共創・共育・共感 尾鷲市教育長だより 2016.12.2.(金) 第205号 おわせに生きる!! ~第4回おわせっこ共育フェスタから~ “ 第 4回 お わ せ っ こ 共 育 フ ェ ス テ ィ バ ル ” が 、 11月 25日 ( 金 ) せ ぎ や ま ホ ー ル で 開 催 さ れ ま し た 。 市 内 の 小 学 校 7校 と 中 学 校 2校 か ら 707名 の 児 童 生 徒 が一堂に会し、保護者や祖父母ら地域の方々も多く訪れて大いに盛り上がる 中、交流を深め、頑張りをたたえ合いました。 共 育 フ ェ ス タ は 、「 お わ せ に 生 き る ! ! 」 を テ ー マ に 、 市 内 の 子 ど も た ち が 集い、見合い・聞き合う学びの場として各校の発表を鑑賞しよう、自信や意 欲につながる体験の場にしようと4年前から取り組んでいます。 開 会 の 挨 拶 で 、 岩 田 市 長 は 、「『 お わ せ に 生 き る 』 仲 間 と し て 各 学 校 間 、 そ して地域のみなさんとの絆をさらに深めてほしい! こ の 取 組 は 尾 鷲 市 の 誇 り で す 。」 と 挨 拶 し ま し た 。 今年の発表の一番手は尾鷲中学校でした。吹奏楽 部のみなさんが、映画「君の名は」の主題歌を演奏 し、開幕の緊張をほぐしてくれました。 二番手の向井小学校は、運動会で発表した「どん どんどどんこ」という、太鼓演奏を模した踊りと見 事 な 一 輪 車 の 演 技 を 全 校 児 童 19名 で 披 露 し て く れ ました。元気で軽快な動きが、見ているみなさんの 心を大きく動かしました。 三 番 手 の 三 木 里 小 学 校 も 全 校 児 童 12名 で の 発 表 で、まず学年別の仲間一人ひとりの紹介と学校紹介 をしてくれました。次に浜野公寿校長の笛に合わせ て 、尾 鷲 節 の 太 鼓 演 奏 を 力 強 く 披 露 し て く れ ま し た 。 心をひとつにした堂々とした演奏でした。 -1- 四 番 手 の 宮 之 上 小 学 校 は 、 6年 生 の 児 童 が ナ レ ーションをつないで学校の歴史や行事などを詳 しく紹介した後、大漁旗を先頭にした勇壮な踊 り 「 KAMIGATA 」を 5・ 6年 生 の み な さ ん が 力 強 く 演 技 し て く れ ま し た 。 こ の 「KAMIGATA」踊 り の 勇 壮 さは会場全体を沸かせていました。 五 番 手 の 賀 田 小 学 校 は 、一 輪 車 の 演 技 か ら は じ め 、 バック走行したり、数人が手をつないで風車のよう に 回 転 し た り し て 、難 し そ う な 演 技 を 成 功 さ せ る と 、 会場から割れんばかりの大きな拍手が沸き起こって いました。その後、リコーダーと鍵盤ハーモニカ、 歌を披露し、拍手喝采を受けていました。 また、今年は小中学校に加えて、特別企画として 尾 鷲 高 校 2年 1組 ( 35人 ) の み な さ ん に 、 地 域 課 題 の解決策を考える地域人材育成事業「まちいく」の 取り組み内容を発表していただきました。 「知らない地域だったが、調べてみるとよいとこ ろ が た く さ ん あ っ た 」「 ま ず は 訪 ね て 地 域 の こ と を 知 ってほしい。知れば魅力も感じられて好きになってくる」という訴えなど、 高校生の考えを聞くことにより、自分たちが住んでいる尾鷲についての認識 を深めるとともに、わが町「おわせ」をより身近に感じることができました。 おわせっこ共育フェスティバルは、本市ならではの特色ある取り組みです。 それぞれの発表に共感・感動し、心からの温かく盛大な拍手を贈り、また受 けながら、達成感や満足感を味わっているようすは、子どもたちの表情から 容易に感じ取ることができます。尾鷲に生まれ、育ち、学んでいることに自 信や誇りを感じながら頑張っている子どもたちの前向きな姿をみると、保護 びと 者 や 地 域 の み な さ ん に 見 守 ら れ な が ら 、“ お わ せ 人 ” と し て た く ま し く 成 長 し ているな!と改めて実感させられます。 尾鷲で育ち、尾鷲で学び、尾鷲を愛し、将来もこの地に住みたい、またそ の担い手になりたいという“ おわせ人” づくりにつながる恰好の契機にな っているこの取組を今後も続けてまいります。 -2-
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