2014年12月19日号 - 農林中金総合研究所

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農林中金総合研究所
2014 年 12 月 19 日号
調査第二部
多田 忠義・趙 玉亮
≪来週のポイント≫
欧米はクリスマスで休場、米 GDP 確報は上方修正で景気回復を再確認か
欧米市場はクリスマスで休場や短縮取引となり、市場参加者が少なくなる中、米 7∼9 月期 GDP 確報
値が発表される。コンセンサス中央値(Bloomberg 取りまとめ、19 日現在)によれば、前期比年率 4.3%
と、改定値(同 3.9%)からさらに上方修正されるとの予想である。世界経済が低成長リスクに直面する
中、米景気の回復継続は、そうしたリスクを軽減する役割が期待される。
日本では、24 日に特別国会が召集され(会期は 24∼26 日)、第 3 次安倍内閣が発足予定である
が、全閣僚留任の予定で、目新しい材料は見つからない。なお、経済対策を主な柱とする 3 兆円超の
14 年度補正予算は来年 1 月上旬に閣議決定する予定だが、このうち経済対策の内容については 27
日の閣議決定が予定されている。
経済指標など
日本では、26 日に「消費者物価指数(11 月全国・12 月都区部)」が発表される。物価上昇圧力は
徐々に弱まっており、今回の発表でも一段の鈍化がみられる予想である。たとえば、レギュラーガソリン
価格は一段と値下がりしており、12 月都区部の指数に対してマイナス寄与する見通しであるほか、11
月全国でもエネルギー関連が押し下げに寄与する見通しである。このほか、鉱工業生産、家計調査、
労働力調査、有効求人倍率など、主要指標が同日に発表される。
米国では、23 日に「耐久財受注(11 月)」が発表される。コンセンサス中央値によれば、前月比 2.9%
と、10 月(同 0.9%)から増加、輸送用機器を除くコアも同 1.0%と、10 月(同▲0.9%)から増加する予想
である。17 日の FOMC 声明文でも、設備投資の拡大が指摘されており、その実態が確認される見通し
である。
欧州では、23 日にギリシャで大統領選出のための第 2 回投票が実施される。
来週のスケジュール(12/22∼12/27)
月 日
国内の予定
12 月 22 日(月)
日銀「金融経済月報(12 月)」
12 月 23 日(火)
休場(天皇誕生日)
12 月 24 日(水)
特別国会召集(∼26 日、第 3 次安倍内閣発足)
12 月 25 日(木)
黒田日銀総裁講演(日本経済団体連合会審議員会)
日銀金融政策決定会合議事要旨(11/18、19 分)
2 年利付国債入札(2.7 兆円程度)
「住宅着工統計(10 月)」(2p に予測掲載)
「失業率・有効求人倍率(11 月)」、「家計調査
(11 月)」、「消費者物価指数(11 月全国・12 月都
区部)」、「鉱工業生産(11 月速報)」(以上、2p に
予測掲載)
「商業販売統計(11 月)」
「毎月勤労統計(11 月速報)」
14 年度補正予算にかかる経済対策閣議決定(予定)
12 月 26 日(金)
12 月 27 日(土)
海外の予定
米 「中古住宅販売件数(11 月)」
欧 「ユーロ圏消費者信頼感指数(12 月速報)」
ギリシャ 大統領選第 2 回投票
米 「耐久財受注(11 月)」
米 「GDP(7∼9 月期確定値)」
米 「ミシガン大学消費者信頼感(12 月確定値)」
米 「新築住宅販売件数(11 月)」
米 「個人消費支出(11 月)」
米 株式・債券市場は短縮取引
独 休場(∼26 日)、英・仏 短縮取引
米 「MBA 住宅ローン申請指数(12 月 19 日週)」
米 「新規失業保険申請件数(12 月 20 日週)」
米 「失業保険継続受給者数(12 月 13 日週)」
米 休場(クリスマス)
英・仏 休場(∼26 日)
農林中金総合研究所
無断転載を禁ず。本資料は、信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するも
のではありません。本資料は情報提供を目的に作成されたものであり、投資のご判断等はご自身でお願い致します。
1
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1.来週発表予定の経済指標予測
11 月の新設住宅着工戸数【12 月 25 日(木)14:00】
<当社予測>前年比:▲11.8%(10月:▲12.3%)、戸数(季調済年率換算):92.0万戸(10月:90.4万戸)
大手住宅メーカー上位 3 社の受注(8 月速報)は前年比で大幅減となっているが、前年夏は駆け込み
契約のピークであったことを考慮する必要があろう。同速報によれば、一部で分譲受注が前年を上回っ
ており、消費税増税後の反動減が下げ止まる可能性も考えられる。以上から、前年比でみると大幅減で
はあるが、着工戸数は 10 月からやや増加と予想する。(多田)
11 月の雇用統計【12 月 26 日(金)8:30】
<当社予測>完全失業率:3.5%(10月:3.5%)、有効求人倍率:1.10倍(10月:1.10倍)
10 月の完全失業率は 0.1 ポイント低下したが、内容的には雇用が減少し、労働市場からの退出増(非
労働力人口の増加)と、雇用環境の改善が伴っていない。また、有効求人倍率をみると、先行指標とな
る新規求人数(10 月)は前年比 1.1%と 2 ヶ月連続の増加となったが、増加テンポは鈍化。日銀短観で
は非製造業中心に雇用人員が不足しているほか、仕事情報ネットでも医療系の求人をはじめ、いくつか
の業種・職種では不足感がみられる。こうした状況を踏まえると、完全失業率は 2 ヶ月連続の 3.5%、有
効求人倍率も前月と変わらずの 1.10 倍と予想する。(多田)
11 月全国、12 月東京都区部の消費者物価【12 月 26 日(金)8:30】
<当社予測>12月東京 総合:前年比 2.0%(11月:2.1%)、コア:同 2.3%(11月:2.4%)
11月全国 総合:前年比 2.6%(10月:2.9%)、コア:同 2.7%(10月:2.9%)
11 月のレギュラーガソリン価格(全国)は前年比 0.7%と、6 月をピークにして上昇率の鈍化が続いて
おり、エネルギーの物価押上げ効果(寄与度)は 10 月から 0.1 ポイント低下するとみられる。11 月(中旬
速報)の東京都区部分では前月比が 3 ヶ月連続で下落するなど、物価上昇圧力が弱まっていることから、
全国コアの前年比も 10 月分から鈍化すると予想する。また、12 月上旬までのレギュラーガソリン価格(東
京)をみると、マイナス寄与に転じる可能性が高い。11 月全国コアでは消費税要因を除くと前年比 0.7%
まで鈍化するだろう。(多田)
11 月の家計調査・実質消費支出【12 月 26 日(金)8:30】
<当社予測>全世帯:前年比▲5.4%(10月:▲4.0%)、勤労者世帯:同▲3.7%(10月:▲3.4%)
消費関連指標は、消費税増税後の反動減からの持ち直しも見られるものの、総じて低調な状態が続
いている。景気ウォッチャー調査や消費動向調査からは、消費者マインドの悪化が継続している様子が
見て取れる。さらに、乗用車販売や白物家電など耐久消費財には反動減が残っている。以上を踏まえ、
全世帯の実質消費支出は前年比▲5.4%と 8 か月連続の減少と予想する。(竹光)
11 月の鉱工業生産【12 月 26 日(金)8:50】
<当社予測>前月比 1.9%(10 月:0.4%)、前年比 ▲1.3%(10 月:▲0.8%)
11 月の製造工業生産予測指数によれば、情報通信機械工業(前月比 11.6%)や紙・パルプ工業(同
5.3%)、電子部品・デバイス工業(同 5.1%)など、11 業種中 9 業種で増加が見込まれることから、全体で
は前月比 2.3%と上昇が予想されている。ただし、関連指標である実質輸出指数(11 月)は前月比▲
1.7%と低下するなど、不安材料もある。以上を踏まえ、鉱工業生産は同 1.9%と 3 ヶ月連続のプラスにな
ると予想する。なお、先行きについては、12 月の製造工業生産予測指数は同 0.4%と引き続き上昇する
ものの、1 月は同▲0.4%と小幅低下と予想する。(寺林)
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2.債券市場
寺林 暁良
◎相場概況 (12/15∼12/19 前場)
長期金利(新発 10 年国債利回り)は、一時 0.35%を割り込むなど、低下圧力の強い展開が続いた。
週央にかけての長期金利は、株価下落や過度な原油価格下落に対して「質への逃避」が強まり、17
日には 0.345%と 13 年 4 月に日銀が量的・質的金融緩和(QQE)の導入を決めた直後以来の低水準を
付けた。16 日の 5 年国債入札の結果が好調だったことも低下要因となった。18 日には前日の FOMC の
結果を受けた米長期金利の上昇につられて一時的に上昇する場面もあったが、同日の 20 年国債入札
を通過した後には再び水準を戻し、週末は 0.35%前後での推移となっている。なお、18∼19 日の日銀
金融政策決定会合では、10 月 31 日の会合で強化した QQE の維持を決定した。
イールドカーブは、3 年以下のゾーンでマイナス金利になるなど、フラット化が進行。19 日の 11:00 時
点の新発 10 年国債(#336)は、0.350%(先週末比▲4.5 ベーシスポイント)。同 11:02 時点の 10 年国債
先物(中心限月 3 月物)は、147 円 61 銭(先週末比+36 銭)。なお、10 年国債先物は 18 日に 147 円 76
銭と史上最高値を更新した。
◎来週の相場予想 (12/22∼12/26)
急激な原油価格下落によって資源国を経由した世界経済への悪影響が懸念されるなか、金利低下
圧力の強い展開が続くだろう。25 日には 2 年国債入札が行われるが、マイナス金利での落札結果予想
も浮上するなど、好調な結果が予想される。
(%)
(%)
日本国債のイールドカーブ
2.0
1.8
2014年12月18日
2014年12月12日 (先週末)
2014年11月18日 (1ヶ月前)
2014年9月18日 (3ヶ月前)
2014年6月18日 (6ヶ月前)
1.6
1.4
1.2
1.0
イールドスプレッド
1.0
0.8
0.6
5年−2年
10年−5年
20年−10年
0.4
0.2
0.8
0.6
0.0
7/19
0.4
0.2
8/19
(%)
0.0
▲ 0.2
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 15 20 25 30 40
(年)
0.10
0.00
▲ 0.10
▲ 0.20
▲ 0.30
先週末差
1ヶ月前差
3ヶ月前差
2
5
8
▲ 0.40
1
3
4
6
7
9
10/19
11/19
12/19
新発10年物国債利回り
0.550
0.525
0.500
0.475
0.450
0.425
0.400
0.375
0.350
0.325
10 15 20 25 30 40
(年)
9/19
10/7
10/22
11/6
11/20
12/5
12/19
(資料)財務省「国債金利情報」より作成。新発 10 年国債利回りは Bloomberg より作成
◎国債入札結果
入札日
銘柄 ( 回号)
表面利率
発行予定額
応札倍率
テール
最低価格 最高利回
12/16
5年利付国債 (#122)
0.1% (0.2%)
2.7兆円
4.24倍 (3.70倍)
0銭 (2銭)
100.08円
0.083%
12/18
20年利付国債 (#151)
1.2% (1.4%)
1.2兆円
3.71倍 (2.88倍)
8銭 (41銭)
100.80円
1.150%
(資料) 財務省ホームページより農中総研作成。表面利率及び応札倍率、テールの( )内数値は前回入札の値
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3
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3.株式市場
趙 玉亮
◎相場概況 (12/15∼12/19 前場)
日経平均株価は、原油安やロシア通貨の暴落を懸念して大幅続落したものの、その後は FOMC の無事
通過やロシアリスクの落ち着きを好感して買戻しの展開。
週明け 15 日は大幅反落、週末の総選挙、朝方の日銀短観はいずれもほぼ予想通りの結果だったが、前週
末の欧米株安と原油安に連想された世界経済懸念に影響された。16 日も大幅続落、原油安やロシアへの経
済制裁を背景に、ルーブルが急落したことからロシアリスクへの懸念が高まり、1 ヶ月ぶりに 17,000 円台を割り
こんだ。17 日は小幅反発、円高一服などを受けて買い戻しが入ったが、FOMC を控え様子見姿勢が強まり、
上値は限定的であった。18 日は大幅続伸、米国の早期利上げ観測の後退を受けての米株高や、ロシア通貨
のルーブル暴落が落ち着いたことを意識し、買戻しが優勢だった。19 日前場も大幅続伸、米株高や円安進
行を好感し、根強い買いが続き、17,500 円台を回復した。
◎来週の相場予想 (12/22∼12/26)
海外では、大きな材料がなく、クリスマス休暇入りするため、取引が少なくなる可能性が高い。原油安や資源国の
動向など不透明な状況が意識されるため、全体として上値の重い展開を予想する。
<12/19前場終値>
日経平均: 1 7 ,5 4 0 .1 2
(前週末比
日経平均株価の日足グラフ
(円)
25日移動平均線
50日移動平均線
+80.27
)
TOPIX: 1 ,4 0 1 .7 3
株価等の指標騰落率
100日移動平均線
18,300
18,000
17,700
17,400
17,100
16,800
16,500
16,200
15,900
15,600
15,300
15,000
(同 ▲ 8.61 )
年度初来(14年3月末)比
前週(12/12)比
日経225
TOPIX
TOPIXコア30
JPX日経400
日経JASDAQ
東証REIT
11/4 11/10 11/14 11/20 11/27 12/3
(億株)
東証一部 出来高
出来高 株数
出来高 金額
(千億円)
55
50
45
40
35
30
25
20
15
10
55
50
45
40
35
30
25
20
15
10
10/31 11/7 11/13 11/19 11/26 12/2
▲3% 0% 3% 6% 9% 12% 15% 18% 21% 24% 27% 30%
12/9 12/15 12/19
12/8 12/12 12/18
(兆円) 投資部門別株式売買状況(12年1月∼累積)
25
海外投資家
20
15
買越
10
信託銀行
5
0
-5
-10
売越
-15
個人
-20
12/9/28
●決算発表 注目銘柄 (変更になることがありますのでご注意ください)
13/3/8
13/8/16
14/1/24
14/7/4
14/12/12
(資料) Bloomberg より農中総研作成
(12/22) ニトリホールディングス
(12/24) ハイデイ日高、パルコ
(12/25) ウェザーニューズ、ナガイレーベン、UCS、平和堂、タキヒヨー、J フロント リテイリング、しまむら
(12/26) 髙島屋、DCM ホールディングス、ライトオン、オークワ、宝印刷、三益半導体工業、ハローズ、トシン・グループ、
アオキスーパー
など
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4
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4.外国為替市場
竹光 大士
◎相場概況 (12/15∼12/19 前場)
ドル・円相場は一時 115 円 57 銭まで円高なった後、ドルが買い戻される
週初は原油価格とルーブル等資源国通貨の急落に伴い、世界経済の先行き懸念が意識されたため、
リスク回避の円買いになり、一時 1 ヶ月ぶりに 115 円 57 銭をつけた。週央は FOMC を前に積極的な取引
は控えられたものの、原油価格の落ち着きと米金利の反発もあり、117 円台へと円じり安の展開。その後
は、18 日の FOMC を受けて、15 年内の利上げに向けた地ならしが着実に進んでいると解釈され、日米の
金利差が意識されたことからドル高円安が進み、119 円台となった。19 日前場にかけては、横ばい推移。
ユーロ円はドル円につられ 16 日に一時 145 円割れまで円高になった。その後はユーロ・円共に安く、
ほぼ横ばい推移で 19 日前場も 146 円台前半となっている。
◎来週の相場予想 (12/22∼12/26)
クリスマスを挟み薄商いとはみられるが、リスク要因もあり乱高下には注意。海外では 23 日にギリシャで
大統領選出のための 2 回目の投票が実施される。仮にギリシャで政治的混乱がみられると判断されれ
ば、リスク回避につながると考えられる。また、引き続きロシアのルーブル安には注意が必要である。
(円/ドル)
(円/ユーロ)
円/ドル・レート
104
106
106 136
108
108 138
110
140
112
142
114
144
116
118 146
110
112
114
50日移
動平均
116
118
120
円
安
122
2014/09/26
(ドル/ユーロ)
25日移
動平均
2014/10/24
ドル/ユーロ・レート
1.34
ロ
高
1.32
ー
ユ
1.3
ー
50日移動
平均
ユ
ロ
安
1.3
1.28
1.28
1.26
1.26
1.24
1.22
2014/09/26
25日
移動
平均
2014/10/24
1.24
2014/11/21
1.22
2014/12/19
134
138
140
142
25日移動
平均
122 150
2014/12/19 2014/09/26
2014/11/21
円
高
136
120 148
1.34
1.32
円/ユーロ・レート
104 134
円
高
144
円
安
146
50日移
動平均
2014/10/24
148
2014/11/21
150
2014/12/19
シカゴIMM円ポジション(先物のみ) (円ドル)
(1万コントラ クト)
▲ 20
▲ 18
▲ 16
▲ 14
▲ 12
▲ 10
▲8
▲6
▲4
▲2
0
2
4
14/01 14/03
14/05
123
120
117
114
111
108
105
102
99
96
93
90
87
円ポジション(左軸)
84
81
円ドル(右軸)
78
75
14/07 14/08 14/10 14/12
(注) 1コントラクト=1250万円
(資料)Bloombergより農中総研作成
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5
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5−1.海外市場(米国、欧州)
(米国)趙 玉亮、
(欧州)山口 勝義
◎相場概況 (12/12∼12/18)
【米国】
米国の長期金利(10 年債利回り)は、原油安やロシア通貨のルーブルの急落を背景に、質への逃避から一
時 2.01%と節目の 2%寸前まで低下した。しかし、17 日に FOMC 終了後に公表した声明を受けて、値動きの
荒い動きとなり、18 日には 2.2%程度まで上昇した。株式市場については、週前半は調整色の強い展開。下
げ止まらない原油相場に加え、弱い中国経済指標やロシア通貨ルーブルの暴落を嫌気し、ダウ工業株 30 種
は 3 営業日続落し、17,068 ドルへと約 2 ヶ月ぶりの低水準となった。その後は、FOMC 通過やロシアリスクの落
ち着きなどを受け、大幅買い戻された。18 日は先週比 497 ドル(2.88%)高い 17,778.15 ドルで取引を終了し
た。
【欧州】
週央まで原油価格の急落を受けたリスクオフの流れのなかで株価の下落と国債価格の上昇が進んだが、18
日には米国 FOMC の声明などを受け切り返した。11 月のユーロ圏の CPI 上昇率確報値(17 日)は速報値と同
じ年率 0.3%となったが、原油安で今後さらに低下する見通しとなり ECB の量的緩和への期待感が強まってい
る。こうしたなか、フランス国債にはフィッチによる格下げ(12 日)による影響は特段現れていない。一方、ギリ
シャ国債については、第 1 回投票(17 日)で大統領の選出ができなかったが、水面下で政治混乱を食い止め
るための手立てが講じられているとの思惑で利回りは低下に転じている。ドイツ 10 年国債は週を通じ 6bp の利
回り低下。株式市場では、ストックス欧州 600 指数は週間で 0.1%の下落、うち銀行セクターは 1.8%の下落。
米国債のイ-ルドカーブ
(%)
4.0
欧州の国債利回り(10年債)
(%)
10
3.5
ギリシャ
9
3.0
14/06/19
8
2.5
14/09/18
7
2.0
14/12/18
6
ポルトガル
イタリア
5
1.5
4
1.0
スペイン
3
0.5
2
0.0
アイルランド
1
ドイツ
0
▲ 0.5
1年
2年
3年
5年
7年
10年
30年
14/6
0.20
(bp)
20
0.10
10
0.00
0
▲ 0.10
▲ 10
(ドル)
3年
5年
7年
10年
30年
欧州の株価指数
(ポイント)
17,500
400
155
350
150
145
300
17,000
140
250
16,500
135
200
16,000
NYダウ工業株30種
15,500
14/6
14/7
14/8
14/9
14/10
14/11
14/12
(参考)日本
2年
(参考)米国
1年
米国の株価指数
18,000
14/12
英国
▲ 0.60
1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月
14/11
ポルトガル
▲ 50
アイルランド
▲ 40
3ヵ月前差
ギリシャ
▲ 0.50
14/10
▲ 30
1ヵ月前差
スペイン
▲ 0.40
14/9
▲ 20
1週前差
▲ 0.30
14/8
ドイツ国債との利回りスプレッド(直近1週間の変動幅)(10年債)
フランス
▲ 0.20
14/7
イタリア
1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月
ストックス欧州
600指数①
うち銀行
セクター②
130
150
125
100
120
14/6 14/7
14/8
①−②
(右軸)
14/9 14/10 14/11 14/12
(資料)Bloomberg より農中総研作成
農林中金総合研究所
6
//
5−2.海外市場(中国、その他新興・資源国)
(中国)王 雷軒、
(その他新興・資源国)多田 忠義
◎相場概況 (12/12∼12/18)
【中国】
12 日に発表された鉱工業生産(11 月)などの主要経済指標や 16 日に HSBC が発表した製造業 PMI(12
月)からは、景気足踏み状態の継続が確認されたが、逆に市場では追加金融緩和を含めた経済対策への期
待が高まった。このため、上海総合指数は週を通じて上昇傾向で推移し、17 日には 4 年 1 ヶ月ぶりに 3,061
ポイントの高値を付けた。
【その他新興・資源国】
原油安によるネガティブ面がクローズアップされ、株、通貨ともに連鎖安となったが、ロシア当局がルーブ
ル安への対応策(金融機関に対する金融安定化支援策等)を表明したことや原油価格下落が一服したことな
ど通貨安が一服し、買い戻しの動きとなった。ロシアでは、ルーブルが一時 1 ドル=80 ルーブル台と、年初
来 110%を超える下落率を記録(16 日)したが、週末にかけて 1 ドル=60 ルーブル台まで買い戻された。こう
した流れを受け、他の新興・資源国の株価も 16 日を底に回復が見られる。一方、FOMC の声明文(17 日)
で、米利上げが 15 年内にも始まるとの見通しから、高利回り通貨とされてきた豪ドルを売る動きは続いてお
り、4 年半ぶりの安値をつけた。
(ポイント)
上海総合指数
3,200
新興・資源国通貨:対米ドル騰落率
前週(12/12)比
3,000
トルコ・リラ
欧・中東・アフリカ
2,800
2,600
2,400
2,200
EMラテンアメリカ
EMヨーロッパ
ノルウェー・クローネ
カナダ・ドル
メキシコ・ペソ
自
国
通
貨
安
ド
ル
高
アルゼンチン・ペソ
自
国
通
貨
高
コロンビア・ペソ
(
ラテンアメリカ
EMアジア
ポーランド・ズウォティ
エジプト・ポンド
14/12
14/11
14/10
14/09
14/08
14/07
MSCI-EM
ロシア・ルーブル
)
新興国株価指数(MSCI Index)
('14.01=100)
南アフリカ・ランド
(
14/06
2,000
チリ・ペソ
ド
ル
安
ブラジル・レアル
)
シンガポール・ドル
14/12
14/11
14/10
14/09
14/08
政策金利の推移
16
14
12
10
ロシア
インドネシア
インド
6
ニュージーランド
4
オーストラリア
0
14/06 14/07 14/08 14/09 14/10 14/11 14/12
タイ・バーツ
フィリピン・ペソ
マレーシア・リンギット
韓国・ウォン
ブラジル
8
2
オーストラリア・ドル
アジア・オセアニア
(%)
18
14/07
ニュージーランド・ドル
14/06
120
115
110
105
100
95
90
85
80
75
70
65
60
前月(11/19)比
インドネシア・ルピア
インド・ルピー
中国元
▲35%▲30%▲25%▲20%▲15%▲10%▲5% 0%
5% 10%
(注)一部通貨は前営業日終値、それ以外は本グラフ作成時点との比較
(資料)Bloombergより農中総研作成
農林中金総合研究所
7
//
6.指標分析・注目点
南 武志
① 今週のレビュー
年の瀬で、しかも爆弾低気圧が襲来するなかでの総選挙ということで、投票率は 52.66%と過去最低を
記録した。一部には消費税の再増税先送りが財務省とその取り巻きに骨抜きにされないために、敢えて
解散・総選挙に臨んだとの好意的な分析もあるが、せっかくの国政選挙において政策論争が盛り上がら
なかった点は残念である。この選挙結果はすでに市場に織り込まれていたようで、特段何の反応もなかっ
たが、原油安という消費国にとっては大恩恵となる材料が世界経済の先行き懸念が生んだことで、市場が
一時的に不安定化する場面もあった。
さて、アベノミクス路線はとりあえず継続することとなったが、まずは消費税の再増税延期の発表ととも
に発表された経済対策の大枠が明らかになったとの報道が流れている。総額は国費ベースで 3 兆円台
半ば(補正予算規模は 2 兆円台後半の見込み)、地方活性化、家計支援、災害・防災対策が柱となるよう
だ。低所得者向けの給付金、住宅エコポイント制度の復活、特典付き商品券配布などが目玉として盛り込
まれる模様。財源としては 13 年度の剰余金(1.4 兆円)と 14 年度の税収上振れ分で対応する方針である。
以下、今週発表された主要な経済指標を
短観:雇用・生産設備過不足感とインフレ率
(%ポイント)
(%前年比)
-30
確認していきたい。注目された日銀短観(12
月調査)では、代表的な指標である大企業
製造業の業況判断 DI がわずかに悪化した
3
不
足
雇用・生産設備判断 (全規模全産業、左目盛)
(見通し)
全国消費者物価 (生鮮食品を除く総合、除く消
費税要因、右目盛)
全国消費者物価 (食料(除く酒類)・エネルギー
を除く総合、除く消費税要因、右目盛)
-20
-10
2
1
ものの、12 という DI の値は景気全般に停滞
0
0
感がある中では高めの数字である。なお、先
10
-1
行きは 9 へと▲3 ポイントの悪化を見込んで
20
いるが、癖を考慮すれば、懸念するに及ば
30
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
-3
2000年
ない。また、生産・営業用設備や雇用人員
-2
過
剰
(資料)日本銀行、総務省統計局の統計資料より作成 (注)雇用・生産設備判断DIを2:1で加重平均
の不足感は再び強まるなど、供給制約に直面しつつある姿も見て取れる。このため、14 年度の設備投資
計画も上方修正されるなど、2 四半期連続で減少した GDP 統計ベースの民間企業設備投資とは異なり、
堅調な動きとなっている(全産業+金融機関、ソフトウェア投資額を含み土地投資額を除く、前年度比
6.6%)。一方で、販売価格の上昇見通しは少ないのが実情で、投入コスト増を価格転嫁することの困難さ
は払拭できずにいる。
11 月の貿易統計によれば、通関貿易収支尻は▲9,250 億円(季節調整後)と 45 ヶ月連続での赤字な
がらも、赤字額は 2 ヶ月連続で縮小。なお、日銀が試算した実質輸出指数は、前月比▲1.7%と 3 ヶ月ぶ
りのマイナスとなったが、このところの増加ペースの小幅調整といった具合で、輸出数量の回復傾向は続
いているものと思われる、
最後に、12 月 15 日時点の全国ガソリン小売価格は 152.4 円/ℓと、22 週連続の下落。直近ピークの 7
月 14 日時点(169.9 円/ℓ)から 17.5 円の下落で、年初来最安値を更新。前年同時期の水準から 5 円ほど
安く、すでに物価押下げに寄与し始めている。上掲の貿易統計からは、11 月の原油入着価格はドルベ
ースで 87 ドル/バレルまで下落しているが、円安効果で円換算では 10,111 円とまだ高い。とはいえ、今後
も下落は続くものとみられる。
農林中金総合研究所
8
//
7.今週の主なできごと
月 日
政治・財政
経済・金融
・格付け会社フィッチ:フランスの
長期外貨建ておよび自国通貨建
て発行体デフォルト格付けを「AA
プラス」から「AA」に引き下げた
12 月 12 日(金)
12 月 13 日(土)
・国土交通省:大型施設から出る
温暖化ガスを減らすため、床面
積 2,000 平方メートル以上の建物
を対象に省エネ基準を満たさな
い建築の着工を段階的に規制す
る
・山口 FG や常陽銀行等地方銀
行 7 行:海外出店や商品開発で
広域連携する方針
12 月 14 日(日)
12 月 15 日(月)
12 月 16 日(火)
海外・その他
・衆院選:前日投票の衆院選の
議席が確定、自公で 326 議席と
なり与党で全議席の 3 分の 2 以
上を維持、自民は単独で 291 議
席、民主は 73 議席、投票率は
52.66%と戦後最低を更新、民主
代表の海江田氏は落選、代表を
辞任
・政府:日豪 EPA が来年 1 月 15
日に発効すると発表
・石原次世代の党最高顧問:政
界引退を表明
・政府・与党:法人税実効税率を
15 年度に 2.5%程度引き下げる
調整に入る、実質減税を先行
12 月 17 日(水)
・政府・与党:15 年度からの法人
税改革で企業が 12 年度比で 3%
以上の賃上げをした場合、地方
税の外形標準課税の負担を和ら
げる方向で調整に入る、また企
業が本社機能を地方に移転した
場合、投資額の最大 7%を法人
税額から差し引けるよう調整に
入る
12 月 18 日(木)
・政府:15 年度から地方に就職す
る大学生に学費を支援する制度
を始める
・政府:子育て臨時給付金を 15
年度は中止する方針を固める
12 月 19 日(金)
・理化学研究所:STAP 細胞の有
無を調べる実験で細胞は作成で
きず、実験を打ち切るとする検証
結果を正式に発表
・日銀短観:大規模製造業の景
気判断はプラス 12 ポイントと前
回調査を 1 ポイント下回って小幅
ながら 2 期ぶりに悪化
・日立製作所:スイスの重電大手
ABB と高効率の送電分野の合併
会社を日本に設立する方向で最
終調整に入る
・政労使会議:15 年春闘での賃
上げ継続に向けて「経済界は、
賃金の引き上げに向けた最大限
の努力を図る」と明記
・東京電力・中部電力:液化天然
ガス(LNG)の国際入札を実施、調
達費を削減へ
・COP20:各国が 2020 年以降の
温室効果ガス削減目標を自主的
に掲げる基本ルールを盛り込ん
だ合意文書を採択
・シドニー:武器を持った男がカフ
ェに押し入り、人質をとって立て
こもる事件が発生
・香港:民主派占拠は強制排除
で終結
・ パキス タン 北 西部 のペ シ ャワ
ル:武装勢力が軍関係の学校を
襲撃、教師や生徒を人質に取っ
て立てこもり、132 人が死亡した
と報道
・オバマ米大統領:1961 年以来、
国交を断絶していたキューバと
の国交正常化交渉を始めると表
明
・FRB:FOMC(米連邦公開市場
委員会)の終了後発表した声明
文に、利上げに関しては「忍耐強
く」との表現を初めて盛り込んだ
・ギリシャ議会:1 回目の投票で
大統領選出できず
・プーチン・ロシア大統領の記者
会見:経済の低迷から脱却する
まで「2 年程度かかる」とし、危機
が長期化するとの見通しを示す
・米格付け会社フィッチ・レーティ
ン グス: ベネ ズ エラ の 格 付けを
「B」から 2 段階引き下げ、債務不
履行の可能性のある「トリプル C」
とした
・政府:景気の底上げに向けた緊
急経済対策を 3.5 兆円規模で編
成する方針を固める
農林中金総合研究所
9
//
8.日米経済指標の動向(グラフ)
【日本】
(千億円)
(ポイント)
貿易収支:通関収支尻(11月)
5
0
▲5
▲ 10
▲ 15
▲ 20
原数値
季節調整値
▲ 25
▲ 30
'12.11
'13.5
日銀短観:D.I.(12月調査)
25
20
15
10
5
0
▲5
▲ 10
▲ 15
'13.11
'14.5
通関ベース貿易収支は▲8,919億円と29ヶ月連続で赤字と
なった。季調済では▲9,250億円と45ヶ月連続の赤字。輸出
額は前年比4.9%、輸入額は同▲1.7%。
大企業製造業
大企業非製造業
12/12
'14.11
先行き
13/6
13/12
14/6
14/12
日銀短観(12月調査)の大企業製造業業況判断DIは、12と
前回(9月調査)から1ポイント悪化した。先行き(9月)は9へと
悪化する見込み。
【米国】
(万人) 新規失業保険申請件数(12月13日週) (万人) (%)
鉱工業生産:季調済前月比(11月速報) (%)
34
270
80.5
1.5
新規失業保険申請者件数
鉱工業生産(左軸)
33
265
4週移動平均
1.2
80.0
設備稼働率(右軸)
失業保険継続受給者(右軸)
32
260
0.9
79.5
31
255
0.6
79.0
30
250
0.3
78.5
29
245
0.0
78.0
28
240
77.5
27
235 ▲ 0.3
77.0
26
230 ▲ 0.6
'12.11
'13.5
'13.11
'14.5
'14.11
6/28
8/9
9/20
11/1
12/13
新規失業保険申請者件数は、28.9万人と事前予測(29.5万
人)を上回った。また、失業保険継続受給者数(12月6日週)
は、237.3万人。
鉱工業生産(速報値)は、前月比1.3%と事前予測(同0.7%)
を上回った。設備稼働率は80.1%と前月から上昇した。
(%)
(%)
生産者物価指数:季調済前月比(11月)
0.8
最終需要
コア
0.6
消費者物価指数:季調済前月比(11月)
0.6
総合
コア
0.4
0.4
0.2
0.2
0.0
0.0
▲ 0.2
▲ 0.2
▲ 0.4
▲ 0.4
'12.11
'13.5
'13.11
'14.5
'14.11
'12.11
'13.5
'13.11
'14.5
'14.11
生産者物価指数(PPI)の最終需要は、前月比▲0.2%と事前 消費者物価指数(CPI)の総合は、前月比▲0.3%と事前予測
予測(同▲0.1%)を下回った。食料品・エネルギーを除くコア (同▲0.1%)を下回った。また、食料品・エネルギーを除くコ
アは、同0.1%。
は同0.0%。
(資料)Bloomberg より農中総研作成
農林中金総合研究所
10
//
【米国】
(%)
(pt)
CB景気先行指数(LEI):季調済(11月)
1.5
110
1.0
100
0.5
ミシガン大学消費者信頼感指数(12月速報)
総合指数
先行指数
現況指数
90
0.0
80
▲ 0.5
先行指数
一致指数
遅行指数
▲ 1.0
▲ 1.5
'12.11
'13.5
'13.11
'14.5
'14.11
70
60
'12.12
'13.6
'13.12
'14.6
'14.12
コンファレンス・ボードの景気先行指標総合指数(LEI)は、前 ミシガン大学消費者信頼感指数の総合指数は、93.8と前月
月比0.9%と事前予測(同0.6%)を上回った。一致指数は同 (88.8)から上昇した。また、現況指数は105.7、先行指数は
0.1%、遅行指数は同▲0.1%。
86.1。
(万件)
120
住宅着工件数:季調済年率(11月速報)
▲ 250
100
▲ 500
90
▲ 750
80
▲ 1,000
70
'12.11
'13.5
経常収支:季調済(7∼9月期)
0
住宅着工件数
建設許可件数
110
(億ドル)
'13.11
'14.5
'14.11
住宅着工件数は、前月比▲1.6%の102.8万件と、事前予測
(同104.0万件)を下回った。先行指標となる建設許可件数
は、同103.5万件。
(資料)Bloomberg より農中総研作成
▲ 1,250
'12.9
'13.3
'13.9
'14.3
'14.9
経常収支は、▲1,003億ドルと2四半期ぶりに赤字幅が拡大
した。
農林中金総合研究所
11
内外金融市場データ
長期金利
新発
10年
国債
利回
14/10/23
14/10/24
14/10/27
14/10/28
14/10/29
14/10/30
14/10/31
14/11/03
14/11/04
14/11/05
14/11/06
14/11/07
14/11/10
14/11/11
14/11/12
14/11/13
14/11/14
14/11/17
14/11/18
14/11/19
14/11/20
14/11/21
14/11/24
14/11/25
14/11/26
14/11/27
14/11/28
14/12/01
14/12/02
14/12/03
14/12/04
14/12/05
14/12/08
14/12/09
14/12/10
14/12/11
14/12/12
14/12/15
14/12/16
14/12/17
14/12/18
14/12/19
0.480
0.470
0.470
0.460
0.465
0.470
0.450
休場
0.440
0.465
0.470
0.480
0.455
0.490
0.520
0.495
0.480
0.480
0.505
0.475
0.465
0.455
休場
0.450
0.435
0.420
0.420
0.430
0.415
0.430
0.435
0.420
0.435
0.415
0.410
0.405
0.395
0.375
0.350
0.355
0.350
0.350
金利
債先 スワップ
無担保
10年物 レート
コール
5年物
中心
翌日物
限月 (円-円)
仲値
146.35
146.49
146.47
146.58
146.53
146.53
146.53
休場
146.70
146.44
146.47
146.39
146.55
146.25
145.85
146.08
146.23
146.27
146.05
146.30
146.36
146.45
休場
146.60
146.73
146.88
146.91
146.90
146.95
147.17
147.24
147.32
147.14
147.40
147.42
147.49
147.25
147.38
147.58
147.60
147.66
147.61
//
短期金利
外国為替
国内株価指数
海外株価指数
海外金利
米国
米国
財務省 財務省 独国
証券
証券 10年物
中国
上海総合 3ヶ月物 10年物 国債
国債
国債
利回
利回
利回
その他
NY
原油
先物
WTI
期近
OPEC
原油
バス
ケット
価格
0.238 0.060 ▲ 0.073 0.1980 0.286 0.160 107.26 1.265 135.59 15,138.96 1,232.34 16,677.90 4,452.79 328.26 2,302.42 0.005 2.271 0.902 1,230.1 82.09
0.234 0.060 ▲ 0.024 0.1960 0.284 0.160 108.24 1.267 136.83 15,291.64 1,242.32 16,805.41 4,483.72 327.17 2,302.28 0.005 2.269 0.892 1,232.8 81.01
0.236 0.059 ▲ 0.029 0.1950 0.284 0.160 108.04 1.270 137.12 15,388.72 1,254.28 16,817.94 4,485.93 325.10 2,290.44 0.005 2.261 0.868 1,230.2 81.00
0.229 0.059 ▲ 0.035 0.1950 0.284 0.170 107.84 1.273 137.11 15,329.91 1,252.00 17,005.75 4,564.29 328.25 2,337.87 0.010 2.296 0.877 1,230.3 81.42
0.229 0.059 ▲ 0.038 0.1950 0.284 0.165 108.08 1.263 137.67 15,553.91 1,270.64 16,974.31 4,549.23 328.78 2,373.03 0.010 2.317 0.898 1,225.9 82.20
0.232 0.059 ▲ 0.045 0.1950 0.284 0.170 109.18 1.261 137.46 15,658.20 1,278.90 17,195.42 4,566.14 330.71 2,391.08 0.005 2.306 0.845 1,199.5 81.12
0.246 0.060 0.001 0.1920 0.281 0.160 111.23 1.253 139.80 16,413.76 1,333.64 17,390.52 4,630.74 336.80 2,420.18 0.005 2.335 0.841 1,172.4 80.54
休場 休場
休場
休場
休場 17,366.24 4,638.91 334.25 2,430.03 0.005 2.343 0.853 1,170.6 78.78
休場 休場 休場 休場 1.248 休場
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休場 休場
休場
休場
休場 17,817.90 4,754.89 345.72 2,532.88 0.005 2.306 0.781 1,196.6 75.78
休場 休場 休場 休場 1.244 休場
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休場
休場 347.49 2,630.49 0.005 2.245 0.700 休場
休場
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(資料)Bloombergより農中総研作成。最終日は13時7分時点で入手可能な最新データを掲載。最終日のTOPIXは20分ディレイで表示。
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