Weekly Market Report _pptx

発⾏:市場営業部
Weekly Market Report
Jan 23, 2017
FX, JPY Interest Rate, Topic
1. 為替相場概況
⽶国利上げ期待とトランプ⼤統領の政策⾒極めが交差する時間帯
USD/JPY (1週間の値動き)
イエレン議⻑、講
演で2019年まで
年2〜3回⾦利引
き上げると予想
コメント
(出所)Bloomberg
先週のドル円相場は、週初からHARD BREXIT懸念が広がり、16日は一時113円半ばまで円⾼が進⾏。17⽇もトランプ⼤統領のドルは
既に強すぎるという発⾔が改めて意識されたことや、英メイ⾸相の会⾒前にリスクを落とす動きからドル全般で更に下落し、112円台半ばまで
円高に。18日は一転、前日までの不確実性が後退したことや、イエレンFRB議⻑は今後の利上げのペースに⾔及したことで114円を上抜け。
19日も議⻑から同様の発⾔があったが、トランプ⼤統領就任前ということもあり様⼦⾒ムードに。トランプ⼤統領就任式は目新しい材料はなく、
114円半ばで週超え。
今週はイベント性のリスクが後退したことで、次のテーマ待ち。⽶国の通商政策の⾒直しやトランプ⼤統領のツイッター発⾔に注目が集まりそう
である。
(市場商品部/中谷)
今週の経済指標(予定)
日付
イベント
1/24(火)
1/26(木)
(英国)EU離脱に関する最⾼裁
判決
予想
(米国)イニシャルクレーム
247K
1/27(⾦)
(米国)GDP(4Q、速報値)
2.2 %
1/27(⾦)
(米国)コアPCE(4Q、速報
値)
1.4%
1/27(⾦)
(米国)耐久財受注(速報値)
今週のレンジ予想(USD/JPY)
USD/JPY(2年間)
2.7%
予想者
今週のレンジ
予想のポイント
今村仁
111.50-115.50
トランプ⼤統領の就任式を無難に通過し材料難の感否めず。⽇々の数字や要⼈発⾔での振幅に終始も、上値は重いか?
川合隆⾏
112.50-116.50
今後発表されてくる米経済政策や要人発言によりもみ合う展開を予想も、経済指標数値良好なら円安進⾏の可能性もあり。
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Jan23, 2017
2. 円⾦利相場概況
超⻑期の⾦利⽔準に対する⽇銀の対応及び投資家のニーズに着目
10年国債⾦利と債券先物 (1週間の値動き)
10年債利回り
債券先物
(出所)Bloomberg
コメント
先週の円⾦利マーケットはトランプ⼤統領の就任式を前に様⼦⾒ムードで始まった。17日の20年債⼊札はハードBrexit懸念により円⾼株
安が進⾏する中で迎えたこともあり堅調な結果となった。19日の5年債⼊札は軟調な結果となり、週末にかけてトランプ⼤統領の就任演説
や40年債⼊札を控え、イールドカーブはスティープニングが進⾏した。今週は24日の40年債⼊札が注目である。ここもとのスティープニングに
より超⻑期ゾーンは、昨年12月14日に日銀が買い入れ増額の対応をしたレベルに概ね達した。このレベル以上の水準での投資家のニーズ、
及び⽇銀の対応には着目である。またトランプ⼤統領の就任演説は新鮮味に⽋け⼤きな材料とはされていないが、引き続き経済対策等具
体的な政策に対する新たな発言には注目していきたい。(市場商品部/岡本)
⾦利スワップ変化(1週間)
(%)
5年円⾦利スワップ推移(2年間)
(%)
今週のレンジ予想 (10年国債利回り)
予想者
後藤賢太郎
廣瀬友絵
今週のレンジ
0.03%-
0.10%
0.04%-
0.10%
予想のポイント
無難に通過した⽶⼤統領就任式を経て足元やや材料難の中、具体的な政策運営が焦点へ。暫くは調整含みの展開か。
⽶国新政権の発⾜により、株⾼、円安期待で債券が売られやすく、超⻑期債の利回りは上昇となる展開か。
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3. 今週のトピックス
日本国債の投資家動向アップデート
グローバルな⾦利上昇の流れの中、超⻑期債の動向に注目。
日銀の保有シェアは、一服する可能性も
日本国債部門別保有シェア推移【図1】
⽇本銀⾏(以下、日銀)から公表されている「資⾦循環統計」
によると、国債・財投債、国庫短期証券を含む残高は2016年
9月末時点で1,100兆円程度となっている。当該統計の国債
部門別保有シェア推移【図1】を⾒ると、日銀(中央銀⾏)の保
有シェアは2016年9月末時点で40%弱まで上昇している。
日銀は2016年9月にイールドカーブコントロール政策を導入し
た。12⽉の急激な⾦利上昇のタイミングでは、超⻑期のオペを
増額したが、当該政策の主眼は短期と⻑期の⾦利を抑える事
であり、急激な⾦利上昇に備え、買入余⼒を少しでも残してお
きたいのが日銀の本音だろう。オペ回数も今月よりレンジを設定
している事から、場合によってはオペ回数を減らす事も考えられる
。以上の事から、今後の⾦利動向次第では、日銀のシェア上昇
が一服する可能性もある。
中期債、海外勢は21ヶ月振りに売り越し
(出所:日本銀⾏、資⾦循環統計)
海外勢買付シェア推移(短期、中期)【図2】
海外勢の国債保有残高は、「資⾦循環統計」によると2015
年9月に100兆円を突破し、2016年9月末は112兆円程度と
増加傾向にある。
海外勢買付シェア推移【図2】をみると、国庫短期証券の買付
シェアは2016年5⽉以降50%〜65%の間で推移しており、マ
イナス⾦利政策の環境下、国庫短期証券は海外勢中心のマー
ケットとなっている。
一方で中期債の海外勢の買付シェアは2016年9⽉以降、や
や低下基調となっている。また中期債の売買高については、10
月は2015年1月以来の売り越しとなった。日銀がイールドカーブ
コントロール政策を導入した事や、中期ゾーンのドル円のベーシス
スワップが縮小した事が影響したと思われる。
超⻑期債、今後は軟調か
(出所:日本証券業協会)
2016年8⽉以降の投資家別買越額(超⻑期)【図3】を⾒る
と、海外勢は直近2ヶ月は売り越し。国内勢も11月は都銀、地
銀ともに売り越しとなっており、超⻑期債の代表的な投資家であ
る保険業態も買越額が減少傾向にある。背景には⽇銀が超⻑
期ゾーンの⾦利上昇をある程度許容している事や、⽶⼤統領
選以降の⾦利上昇で、米債のロスを埋める為、JGBを売却し、
益出しを⾏った事も考えられる。
グローバルに⾦利上昇圧⼒が掛かる中、イールドカーブコントロ
ール政策は、主眼を短期⾦利と⻑期⾦利のコントロールに重き
を置いている為、⽇銀のサポートが弱い超⻑期債の購⼊は慎重
にならざるを得ない。今後、超⻑期の⾦利は緩やかに上昇して
いく事も充分考えられるだろう。
(市場営業部/吉岡)
2016年8⽉以降の投資家別買越額(超⻑期)【図3】
(出所:日本証券業協会)
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