早稲田大学 人間科学部 1/1 <全体分析> <大問分析

理科(化学)
早稲田大学 人間科学部 1/1
<全体分析>
試験時間 60分
解答形式
マーク式
分量・難易(前年比較) 分量(減少・変化なし・増加) 難易(易化・変化なし・難化)
大問数,設問数は全く同じで,マーク数もほぼ同じ(2016 年 50→2017 年 51)であったが,計算問題の
数が減少し,難度の高い問題が少なかった。
出題の特徴
小問集合形式の問題が約半数を占める。化学(4 単位)からの出題が多く,有機化学では反応機構などの
高校化学では学習しない内容が出題されることが多い。
その他トピックス
5が二年連続で,環境などに関する総合問題であった。
<大問分析>
番号
1
出題形式
選択
出題分野・テーマ
無機,理論
範囲
化学基礎
・
化学
コメント(設問内容・答案作成上のポイントなど)
水素化合物,酸化物,水酸化物の性質・溶解度,
単体,化合物の沸点・融点,気体の色,
原子の価電子の数
難易度
やや易
2
選択
理論
分子結晶の性質,水分子の形と極性,
液晶のしくみ,宇宙探査機の推進力
標準
3
選択
有機
化学基礎
・
化学
化学
環状アルコール(C6H12O),シクロアルケン(C6H10)
の構造の推定,ジブロモシクロヘキサン(C6H10Br2)
の立体異性体,ラセミ体・ジアステレオ異性体,
臭素分子のアンチ付加
標準
4
計算
選択
理論,有機
化学
浸透圧からの分子量および塩化ナトリウムの電離
度の算出,H2CO3-HCO3-の緩衝液,ポリ乳酸の
生分解性,アミノ酸の性質,トリペプチドの検出
反応,アラニンの等電点と電離平衡
標準
5
計算
選択
理論,無機
化学基礎
・
化学
日常生活と化学に関する総合問題
身の回りの物質の性質,資源の利用方法,
温室効果ガス,大気中の CO2 濃度,
有効数字の意味(空気の平均分子量)
,
物質の三態(水について)
標準
※難易度は5段階「難・やや難・標準・やや易・易」で、当該大学の全統模試入試ランキングを基準として判断
しています。
<学習対策>
理論,無機,有機のあらゆる分野から幅広く出題される。化学からの出題が多い。多くの問題は基本から
標準的な問題であるため,典型的な問題を繰り返し練習し,確実に正答できる力を養って欲しい。一方,教
科書では扱われていない題材を取り上げた問題もよく出題されるが,問題文中で解説が行われていたり,選
択肢から答えが推測できる場合が多い。
教科書の全分野をむらなく学習し,教科書レベルの知識を確実に押さえ,題材の解説を理解できるだけの
基本的な力を身につけておいて欲しい。
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2017 年