側初の発電所 ② 地元新潟県の電力安定供給を行う拠点 ・東北電力 上越LNG火力発電所 (2023年予定) (2)LNG受入基地 ① 既存ガスパイプライン活用で首都圏や中部 地方の一部に供給 ・国際石油開発帝石 (18万KLタンク×3基) (2)LNG受入基地 ① 既存ガスパイプラインの活用で新潟県内や仙台 福島等の南東北へ供給 ・日本海LNG㈱ (10万KLタンク×4基) ( 8万KLタンク×4基) 直江津港・新潟港がLNGの日本海側受入拠点群を形成 直江津港・新潟港【その他貨物(LNG)】 ■目標 2025年 2,000万トン/年 2015年 1,400万トン/年 現状(2010年) 700万トン/年 (新潟港のみ) 直江津港1,200万トン 新潟港 800万トン 直江津港 600万トン 新潟港 800万トン ■実績 輸入国 2010年 (実績値) 2011年 (実績値) 2015年 (目標値) 2025年 (目標値) ロシア 韓国 インドネシア マレーシア カタール オーストラリア 赤道ギニア 新潟港 計 合計 ロシア インドネシア マレーシア カタール オマーン オーストラリア 新潟港 計 インドネシア 取扱貨物量 (トン) 288,822 50 367,000 2,825,628 1,603,418 1,836,311 163,192 7,084,421 7,084,421 573,658 1,151,663 2,771,576 3,748,727 256,707 2,489,810 10,992,141 136,349 直江津港 計 合計 136,349 11,128,490 合計 14,000,000 合計 20,000,000 入港回数 (回) 2 1 3 29 9 10 1 55 55 4 9 29 20 2 20 84 1 1 85 2012年取扱量(速報値) 直江津港 新潟港 140万トン 1,200万トン 約 1,340万トン 直江津港・新潟港【その他貨物(LNG)】 ■計画実現のための進捗状況 1.直江津港 ○荒浜ふ頭地区にLNG関連施設を整備 直江津港 LNG関連施設整備状況 国際資源開発帝石 LNG受入基地 (1)中部電力LNG火力発電所 ①2012年7月 1-1号系列 (59.53kW) 運転開始 ②2013年1月 1-2号系列 (59.53kW) 運転開始 (2013年3月現在) 東北電力用地 発電量 119万kW (2)国際石油開発帝石 LNG受入基地 ①2014年操業予定 (整備中) 2012年 直江津港LNG輸入量 (速報値) 約 140万トン (フレート・トン換算) 中部電力上越LNG火力発電所 (出典:中部電力) 2.新潟港 ○LNG需要の高まりによる、取扱量の増加 新潟港におけるLNG輸入量の推移 (単位:トン) (1) 2012年の輸入量は約1,200万トン(フレート・トン)と なり2年連続で最高記録を更新した。 (2) LNGを輸入している川崎港、名古屋港等全国24港 の中、第8位の輸入量となっている。 2012年 新潟港LNG輸入量 約 1,200万トン (速報値) (フレート・トン換算) (出典:東京税関HP)
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