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第83回NHK全国学校音楽コンクール
7
全国コンクール
高等学校の部
山形県立鶴岡北高等学校
自由曲:女声合唱曲集「笑いのコーラス」から 贈り物
○課題曲○
・出だしとてもいい声と語り、全体に語り(言葉の発音、子音、母音の組み合わせやアクセント)
が最高に素晴らしい。
・またフレーズの変わり目、音楽の変わり目、転調、などのブレスが大変素晴らしい。
・母音も子音も絶妙に支えられていました。
・フレーズの中での息の流れと、目標へ流れる呼吸がよかった。
・感動しました。
・深みのある響きと見事な一体感。
歌唱にはメリハリがあり、音色のグラデーションや risoluto の表現力などは特にすばらしいと
感じました。
端々に音楽のニュアンスを感じますが、特に前半では音楽の流れがやや足踏みしている印象を受
けます。フレーズ感やより大きな方向性が表現できるとさらに良いですね。
・クリアな音質でテキストが非常に明瞭、音色感が多彩で音楽が色彩的に伝わった。
落ち着いたテンポで、充分なアピールがありました。1つずつのフレーズを大切にしていて音楽
的に処理できていた。大変まとまっていながら感動的なパフォーマンスだったと思います。
・明るくクリアで美しいサウンドが素敵です!
各部分をとても丁寧に、かつ細部まで音楽作りされています。フレーズ毎にややブレーキをかけ
過ぎなテンポ感に思いました。しかし共感に満ちた音楽に拍手です!
○自由曲○
・ゆれ動くエモーションを美しい響きで歌い上げられたと思います。
高い技術力に目をみはりました。音色がたいへん魅力的できいていて飽きない音楽でした。
音楽の足りない部分までしっかり声が補ってくれたような演奏でした。
・より合唱団の特性に合った作品のように感じられます。
美しいハーモニーと、うねり高まるレガートが素晴らしい!さらに多彩なニュアンスを!
・ソプラノの高音「A」は、アの母音にしてもいい。
・アカペラだから、もっと「p」と「f」の差があっても良かった。
・詩と音楽が温度をもって豊かに伝わってくる演奏で緻密に書かれた楽譜内容が実に“自然”に音
楽として感じられ、すばらしかったです。
(細部になりますが)
「dolce」と記譜された部分は、より美しい表現力を期待したくなりました。
(全国コンクール審査員による各学校向けの講評からポイントを抜粋したものです)