第83回NHK全国学校音楽コンクール 2 全国コンクール 中学校の部 町田市立鶴川第二中学校 自由曲:無伴奏混声合唱のための 静脈の川 ○課題曲○ ・とても丁寧に各フレーズをつくって下さってとても嬉しいです。 それぞれの言葉のもつトーンを各パートで母音の響きでつくっていけると更に高みにたってい くと感じました。 37~45 小節、ことばがわかりにくかったです。 テヌートを丁寧につくっているのは Good。 ただし、その時々で母音を押しているように、抜いているように、聴こえてしまうのはもったい ないと感じました。 ・男声が非常に良い声で和音を支えていました。 ・女声の豊かさ、男声の響き。声質に品格を感じる合唱でした。 一つ一つのパート、場面がドラマを感じました。 また説得力のある音楽作り。強弱の丁寧さ。無理のない cresc.dim.などが印象に残りました。 ・課題曲の表現力は最も素敵だったと感じます。 言葉に命を吹き込んだ「説得力のあるセリフ」になっていました。 ○自由曲○ ・見事な男声のハーモニーでしたね。 また、それを支える女声のハーモニーも見事でした。 音のもつ方向性が表現されていました。 とても難しい曲をよく歌いこなしていました。 ・ヴォカリーゼの迫ってくる音響は見事でした!! 「抱きしめる」この語感の出し方、要研究です。 Lentoのところの作り方はとても良いです。 64 小節からのffのダイナミクス、とっても良かったです。 ・ ・ ・ ここのAlt Basのことば、よりはっきりと! ・自由曲においても男声の良さが生きていました。 それだけに女声がバランス的に弱くなりすぎる場合もあったようです。 ・各パートのバランスに注意しましょう。特に、女声が下がり、男声が上がる動きの場面では、混 声は特にバランスに気をつけなければいけません。また、どんな音価でもキチンとレガートがで きるように練習しましょう。16分音符だからといって、タカタカいかないように。今回の自由 曲のように、持続音や保持音、同音連続が多い楽曲では、動きをもった音型の処理がまずいと、 より目立ってしまいます。 (全国コンクール審査員による各学校向けの講評からポイントを抜粋したものです)
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