【平成28年度 農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業 シーズ創出ステージ】 28006A 養殖魚の育種効率化に向けた育種パイプラインの構築とその実証 1 2 代表機関・研究総括者 国立大学法人 東京大学 細谷 将 研究期間:2016~2018 年度(3 年間) 3 研究目的 養殖業の発展において、選抜育種の果たす役割は極めて大きい。本 研究では、様々な魚種において実用可能な「高度ゲノム情報を利用し た選抜育種法」を構築し、選抜育種の効率化と普及を目指す。 4 研究内容及び実施体制 ① 高速ジェノタイピング法の確立 次世代シーケンス技術を利用した、補完性と再現性に優れた大規 模多型判定を可能にする、高速ジェノタイピング法を確立する。 (東京大学大学院農学生命科学研究科附属水産実験所) ② GEBV による高成長・白子早熟個体の選抜 ①の方法で取得したゲノム情報から育種価(GEBV)を予測し、ト ラフグ高成長白子早熟家系の選抜と品種化を目指す。 (東京大学大学院農学生命科学研究科附属水産実験所、長崎県総合水産試験場) ③ プラットホームの構築 ②で得た具体的データを用いて、選抜方法の最適化を行うと共に、 様々な魚種で実用可能な育種パイプラインの構築を目指す。 (東京大学大学院農学生命科学研究科附属水産実験所) 5 達成目標 ゲノムワイド SNP 情報から親魚を選抜するまでの一連の作業をパイ プライン化することで、高度ゲノム情報を利用した選抜育種を様々な 魚類で可能にする育種パイプラインの基礎技術確立を目指す。 6 期待される効果・貢献 ゲノム育種のための技術基盤が確立されることで、様々な養殖魚で 選抜育種が普及し、養殖業の飛躍的な効率化と発展が期待される。 【連絡先 国立大学法人 東京大学大学院農学生命科学研究科附属水産実験所 053-592-2821】 28006A 養殖魚の育種効率化に向けた育種パイプラインの構築とその実証
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