2014 年度 学内研究発表会 ~ご案内~ - 愛知学泉大学

地域社会デザイン総合研究所だより
No.5
2014 年 10 月
№ 5
2014.10
本研究所は、
「持続可能な地域づくり」と「分権型社会の確立」を現代社会の重要な課題とした研究
活動に加えて、市民主体の地域づくり活動を支援する社会貢献活動と教育活動を展開していく事を目
指しています。そのための拠点研究所として設立され、まる 2 年が経過しました。本年度はその研究
の成果が問われる年と考え、活動の運営の方針を以下の 4 つの領域に定め、研究プロジェクトを募集
しました。
1. 研究員の研究成果・知識の地域への還元
2. NPO団体等との共同テーマ事業
3. 大学と地域との間の仲介機能の確立
4. 現代マネジメント実習、ゼミナールとの連携
結果、8 件のプロジェクト(テーマは 2 ページ以降の研究進捗状況中間報告で確認してください。)
を立ち上げることができ、延べ 10 人の研究員と NPO 団体が携わることになりました。 特に、8 月
の広島土砂災害において甚大な被害が発生したことに鑑み、避難勧告、防災・復旧対策を効果的に行
うには、市町村という包括的な行政単位だけではなく、地域単位のコミュニティをもっと重視してい
くべきであるという観点から、客員研究員の林先生を中心にした「コミュニティ内のコミュニケーシ
ョン向上に関する調査研究」は的を得たまさに今必要とされる「新しい公共」の創出の実践的研究で
あると思っています。また、伊藤先生 、岩本先生、松岡先生、三輪先生、そして堀田先生の研究プロ
ジェクトは、市民が主体となって担う公共という概念が求められている中で、本学学生の自主性・自
立性を最大限に活かしながら、新たなコミュニティを構築、活性化する上で発生する課題解決型の体
験型プログラムとして最適であると考えます。
本年度の研究プロジェクトは、社会貢献活動を通した教育・研究の事業として展開されており、設
立趣旨に沿った成果を上げることができると期待しています。
地域社会デザイン総合研究所 所長 飯田 博
2014 年度 学内研究発表会 ~ご案内~
◆日
◆場
時:2014 年 11 月 26 日(水)13:30~15:00
所:愛知学泉大学 1号館 大会議室
教職員の皆様のご参加を
お待ちしております!!
◆研究発表(1)
発表者:益川優子先生
テーマ:青年期における居場所感
~青年の居場所形成に教師はどう関わることができるか~
◆研究発表(2)
発表者:鈴木政二先生
テーマ:地域と行政に関わる地方議会について
1
地域社会デザイン総合研究所だより
No.5
2014年 10 月
「研究プロジェクト」紹介および進捗状況報告
地域社会デザイン総合研究所では、8 つの研究プロジェクトを立ち上げ研究活動を行っています。
プロジェクト①「コミュニティ内のコミュニケーション向上に関わる調査研究」
代表者:飯田博/共同研究者:林加代子
昨年 6 箇所で行ったHUG(避難所運営ゲーム)のアンケート処理につき、第 1 段階としての従来
の統計的な処理を行い、第 2 段階として、有意な差があったものに対して、文章や言葉を統計的に処
理するテキストマイニング(KHコーダーによる)を行った。有意な差のあった年代×性別をクロス
したものをKHコーダーで処理した。この結果、以下のコミュニティ内のコミュニケーション向上に
関する今後の取り組みの方向性が見えてきた。
①30 代 40 代意識の高い女性に地域のリーダーとして養成していくこと
②30 代 40 代の女性と実行には手腕を発揮できる、地域でそれなりの実績のある 60 代以降の男性
がタッグを組んで行動をおこしていくこと
以上の分析結果を第 13 回コミュニティ政策学会全国大会にて発表した。
(文責:飯田)
プロジェクト②「武豊町住民主体のゴミ減量運動に関する調査研究」
代表者:飯田博/共同研究者:林加代子
武豊町では、平成 14 年に平成 28 年度までのごみ処理基本計画を策定している。策定当時の一人
当たりの排出量は目標を達成したこと、策定から 10 年以上経過し当時の分別方法との差異が出てき
たことから、前倒しで新たなごみ処理基本計画を策定することとなった。
また、平成 10 年に愛知県が策定した愛知県ごみ焼却処理広域化計画により、知多半島の焼却施設
の集約が図られており、平成 26 年 2 月に知多半島南部一帯のごみ焼却場施設の候補地として武豊町
が決定された。このため、武豊町としてはさらなるごみ減量を目指すこととなった。
本研究ではゴミ処理には住民の参加・協力は不可欠であるという観点から、行政と協同で住民主体
のごみ減量をめざした住民意識調査を行い、その分析に基づき行政、市民団体に今後のゴミ減量対策
に助言・提言することをテーマにしている。そこで、本年度 7 月からアンケート作成を行い、8 月発
送、9 月 8 日を投函の期限として回収を行った。発送 1000 通のうち、約 500 通ほどの返信があっ
た。現在は、集計・分析を行い報告書を作成している段階である。
(文責:飯田)
プロジェクト③「豊山町コミュニティ政策支援プロジェクト」
代表者:伊藤雅春
豊山町の総合計画を考える町民討議会議は、第4次総合計画が策定された翌年から、総合計画の周
知と見直しに向けての熟議の場として 2011 年度に第1回目が開催された。その後毎年2日間にわた
る町民討議会議が実施され、2014 年度で4回目を迎えている。毎年 2,000 名を住民基本台帳より
無作為抽出し招待状を送付しているので人口 15,000 人の豊山町においては、かなりの程度町民討議
会議の開催については知られていると推測される。実際、既に3回目という参加者も現れているので、
参加者構成にある種の変化が現れるかどうか興味のあるところである。
(文責:伊藤)
2
地域社会デザイン総合研究所だより
No.5
2014年 10 月
プロジェクト④「ボランティア活動への参加が学生に与える影響についての研究」
代表者:岩本光一郎/共同研究者:松岡崇暢,三輪昭子,愛知ネット
ボランティア活動への参加が学生に与える影響について考察することを目的とする本プロジェクト
では、本学学生が参加する愛フェス 2014 というイベントを主要観察対象としている。また、本プロ
ジェクトの著しい特徴として、愛フェスを主催する側のNPO職員に共同研究者として加わってもら
い、多面的・多角的に学生の変化を観察できる体制を構築したことが挙げられる。
進捗状況としては、7/29 に開催した研究会において、どのような視点から学生を観察するかをプ
ロジェクトメンバー(本学教員+NPO職員)間で合意した。そして、その合意に基づき 9/13~14
に愛・地球博記念公園で開催された愛フェス 2014 において教員、NPO側でそれぞれ学生を観察し
た。近日中に研究会を開催して、両者の観察事項を突き合わせ、考察を深める場を設ける予定である。
(文責:岩本)
プロジェクト⑤「認知症高齢者の意思を尊重した看取りケアモデルの開発
-認知症高齢者グループホームに焦点をあてー」
代表者:木村典子
研究目的は認知症高齢者グループホーム(以下GH)で生活している認知症高齢者が、よい看取りを迎
えるために看取りケアモデルを開発することにある。よい看取りを認知症高齢者とその家族、認知症
高齢者の意思を尊重したケアをする援助者との円環的関係プロセスと定義づけた。研究は段階的にお
こなっていくために三部構成にしている。
第一研究の全国のGHの看護師を対象におこなった調査から、GHの看取り経験をよい看取りと答え
ていた。その理由に高齢者の最期が穏やかであった、最期まで日常生活をサポートできた、家族と一
緒に関われたなどをあげていた。しかし、看取りの意向確認は家族のみで、認知症高齢者本人にされ
ていなかった。第ニ研究では、認知症高齢者とその家族に、終末期の思いをインタビュー調査した。
認知症高齢者は自分の今の状況、今後について自分の意思を意味的解釈は必要になるが、語ることは
可能であった。今後、第三研究で、GHで看取りを迎える高齢者に、本人の意思を尊重したケアモデル
展開し、効果を検証していく予定である。
(文責:木村)
プロジェクト⑥「愛知県豊田市稲武地区における養蚕業の課題と展望
—「まゆっこクラブ」を例にー」
代表者:堀田裕子
「いなぶまゆっこ(まゆっこクラブ)」は、平成9年から豊田市稲武地区で、養蚕から糸引き、作品
てるのり
制作に至るまで一貫して行なっている団体である。古橋暉兒氏の貢献により、稲武の養蚕は明治時代
から盛んだったが、高度経済成長期を境に衰退し、養蚕農家は数件残るのみとなった。この状況を憂
かなだへいじゅう
い、稲武を再び蚕の里にしようと立ち上がったのが金田平重代表である。今年で 133 回目となった伊
勢神宮への献糸は、「まゆっこ」の恒例行事の一つである。かれらの活動は成果をあげているものの、
現在、メンバーの高齢化と後継者の問題、資金問題などを抱えている。
(文責:堀田)
プロジェクト⑦「小水力発電設置に至る地元住民の合意形成に関する要因分析」
代表者:松岡崇暢/共同研究者:岩本光一郎
現段階の研究プロジェクトの進捗状況は、新城市・蒲郡市・中津川市の 3 つの事例について行政関
係者のヒアリング調査と行政資料の分析を実施し成果を取り纏めている。小水力発電の設置側である
行政サイドに加えて、設置を受け入れた地域住民側の追加調査を実施することで、地域への波及効果
や小水力発電システムの持続可能性を分析結果より明らかにしていく。追加調査はアンケート調査方
法を計画しており、特に地域住民側の意識を明らかにすることで設置に関する合意形成の状況や地域
への影響などを検証していく。現段階では、アンケート項目の作成を進めている段階である。
(文責:松岡)
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3
地域社会デザイン総合研究所だより
No.5
2014年 10 月
プロジェクト⑧「ESD を推進する「わかものの声」集約事業」
代表者:三輪昭子/協力者:水野翔太
8 月 17 日(日)に名古屋市市政資料館で開催されました「第 2 回名古屋わかもの会議」。今回は
ESD の一つとして取り上げられている「防災」をテーマに、北は北海道から南は沖縄まで、全国のわ
かもの約 100 人で愛知・名古屋のこれからの可能性を探りました。 午前は「防災」に関する施設を
フィールドワーク。地震体験等ができる名古屋市港防災センターや名古屋市役所の防災指令センター
などへ、5 チームに分かれ「生の現場の声」を聴きました。午後からは「防災×教育」や「防災×まち
づくり」など 10 グループに分かれ、ディスカッションしました。 また、話し合った内容はマニフェ
ストとしてまとめ、各チームよりプレゼン。名古屋副市長や企業の社長等に評価をしていただき、参
加者が次につながるよう仕組み作りをしてきました。このようにして継続的にイベントを主催し若者
の声を集め、まとめていく予定です。
(文責:三輪)
研究報告会
実施報告
日 時:2014 年 8 月 5 日(火)10:30~12:00
場 所:8号館4F 会議室
研究報告(1)
報告者:山本達三先生
テーマ:スポーツ頻度・派生費用の年齢・時代・世代効果の分離
研究報告(2)
報告者:松岡崇暢先生,岩本光一郎先生
テーマ:農業用水路における小水力発電システムの設置実態と活用に関する考察
平成 26 年 8 月 5 日に、地域社会デザイン総合研究所主催の研究会を実施し、2 つの研究報告が行
われた。研究会は、現代マネジメント学部所属教員と地域社会デザイン総合研究所の客員研究員と外
部関係者が参加した。
1 つ目の研究報告は、現代マネジメント学部所属の山本達三准教授による「スポーツ頻度・派生費
用の年齢・時代・世代効果の分離」であった。時代背景を踏まえながらスポーツの実施頻度、スポー
ツの道具や施設利用に関する費用など、年代ごとに膨大なデーターを取り扱い世代間比較を丁寧に分
析されており非常に興味深い報告内容であった。
2 つ目の研究報告は、現代マネジメント学部所属の岩本光一郎准教授と松岡崇暢講師による「農業
用水路における小水力発電システムの設置実態と活用に関する考察」であった。現地調査の様子につ
いて写真を活用しながら報告が行われ、行政資料やヒアリング調査から3つの事例ごとに電力用途を
考察し、特徴を示し農村特有の資源管理状況や農業用水路に小水力発電を設置された意義などの説明
がされた。
時間的な制約があり、慌ただしく研究報告と質疑応答が行われたが、活発な意見交換や鋭い指摘が
多く有意義な研究報告会となった。
(文責:松岡)
↑研究報告(1)
↑研究報告(2)
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地域社会デザイン総合研究所だより
No.5
2014年 10 月
コミュニティ政策学会
第13回大会報告
●コミュニティ政策学会第 13 回大会(横浜)「市民が育む地域運営の仕組み」
会
会
主
共
期:2014 年 7 月 5 日(土)・6 日(日)
場:第一会場:横浜開港記念館(横浜市中区本町 1 丁目 6 番地)
第二会場:横浜市市民活動支援センター
(横浜市中区桜木町 1-1-56 クリーンセンタービル 4F)
催:コミュニティ政策学会
催:横浜市
大会第1日目は、名和田会長と玉野理事を聞き役として、市民活動家、専門家、行政それぞれの立
場から巨大都市横浜が試行錯誤しながら築き上げてきたコミュニティ政策を検証する企画でした。名
和田会長の「『市民が育む地域運営の仕組み』というテーマの意味は、高度成長期を通ずる爆発的人口
膨張の負の遺産から基盤整備にもコミュニティ政策にも後れを取ってきた横浜市では、今真に地域の
実情にあった新しいコミュニティの仕組みを各地域が試してみていて、その中から次第に地域運営の
仕組みが見えてきている、という認識に基づいたものです」という言葉に端的に表れているように実
に様々な課題に対して多様なアプローチをしている横浜市の全貌を浮かび上がらせる内容でした。
個々のテーマ日程は、2日目に用意された盛りだくさんの分科会において多数の市民を集め展開され
ました。
●大会第1日目 記念シンポジウム登壇者
(1) 柏崎 誠
(横浜市副市長)
(2) 山路 清貴 (山路商事株式会社都市・建築設計室長)
(3) 岡野 富茂子(港南台生き生きプレイパーク代表・未来につなぐ外遊びの会代表)
●大会第2日目 分科会およびエクスカーション
(1)地域における中間支援組織の新たな役割
(2)男女共同参画の歴史と展開─コミュニティへの定着を求めて
(3)中間山地の地域経営を考える
(4)自由論題部会A
(5)地域で取り組む子ども・子育て支援 ~格差時代のコミュニティ政策~
(6)郊外型住宅地のコミュニティ再生 ~緑と農の活用による担い手を考える~
(7)震災が生み出したコミュニティによるもう一つの復興イメージ
~陸前高田市・大船渡市の場合を事例として~
(8)自由論題B
(9)横浜の協働によるまちづくり
(10)金沢区交流拠点さくら茶屋にししば見学
(11)港北ニュータウンのコモンズ-住民のための住民による共有空間づくり
(12)地域が支える寿町
いずれの企画も共催者の横浜市と市民活動団体の方との度重なる実行委員会の中で発想された企画
された内容であり、主催者の予想を上回る一般参加者を集め大盛況の大会であったことを報告したい
と思います。
(文責:伊藤雅春)
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地域社会デザイン総合研究所だより
No.5
2014年 10 月
経営研究紀要
紀要 第1巻第1号~第5巻第 2 号までの執筆者,タイトル一覧を掲載しております。
第4巻 第1号(通巻7号)
執筆者
タイトル
深野 宏之
生産管理システムの設計と品質管理に関する一考察
深野 宏之
管理会計における回帰分析について
深野 宏之
『中国の企業改革論』(そのII) (原題「改革中の市場構造と企業制度」)
深野 宏之
中文和訳における語の省略について
深野 宏之
AN INVESTIGATION OF THE EFFECTS ON LEARNING OF "TRACKING"
研究所広報
第1巻 第1号(通巻1号)
執筆者
タイトル
寺部 清毅
発刊によせて
高橋 巖
発刊の辞
大河内 信司
戦略経営の課題
大嶋 隆雄
経営学における学際的統合 ―新しいマーケティング論―
森田 保男
Identifying Relevant Risk Factors in Foreign Investments : A Semantic Distinction
須田 晄
リスク、不確実性および主観確率 ―保険経営からの新しい視点―
深野 宏之
商品の多様化傾向と生産管理活動に関する考察
安藤 明之
わが国における情報処理教育の進展
竹山 義雄
分散性媒質における波束の実験
第4巻 第2号(通巻8号) 故細井卓教授追悼号
執筆者
タイトル
高橋 巖
謹んで故細井卓教授に捧ぐ
大嶋 隆雄
社会科学における二元思考-経営学,マーケティングのSZシステム
大河内 信司
地場産業における戦略経営の実態調査
深野 宏之
生産の意思決定と品質管理に関する一考察
ベイズ・インセンティブ問題における個人的な情報をもつプリンシパルのメカニズムの選
飯田 博
択について
斎藤 孝一
1標本ノンパラメトリック統計と原価分析
若林 努
レーガン政権の税制改革-1986年税制改革法成立までの一連の税制措置石川 賢作
中国の企業改革論(そのIII) (原題「改革中の市場構造と企業制度」)
中国語と日本語の発音について : 日本人にとって難しい中国語の発音と中国人にとっ
李 翠霞
て難しい日本語の発音を中心として
R.J.アラニヤ
アメリカにおける40年間の言語学習法及び理論 ―歴史(1950~1990)的考察―
A Review of Roger Penrose's, THE EMPEROR'S NEW MIND : Concerning
H.G.スロビック
Computers, Minds, and the Laws of Physics
A REVIEW OF BRYAN BURROUGH'S AND JOHN HELYAR'S, BARBARIANS AT THE
H.G.スロビック
GATE : THE FALL OF RJR NABISCO
故細井卓教授年譜
研究所広報 (講演会報告) (所員研究業績)
第1巻 第2号(通巻2号)
執筆者
タイトル
企業の経済原理と社会的現実
有安 宗治
―企業の社会的責任から経営研究における現実重視の新しい方向を探る―
後藤 秀雄
日本式経営における技術開発の困難性
高橋 巌
商品棚卸会計とPOSシステム
上田 一郎
会計教育と実務との乖離についての一考察
研究所広報
第2巻 第1号(通巻3号)
執筆者
タイトル
池田 英二
我が国に於ける労働経済の現況と将来の問題点
西ヶ谷 邦正
The Regional Structure of Japan as Revealed by Multivariate Statistics
斎藤 孝一
管理会計論からみた組織論の展開
飯田 博
統計教育のためのBASICプログラム
研究所広報
第5巻 第1号(通巻9号)
執筆者
タイトル
大嶋 隆雄
マーケティングにおける二元思考 ―Sシステムに内在する問題点―
池田 英二
Z理論に於ける経営理念と従業員の企業への帰属意識
深野 宏之
生産の意思決定と需要動向 ―マーケティング導入期の状況―
斎藤 孝一
2関連標本ノンパラメトリック統計と管理会計情報
史 世民
中国企業の市場と組織
河内 朗
JAPANESE CULTURE DISTORTED BY THE U.S. MILITARY OCCUPATION
若林 努
レーガン政権の金融政策
竹山 義雄
アルミ棒を用いる振動,波動の演示実験
安武 留美, 若林 努 Historiography : Witchcraft
飯田 博, 池田 清一 教育のための統計解析ソフト Part I
第2巻 第2号(通巻4号)
執筆者
タイトル
斎藤 孝一
組織論の予算管理への適用の展開
森田 保男
Techniques of Political Risk Evaluation for Foreign Investment
若林 努
Technical Change and The Slowdown in Productivity Growth
籠谷 直人
1880年代の日本をとりまく国際環境の変化 ―中国人貿易商の動きに注目して―
清家 彰敏
経営戦略における評価モデルへのファジィ積分の応用についての一考察
第3巻 第1号(通巻5号)
執筆者
タイトル
石川 賢作
中国の経済改革と「労働に応じた分配」の原則
豊島 忠
輸出陶磁器産業の近代化と産地構造の変化
予算システムへのコンティンジェンシー理論の適用
斎藤 幸一
―Otleyによるコンティンジェンシー理論のフレームワーク―
北田 隆
職業選択に関連する心理的諸要因-志望職業間の比較検討研究所広報
第5巻 第2号(通巻10号)
執筆者
タイトル
ロジスティックスのターミノロジーからタイポロジーへ
佐伯 光彌
―多国籍展開立体システムへの準備的一考察―
経営情報システム論のコンセプトその他について
荒川 昭
―経営学総論とのオーバーラップ関係―
武藤 宣道
規模の経済性と経済ブロック化
斎藤 孝一
意思決定のためのノンパラメトリック統計 ―2組の独立な標本の場合―
史 世民
従業員参加と日本企業の現場組織
高橋 巌
中国会計史の輝ける一齣 ―四川製塩業の龍門帳―
李 玉節
敬語の誤用について
飯田 博, 池田 清一 教育のための統計解析ソフト Part II
研究所広報
第3巻 第2号(通巻6号)
執筆者
タイトル
細井 卓
現代企業における成果分配問題
若林 努
レーガン政権の経済政策 : アメリカ経済の推移
斎藤 幸一
簿記原理に対する学生の意識と問題点
石川 賢作
『中国の企業改革論』(そのI) (原題「改革中の市場構造と企業制度」)
研究所広報
6
地域社会デザイン総合研究所だより
No.5
2014年 10 月
経営研究紀要
紀要 第6巻第1号~第8巻第3号までの執筆者,タイトル一覧を掲載しております。
第7巻 第2号(通巻14号)
執筆者
タイトル
唐沢 昌敬
革新的組織の本質
和多田 作一郎
経営学に影響を与える情報科学発展の軌跡(1) : 情報の定義と経営情報の分類
わが国の物的流通システムにおけるマーケティングの役割〔II〕
深野 宏之
― レコード販売活動の場合―
大石 展緒
ベイジアン法による予測値合成法
武藤 宣道
95年以降の日本の就業構造 ―The Structure of Employment after 1995―
斎藤 孝一
5期間データによる将来キャッシュフローの分析
石川 賢作
中国集団所有制企業の若干の問題 ―国有企業との関連を軸に―
史 世民
中国郷鎮企業の生産システムと制度改革
浦田 葉子
多文化教育の試み ―公立小学校における外国人子女教育―
R.J.アラニヤ
THE JAPANESE LANGUAGE STUDENT
秦 明吾
日本語の話し言葉
呉 世平
文化背景による呼称の相違 ―中国語と日本語の親族呼称を中心に―
H.G.スロビック
Research Notes:Recent Developments in PCs and Related Technologies
第6巻 第1号(通巻11号)
執筆者
タイトル
多国籍展開立体システムと成果ベクトル要因
佐伯 光彌
―ロジスティクスのターミノロジーからタイポロジーへ(後編)
大石 展緒
多変量ロジット・モデルによる購入ポテンシャルの推定
橋本 喬
アジアの会計 ―人的資源・資産の文明論的考察―
河内 朗
ACCOUNTING FOR INTERFUND SETTLEMENT AT THE UNITED NATIONS
平本 巌
日本におけるオペレーションズ・リサーチの応用に関する一考察
横井 右門
非手続き型言語と手続き型言語の伝票発行における比較
企業の社会的業績評価と会計情報の拡充化
畑田 康則
―社会関連会計における社会的成果概念の検討を中心に―
安藤 明之
情報システムの運用とコスト賦課
荒川 昭
米国の経営大学院における情報処理教育について-序説-上巻
山本 直三
ワードプロセッサーの普及と標準化
劉群
日本式の推量表現について ―推量助動詞「らしい」を事例として―
梅里 迪正
ゲーミング : 未来の言語, R.D. Duke
第8巻 第1号(通巻15号)
執筆者
タイトル
H.G.スロビック
THE "AI DEBATE" : ARGUMENTS AGAINST AI
岡山 善政
経営における戦略性序説 ―戦略の構造,過程,作用を中心に―
浦田 葉子
Aspects of Ethnic Identity in Canada
R.J.アラニヤ
「HYPER-MATION・HYPER-LEARNING」新たな教育環境
梅里 迪正
バングラデシュの工業開発 : その1-バングラデシュの現況と工業政策
第6巻 第2号(通巻12号) 大嶋隆雄教授退職記念号
執筆者
タイトル
米村 司
大嶋隆雄教授退職記念号に寄せて
大嶋 隆雄
経営コミュニケーション論
Foreign Workers In the Japanese Labor Market
武藤 宣道
―Current and Future Problems of Employment―No.1
大石 展緒
市場実験によるアクション効果の測定とその実際
若林 努
アメリカ経済 : 80年代から90年代への課題
飯田 博, 池田 清一 統計学のCAIシステム
斎藤 孝一
簿記会計の基本的諸問題
史 世民
職人統制,管理者統制から組織統合へのアプローチ
R.J.アラニヤ
THE FOREIGN/SECOND LANGUAGE EDUCATION CLASSROOM IN JAPAN
荒川 昭
米国の経営大学院における情報処理教育について-序説-中巻
橋本 喬
政治・経済における複式概念の探討 ―中国と日本の比較―
鉄軍
「鈎」を考える
H.G.スロビック
Robert Kanigel's, The Man Who Knew Infinity - A Life of the Genius Ramanujan
大嶋隆雄教授 略歴および研究業績
研究所広報 (学内研究報告会) (所員研究業績:1992年度)
第8巻 特別号(通巻16号) 日中企業共同研究 特別号
執筆者
タイトル
石川 賢作
中国における国家所有制と企業改革
史 世民
中国国有企業の公司化改革 ―日本公企業の民営化を視野に入れて―
金森 和彦
中国国有企業の経営者
後藤 秀雄
日中両国における自動車産業の技術革新と技術組織
米村 司
経済体制改革と金融システムの改編
豊島 忠
中国における市場経済化と集団化政策
佐伯 光彌
企業集団の日本におけるパースペクティヴ
深野 宏之
中国企業の経営と生産 ―シルク工場の場合―
塚本 隆敏
中国における分税制度について
山本 郁郎
改革下の国有企業における人事権限の制度的構造
劉 鉄民, 孫 家蓉, 塚本
中国における自動車工業の発展概況
隆敏
第7巻 第1号(通巻13号)
執筆者
タイトル
桑田 幸三
A Study on the Division of Labor in Shiji
戦略経営システムの構造と「情報創造論的」戦略論
和多田 作一郎
―業態発想からフォーマット発想への転換―
荒川 昭
米国の経営大学院における情報処理教育について -序説-下巻
愛知学泉経営情報データベース :
小谷野 錦子
学術情報センターデータベースと連携するAGUデータベースの構築
構造変化テストによるアクション効果の測定
大石 展緒
―教育訓練による二輪車の事故率低減を題材として―
わが国の物的流通システムにおけるマーケティングの役割〔I〕
深野 宏之
― レコード販売活動の場合―
飯田 博, 三宅 章介 A地域中小企業における雇用管理の実態とその統計的考察
藤田 幸敏
三井物産の組織変遷に関する一考察 ―部制度の成立まで―
陳重
中国企業発展におけるいくつかの矛盾する現象
THE DIFFUSION PROCESS OF THE NINTENDO ENTERTAINMENT SYSTEM IN THE
三藤 利雄, 島田 英海
UNITED STATES: 1985-1990
R.J.アラニヤ
THE FOREIGN ENLISH TEACHER IN JAPAN
斎藤 孝一
将来キャッシュフロー分析の前提
橋本 喬
企業会計における資本概念の日中比較
王 肇文
国有資産管理体制における現代企業制度の確立について
第8巻 第2号(通巻17号)
執筆者
タイトル
大石 展緒
地域別短期販売予測(Two-Dimentional Sales Forecasts)
和多田 作一郎
経営学に影響を与える情報科学発展の軌跡(2) : 声のある記号:言語とは何か
藤田 幸敏
総合商社経営史における情報研究について
若林 努
レーガノミックスとSSE
史 世民, 金森 和彦 中国企業家調査プロジェクト調査報告(1993.5) (資料翻訳)
王 利民
日本語格助詞の動詞性に関する考察 : 中国語介詞との比較から
張 志軍
「叫、譲」と「せる、させる」のずれ
第8巻 第3号(通巻18号)
執筆者
タイトル
有安 宗治
経営モラルと功利主義
武藤 宣道
JOB TRAINING AND RETRAINING IN THE U.S. LABOR MARKET I
深野 宏之
中国企業の経営技術と生産システム ―絨毯工場の場合―
中国株式制企業の発展に関する調査および分析 : 中国企業家調査プロジェクト(企業
史 世民, 金森 和彦
家アンケート調査報告)
7
地域社会デザイン総合研究所だより
No.5
2014年 10 月
平成 26 年度『語学講座』一覧
今年度開催中の語学講座を紹介いたします。(詳細は研究所ホームページにも掲載しております。
)
講 座 名
講 師
開講
時期
日 程
後期
前期
曜日・時間
受講
者数
受講料
4月24
5月8,15,22,29
6月5,12,19,26
7月3,10,17
4月22
5月6,13,20,27
6月3,10,17,24
7月1,8,15
4月23
5月7,14,21,28
6月4,11,18,25
7月2,9,16
4月21,28
5月12,19,26
6月2,9,16,23,30
7月7,14
4月24
5月8,15,22,29
6月5,12,19,26
7月3,10,17
4月21,28
5月12,19,26
6月2,9,16,23,30
7月7,14
4月23
5月14,28
6月11,25
7月9
9月25
10月2,9,16,23,30
11月6,13,20,27
12月4,11
9月30
10月7,14,21,28
11月4,11,18,25
12月2,9,16
9月24
10月1,8,15,22,29
11月5,12,19,26
12月3,10
9月22,29
10月6,13,27
11月10,17,24
12月1,8,15,22
9月25
10月2,9,16,23,30
11月6,13,20,27
12月4,11
9月22,29
10月6,13,27
11月10,17,24
12月1,8,15,22
9月24
10月8,22
11月5,19
12月3
5月7,21
6月4,18
7月2,16
10月1,15,29
11月12,26
12月10
隔週水曜日
15名 12,000円
13:00~14:30
(90分)
毎週木曜日
6名 24,000円
10:30~12:00
(90分)
初級1
神田かほる
通年
初級2
神田かほる
通年
クラス2
邱 靖媚
通年
クラス3-A
邱 靖媚
通年
クラス3-B
邱 靖媚
通年
クラス4
邱 靖媚
通年
初級
クリストファー・モア
通年
中級
クリストファー・モア
通年
入門クラス
呉 禧受
後期
のみ
10月2,9,16,23,30
11月6,13,20,27
12月4,11,18
毎週木曜日
5名 12,000円
9:40~11:10
(90分)
初級会話クラス 呉 禧受
後期
のみ
10月2,9,16,23,30
11月6,13,20,27
12月4,11,18
毎週木曜日
11名 12,000円
11:20~12:50
(90分)
フランス語
中国語
英語
韓国語
毎週火曜日
6名 24,000円
10:30~12:00
(90分)
毎週水曜日
12名 24,000円
11:10~12:40
(90分)
毎週月曜日
13名 24,000円
9:30~11:00
(90分)
毎週木曜日
5名 24,000円
9:30~11:00
(90分)
毎週月曜日
6名 24,000円
11:10~12:40
(90分)
隔週水曜日
13名 12,000円
13:00~14:30
(90分)
※地域社会デザイン総合研究所ホームページがリニューアルいたしました。
(http://www.gakusen.ac.jp/chiikiken/index.html)
※シリーズ「地域社会を考える」
(№1 より連載中)は今回お休みとなります。次号より再開予定です。
地域社会デザイン総合研究所だより No.5
発 行
愛知学泉大学 地域社会デザイン総合研究所
2014 年 10 月 18 日
編 集
8
地域社会デザイン総合研究所運営委員会