[2/4](PDF形式 1948 キロバイト) - 新潟県

建屋傾斜算定結果
 6号機原子炉建屋・タービン建屋については,長岡平野西縁断層帯(35°)の強震動モデル
の建屋傾斜が最も大きく最大で1/1,500程度。
対象建屋
基準地震動策定に用いた断層モデル
(Case1)
断層上端を地表付近に設定した
断層モデル
(Case2-1)
断層長さ及び幅の影響を 新潟県中越
考慮した断層モデル* 沖地震国土
(Case2-2)
地理院拡張
モデル
長岡
長岡
(Case3)
F-B断層
(傾斜35度)
(傾斜35度)
F-B断層
長岡
(傾斜50度)
長岡
(傾斜35度)
F-B断層
長岡
(傾斜50度)
原子炉建屋
1/3600
1/3400
1/2500
1/3800
1/3700
1/3600
1/3800
1/3400
1/3200
タービン建屋
1/2900
1/2700
1/2100
1/3200
1/3000
1/2900
1/3200
1/2700
1/3100
原子炉建屋
1/2900
1/2700
1/2100
1/3300
1/3000
1/2900
1/3300
1/2700
1/2900
タービン建屋
1/2800
1/2600
1/2100
1/3100
1/2800
1/2800
1/3100
1/2600
1/2900
原子炉建屋
1/2900
1/2700
1/2100
1/3200
1/2900
1/2900
1/3200
1/2700
1/3000
タービン建屋
1/2600
1/2400
1/2000
1/2900
1/2700
1/2600
1/2900
1/2400
1/2700
原子炉建屋
1/3000
1/2900
1/2300
1/3300
1/3100
1/3100
1/3300
1/2800
1/3200
タービン建屋
1/2500
1/2400
1/2000
1/2800
1/2600
1/2600
1/2800
1/2400
1/2700
原子炉建屋
1/2600
1/2400
1/2000
1/2900
1/2600
1/2600
1/2900
1/2400
1/2600
タービン建屋
1/2000
1/1900
1/1600
1/2200
1/2000
1/2000
1/2200
1/1900
1/2000
原子炉建屋
1/1900
1/1800
1/1500
1/2000
1/1900
1/1900
1/2000
1/1800
1/1900
タービン建屋
1/3100
1/2900
1/2300
1/3500
1/3200
1/3100
1/3500
1/2800
1/3100
6,7号機コントロール建屋
1/1400
1/1500
1/1500
1/1500
1/1500
1/1500
1/1500
1/1500
1/1400
原子炉建屋
1/2000
1/1900
1/1600
1/2100
1/2000
1/2000
1/2100
1/1900
1/2000
タービン建屋
1/2600
1/2400
1/2000
1/2900
1/2600
1/2600
1/2900
1/2400
1/2700
1号機
2号機
3号機
4号機
5号機
6号機
7号機
:各建屋における最大傾斜
*) 「断層上端を地表付近に設定した断層モデル」を対象に,敷地内傾斜が最大となる断層長さ及び幅を変更した断層モデル
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25
6.まとめ

 耐震設計上考慮する活断層の変位によって生じる基礎地盤の変形を,
耐震設計上考慮する活断層の変位によって生じる基礎地盤の変形を,
くいちがいの弾性論に基づく解析および地盤変動のばらつきを考慮し
くいちがいの弾性論に基づく解析および地盤変動のばらつきを考慮し
て評価。
て評価。

 その結果,F-B断層,長岡平野西縁断層対による原子炉建屋等の基礎
その結果,F-B断層,長岡平野西縁断層対による原子炉建屋等の基礎
底面の傾斜は最大でも1/1,400~1/2,000程度。
底面の傾斜は最大でも1/1,400~1/2,000程度。

 一方,重要機器の機能は1/1,000程度の傾斜を仮定しても問題とな
一方,重要機器の機能は1/1,000程度の傾斜を仮定しても問題とな
るものではない。
るものではない。
(原子力安全・保安院 運営管理・設備健全性評価WG第6回設備健全性評価SWG資料より)
(原子力安全・保安院 運営管理・設備健全性評価WG第6回設備健全性評価SWG資料より)

 以上より,活断層の変位によって生じる地盤変動により施設の安全機
以上より,活断層の変位によって生じる地盤変動により施設の安全機
能が損なわれることがないことを確認した。
能が損なわれることがないことを確認した。
参考文献
Rongjiang Wang, Francisco Lorenzo Martin, Frank Roth (2003):Computation of deformation induced by
earthquakes in a multi-layered elastic crust-FORTRAN programs, Computers & Geosciences 29.
国土地理院(2008):「平成19年(2007年)新潟県中越沖地震」の震源断層モデルを更新(主に断層面に関
する評価),http://www.gsi.go.jp/cais/topics-topic080111-index.html
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26
1.津波に対する安全性
2.活断層の変位に伴う建屋基礎地盤の変形評価
3.周辺斜面の安定性
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27
周辺斜面の安定性
斜面法尻からの離間距離が約50m
以内あるいは斜面高さの約1.4倍以
内には,耐震安全上重要な機器・配
管系を内包する建物・構築物はなく,
安定性評価の対象とすべき斜面がな
いことを確認。
法尻
斜面高さ
法尻からの
離間距離
安全性評価対象斜面
法尻からの離間距離≦50m あるいは
法尻からの離間距離≦斜面高さの1.4倍
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28
原子炉建屋基礎地盤の安定性評価について
1.
2.
3.
4.
5.
評価方針
地質概要
評価方法
評価結果
まとめ
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29
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.3
1. 評価方針
安全上重要な機器・配管系を内包する建物・構築物を支持
安全上重要な機器・配管系を内包する建物・構築物を支持
する原子炉建屋基礎地盤について,基準地震動Ssによる
する原子炉建屋基礎地盤について,基準地震動Ssによる
地震力に対して十分な支持性能をもつことの評価を行う。
地震力に対して十分な支持性能をもつことの評価を行う。
地震時の支持性能については下記項目により評価
地震時の支持性能については下記項目により評価
(1)想定すべり線におけるすべり安全率
(1)想定すべり線におけるすべり安全率
(2)原子炉建屋基礎底面の傾斜
(2)原子炉建屋基礎底面の傾斜
(3)原子炉建屋基礎地盤の支持力
(3)原子炉建屋基礎地盤の支持力
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30
(再掲・一部再構成)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.4
2. 地質概要
敷地平面図
6号機タービン建屋
6号機原子炉建屋
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31
(再掲・一部再構成)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.5
2. 地質概要
敷地の地質概要
6号機原子炉建屋
■敷地の地質は,下位から椎谷層,西山層,
灰爪層と,それらを不整合で覆う安田層,
番神砂層,新期砂層からなる。
■敷地の北部には背斜軸が,南東部には向 斜軸が存在する。これら褶曲軸は全体と して南西方向にプランジしている。
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32
(再掲・一部再構成)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.6
2. 地質概要
6号機周辺の地質概要
#6T/B
■6号炉設置位置の地質
は,塊状泥岩からなる西
山層が標高-130mま
で分布しており,下位に
は標高-310mまで砂
岩・泥岩互層を主体とす
る椎谷層が分布している。
■小断層としては高角度
のV系断層,低角度のF
系断層などが認められる。
6号機付近地質水平断面図(標高-13m)
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33
(再掲・一部再構成)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.7
2. 地質概要
地質鉛直断面図(A-A’)
南側
北側
#7R/B
#6R/B
#5R/B #C/B
■6号機近傍の背斜軸は南西方向にプランジしており,本断面では
椎谷層,西山層ともに南側に緩傾斜する。
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34
2. 地質概要
地質鉛直断面図(C-C’)
海側
#6T/B
#6R/B
山側
■6号機は緩やかな背斜軸の西翼に位置する。本断面では椎谷層,西山層と
もに海側に緩傾斜する。
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35
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.9
3. 評価方法
解析手法・評価フロー
【地震応答解析手法】
・二次元動的有限要素法解析
・水平地震動と鉛直地震動の同
時入力
・等価線形化法による周波数応
答解析手法
【安全性評価フロー】
<常時荷重>
<地震時荷重>
基準地震動 Ss
(解析モデル入力地震動)
自重解析(静的解析)
地震応答解析(動的解析)
常時応力
地震時応力増分
基礎底面両端の
鉛直方向の変位
地震時の応力
支持性能の評価
支持力
すべり安全率
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基礎底面の傾斜
36
3. 評価方法
解析モデル
【地盤モデル】 解析モデルは地質断面図をもとに作成。F系断層,V系断層,L系断層を考慮
【建屋モデル】
原子炉建屋,タービン建屋,コントロール建屋の質点系モデルを基に作成
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37
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.11
3. 評価方法
境界条件
【静的解析時】
原子炉
建屋
鉛直ローラ境界
鉛直ローラ境界
タービン
建屋
固定境界
【動的解析時】
エネルギー伝達境界
エネルギー伝達境界
原子炉
建屋
半無限地盤
自由地盤
自由地盤
タービン
建屋
粘性境界
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38
3. 評価方法
地下水位条件
原子炉建屋汀線平行断面
原子炉建屋・タービン建屋汀線直交断面
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39
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.13
3. 評価方法
既往解析用物性値と地震後取得した物性値の比較
解析用物性値
#5
#6 地震後
#7
0
-50
-100
標高 Z(m)
標高 Z (m)
-150
-200
-150
-200
-200
-100
-150
-200
-100
-150
-200
-250
-250
-300
-300
-300
-300
-300
2.2
-350
-350
0.0
2.4
1.0
湿潤密度 ρt (g/cm ) 3)
湿潤密度ρt(g/cm
50
湿潤密度
0
3.0
4.0
0
5.0
50
0
解析用物性値
#5
地震後
#6
#7
-50
標高 Z (m)
標高 Z(m)
-100
-150
-200
50
椎谷層 c u
せん断強度
1000
1500
2000
2500
-350
0.0
1.0
初期弾性係数 椎谷層 E
-50
-100
-150
-200
3.0
4.0
-350
0.0
5.0
残留強度 c cur (N/mm
(N/mm ) 2)
残留強度C
cur
50
0
解析用物性値
#5
#6 地震後
#7
0
2.0
2
初期変形係数 E 0 (N/mm ) 2
初期変形係数E
0(N/mm )
) 2
せん断強度 c u (N/mm
せん断強度C
u(N/mm )
椎谷層 ρt
500
2
2
解析用物性値
#5
地震後
#6
#7
-50
2.0
-200
引張強度
椎谷層 c ur
-100
-150
-200
-150
-200
-250
-250
-300
-300
-300
-300
-300
2.0
2.2
湿潤密度 ρt (g/cm ) 3)
湿潤密度ρt(g/cm
3
2.4
-350
0.0
-350
1.0
2.0
3.0
4.0
2
せん断強度 c u (N/mm ) 2
せん断強度C
u(N/mm )
5.0
0
500
1000
1500
2000
2
2500
初期変形係数 E 0 (N/mm
(N/mm ) 2)
初期変形係数E
0
-350
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
地震後
-100
-250
1.8
#5
#6
#7
-50
-250
1.6
2.0
椎谷層 σ t
0
-250
-350
1.4
1.5
2
解析用物性値
#5
#6 地震後
#7
-50
-150
1.0
50
残留強度
0
-100
0.5
引張強度 σ t(N/mm
(N/mm ) 2)
引張強度σ
t
標高 Z(m)
標高 Z (m )
2.0
標高 Z(m)
標高 Z (m)
1.8
西山層 σ t
解析用物性値
#5
#6 地震後
#7
-50
-250
1.6
引張強度
0
-250
3
標高 Z (m)
標高 Z(m)
-150
西山層 c ur
解析用物性値
#5
#6 地震後
#7
-50
-100
50
残留強度
0
解析用物性値
#5
#6 地震後
#7
-50
-100
50
0
-250
-350
1.4
椎
谷
層
初期弾性係数 西山層 E
0
標高 Z(m)
標高 Z (m)
標高 Z(m)
標高 Z (m)
-50
50
西山層 c u
せん断強度
標高 Z(m)
標高 Z (m)
解析用物性値
#5
地震後
#6
#7
0
西
山
層
50
西山層 ρt
標高 Z (m)
標高 Z(m)
湿潤密度
標高 Z(m)
標高 Z (m)
50
5.0
残留強度 c cur (N/mm
(N/mm ) 2)
残留強度C
cur
2
-350
0.0
*椎谷層の
引張強度
は解析で
は考慮し ていない
0.5
1.0
1.5
2.0
2
(N/mm ) 2)
引張強度 σ t(N/mm
引張強度σ
t
地震後の大湊側調査ボーリング物性値は6・7号増設時既往解析用物性値
と概ね整合することから,解析には既往物性値を用いることを基本とする。
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40
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.15
3. 評価方法
解析用物性値設定
西山層,椎谷層
物理
特性
静的
変形特性
密度
密度試験結果
静弾性係数
三軸圧縮試験結果
静ポアソン比
三軸圧縮試験結果
初期動せん断
弾性係数
動的
変形特性
断層部
(F系断層,V系断層,L系断層)
PS検層によるS波速度
および密度より算定
動せん断弾性係数
のひずみ依存性
動ポアソン比
マンメイドロック
弾性波速度測定試験結果
動的単純せん断試験結果
PS検層によるP波速度,
S波速度により算定
減衰定数
弾性波速度測定試験結果
動的単純せん断試験結果
Cu
三軸圧縮試験結果
ピーク強度
σt
強度特性
残留強度
圧裂試験結果
-
圧裂試験結果
三軸圧縮試験結果
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41
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.16
3. 評価方法
解析用物性値(西山層,椎谷層)
物理
特性
静的
変形特性
動的
変形特性
設定に用いた試験結果等
西山層
椎谷層
単位体積重量
(g/cm3)
密度試験結果
1.69-0.00048・Z
1.94-0.00044・Z
静弾性係数
E 0(N/mm2)
三軸圧縮試験結果
502-2.29・Z
251-3.88・Z
静ポアソン比ν
三軸圧縮試験結果
0.48+0.00024・Z
0.46
初期動せん断弾性係数
G0(N/mm2)
PS検層によるS波速度
および密度より算定
394-1.63・Z
-133-7.35・Z
動せん断弾性係数
のひずみ依存性
動的単純せん断試験結果
1/(1+4.10γ1.37)
1/(1+5.76γ0.69)
動ポアソン比νd
PS検層によるP波速度,
S波速度により算定
0.45+0.00015・Z
0.47+0.00031・Z
減衰定数
動的単純せん断試験結果
25.0γ0.94+0.7
γ/(0.065γ+0.004)+0.7
Cu
三軸圧縮試験結果
1.37-0.00504・Z
0.721-0.00773・Z
σt
圧裂試験結果
0.335-0.00157・Z
0
三軸圧縮試験結果
0.673-0.00201・Z
0.799-0.00607・Z
ピーク強度
(N/mm2)
強度特性
残留強度Cur
(N/mm2)
注:Zは標高(m)を示す。
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42
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.17
3. 評価方法
解析用物性値(F系断層)
設定に用いた試験結果等
物理
特性
静的
変形特性
動的
変形特性
強度特性
単位体積重量
(g/cm3)
密度試験結果
静弾性係数
E 0(N/mm2)
三軸圧縮試験結果
静ポアソン比ν
三軸圧縮試験結果
初期動せん断弾性係数
G0(N/mm2)
弾性波速度測定結果
動せん断弾性係数
のひずみ依存性
動的単純せん断試験結果
動ポアソン比νd
弾性波速度測定結果
減衰定数
動的単純せん断試験結果
ピーク強度Cu
(N/mm2)
三軸圧縮試験結果
残留強度Cur
(N/mm2)
三軸圧縮試験結果
粘土部
破砕部
1.92
1.73
1.75
62.4+80.5・P
*
低圧部:48.8+923・P
高圧部:224+131・P
0.46
0.46
337
340
340*
1/(1+7.45γ1.14)
1/(1+9.79γ1.03)
1/(1+9.69γ1.04)
0.47
*
0.42
0.43*
41.0γ0.62
35.0γ0.42
36.0γ0.44 *
0.286+0.191・P
0.279+0.242・P
粘土部と破砕部の強度の低い方を使用
注:Pは地下水位を考慮した圧密圧力(N/mm2)を示す。
0.219+0.251・P
0.278+0.181・P
粘土部と破砕部の強度の低い方を使用
*試掘坑等での観察結果の粘土部,破砕部の積層構造を考慮し,等価物性を設定
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43
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.18
3. 評価方法
解析用物性値(マンメイドロック)
物理
特性
静的
変形特性
動的
変形特性
強度特性
設定に用いた試験結果等
原子炉建屋下
コントロール建屋下
単位体積重量
(g/cm3)
密度試験結果
1.75
1.75
静弾性係数
E 0(N/mm2)
三軸圧縮試験結果
1160
1020
静ポアソン比ν
三軸圧縮試験結果
0.44
0.45
初期動せん断弾性係数
G0(N/mm2)
弾性波速度測定結果
2110
1990
動せん断弾性係数
のひずみ依存性
動的単純せん断試験結果
1/(1+4.30γ1.00)
1/(1+4.30γ1.00)
動ポアソン比νd
弾性波速度測定結果
0.36
0.36
減衰定数
動的単純せん断試験結果
19.0γ0.60
19.0γ0.60
Cu
三軸圧縮試験結果
1.84(1.38)
1.84(1.38)
σt
圧裂試験結果
0.666(0.330)
0.666(0.330)
三軸圧縮試験結果
1.38(1.04)
1.38(1.04)
ピーク強度
(N/mm2)
残留強度Cur
(N/mm2)
注:強度の括弧内の数字は打継部の強度。
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44
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.19
3. 評価方法
入力地震動
【基準地震動Ss】
―
F
B
断
層
長
岡
平
野
西
縁
断
層
帯
内 容
応答スペクト
Ss-1 ル に 基 づ く 地
震動評価
断層モデルを
用いた手法に
Ss-2
よる地震動評
価
応答スペクト
Ss-3 ル に 基 づ く 地
震動評価
断層モデルを
用いた手法に
Ss-4
よる地震動評
価
断層モデルを
用いた手法に
Ss-5
よる地震動評
価
方向
1050
鉛直
650
水平(NS)
848
水平(EW)
1209
鉛直
466
水平
600
鉛直
400
水平(NS)
428
水平(EW)
826
鉛直
332
水平(NS)
426
水平(EW)
664
346
2
3000
2000
1000
0
最大加速度
(gal)
水平
鉛直
4000
0.01
0.1
1
10
周期(s)
5000
Ss-1V
Ss-2UD
4000
応答加速度(cm/s 2 )
地震動
Ss-1H
Ss-2NS
Ss-2EW
Ss-3H
Ss-4NS
Ss-4EW
Ss-5NS
Ss-5EW
5000
応答加速度(cm/s )
入力地震動は基準地震動Ss
を用いる。
解析モデルの下端位置は解放
基盤表面(T.M.S.L.-155m)
と同一であるため,解析モデ
ルの下端へ直接基準地震動Ss
を入力する。
Ss-3V
Ss-4UD
3000
Ss-5UD
2000
1000
0
0.01
0.1
1
10
周期(s)
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45
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.20
3. 評価方法
入力地震動
水平動
鉛直動
加速度(cm/s 2 )
800
2
加速度(cm/s )
1400
Ss-1
650
400
700
0
0
-700
-400
-1050
-800
-1400
0
5
10
15
20
25
30
35
0
40
時間(s)
5
10
15
20
25
30
35
40
時間(s)
NS
加速度(cm/s 2 )
1400
700
0
-700
Ss-2
加速度(cm/s 2 )
800
-848
-1400
0
10
20
EW
2
加速度(cm/s )
1400
30
40
50
60
70
80
90
100
110
時間(s)
466
400
0
-400
-800
1209
0
700
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
110
時間(s)
0
-700
-1400
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
110
時間(s)
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46
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.21
3. 評価方法
水平動
鉛直動
2
加速度(cm/s )
1400
加速度(cm/s 2 )
800
700
400
0
Ss-3
0
-700
-400
-600
-1400
0
NS
-
400
-800
10
20
30
40
50
60
70
80
時間(s)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
時間(s)
2
加速度(cm/s )
1400
700
0
- 428
-700
-1400
Ss-4
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
110
120
130
時間(s)
加速度(cm/s 2 )
800
400
0
EW
-400
2
加速度(cm/s )
1400
-
332
-800
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
110
120
700
130
時間(s)
0
-700
- 826
-1400
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
110
120
130
時間(s)
NS
加速度(cm/s 2 )
1400
700
0
- 426
-700
2
-1400
0
Ss-5
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
110
120
130
時間(s)
加速度(cm/s )
800
400
0
EW
-400
加速度(cm/s 2 )
1400
- 346
-800
0
700
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
110
120
130
時間(s)
0
-700
- 664
-1400
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
110
120
130
時間(s)
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47
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.22
3. 評価方法
評価内容
(1)すべり安全率
想定したすべり線上の応力状態をもとに,すべり線上のせん断抵抗力の
和をすべり線上のせん断力の和で除して求める。
(想定すべり線)
原子炉建屋基礎底面沿い,F系断層沿い,V系断層沿いとする。
原子炉建屋基礎底面
F系断層沿い
F系断層・V系断層沿い
(2)原子炉建屋基礎底面の傾斜
基礎底面両端それぞれの鉛直方向の変位の差を基礎底面幅で除す。
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48
(再掲)
H21.1.7 小委員会 地小委17-3 P.24
3. 評価方法
(3)原子炉建屋基礎地盤の支持力
動的FEM解析結果
着目時刻の応答値の
抽出
連続したすべり面の
形成の有無の確認
①建物・構築物の基礎底面の地盤に作用
する鉛直方向の合力が最大となる時刻
②建物・構築物の基礎底面端部に接する
地盤要素の鉛直応力が最大となる時刻
■要素ごとの安全係数分布
→安全係数が1を下回る要素が連続す
るか?
■モビライスド面
→安全係数が1を下回る要素に連続性
がある場合、それらに沿って、連続
するすべり線を想定することができ
るか?
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49