人間と文化

2016 年度 後期 2 単位
人間と文化
対象学科・学年: 共通 3年
時
間: ○曜日 ○時限(99:99~99:99)
教
室: ○号館○○○室
教
科
書: なし(プリントまたはパワーポイントを使用)
1.担当教員
(1) 名前: 小原 拓磨(おばら たくま)
(2) 研究室: 非常勤講師室
(3) 連絡先:
(4) オフィスアワー:
(5) 主な研究・教育業績
専門研究分野:哲学、倫理学、精神分析学
2.授業の目的
(1) 授業の目的
人間にとって「文化」とは何か。文化を通して見えてくる「人間」とは何か。こうした哲学的な問いを念
頭に置きながら、人間の文化的産物(絵画、小説、遊戯、衣服、映画)を読み解いてく。
(2) 到達目標
① これまで考えてこなかった日常の物事についてあらためて考えられるようになる。
② 「作品」を単に娯楽として享受するだけでなく、それを「読解」する態度を身につける。
3.授業の概要
文化的作品を読解して、人間についての理解を深める。扱う作品は「絵画」(ミレー、ゴッホ)、「小
説」(村上春樹の短編)、「遊戯」(ブランコ、かくれんぼ、○○ごっこ)、「衣服」、「映画」(宮崎駿の作
品)の五種類。それぞれパワーポイントやプリントを使いながら、「目を通す」のではなく「読み解く」作
業をする。「遊戯」と「衣服」では普段意識しない事柄についてあらためて考え、他方、「絵画」「小説」
「映画」ではそれぞれの作品の意味や思想を理解する。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習の仕方
予習は不要だが、可能であれば前回の講義プリントやノートを見返して、頭を「思考」モードにし
ておく。
(2) 授業の受け方
基本的にパワーポイントか配布プリントをもとに授業を進める。板書にかぎらず、口頭の説明をメ
モしておくと、後々のレポートで役立つかもしれない。また、回によって、用紙を配ってコメントの提
出を求めることがある。コメントの書き方についてはそのときに指示する。
(3) 復習の仕方
授業で興味を抱いたり考えさせられたテーマについてネットや本などで検索し、自分なりに考え
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てみる。
5.受講にあたってのルール
(1) 私語および板書の撮影は周囲の迷惑になるので禁止。他方、分からない単語や漢字を調べる
場合にかぎり、周囲に迷惑にならない程度での携帯電話(スマホ)の使用は許可。
(2) 遅刻・欠席・早退は自由。
6.授業計画
1: オリエンテーション
2: 絵画(1)ミレー
3: 絵画(2)ミレー
4:
小説(1)
5:
小説(2)
6:
絵画(3)ゴッホ
7: 絵画(4)ゴッホ
8:
遊戯(1)
9:
遊戯(2)
10: 衣服(1)
11: 衣服(2)
12: 映画(1)となりのトトロ
13: 映画(2)もののけ姫
14: 映画(3)千と千尋の神隠し
15: 試験
※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。
7.評価方法
(1) 試験(60%)…最終授業でレポート形式の試験を実施する。テーマは各自で選択し、それについ
て A4 一枚程度の文量で論じる。「正解」のある試験ではないので、相対評価となる。「よく考えて
いる」あるいは「よく反省している」回答が「よい」回答となる。
(2) 受講態度(40%)…配布するコメント用紙への回答を重視する。「よい」回答を次回の講義で紹介
するので、それを参考に「よく考える」やり方を身につけてもらう。
8.参考図書・文献
授業でそのつど紹介する。
9.履修上の注意
申し出があった場合、該当の学生に対して特別な配慮をすることがあり得る。
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