トップニュース 【経済】低価格住宅は 2015 年完成予定 ミャンマーの今

MYANMAR Express
2013/5/21
ミャンマーの今、現実を伝える!!
第 26 号
トップニュース
【経済】低価格住宅は 2015 年完成予定
「低所得者層にもマイホームを」というスローガンの下、政府はヤンゴン市ダゴンセィッカン郡
区ヤダナー、エラワン両プロジェクトで低所得者層向けの低価格住宅を建設するプロジェクトが
開始されるところで、2015 年の完成を予定している。購入者は 30 年ローンにより住宅コストを
支払うことになっている。
上記の住宅建設プロジェクトでは 18 階建ての住宅 48 棟を建設し、部屋数は 2 万室以上となる。
この住宅を建設するため、建設工事を 20 社に割り当て、5 月末には業者が決定することになって
いる。
「私たちの会社では 18 階建ての建物 2 棟を建設する許可がもらえそうです。1 棟につき 432 室あ
ります。
」と A1 建設会社の担当者が述べた。
このプロジェクトは 2 年以内に完成させ、関係当局に引き渡すことになっており、2015 年に低所
得者層の購入者に対して、ヤンゴン管区政府や建設省住宅局により販売されることになっている。
「30 年ローンなら購入したいですが、購入価格が高いと思います。
」とダゴンニュータウン(北)
に住む市民の一人が述べた。
低価格住宅の販売価格は 2000 万チャット(200 万円)を予定しており、頭金として数十万チャッ
ト支払い、毎月数万チャット、30 年のローンで返済していく。
ヤダナー、エラワンの2つのプロジェクトが完成すれば、8 万人の住民が住むことになる。
(5 月 17 日発行/VOICE 日刊紙)
生きたミャンマー生活情報をお届け
5月1日
創刊
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MYANMAR Express
2013/5/21
【政治】テインセイン大統領の訪米予定を米国も公式発表
半世紀ぶりとなるミャンマー元首の訪問となる、テインセイン大統領の訪米とオバマ大統領との
会談が 5 月 20 日に行なわれることが米国政府が 5 月 16 日に発表した。
会談では、民主化を進める上で障害となっている民族紛争の問題をどう解決するか、国民が経済
事業に参入できる機会をどう保障するのか、などが話し合われ、米国側からミャンマーに対する
協力方法についても議題となる見込みである。
テインセイン大統領にはミャンマー経済事業家も同行し、会談の後サンフランシスコに移動し、
シリコンバレーの企業を視察、同地区で働いているミャンマー人エンジニアとも会談を行なう予
定となっている。
これに対して、ミャンマー大統領府ではテインセイン大統領の行動予定について何も発表を行な
っていない。
(5 月 17 日発行/VOICE 日刊紙)
【金融】米ドルレート、一時 938 チャットまでドル高進行
ドル高が進んでおり、5 月 16 日には 1 ドル=938 チャットまで進んだことがわかった。
ドル高は 4 月の水掛祭り以降、進んでいたが、5 月 14 日には 1 ドル=910 チャット、5 月 16 日
には 1 ドル=930 チャットまで進んでいた。ドル高の主な原因はドル需要が高まっていることと、
世界的に金の価値が下がっていること、中央銀行がドルレートを引き上げていたことによる。
現在の状況では 1 ドル=1000 チャットまで進むと考えられており、ミャンマー投機家が一斉にド
ルを買っているためさらにドル高になると予想されている。
<中央銀行のドルレートの推移>
5月2日
891 チャット
5月3日
892 チャット
5月6日
893 チャット
5月7日
894 チャット
5月8日
896 チャット
5月9日
900 チャット
5 月 10 日
902 チャット
5 月 13 日
904 チャット
5 月 14 日
910 チャット
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MYANMAR Express
5 月 15 日
919 チャット
5 月 16 日
929 チャット
2013/5/21
(中央銀行発表)
(5 月 17 日発行/DAILY ELEVEN 日刊紙)
【金融】急激なドル高はいずれ歯止めがかかると中央銀行が発言
ミャンマーにおいては海外から入るドル現金の額は輸入に必要なドル現金よりずっと多いので、
輸入に必要なドル現金は十分にあるとミャンマー中央銀行の担当者が発言した。
現在、1 ドル=938 チャットまでドル高が進行しているが、これは短期的に輸入のためにドル需
要が増しているからであり、長期的にドルが逼迫しそうな状況のためではないとミャンマー中央
銀行の担当者が説明した。
輸入のために短期的に必要とされている要因のほかに、ドル高を見込んで投機家がドルを大量に
買い占めていることも原因となっている。
ミャンマー中央銀行の担当者は「ミャンマーでは外国から入ってくる外貨(ドル)の量は輸入に
必要なドルよりずっと多いので、輸入のために必要なドルが不足するということはあり得ません。
現在のドル高は短期的な輸入需要によるものです。長期的なものではありません。ドルレートは
水掛け祭り後に動き始めました。これは短期的、IMPORT DEMAND によるものと、投機的な
DEMAND の二人によるものです。あるレートまで行くと、落ち着きます。
」と述べた。
中央銀行によると、民間銀行の 1 日のドル需要は 5000 万ドル(約 50 億円)であるという。
さらにドル高になるという心理から、輸入業者はドル買いに走っている。
(5 月 17 日発行/DAILY ELEVEN 日刊紙)
【金融】小規模融資(マイクロファイナンス)事業を 132 団体に許可
5 月 17 日、財務歳入省において小規模融資(マイクロファイナンス)事業監督委員会の第 1 回目
の会合が行われ、同委員会の議長である財務歳入省大臣のウーウインシェインがマイクロファイ
ナンス事業の状況について説明した。
これによると、同委員会により許可された団体は以下のようになる。
1.国際 NGO ⇒ 6 団体
2.国内 NGO ⇒ 12 団体
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MYANMAR Express
3.協同組合 ⇒
58 団体
4.外国企業 ⇒
2社
5.国内企業 ⇒
54 社
2013/5/21
上記の団体、企業が回転資金 209 億チャットでマイクロファイナンス事業を行なう。
(5 月 21 日発行/NEWS WATCH WEEKLY)
【法律】輸入ライセンスなしで輸入できる物品を 166 品種から 593 品種に拡大
輸入ライセンスなしで輸入できる物品の種類が 166 品種から 593 品種まで拡大したことが経済貿
易省の話により明らかになった。
2013 年 2 月 28 日に経済貿易省は 166 品種の物品を輸入ライセンスなしで輸入できると発表した
が、6 月 16 日にはこれを 593 品目に拡大した。
貿易の活発化と輸入手続きの簡素化、スピードアップを目的として経済貿易省は順次、貿易手続
きを緩和しているが、今回の措置もその一環であるという。
今回新たに緩和された品目の一部は以下のような物品である。
1.病院で使用する包帯
2.染色用の原料
紙 6.ナイロン繊維
色素剤
7.電灯
12.ガスコンロ
(カーボン)
8.蛍光灯
13.化粧品
16.自動車用のタイヤ
19.あらゆる種類の布地
タイル 24.ガラス
3.印刷用インク
29.竹で加工された家具
14.工場で使用する接着剤
17.航空機用のタイヤ
26.鋼鉄パイプ
30.金属でできた家具
5.包装用の
9.自動車用のライト 10.家庭用塗料
20.あらゆる種類の繊維
25.鉄筋
4.色つきの紙
11.
15.電池用の原料
18.あらゆる種類の紙
21.漁業用の網 22.漁業用の縄
23.
27.鉄板 28.木材で加工された家具
31.水くみ上げポンプ
32.コンピュ
ーター関連機器 などである。
(5 月 17 日発行/DAILY ELEVEN 日刊紙)
【法律】修理に出された車両を運転し事故をおこした会社を裁判に
北オッカラ郡に住むウー・ソーチーがサクラオート・カンパニーの関係者らを訴える予定である
ことを NEWS WATCH 誌に対し述べた。
同氏所有のトヨタクルーガーを車体修理・塗装のためサクラカーカンパニーへ 3 万チャットを払
って 4 月 20 日朝預けたところ同社マネージャーら 3 名が車を無断でバゴー方面へ向かって運転
していたところ交通事故を起こし車が損壊したにもかかわらず同社より補償が行われていないこ
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MYANMAR Express
2013/5/21
とを同氏が述べた。
「私の車を勝手に運転して事故を起こしたのに、車に対し責任を持っているはずの彼らは責任逃
れをしています。サクラオートカンパニーの責任者であるチョーリンマネージャーと話をしまし
たが彼らは全く責任をとろうとはしません。
」と当誌取材に対し答えた。
「今回の事件はわが社とは無関係です。もし仮に我々がそのような事故を起こしたというのなら
ば事故現場に車を置いたままにしておくと思います。彼(ウー・ソーチー)は車を新車にしたい
だけじゃないんですか。訴えるというのなら勝手にしてください。
」と同社マネージャーが述べた。
(5 月 21 日発行/NEWS WATCH WEEKLY)
【経済】共同通信社の事務所をオープン
5 月 16 日、チャトリアムホテルにおいて共同通信社のヤンゴン事務所の開設を祝うパーティーが
行なわれ、日本本社の社長が出席した。
「日本におけるミャンマー情報は足りません。今回の事務所のオープンにより、ミャンマー情報
をタイムリーに発信していけると思います。
」と社長がスピーチした。
共同通信社の事務所はサクラタワー15 階に設置している。
日本の大手マスコミの事務所開設は NHK に次ぎ、2 社目となる。
(5 月 17 日発行/DAILY ELEVEN 日刊紙)
【経済】KIA 車販売展示場 5 月 19 日オープン
韓国、KIA 社の新車を販売する KIA カーショールームが 5 月 19 日にオープンすることが明らか
になった。オープン記念式は 5 月 19 日夜 7 時、展示場のあるガバーエーパゴダ通りとティリミ
ンガラー通りの角 22/B、23/A 番地で行われる。19 日から 25 日までプレゼントの配布も行なわ
れる予定である。KIA カーショールームは Super Seven Stars 社により世界水準にあった車販売
所として設立され、KIA の新車を取り扱う予定である。キャンペーン期間中の購入者には抽選券
が配られ 1 等は KIA RIO 新モデル、2 等は韓国旅行、3 等は 100 万チャットの割引券である。
Super Seven Stars 社は KIA 車を一括もしくは分割払いでの販売を行いアフターサービスとして
ティンガンチュン郡ヤタナー道の KIA サービスセンターにて修理やカーアクセサリーの販売など
のサービスを提供する予定だ。
(5 月 17 日発行/Automobile Journal)
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2013/5/21
【経済】JC&C と IBTC が合弁しメルセデスベンツ販売センターオープン予定
Jardine Cycle&Carriage(JC& C)と IBTC が合弁しメルセデスベンツ販売所をオープンさせる
予定であることがわかった。
ミャンマーで名高いメルセデスベンツ販売のため Diamler AG(ドイツ)が JC&C に正式な代表
権を与え、IBTC と合弁し乗用車、コンテナ車、ふそうトラックを販売する。そのほか Cycle
&Carriage Automobile Myanmar(CCAM)の名で会社を設立しサービスを提供する。
「Diamler は JC&C をパートナーとしてミャンマーへ進出します。アセアンにおけるメルセデス
ベンツの市場はミャンマー進出により全て完了です。メルセデスベンツは高品質なものを目指し
ておりその水準に合致する三菱ふそうトラックも販売します。」と Diamler 東南アジア事業部幹
部のウォガン・フペンバーが述べた。
人口 6600 万人のミャンマーは多くの外国投資家の関心が寄せられている国の 1 つである。そん
なミャンマーの車所有割合は 1000 人あたり 7 台となっており、それも高級車ではないと同氏が
述べた。
「現在、JC&C と一緒にミャンマーで初のメルセデスベンツの販売ができることを大変光栄に思
っております。現在我々が行っている事業がミャンマー車経済の歴史に強く刻まれるものとなれ
ばいいのですが。
」と IBTC グループのアウンモーチョー社長が述べた。
メルセデスベンツ車販売所はマヤンゴン郡ピィ道 51 番地に、サービスセンターはライン郡ユワマ
チャウン道 4/5/15/16 番地に建てられ、2013 年末にもオープンする予定である。
(5 月 17 日発行/Automobile Journal)
【経済】IPAY カード使用者がわずかなため IPAY 機設置困難
Ipay カード(プリペイドカード)の利用者が少ないためバスに IPAY 機を設置するのが困難である
とバンドゥーラ社が発表した。
現在走行中のパラミーとアディバディのバスに 2012 年より IPAY システムを導入したが利用者が
少ないのである。
「IPAY カードを使用する乗客が以前より少ないほか機械も悪くなってきました。以前は 1 日中で
も充電せずに使えましたが現在は充電してから 20 分と持ちません。ほかにもまだまだ欠陥はあり
ます。
」と同社のミョーミン氏が述べた。
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MYANMAR Express
2013/5/21
しかしカードの利用者が少ないためアディバディバス 176 台の IPAY 機の交換計画は凍結されて
しまった。ヤンゴン市を走るバスの 50 パーセントで IPAY が使えれば利用者も拡大するのでは、
と同氏が述べた。
(5 月 17 日発行/Automobile Journal)
【経済】300 エーカー以上の保養施設の 1 つとしてマウンマカン海岸に 5 つ星ホテル
などを建設予定
マウンマカン海岸に 5 つ星クラスのホテルなどを建設し 300 エーカー以上の保養施設群を作り上
げることをタニンダーリ管区政府が発表した。
上記のホテルゾーンに 5 つ星ホテル、バンガロー、散歩道、商店、ショッピングセンター、私立
病院、ゴルフ練習場、コンドミニアム、サービス課、公園、船着場などを建設する予定であると
いう。
「このマウンマカン海岸ホテルゾーン計画には病院や周遊用ボートなどのプロジェクトもふくま
れており、大規模なものになっております。リゾートの 1 つとして高品質のものを目指していま
す。
」とタニンダーリ政府の担当者が述べた。
また、ホテルゾーン計画の推進により地元民の就業機会も拡大が見込まれている。計画を政府と
ともに進めるのは地元タニンダーリのダウェー発展株式会社である。同社はダウェー地区の発展
事業も行っておりマウンマカン海岸だけでなくダウェー市にもショッピングセンター、教育セン
ターを建設する予定である。
(5 月 17 日発行/Automobile Journal)
【経済】新国境貿易ゲートまでの交通用にバス 50 台輸入許可
最近、新国境貿易ゲート 2 箇所が開通したが、交通の便を図るためタニンダリー管区のベィッ~
モータウンとダウエー~ティーキーをそれぞれ結ぶ路線バスを運行させるために 50 台のバスを
輸入する許可が管区政府から出された。
最近開業した新ゲートは以下の通りである。
1.5 月 8 日 ベィッ地域 モータウン国境ゲート(タイ側:シンプン)
2.5 月 11 日 ダウエー地域 ティーキー国境ゲート(タイ側:プーナンユン)
いずれもタイとの国境であるが、タイ側の国境ゲートはまだ準備が終わっておらず、6 月から 7
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2013/5/21
月にかけて開業する予定である。
モータウンを結ぶ道路は山道で険しく、舗装されていない悪路のため当分路線バスを運行させる
のは困難であると地元民が述べている。
(5 月 18 日発行/VOICE 誌)
【経済】シンガポール 2 社、IBTC 社と重機輸入会社設立で合意
シンガポール株式市場でトップクラス企業のシンガポール企業 2 社はミャンマーのローカル企業
である IBTC 社の経営者ウーアウンモーチョーとミャンマーへ重機械を輸入することで合意した
ことがわかった。
シンガポールの著名な貿易会社 INTRACO LIMITED と世界で第 5 番目のクレーンなどの重機メ
ーカーである TAT HONG HOLDING LID の 3 社が合弁で事業を行うことになった。
INTRACO 社によると、
INTRAC 社が 40%、TAT HONG 社が 40%、IBTC 社が 20%の出資比率となっている。
合弁会社はミャンマーへクレーン、掘削機などの重機を輸入販売、レンタルなどの事業を行なう。
ウーアウンモーチョーは最近、メルセデスベンツの輸入販売、サービス事業を行なう権利を得た
ばかりである。
またハイネッケンビールを国内で製造、販売する事業を 5 月 10 日にミャンマー投資委員会から許
可を得た。
また、1 月 30 日には、ウーアウンモーチョー経営の MYANMAR DISTILLERY CO., LTD.と
BEER CHANG INTERNATIONAL LIMITED が合弁でヤンゴン/マンダレー/タウンジーにビー
ルや飲料水を製造、販売する許可を得ている。
同氏はハイネッケンビールと合わせると 4 か所にビール工場を経営することになる。
(5 月 21 日発行/NEWS WATCH WEEKLY)
【経済】マンダレーでインワホテルをトゥーグループが買い取りも 2 年間営業なし
マンダレー市内の中心地に位置するインワホテルをトゥーグループが政府から 2 年前に買い取り
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2013/5/21
営業権を得たが、約 2 年経過した現在に至ってもホテルを営業していないことがわかった。
2011 年 7 月、アウンミェーターザン地区 23 通り/66 通りの角に位置し、マンダレー堀の前に位
置するインワホテルを政府からトゥーグループが買い取る権利を得た。
しかし、現在までホテルを開業した形跡はなく改装も一切行なわれていないと付近に住む市民が
証言している。
「マンダレーではホテルが足りないときに既存のホテルを改装してグレードアップしオープンし
ているホテルが多いです。このように中心地にあり建物がすでにあるのに 2 年間も何もせずに放
置しているのは金をドブに捨てているようなものです。他のホテル経営者たちには政府は早く完
成させろと催促していたのに、このホテルはどうしたことでしょうか。マンダレー市内の一等地
に位置する、5 エーカーの広大な土地にあるホテルを何もしないで放置しているのは都市景観上
もまずいですね。今、ホテル数が足りないのですから、早く何とかするべきです。」とマンダレー
のあるホテル経営者の一人が述べた。
外国のホテル事業家たちがこのホテルの営業権を得ようと連日見学に訪れているという。
インワホテルはマンダレー堀の前に位置する 4.8 エーカーの土地にバンガロータイプの客室が 40
室ある。
マンダレー市内には 83 のホテルがあり、客室数は 5000 以上である。
(5 月 21 日発行/NEWS WATCH WEEKLY)
【国内】ミャンマー国営航空、マインサッ空港で事故
ミャンマー国営航空、ヤンゴン~ヘーホー~マインサッ~ヤンゴン路線の中国製 MA60 航空機が
着陸時に滑走路をオーバーランする事故が発生した。
事故は 6 月 16 日午前 11 時 20 分ごろ、ヘーホーからマインサッ空港へ着陸時にブレーキ系統の
故障により滑走路を 200 ヤードオーバーランし草むらの中で停止した。
この事故により、左側の翼と車輪が大きくダメージを受けた。
「マインサッ空港着陸時にブレーキシステムエラーによりオーバーランしました。乗客で酷く怪
我をした人はいません。
」とミャンマー航空担当者が話した。
この事故により乗客の女性 2 名が負傷した。
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MYANMAR Express
2013/5/21
ミャンマー国営航空は、現在フォッカーF28 を 2 機、ATR-72 を 2 機、ATR-42 を 1 機、MA60
を 3 機、BEECH1900D を 2 機、EMBRAER190 を 2 機、合計 12 機で運航しており、他の民間
航空会社が乗り入れていない地方 26 都市を結んでいる。
<1988 年以降のミャンマーにおける航空事故>
事故日
1.1988 年 6 月 16 日
2.1989 年 2 月 3 日
機種
F-27
F-27
航空会社
事故場所
ミャンマー国営航空
ミャンマー国営航空
死者数
プタオ
4人
ヤンゴン
26 人
3.1993 年 10 月 6 日
F-27
ミャンマー国営航空
コタウン
なし
4.1996 年 7 月 24 日
F-27
ミャンマー国営航空
ベィッ
8人
5.1998 年 1 月 27 日
F-27
ミャンマー国営航空
サンドゥエ
6.1998 年 8 月 24 日
F-27
ミャンマー国営航空
タチレク
36 人
シットゥエ
8人
7.1999 年 7 月 2 日
F-27
ミャンマー国営航空
16 人
8.1999 年 8 月 13 日
F-28
ミャンマー国営航空
ヤンゴン
なし
9.2007 年 8 月 29 日
F-28
ミャンマー国営航空
ダウエー
なし
10.2008 年 2 月 19 日 ATR-72 エアーバガン
11.2009 年 6 月 6 日
プタオ
F-28 ミャンマー国営航空
シットゥエ
12.2012 年 2 月 17 日 ATR-72 エアーカンボーザ
13.2012 年 12 月 25 日 F-100 エアーバガン
14.2013 年 5 月 16 日 MA-60
なし
サンドゥエ
ヘーホー
ミャンマー国営航空
なし
なし
2人
マインサッ なし
(5 月 17 日発行/DAILY ELEVEN 日刊紙)
【国内】伝統的綱引き競技の審判とコーチのための講習会を開催
アジア綱引き競技連盟とミャンマー伝統スポーツ連盟の共催で国際的ルールに沿った綱引き競技
の審判とコーチのための講習会を来たる 5 月 20 日から 5 月 22 日までヤンゴン市トゥワナ屋内競
技場において開催されることになった。
この講習会にはアジア綱引き競技連盟の会長、ミスターキロシタカシ(日本人)が講師となり、
国際的な審判の技術とコーチのための技術を教授する。
(5 月 17 日発行/VOICE 日刊紙)
【国内】日本の支援金で国内の水路グレードアップ計画
日本から与えられる予定の ODA 資金で水路のグレードアップ化を図ることが国内運輸管理局に
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2013/5/21
より明らかになった。
「日本から正式に発展支援に何が必要か、という質問を受けました。あれが必要か、これが必要
か、という数々の案も提示されました。しかし ODA がうけられるかどうかということはまだ分
かりません。もし受けられるのであればグレードアップ化のために取り組みを行うつもりです。」
と国内運輸管理局の責任者の 1 人が答えた。
現在国内で輸送用に使用されている船舶は約 60 隻ある。ODA が受けられれば船舶や高速船の購
入、輸送船 37 隻の修繕などを行う予定である。
(5 月 17 日発行/Automobile Journal)
【国内】ヤンゴン市の古い建築物に刻銘計画
ヤンゴン市の指定された古い建築物に建築物の建設年月日や歴史などといった情報を刻む計画で
あることをヤンゴン市開発委員会が明らかにした。
「建物に関係した人物のことなどについても刻銘し誰でもその建物の歴史についてを知ることが
できるようにします。外国人観光客でもみてすぐにわかるようにしたいです。」とヤンゴン市開発
委員会の責任者の 1 人が述べた。
ヤンゴン市開発委員会とヤンゴン遺産管理委員会が共同で計画をすすめ、今年中の完成を目標と
している。
(5 月 17 日発行/Automobile Journal)
【国内】韓国で転職のミャンマー人労働者が多いためミャンマー人労働者派遣に支障
EPS システムで 2 カ国間の政府により交わされた同意に基づき派遣されたミャンマー人労働者の
転職が多発し注意を受ける者が多く、後の労働者派遣に影響を及ぼしていることを労働省国外職
安部責任者の 1 人が述べた。一部のミャンマー人労働者は契約した会社に派遣されてまもなく不
正に転職していることからミャンマー人労働者の信用を失墜させることにつながっているという。
韓国政府により正式に呼ばれた労働者のうち 200 人ほどが転職をしている。
元の会社から転職した場合オーバーステイとなり 2 度と韓国へ言って仕事をすることはできない。
ミャンマー海外職安部により韓国へ派遣された労働者は延べ 7000 人ほど。これからは派遣する
際に同意書にサインし、順守する者のみを派遣することになる。
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韓国でのミャンマー人労働者の月収は 100 万チャットほどであり多くの注目を集めているため民
間代理店からの派遣は禁止されている。
(5 月 21 日発行/NEWS WATCH WEEKLY)
【国内】女子サッカーチーム、パレスチナまで 3 回乗り継ぎ移動
5 月 21 日から 25 日まで 2014 年アジアカップ女子サッカー予選がパレスチナ自治区において開
催されるが、ミャンマー女子サッカーチームはヤンゴンからパレスチナまで飛行機を 3 回乗り継
ぎ、24 時間かけて移動することになった。
移動ルートはヤンゴン~バンコク~ドーハ~バーレーン~パレスチナで、利用する飛行機は 4 便
で、ヤンゴンを 5 月 18 日の午後 6 時 20 分に出発し、パレスチナには 5 月 19 日の午後 7 時ごろ
(ヤンゴン時間)の到着となる。
この移動について、ミャンマー女子サッカーチームの監督、ミスタークマダ(日本人)は
「移動時間が長すぎます。選手たちのコンディションに影響があるでしょう。現地に到着して練
習時間が 1 日しかありません。選手たちの体調を心配しています。病気にならないことを祈りた
いです。対戦相手はあまり強くないですが、接戦になると思います。
」と述べた。
試合予定は以下のようになっている。
5 月 21 日 ミャンマー対インド
5 月 23 日 ミャンマー対パレスチナ
5 月 25 日 ミャンマー対台湾
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MYANMAR Express
2013/5/21
ミャンマーエクスプレス注目! 今日の目のつけどころ!!
【経済】ミャンマー産木材を保証書付で 2015 年から EU へ輸出
EU 諸国にはミャンマー産木材が定期的に輸出されているが、正式に許可された木材であると
いう証明書がある場合のみミャンマー産木材の輸入を認めるという制度は 2015 年から始められ
ると木材関連業者の話により明らかになった。
EU 諸国には 2013 年 3 月から正式に許可された木材であることの証明書がある場合にのみ輸入を
認めるという決定を EU 議会が決定しており、正式でない木材を輸入した者を処分することにな
っている。
「EU 側はミャンマー側で正式な証明書(TIMBER CEERTIFICATE)がある木材のみを輸入で
きることにしています。この制度で輸出できるまでにあと 2 年くらい必要です。
」と木材事業家協
会の事務総長が述べた。
(5 月 17 日発行/DAILY ELEVEN 日刊紙)
<コメント>
ミャンマーでは 2014 年から木材の輸出を禁止するという政策が発表されているが、この記事の
内容とどう整合性をとるのか、これから曲折が予想されます。
〈国営新聞の見出しコーナー〉
5 月 15 日
●農民の生活水準向上に貢献したとして農業灌漑省表彰
●第 70 回赤十字中央評議会開催
●レパダウン銅山計画報告書に対し実行委員会評議会
●連邦大臣コーコー中将、マレーシアおよびアメリカのミャンマー大使と個別に面会
●ヤカイン政府、難民を人種・宗教の差別なしに避難命令
●ヤカイン州シットウェー市、サイクロン直撃の農村部の世帯に避難命令
●ミャンマー石油・天然ガス工場へ武装集団が侵入、発砲し労働者 3 名ケガ、2 名死亡
●2 便特別運航のため MAI と Asiana Airlines が同意書に調印
●ティーボー郡の農村でソーラー発電
5 月 16 日
●ミャンマーの石油・天然ガス分野における投資およびオーストラリアへの留学生派遣について
会談
●サイクロンについて政府より記者会見
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MYANMAR Express
2013/5/21
●ソーラー発電、農村部で開始
●ミャンマー・フィリピン合同事業会議
●観光バススピードの出しすぎで横転、15 名ケガ
●ヤカイン州政府、7 万人の住民を安全な場所へ
●ザガイン管区、イラワジ管区で不法材木押収
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