北洋新聞

HOKUYO NEWS PAPER
北洋新聞
札幌No.1無料電子新聞
第846号
平成28年10月6日(木)発行
購読料 無料
発行所 ㈱パンダ不動産
編集発行人 田口宗勝
[email protected]
中古が新築を大きく上回る傾向は、2013年10月から始
まり3年継続している。当初は、消費増税の影響による
一時的な現象との見方もあったが、札幌ではこのトレン
ドが定着したようだ。
中古マンション人気の要因として、「購入と同時にリ
フォームをするスタイル」がありそうだ。リフォーム業
者の提案力が向上し、中古でも新築のような内装状態を
得られるのが一般的となったためだ。また、地価上昇や
資材価格高騰を背景に、新築マンションの販売価格が上
昇している点も見逃せない要因だ。
が新築を大きく引き離している。札幌では中古に偏った
市況になりつつあり、「国交省の分析は的外れ」との指
摘もある。
国交省では、「日本の不動産市場は新築が中心」であ
ると分析し、中古市場活性化のための政策や補助金を進
めている。しかし、実際に起きている現象は逆で、中古
インスペクションなど国交省が進めている「中古活性
化政策」が普及する前から中古シェアが上昇。天下り先
確保を目指した政策の懸念も浮上している。
中古トレンド定着
住宅流通研究所の調査によると、9月の札幌市内の新
築マンション成約数は98戸で、前年同月比マイナス19戸。
7~9月累計は361戸で、前年同期比マイナス3.0%だっ
た。一方、東日本不動産流通機構の調査によると、同じ
期間の中古マンション成約数は598戸で、新築の1.7倍だっ
た。
|経済
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平成28年10月6日(木)
北洋新聞
道内景気DI
30ヶ月連続50割れ
帝国データバンク札幌支店が発表した北海道の景気動向調査は、
平成28年9月の景気DIが41.0で前月から0.4ポイント改善した。 「製造」「卸売」「小売」「運輸・倉庫」の6業界で景気DIが
景気DIは、同社がインターネットで9月15日から30日までイン 前月から悪化。特に、「農水林」は台風の影響からマイナス4.2
ターネットで調査し、道内企業542社から回答を得た。
ポイントの大幅減だった。また、全ての業界で50を下回った。
9月の景気DIは、前年同月と比べ0.8ポイント悪化。30ヶ月
連続連続で50を下回り、減速局面が続いている。ただし、3ヶ月
連続で40を上回った。また、26ヶ月連続で全国平均を下回り、格
差は拡大した。
先行き見通しDIは、3ヶ月後42.9(前月43.6)、6ヶ月後42.
0(同41.3)、1年後は44.1(同42.8)で大きな変化は見られな
かった。全ての階層で50を下回り、業界別でも3ヶ月後に50を上
回る先行き見通しはなかった。
全国10地域中順位は9位。業界別DIでは、「農水林」「金融」
回答した企業からは、天候不良を懸念する意見が目立っている。
香港民主化リーダー
タイで一時拘束
香港で2014年に起きた民主化要求デモ「雨傘革命」の元学生リー
ダーで、新党「香港衆志」事務局長の黄之鋒氏が10月4日深夜、
訪問先のバンコク・スワンナプーム国際空港でタイ当局に身柄を
一時拘束された。香港衆志が明らかにした。
黄氏はバンコクの大学の学生団体の招きで若者の政治参加をテー
マに講演する予定だったが、空港に出迎えに行った学生は「警察
が問い合わせに対し、『中国政府の要請に基づいて入国管理当局
が身柄を拘束した』と明らかにした」としている。
黄氏は、5日午後、強制送還となり、香港に帰国。自身のフェ
イスブックに、「バンコクに到着してすぐタイの警察に拘束され
た。外との連絡を断たされ、パスポートを取られ、空港の独房に
閉じ込められて、今になってようやく香港に帰れた。この10数時
間は怖かった。心配させて申し訳ない」とコメントした。
中国共産党の影響力は、タイにも及ぶことが明らかになる一方、
香港の中国化が進むとの懸念が浮上している。タイ当局は、拘束
した理由を明らかにしていない。
|不動産
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平成28年10月6日(木)
北洋新聞
新築マンションの売れ残り住戸は、分譲主の所有なの ると赤字になる。
で、管理費や修繕積立金は、原則的に分譲主が負担する。
しかし、売買契約書に「分譲主は負担しない」条項を設
一方で、売れ残り住戸があることで、共用部分の電気
けているケースがあるので注意が必要だ。
料金などの支出が少なくなることはあるが、管理人の経
費や清掃料などは入居者の数に無関係。入居者がいない
各社の販売方針によって条項は違うが、駐車料金は、 フロアの廊下も掃除し、請求をする。
ほとんどの分譲主が負担しないようだ。滞納ではなく
「合法的に支払わない」のだから、管理組合が督促する
仮に、売れ残り住戸が全体の3割以上あり、半年以上
ことはできない。
続くようなら、事態は深刻だ。管理人の勤務日数を減ら
ところが、管理費予算は「初年度から全住戸から管理費 したり、清掃を休止するなどの対応が必要で、何もしな
収入がある」ことを前提としているため、売れ残りがあ ければ、管理会社から契約を打ち切られたり、最悪のケー
スでは電気を止められエレベーターが使用できなくなる
可能性もある。
一方、修繕積立金が支払われない問題は、深刻化する
のが10年後なので、軽視されやすい。しかし、積立金不
足は、修繕計画の縮小や延期が必要なので、マンション
の資産価値を下げることになる。
新築マンション購入前に、「分譲主は負担しない」条項
を確認することが重要。もちろん、売れ残りの可能性が
少ないマンションを購入することが最も簡単な対応策だ。
中古マンションであれば、この問題は「絶対に発生しな
い」ので安心だろう。
管理費問題も
新築マンション
売れ残りの恐怖
|娯楽
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平成28年10月6日(木)
8月26日に全国301スクリーンで封切られ、土日2日
間で動員65万人、興収7億9,000万円と、6週連続で1
位を獲得。累計では10月4日までに早くも興収130億円
を突破した。
「君の名は。」の評判は、SNSや口コミで拡散し、
動員数は週を重ねるごとに増加している。今のペース
が続けば、2008年最大のヒット作「崖の上のポニョ」
の155億円を超えるのは確実。2014年に、254.8億円と
いう脅威的な記録を残した「アナと雪の女王」も射程
圏内に入ってきた。
アナ雪の公開6週目(2014年4月20日)は、動員62
万8,314人、興収8億2,678万円と「君の名は。」とほ
ぼ互角。しかし、この時点の累計興収は107億円で「君
の名は。」が21%上回っている。
アナ雪は、公開7週目以降も1位をキープし、13週
目に動員44万1,540人、興収5億9,206万円とやや失速。
16週目には、動員20万4,445人、興収2億7,438万4,350
円とピークの3割程度に落ち込んだ。17週目には3位
に転落。19週目で公開が終了した。
6週連続首位
10月1日から2日の全国映画動員ランキングトップ1
0が興行通信社より発表され、新海誠監督作「君の名は。」
が6週連続でトップに輝いた。
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