上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略評価シート

資料3
上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略評価シート
(様式2)
基本目標1 地域における安定した雇用の創出
数値目標
基本目標の評価
目標値(H31年度)
新規雇用者数
-
5年間で40人増
施 策 名
K P I
目標値(H31年度) 実績値(H28年3月末)
平成27年度の取組と実績値の分析
今後の展開
○平成27年度実施事業の概要
①企業誘致条例及び産業振興条例の基づく補助の対象とな
る事業の実績はなかったが、冬期間雇用対策新規創業支援
事業による支援で1事業の開業があった(ハリオランプワーク
ファクトリー)
②白水沢地区の地熱資源開発については、「地熱理解促進
事業」等の実施を通じて先進地視察やシンポジウムの開催
等を実施してきた。
①特産品の開発については、農業の高付加価値化の推進
や商品化に向けたマーケティング等の研修事業の実施によ
り、特産品開発を推進していく。
②企業誘致条例に基づく取組については、条例の要件の緩
和等を検討していくことで、同条例による補助が受けやすく
なる環境を整備する。
③起業家への創業支援については、産業競争力強化法に
基づく創業支援体制の整備について検討を進める。
④白水沢地区における地熱開発の推進については、地域住
民等との合意形成に向けた「地域協議会」を立ち上げること
で、地熱資源の有効活用の一層の推進を図る。
①上川町の地域資源を活かした魅力ある産業の創出
特産品開発及び農業の6次産業化の推進
企業誘致の取り組みの強化
起業家への創業支援
白水沢地区地熱資源開発の推進
特産品の開発
3品以上
0品
新規開業者数
10件
1件
○平成27年度におけるKPIの実績値の分析
①特産品開発 特産品開発のための事業は未実施。
②新規開業者数 企業誘致条例や産業振興条例による支
援については、補助要件のハードルが高く、小規模な事業
者は補助を受けにくいことが、原因として考えられる。又地熱
開発の取組については、民間事業者によって資源調査等を
実施してきたが、国立公園内における開発の規制が依然厳
しく、開発のめどはまだ立っていない。
宿泊者数
年間73万人
72万2773人
観光客数
年間220万人
212万2247人
外国人観光客数
年間25万人
25万3164人
大雪高原旭ヶ丘地区への誘客の増加
年間10万人
10万4千人
5か所増
2か所増
新規就農者数
5人
2人
○平成27年度実施事業の概要
①かみかわ観光誘致宣伝協議会を設立し、海外へのトップ
セールスの実施、国内大都市圏における観光宣伝誘致対
策、広告宣伝対策などを実施した。
②大雪高原旭ヶ丘への誘客のため、上川駅からのシャトル
バスを毎日運航した。
③おもてなし推進事業として、「北海道ガーデンショー」のお
客様をお迎えするための幟の作成や「おもてなしの花壇」と
して町内の花壇整備を実施した。
④町内2カ所(上川駅及び森のテラスヌプリ)にWi-Fi環境を
整備した。
⑤平成27年度の新規就農奨励金として、2名(いずれも農業
後継者)に奨励金を交付した。
⑥木質バイオマスの利用を推進するため、平成27年度上川
町木質バイオマス利用推進事業基本計画を策定した。
⑦雇用対策事業として、ガラス工芸に必要な初期技能研修
等を実施、大雪森のガーデンに併設する「ハリオランプワー
クファクトリー」の開業につなげることができた。
林業関連雇用者数
10人
2人
冬期間雇用対策新規雇用者数
5人
5人
2施設
0施設
②観光業、農林水産業の振興による雇用の確保、就業の安定化
観光業の振興
おもてなし推進事業による町全体のホスピタリティ向上
後継者の育成
森林・林業再生プランの推進
雇用対策事業の推進
Wi-Fi設置数
バイオマスボイラー導入施設
1
○平成27年度におけるKPIの実績値の分析
①宿泊者数等観光入込数 実績値は観光客数(年間220万
人)を除いては、概ね目標に達している、近隣との比較から、
上川町は、外国人宿泊客数が近郊観光地と比べて多いこと
や日帰り客や連泊客の割合が近郊観光地と比較し低く、滞
在時間が短い宿泊通過型の観光地となっていることがわ
かってきており、今後の観光客数の増のためには、周遊滞
在型観光の強化が課題となっている。又リピーターの獲得に
向けて、上川町全体のホスピタリティを向上させる必要があ
る他、外国人観光客の利用が多いWi-Fi環境については、そ
の利用可能エリアを拡大していく必要がある。
②新規就農者数 就農という形態では、世襲による世代交
代がほとんどで、町外からの就農者は専ら農業法人へ就職
することが多い。
③林業関連雇用者数 平成27年度ウッドチップスの生産工
場が稼働したが、供給先の確保が進んでいない現状から、
雇用の大幅な増加には至っていない。
④冬期間雇用対策新規雇用者数 ハリオランプワークファク
トリーの開業により、目標とした雇用者数を達成した。
⑤バイオマスボイラー導入施設数 木質バイオマス利用推
進事業基本計画に基づき、公共施設等へのバイオマスボイ
ラーの導入促進を進めているが、まだ導入には至っていな
い。
①官民連携による「上川町まちづくりイノベーション事業」を
展開する。具体的には、戦略的観光施策展開のためのアン
ケート調査の実施をはじめ、商観連携による観光客街中誘
導促進事業、開業したハリオランプワークファクトリーにおけ
る特産品開発の推進、大雪ガーデンライナーの運行や北海
道ガーデンショーリバイバル事業の開催等の各種事業を実
施し、上川町における滞在観光の推進強化を目指す。
②おもてなし対策事業については、前年度に引き続き、「お
もてなしの花壇」を整備するとともに、各種の研修事業を実
施して、上川町全体のホスピタリティ向上を目指す。
③Wi-Fiの整備については、主に外国人観光客の通信手段
として利用の希望が高いことから、層雲峡地区における超高
速ブロードバンドの整備に合わせて、層雲峡温泉街等観光
地への整備を進める。
④町内公共施設等への木質バイオマスボイラーの導入を促
進する。今年度については、道の補助制度を利用して、民間
施設へのバイオマスボイラーの導入を計画中
資料3
上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略評価シート
(様式2)
基本目標2 地域への新しい人の流れをつくる
数値目標
社会増減 施 策 名
K P I
目標値(H31年度)
基本目標の評価
0
-
目標値(H31年度) 実績値(H28年3月末)
今後の展開
平成27年度の取組と実績値の分析
①地元での雇用拡大とUIJターンの拡大
○平成27年度実施事業の概要
①移住パンフレットについては、上川町への移住希望者向
けのパンフレットを3,000部作成し、町内施設等で配布した。
②空き家対策事業については、外観目視調査に基づく空家
台帳について整備を進めてきた。
移住、定住対策の推進
就業支援の取り組み
上川町の魅力づくりの取り組み
移住世帯数
10世帯
0世帯
①移住パンフレットについては、内容の充実を図り、移住希
望者への情報提供を積極的に進める。
②それぞれの強みが異なる道内他自治体との連携を図り、
上川町移住体験ツアーの実施や道外の移住希望者向けの
情報提供を強化する。(シェアリング北海道プロジェクト)
③上川町空家等対策基本計画を策定し、有効活用できる空
家等の洗い出しやその活用方法について検討を進める。
④空き家対策事業やリフォーム補助事業等他の課の関係事
業の連携を図るため、庁舎内の実務者レベルで組織する
「移住定住推進庁内プロジェクト」を立ち上げ、上川町におけ
る移住定住政策の精査を行う。
○平成27年度におけるKPIの実績値の分析
移住ワンストップ窓口(企画グループ)を通した移住者はいな ⑤シェアハウス型住宅やちょっと暮らし体験施設等の整備を
かった。上川町における移住・定住を推進していくため、移 検討する。(ゼロエミッションハウスモデル事業)
住希望者に対する情報提供の強化や各種支援事業の検討
を進める必要がある。
②多様なニーズに対応した住宅・住環境の整備・情報提供
不動産物件情報の集約と提供
既存住宅の利活用推進
不動産物件情報提供件数
年間100件
年間0件
リフォーム補助件数
年間50件
年間26件
基本目標3 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
数値目標
合計特殊出生率
○平成27年度実施事業の概要
①全国移住ナビ等のホームページにおける不動産物件や仕
事情報等の提供は実施していない。
②JTI(移住・すみかえ支援機構)が進めるマイホーム借上
げ制度について、その相談窓口となるための研修会に参
加。相談窓口としての認定を受けた。
③住宅リフォーム補助については、合計26件の補助を実施
した。
○平成27年度におけるKPIの実績値の分析
①不動産物件情報の提供 全国移住ナビ等にインターネット
において情報を提供するための体制の整備(空き家等空き
物件の把握等)を図る必要がある。
②リフォーム補助制度 現在は町民の利用がほとんどで、町
外からの移住者にとっては利用しにくい要件になっているた
め、補助対象物件等の要件の緩和等を検討していく必要が
ある。
基本目標の評価
目標値(H31年度)
1.53
婚姻数
①移住希望者に対する情報提供については、対象物件の把
握や所有者の意向等の調整を図り、「全国移住ナビ」等の既
存のサイトを積極的に活用するなどしながら、移住希望者の
希望にかなう取組を推進する。
②空き家を利用したマイホーム借上げ制度の活用を積極的
に進める。
③住宅リフォーム補助制度については、移住希望者に利用
しやすくするための要件等を検討していく。
-
10件増(年間平均 約50件→60件)
施 策 名
K P I
目標値(H31年度) 実績値(H28年3月末)
平成27年度の取組と実績値の分析
今後の展開
①若者の出会いの場の創出と結婚の支援
○平成27年度実施事業の概要
①平成27年度については具体的な事業の実施はなし。
出会いの場の創出
結婚の希望をかなえる取り組み
年間婚姻数
10件増
10件増
(17件→27件)
2
○平成27年度におけるKPIの実績値の分析
①年間婚姻数については、偶然的要素により増加したと思
われるが、若者の出会いの場の創出や結婚の希望を叶える
取り組みを実施していくことにより、婚姻数のさらなる増加を
目指していく必要がある。
①若者の出会いの場の創出のため、「街コン」等の実施に向
けた体制作りについて検討を進める。
②内閣府による結婚新生活支援事業費補助金の活用につ
いて検討を進める。
資料3
上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略評価シート
(様式2)
②出産・子育て等に関する支援、助成制度の拡充
出産等支援の拡充
子育て支援等の拡充
学習・教育環境の充実
年間出生数
4人増
年少人口
年間超音波検査受診者数
延べ215人
基本目標4 時代にあった地域をつくり、安心安全な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する。
数値目標
平均寿命
男79.6歳→80.0歳 女86.0歳→86.5歳
転出者数
年間約200人→180人
施 策 名
▲7人
366人(H32国調ベース) ※参考値 444人(H22国調)
K P I
延べ124人
○平成27年度実施事業の概要
①出産に係る祝い品等の各種支援事業を実施した。
②妊婦一般検診や超音波検査に係る費用及び通院に係る
交通費の助成を実施した。
③幼稚園の運営や一時預かりに対する財政支援を実施し
た。
○平成27年度におけるKPIの実績値の分析
①年間出生数については、22人→15人に減少している。出
生数は婚姻数等の影響を受けることが大きく、年度によって
ばらつきがみられる。
②年間超音波検査受診者数については、平成27年度は10
月からの実施であったため、目標を下回る結果となった。
①子ども医療費助成事業については、今年8月より助成対
象を高校生まで拡大し、安心して子育てをできる環境づくり
を目指す。
②出産に係る祝い品の贈呈や幼稚園等に係る財政支援は
引き続き実施してく。
③妊婦健診に係る医療費及び交通費の助成等は引き続き
実施していく他、平成28年度からは不妊治療に係る助成を
実施していく予定である。
基本目標の評価
目標値(H31年度)
-
目標値(H31年度) 実績値(H28年3月末)
平成27年度の取組と実績値の分析
今後の展開
○平成27年度実施事業の概要
①国や道の交付金を受けてプレミアム商品券を発行した。
②上川町マスコットキャラクター情報発信事業として、フリー
ペーパー(かみかわさんぽ)の発行やかみっきーコンテスト
の開催等を支援した。
③花いっぱいの会による町内美化活動の取組(おもてなしの
花壇等)を支援した。
④福祉複合施設については、建設に向けた基本計画を策定
した。
①上川町マスコットキャラクター情報発信事業により、引き続
きカミレンジャーによるフリーペーパーの発行やかみっきーコ
ンテストの開催等のまちづくり事業を支援していく。
②花いっぱいの会の取組を引き続き支援することで、町内商
店街の賑わいの醸成を目指す。
③福祉複合施設については、基本計画に基づき、建設に向
けた検討を進める。
①地域の魅力を活かしたまちづくりと市街地の賑わいの醸成
商店街の賑わい等の創出
地域住民等によるまちおこしの推進
福祉複合施設の整備及び多世代交流施設の利用促進
商工会員数
現状の会員数
165件
(171事業所)を維持
○平成27年度におけるKPIの実績値の分析
商工会会員数については、前年度より減少しているが、今後
も地域住民等によるまちおこし事業を積極的に支援していく
ことで、市街地の賑わいの醸成を目指す。
②地域住民が安心して暮らせる支援体制の充実
防災及び地域消防力の充実強化による安全安心
なまちづくりの促進
在宅ケア制度の充実
医療体制の充実
被災による死傷者数
0人
0人
交通手段の確保・充実
災害協定締結
15団体
12団体
一人暮らしの高齢者
全世帯の調査 H27
年度100世帯
94世帯
介護施設入所待機者数
0人
16人
孤独死
0人
1人
一人暮らしの高齢者の将来を支え
る総合的なシステム戦略事業
3
○平成27年度実施事業の概要
①高齢の低所得者等の経済的負担を軽減するため、灯油
購入費用の一部を助成した。
②一人暮らし高齢者の生活実態の調査のため、保健師等に
よる家庭訪問と健康診査を実施した。
③医療センターによる訪問診療、訪問介護等を実施し、高齢
者が安心して暮らせる医療体制の推進を図った。
④障害者等の通所支援や高齢者等の通院等の費用を継続
実施して実施した。
○平成27年度におけるKPIの実績値の分析
①被災による死傷者 平成27年度については豪雨等による
災害が発生したが、被災者は発生しなかった。
②災害協定数 協定数については、層雲峡地区における避
難所等の確保のため、大手ホテル5社と災害時等に係る協
定を締結し、協定数を12とした。
③一人暮らしの高齢者の将来を支える総合的なシステム戦
略事業 については、概ね当初予定した世帯数を訪問する
ことができた。
④介護施設入所待機者数及び孤独死数 これらのKPIは0
になることを目指して、引き続き高齢者が安心して暮らせる
体制づくりを目指していく必要がある。
①災害時あるいは災害の発生が予想される時に、住民や観
光客を速やかに避難誘導するため、同報系防災無線設備
(屋外拡声器)の整備を進める。
②障害者等も安心して暮らせる体制の維持のため、各種の
支援事業を継続して実施していく。
③一人暮らし高齢者総合戦略事業については、今年度中に
未実施者を含め全対象者の調査を進め、高齢者の実態から
新たなサービスの創生を見据えた総合的な戦略の策定を目
指す。
資料3
上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略評価シート
(様式2)
③雪対策の充実
高齢者世帯等に係る除排雪費用の助成
除雪ボランティアの充実強化
リフォーム補助制度の拡充
除雪ボランティア登録
50人
0人
除排雪費用助成対象件数
80件
0件
○平成27年度実施事業の概要
①自力又は家族等によっても雪下ろしを行うことが困難な世
帯に対して、雪下ろしのための費用に係る助成券を発行し
た。
②平成27年度においては除雪ボランティアの登録はなく、有
志による高齢者宅等への除雪ボランティアを実施した。
③上川町リフォーム補助制度による融雪槽の設置はなかっ
た。
①関係機関との連携を図りながら、除雪ボランティア制度の
創設に向けて検討を進める。
②除雪困難者に対する間口除雪事業を平成28年度より開
始し、高齢者等が冬期間も安心して暮らせるまちづくりを推
進する。
○平成27年度におけるKPIの実績値の分析
①除雪ボランティアについては制度が存在しないため、有志
によるボランティア活動に頼っている現状である。
②除排雪費用助成対象件数(高齢者等間口除雪事業)につ
いては、今年度は制度設計のための基礎調査(対象世帯数
等)を実施し、制度創設へ向けて検討を進めたが、導入には
至らなかった。
④他地域や民間等の多様な主体との連携強化による生活機能の充実
広域行政の推進
光回線導入による情報基盤整備・サービス提供の推進
連携事業数
光回線導入地区
19事業
19事業
1地区増加
0地区
4
○平成27年度実施事業の概要
①旭川市及び周辺町村との役割分担による生活機能の確
保のため、定住自立圏構想を推進し、し尿処理や塵芥処理
など19の連携事業を実施した。
②光回線の整備は実施なし。
○平成27年度におけるKPIの実績値の分析
①連携事業数 前年度と同じ19の連携事業を実施した。
②光回線導入地区 光回線未導入地区(層雲峡地区)から
の導入要望を受けて、通信事業者と協議したが、回線の導
入には至らなかった。
①引き続き定住自立圏構想を推進し、連携事業を実施して
いく中で、生活機能の確保と安心して暮らせるまちづくりを目
指す。
②平成28年度層雲峡地区において光ファイバ基盤整備事業
を実施し、年度内に層雲峡地区における超高速ブロードバン
ドサービスの提供を目指す。