第83回NHK全国学校音楽コンクール 1 全国コンクール 中学校の部 神戸市立鷹匠中学校 自由曲:女声合唱曲集「妖精の市場」から 銀の色 ○課題曲○ ・あたたかみのある、豊かな響きで、会場全体がつつみこまれるようなすてきな合唱でした。 ことば一つ一つが丁寧に扱われている感じが伝わるところもよかったです。 その分、やや、フレーズが切れてしまうように感じるところが一部あったように思いました。 「むすばれている」のところの音色の変化、とてもよかったです。 ・始まりを待っている間の笑顔がチャーミングでした。 エレガントな仕立て。声部の重なりの遠近がとても丁寧につくられていてコトバもクリア。 フレーズ末の抜けぎわが時々ややブツブツ威勢がよいと感じました。 コトバの、ヨコの弾力みたいなものにも気を配れると更に good。 ・シットリした音色が美しい。曲の前半のムードとマッチしていた。 後半の盛り上げ今一歩。もっとビートを出せたら良かった。 ・とても素敵な笑顔、そして明瞭な発語がレガートにのった演奏だったと思います。 フレーズの語尾まで丁寧にしっかりと表情付けがされた演奏でした。 ○自由曲○ ・音楽の流れや強弱の変化などよく工夫されていた。 そのよさが、さらに音楽の重心の移動として伝わってくるとよりよかったのでは、と思いました。 最後、ぐっとくるハーモニー、ひびきでした。 ・皆さんのSoundと丁寧なアンサンブルで、歌詞がキラキラしてきこえました。 弱奏のグラデーションを思いきって! あと、コトバやテンポのゆらぎが、音楽の流れを全体的にもっと支配してもいいのですよ。 書かれた音価を、あるところからはより自由にイメージ豊かに扱ってみて下さい。 ・難曲を良く歌っていた。言葉を大切にしているのがGood! 作品のユニークな魅力の表現をもっと。(和声進行、曲の流れ) Fからの輝き、高まりをもっともっと欲しかった。 ・課題曲と比べると、レガートができていなくて残念! また、意外と多い低音部の発声の際、音色が暗くなっていかないように。 (全国コンクール審査員による各学校向けの講評からポイントを抜粋したものです)
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