民 主 政 権 以 下

HOKUYO NEWS PAPER
北洋新聞
札幌No.1無料電子新聞
第878号
平成28年11月24日(木)発行
購読料 無料
発行所 ㈱パンダ不動産
編集発行人 田口宗勝
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一方、日銀が想定していた「物価上昇が消費を拡大さ
せ賃金を上昇させる」というサイクルは実現していない。
原油価格などの外部要因に実質賃金指数が左右されてい
るとの見方がある。仮に原油価格が再び上昇に転じたり、
円安が進行するなどで物価が上昇すれば、実質賃金指数
が下落する可能性もある。
一方、安倍政権下では、雇用の改善が進んでいること
から、デフレ脱却の意義が見失われつつある。企業に賃
上げを要請する以外に方策がないようだ。
民主政権以下
厚生労働省が発表した9月の勤労統計調査(確報)で、 下落に転じたことなどから物価上昇が一服。V字回復が
物価の影響を加味した実質賃金指数は95.7で、1年 期待されていたが、企業収益の内部留保が拡大し、賃金
前より0.9ポイントのプラスだった。また、第3四半 上昇や物価下落に反映されていないようだ。
期(7~9月)の平均は95.8で、前期(4~6月)
より0.3ポイント下がった。
民主党政権時のピーク(2011年第四四半期)より5.
0ポイントのマイナス。株価上昇の恩恵を受けていない
実質賃金指数は、第二次安倍政権発足後は、エネルギー 庶民にとっては「民主党政権の方が良かった」との実感
価格などの上昇で急落。さらに消費増税の影響を受けて、 が広まり始めている。2017年4月に予定されていた、消
大きく低下した。ところが、2014年秋以降、原油価格が 費税率10%への引き上げは延期が決まったが、賃金上昇
より物価上昇が先行するアベノミクスのマイナス面から
の脱却には時間がかかりそうだ。
|経済
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平成28年11月24日(木)
北洋新聞
3信金合弁で
北海道信金誕生
平成30年1月を目途に合併する札幌信金と小樽信金、北海信金
の3信用金庫は、新しい信金の名称を「北海道信用金庫」に決定
したと発表した。
3信金の規模は、札幌、北海、小樽の順で大きい。本店を現在
の札幌信金本店に置くことから、外見上は札幌信金が2信金を吸
収した形となりそうだ。
略称は「しんきん北海道」だが、利用者は「北海信金」と呼ぶ
可能性もある。詳しい事情を知らない利用者は、札幌信金が北海
信金に吸収されたと勘違いする懸念もある。実際には、3行の対
等合併となる。
北海信金は職員による着服などの不祥事を隠ぺいしていたとし
て平成24年に財務局から業務改善命令を出され、理事長が交代す
るなど経営体制を刷新した。また、小樽信金は、昨年8月、男性
職員が顧客2人の預金計250万円を着服したとして懲戒解雇。不
祥事が絶えない社風との評判だ。一方、札幌信金は目立った不祥
事がなく、合併による人事交流で職員ノレベルが低下する懸念が
浮上している。
北洋テレビ
開局1周年
パンダ不動産が運営する「北洋テレビ」が、11月24日に開局1
周年を迎えた。
北洋テレビは、北洋新聞を動画で伝えるメディアとして誕生。
ユーチューブ上で無料で視聴でき、ブログやフェイスブックに埋
め込まれた状態でも見れる。
主な番組内容は、北洋新聞の注目記事を記者らが解説。限られ
た紙面で伝えられなかった要素を捕捉説明している。また、マン
ションや戸建の物件紹介、モデルハウスの取材など、不動産色も
出している。ただし、取材依頼が当初の想定を大きく下回り、記
事解説のシェアが大部分を占めている。
2年目は、航空便の新規就航路線ロケなど、他メディアがやり
たがらない企画にチャレンジする予定。
1年間の再生回数は6万回に達した。
|不動産
北洋新聞
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平成28年11月24日(木)
トヨタホームは、ミサワホームへ
の出資比率を51%に引き上げ、子会
社化すると発表した。発行済み株式
の14.1%を上限にTOB(株式公開
買い付け)を実施し、残りを第三者
割当増資で引き受ける。出資額は総
額147億円前後となる見込みだ。
トヨタホームは トヨタ自動車グ
ループで住宅事業を手掛け、2005年
に経営不振のミサワホームと提携、
10%超を出資した。現在は27.8%を
出資する筆頭株主となっている。
両社は当初は資材の共同調達や土
地の共同購入・分譲、さらには賃貸
住宅の共同開発、人材交流といった
連携を進めてきた。しかし、今後さ
らに厳しさを増す経営環境を乗り切
るには、両社がより強固な協力関係
を構築して、事業推進することが不
可欠と考え、子会社化を決めたとい
う。
ミサワホームは開示資料で国内の
住宅市場は今後縮小が避けられず、
「各社の統合もいずれは避けられな
い」と指摘、「トヨタホームの子会
社となることで事業を推進していく
ことが必要不可欠」と説明した。
ミサワホームの竹中亘雄社長は、
慶応大学教授で小泉改革を進めた竹
中平蔵氏の実兄。ミサワホームのブ
ランドと上場は維持される方針だが、
竹中社長の処遇が注目される。
ミサワホーム北海道はミサワホー
ムの子会社。一方のトヨタホームは
札幌で営業していないことから、札
幌では目立った変更はないと見られ
る。札幌市内の宅地開発は、数社が
共同で事業化するケースが多く、ミ
サワホーム北海道もその一員。資本
増強をきかっけに、単独での開発が
増えるとかどうか微妙な情勢だ。
ブランドは維持
トヨタホーム出資
ミサワを子会社化
|娯楽
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平成28年11月24日(木)
北洋新聞
「君の名は。」は、8月26日に封切られてから話題
が絶えず、累計では189億8,000万円に達した。歴代7
位は先週と変わらないが、1997年のヒット作「ものの
け姫」の193億円を超え歴代6位に浮上する可能性が高
まった。
ただし、2014年に、254.8億円という脅威的な記録を
残した「アナと雪の女王」を超えるのは難しそうだ。
アナ雪の公開13週目(2014年6月7日)は、土日2日
間の動員44万1,540人、興収5億9,205万円をあげ、累
計興収は223億円を突破していた。
興収2億7,438万4,350円とピークの3割程度に落ち込
んだ。17週目には3位に転落。19週目で公開が終了し
た。
ただし、公開14週目に動員30万4,526人、興収3億9,
264万円とやや失速。16週目には、動員20万4,445人、
「君の名は。」は、アナ雪と比べて、約1ヶ月失速
ペースが速い。
アナ雪に届かず
11月19日から20日の全国映画動員ランキングトップ10
が興行通信社より発表され、公開13週目の「君の名は。」
が、今土日2日間で動員19万1,000人、興収2億5,400
万円をあげて3週連続の1位となった。
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