　新海誠監督のアニメーション映画作品「君の名は。」が大ヒットしている。作品に関連のある場所へ足を運ぶ“聖地巡礼”も過熱しているもよう。また、９月に設立された「アの舞台となったヶ所を“ アニメ聖地 ”に認定し、訪日外国人客などを呼び込むと伝えられている。足元では史跡を巡る訪日外国人客も多く、地方創生にもアニメが一役買うと期待されているようだ。完売相次ぐ「君の名は。」興収は既に１００億円突破 28 ニメツーリズム協会」では全国ヶ所を“聖地”に認定し、ちなみに、前述した「君の名は。」のヒット振りをもう少し見てみよう。配給元の東宝（９６０２）によると、８月日の公開初日から９月日までの日間の観客動員数は７百万人、興行収入は１００億円を突破した。記事執筆時点でも全国でチケット完売が相次いでいるようだ。また、大ヒットを受けて更にの国・地域で配給が決定したもよう。ほか、前述した「聖地巡礼」を巡って同映画の製作委員会が注意喚起を行うなど、「ポケモンＧＯ」以来の社会現象となりつつある。なお、日本のアニメ映画が興行収入で百億円を突破するのは、宮崎駿監督の「風立ちぬ」（年）以来３年ぶりで、スタジオジブリ作品以外では初となる。 26 74 訪日外国人客などを呼び込むとも伝えられている。そこで向にあるものの、テレビ、動画配信、商品化、海外、遊興、ライブなどの伸張で広義市場は前期比９％超の伸びを示したと分析している。とりわけ、キャラクター事業がレバレッジ効果をもっているとも指摘。さらに、近年ではＳＮＳの普及もあって、前述したような「聖地巡礼」が定番化しつつある。カドカワ（９４６８）や日本航空（９２０１）などが９月日、アニメを活用して観光地への誘客を後押しする「アニメツーリズム協会」を設立。人気作 16 88 22 13 88 今月は、アニメ関連銘柄に注目したい。広義の市場規模は１兆６千億円人気作の聖地巡礼は定番化も日本におけるアニメの市場規模は堅調に推移している。一般社団法人日本動画協会の「アニメ産業レポート」によると、狭義のアニメ市場（アニメ業界：アニメ制作会社の売上）の市場規模は２０１４年に１８００億円、広義のアニメ市場（アニメ産業：アニメ関連にユーザーが支払った金額）は同１兆６００００億円超と推定されている。映画、ビデオ、音楽などで縮小傾 89 「君の名は。」の大ヒットで〝聖地巡礼〟も過熱アニメ関連銘柄注目テーマ 28 2016. 11