「腸管出血性大腸菌」に注意! ■ ベロ毒素を産生する ベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌 を産生する 腸管出血性大腸菌は、大腸菌の中でも最も病原性が強く、発 腸管出血性大腸菌 は、大腸菌の中でも最も病原性が強く、発 生は夏季に集中 生は夏季に集中します。血清型では、 夏季に集中します。血清型では、O157 します。血清型では、O157、 O157、O26、 O26、O111等が含まれます。 O111等が含まれます。 発生状況は? ◆ 例年6~10 例年6~10 月の高温期に多発。国内患 者報告数は 3,000~ 3,000~4,500 人程度で推移し ています。 ◆近年、保育・高齢者施設、広域流通食材 を原因とする事例、動物ふれあい施設での 発生などが問題になっています。 感染経路は? ◆ 腸管出血性大腸菌は、牛、羊などの反すう 腸管出血性大腸菌は、牛、羊など の反すう 動物の大腸に生息していることがあり、それら 動物の大腸に生息していることがあり、それら の糞便で汚染された食品(生肉、土のついた 野菜など)や水を介して経口感染します。 野菜など)や水を介して経口感染します。 ◆動物に直接触れて感染したり、家庭や施設 の中で人→人感染(二次感染)し、集団的に拡 大することもあります。 感染・症状は? ◆感染・・・わずかな菌量(50 感染・・・わずかな菌量(50 個前後)で 個前後)で感染することがあり ます。 ◆潜伏期間・・・潜伏期間は通常2~7日(平均3~5日) ◆ 症状・・・水様便、血便(しばしば鮮血)、激しい腹痛、おう 吐、小児や高齢者が重症化すると、溶血性尿毒症症候群 (HUS) HUS)を併発す場合があります。また、感染しても症状が でない(無症状保菌者)場合もあります。 でない(無症状保菌者)場合もあります。 予防方法は? 夏は細菌性の感染症や食中毒が多発します。以下について御注意ください。 夏は細菌性の感染症や食中毒が多発します。以下について御注意ください。 ◆特にトイレの後 特にトイレの後、 トイレの後、調理・食事前、 調理・食事前、動物に触れた後の 動物に触れた後の手洗いの励行。 手洗いの励行。 ◆食品を衛生的に 食品を衛生的に取扱い、十分な加熱 取扱い、十分な加熱(食品の中心部まで 十分な加熱(食品の中心部まで 75℃、 75℃、1 ℃、1 分以上)を行う。 分以上)を行う。 ◆手は石けんで、調理器具は洗剤と流水で十分洗い、まな板、包丁、食器等は熱湯等で十分消毒する。 ◆井戸水や受水槽の衛生管理には十分注意する。 家庭や施設で発生したら ① トイレの取っ手やドアノブなど、汚染されやすい箇所の消毒 ② 手洗いの励行と手指消毒 ③ おむつ交換(便を処理)時は、使い捨て手袋などを使用する おむつ交換(便を処理)時は、使い捨て手袋などを使用する ④ 患者の便で汚れた下着は、塩素系で漂白(つけおき)してか ら、別に洗濯する ⑤ 患者の入浴は、最後に入るか、シャワー又はかけ湯を使う 患者の入浴は、最後に入るか、シャワー又はかけ湯を使う ⑥ 特に乳幼児は、患者の後に入浴しないようにする。また、タ オルは共用しない 山 形 県
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