パールコア® ノボビオシン加mEC培地

腸管出血性大腸菌O157増菌用
®
パールコア ノボビオシン加mEC培地‘栄研’
由 来
1)
Okrendら(1990)
はノボビオシンを添加した mEC 培地を報告し、従来の EC 培地と比較して腸管出血性大腸菌 O157 の増菌培養に
優れていると報告しています。
2)3)4)
で推奨されています。
本培地は腸管出血性大腸菌 O157 の増菌培地として厚生省生活衛生局
組 成
培地36.6g/1,000mL
ぺプトン・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・20.0g
乳糖・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・5.0g
胆汁酸塩・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・1.12g
リン酸 2カリウム・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・4.0g
リン酸 1カリウム・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・1.5g
塩化ナトリウム・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・5.0g
ノボビオシン・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・0.025g
pH6.9±0.2
機構及び特徴
本培地は mEC 培地にノボビオシンを添加した腸管出血性大腸菌 O157 の増菌培地です。
mEC 培地は EC 培地と比較して胆汁酸の量を減らし、培養温度を下げて使用するためシュードモナス属、クレブシエラ属、サイトロバク
ター属、プロテウス属、エンテロバクター属などの一般細菌で食品が汚染されている場合は、これらの菌を抑制するためにノボビオシンを添
加した本培地を増菌培地として使用します。大腸菌は本培地に発育しても培地色調に変化は見られません。培地が混濁した場合には、
大腸菌の存在を疑い、分離培養を行います。
使用目的
腸管出血性大腸菌 O157 の増菌。
使用法
培地 36.6gを精製水 1,000mL に加温溶解後、121℃15 分間滅菌します。食品検体 25gを培地 225mL に接種後、42℃、18 ∼ 24 時
間培養します。培養液の 1 白金耳を O157 分離用培地に塗抹し、分離培養します。
使用上の注意
湿潤しやすいので開包後直ちにお使いください。
製品仕様
製 品 名
®
パールコア ノボビオシン加mEC培地‘栄研’
包装単位
貯蔵方法
有効期間
製品コード
統一商品コード
300g
室温保存
3 年間
E-MB11
026239866
文 献
1)Okrend, A. J. G, et al. : J. Food Prot., 53 : 249, 1990.
2)厚生省:病原大腸菌 O-157 に係る食品等の汚染実態調査の実施について
(衛食第 195 号, 衛乳第 174 号), 1996.
3)厚生省:病原大腸菌 O-157 検査について
(事務連絡), 1996.
4)厚生省:腸管出血性大腸菌 O157 の検査法について
(衛食第 207 号, 衛乳第 199 号), 1997.
5)厚生労働省:腸管出血性大腸菌 O157 及び O26 検査法について
(食安監発第 1102004 号, 1102006 号), 2006.
製造販売元
5048 BMK
2008 年 4 月作成