もう1人の雷光の巫女 犬ヒロシ ︻注意事項︼ このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にPDF化したもので す。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作品を引用の範囲を 超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁じます。 ︻あらすじ︼ 堕天使幹部バラキエルには2人の娘がいる。 1人はすれ違いから悪魔になってしまうがもう1人は父親の下、堕天使陣営に所属し 前線で活躍していた。 これはそんな本来は存在しないもう1人の物語 事件発生 │││││││││││ 目 次 ││││││ 1 聖剣、ゲットだぜ 6 ! コカビエル アザゼル、それなんて冗談 ﹂ ? 事件発生 聖剣 ? ﹁ハ ? ﹁エ マジ ﹂ ? オレにどうしろっつうんだ ﹂ ? つーか ﹁いや、実際にめんどくさいし﹂ ﹁そんなめんどくさそうな顔すんな⋮⋮﹂ メンドクセエ⋮⋮ ﹁なるほどね。オレにコカビエルを連れ帰って来いと﹂ ﹁単純な話だ。鈴璃、お前なら向こうの悪魔連中とも面識があるだろ スズリ ﹂ ぶっちゃけ嫌な予感しかしないが立場上聞かないわけにも行かないしな ﹁それで ? うわー⋮⋮コカビエルのヤツ、なんつー面倒なことを⋮⋮ ﹁マジだ﹂ ? ﹁俺だって冗談だと思いてえよ⋮⋮﹂ アザゼルのヤツ、休みの日にわざわざ冗談を聞かせる為に人を呼び出したのかよ。 ? ? 1 ﹁ヴァーリに頼めば良くない アイツなら曲がりにも堕天使幹部と戦えるってことで あ、そうですか ﹁ヴァーリは別の仕事で留守だ﹂ オーケーすると思うんだけど⋮⋮﹂ ? 頼むぜー ﹁む、鈴璃⋮⋮﹂ ﹂ ! ! ﹁あら 私に何か ﹂ ? ﹁そ れ は ⋮⋮ 困 っ た こ と に な り ま し た わ ね。私 は す ぐ に 戻 っ て リ ア ス に 伝 え て 来 ま す 姉さんにコカビエルが教会から聖剣を奪って駒王の地に潜んでるらしいと伝えると ﹁ああ⋮⋮実は⋮⋮﹂ ? さんだ。 父さんは一人落ち込んでるけどこの人はドMだし放っておいてもいいだろ。今は姉 ﹁父さんはともかく、姉さんはナイスタイミング﹂ 帰る為にグリゴリの中を歩いてたら父さんと遭遇した。珍しく姉さんも一緒だし ﹁スズちゃん⋮⋮﹂ ﹁とりあえずリアス先輩や姉さんに事情話して来るわ⋮⋮﹂ ﹁おお ! アザゼルめ、人事だと思って気楽そうに⋮⋮ チッ ! 事件発生 2 わ﹂ ﹁それでは、私はこれで﹂ ? そういって姉さんは魔法陣で去って行き 父さんは最近姉さんと上手くいってるの ? そりゃ、礼を言われるのが嬉しくないわけじゃない ? ﹂ ! ると それだけ言って魔法陣で駒王の街の路地裏へと転移してそこから歩いて街中へ。す ﹁じゃ、じゃあ つい2人揃って無言になってしまいそれに耐えきれなくなったオレは ﹁﹁⋮⋮⋮⋮﹂﹂ けど⋮⋮ ることじゃないんじゃないかな まあ、家族の仲が悪いのは嫌っていうオレのワガママみたいなもんだし、礼を言われ ﹁どういたしまして﹂ ﹁⋮⋮以前より、話してくれるようになって来た。これも鈴璃のおかげだ。ありがとう﹂ がにこのまま黙って立ち去るのも後味悪いしな。 2人になったし途中から落ち込んだフリをしていた父さんに声をかけておく。さす ﹁で ﹂ ﹁うん。そうしてくれると手間が省けて助かるよ﹂ 3 ﹁﹁あ﹂﹂ 同じクラスの兵藤と鉢合わせしてしまった。オレもそうだったけど向こうも予想外 だったようで困ったような顔をしている。 ﹁ふーん⋮⋮﹂ ! ﹂ ?! 姉さんほどじゃないけどオレも胸には自身あんだ﹂ ? 普通 ? いきなり何すんだよ ﹂ ! の感触とかも兵藤にしっかり伝わってるはず ﹁た、確かに大きくて気持ちい⋮⋮じゃなくて 無理やり離れるか ﹁む、せっかく人がいい思いさせてやろうとしてんのに﹂ ! ないようにしているが、今日は休日ってこともあって着ているのは黒のワンピース。胸 学園では目立たないように男子の制服着てサラシも巻いて胸の大きさとかは分から ﹁どうだ ような顔をし始める。 思いっきり正面から兵藤に抱きついてやると兵藤は嬉しさと戸惑いの混じり合った ﹁ちょっ ﹂ 姉さんに聞いているたけど、兵藤っていい反応すんな。すっげえ、弄りがいありそう だ ! 兵藤 ﹁よ ! 事件発生 4 ﹂ ﹁とりあえず兵藤﹂ ﹂ ﹂ ﹁またな ? の顔 ああ なんでオレはあんな恥ずかしいことを人前で⋮⋮ だってオレ ? オレは⋮⋮ ! ﹁︵絶対赤くなってるし︶﹂ どうにかしてた なに考えてんだ ﹁い、いくら相手がアイツだったからって⋮⋮﹂ ︶﹂ てか、むしろアイツだからダメなんだろ 恥ずかしい ! 結局、オレが家にたどり着いたのは日が暮れてからだった。 ! ! ! ! ﹁︵ああ⋮⋮ ! さっきのオレは絶対 帰って姉さんが帰って来てても気まずいしどっかで寄り道していくか 戸惑った表情の兵藤をその場に残してオレは家に向かって走り出す。って、このまま ! ﹁え ﹁これから色々と大変なことになると思うけど、姉さんのこと、よろしくな﹂ 警戒している感じの兵藤の耳元に顔を近づけ ﹁な、なんだよ ? 5 聖剣、ゲットだぜ ﹁さすがに重っ ﹂ 食べた夕飯で米が無くなったから仕方ないっちゃ仕方ないんだけどさ。 一人暮らししてるから足りないものとか自分で買わなきゃいけないのと、偶々さっき ﹁ハア、まさかこの時間に米を買いに出ることになるとは⋮⋮﹂ ! ん なんの音だ キン ﹁少し鍛えた方がいいのかな 誰 ﹂ ﹂ ﹂ 安かったからって10キロの米なんて買わなきゃ良かった。重くて仕方ない。 ! ? ﹁良さそうな実験相手みーっけ ? ! よく分からないが神父らしき男が襲いかかってきました。 ﹁え ? ! ? ? のまま神父に向かって雷撃を放つ 襲いかかってくる神父の剣はオレに当たる前に影で作った楯に阻まれて当たらず、そ ﹁まあ、防ぐけど﹂ 聖剣、ゲットだぜ! 6 ﹁あっぶねー 普通の人間じゃないとは思ってたけど、なにもんだよ ﹁ひさしぶりだな。鈴璃﹂ あ、コカビエル。 ﹁やめておけ。貴様ではそいつには勝てん﹂ ! ? あれ このねえちゃん、旦那の知り合いッスか ﹂ ﹂ ねえちゃん﹂ コカビエルと一緒ってことはこの神父の持ってる剣って⋮⋮もしかして聖 ﹁ま、敵を無力化するのは当然だよな ? この影ウッゼ ﹂ ! 方は聖剣らしき剣で影を斬ろうとしてるけどこっちは斬られても数で対抗する。 案の定、コカビエルは簡単にかわしいくつかの影が神父の手や足に巻きつく。神父の ﹁ウッゼ ! ﹁ふむ、狙いはフリードか﹂ エルを狙うことにした。 明らかに敵意持ってるし大丈夫だろ。とりあえず影を大量に伸ばして神父とコカビ ? 剣 ? どうしよ アザゼルに連れ帰って来るように言われたの今日の昼前なんだ え ? ﹁ああ、うん。ひさしぶり﹂ けど ? まさかこんなに早くコカビエルと遭遇するなんて⋮⋮ ﹁アァ ? ? ? 7 ﹁雷光よ ﹂ ﹁聖剣、ゲットだぜ 別に ﹂ ﹂ ? ! ﹁⋮⋮⋮⋮それが狙いだったのか ﹁え ? ﹂ ず直撃し、手に持っていた聖剣を手放す。よし、今だ 父さん直伝の雷光を神父に向けて放つ。影に手と足を拘束された神父はかわしきれ ! ! ﹁だって、聖剣とかカッコイいじゃん ﹂ ? つくが一応のな。 ﹂ ! さすが戦争狂だよ。つーか、戦争なんて面倒な上に後味が悪くて何がいいんだか⋮⋮ ﹁うわぁ⋮⋮予想通り﹂ ﹂ 聖剣をオレでも使えるように弄りながらコカビエルに問いかける。だいたい想像は ﹁でさあ、目的はなんなの えーと、とりあえずは聖剣の構造を少し弄ってと ﹁⋮⋮⋮⋮そうか﹂ ? けじゃないからな。 オレがアザゼルに頼まれたのはコカビエルを連れ帰ることで聖剣をどうしろってわ ? ﹁決まっている。戦争を再開させる為だ 聖剣、ゲットだぜ! 8 ﹁まあいいや﹂ ﹂ ちょうどいるし捕まえちゃお。 ﹁雷光よ ﹁ふん、それはすでに見飽きたわ ﹂ すがに簡単には食らってくれないか。 ﹂ しかも、いつの間にか神父までいなくなってるし ﹁聖剣は一つ失ってしまったが⋮⋮まあいいだろう﹂ いよな 寝ることにした。聖剣のこととかは明日の放課後にでもリアス先輩に伝えに行けばい 米10キロと聖剣は重たかったがどうにか家まで持ち帰り今日はシャワーを浴びて ! ﹁あ 逃げられた ! ?! チッ ! ﹁とりあえず⋮⋮聖剣持って帰るか﹂ 雷光を撃って見たけど父さんので見飽きてるのか簡単にかわされちまった。むう、さ ! ! 9 ?
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