28001A 画期的機能を持つ野菜の接ぎ木システムの実用化と接ぎ木効率

【平成28年度 農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業 シーズ創出ステージ】
28001A
画期的機能を持つ野菜の接ぎ木システムの実用化と接ぎ木効率を
向上させる接ぎ木接着剤の開発
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代表機関・研究総括者
国立大学法人 名古屋大学 大学院生命農学研究科 白武 勝裕
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研究期間:2016~2018 年度(3 年間)
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研究目的
接ぎ木は果樹や果菜の栽培に欠かすことができない、日本が世界に
誇る農業技術である。本課題は、接ぎ木に科学的メスを入れ、画期的
な接ぎ木技術を開発しようとするものである。
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研究内容及び実施体制
① 画期的な接ぎ木システムの開発
「台木が穂木に優良な形質を与える現象」と「異科接ぎ木」を活
用した新しい概念の接ぎ木システムを開発する。
(埼玉県農業技術研究センター、名古屋大学大学院生命農学研究科)
②
画期的な接ぎ木接着剤の開発
接ぎ木不和合あるいは接ぎ木成功率が低い接ぎ木組み合わせの接
ぎ木効率を向上させる画期的な接ぎ木接着剤を開発する。
(名古屋大学大学院生命農学研究科、名古屋大学大学院理学研究科、立命館大学生命科学部、
理化学研究所環境資源科学研究センター)
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達成目標
台木が穂木に優良形質を発現させる現象と異科接ぎ木を活用した今
までにない新しい概念の接ぎ木システムを開発するとともに、接ぎ木
効率を飛躍的に向上させる画期的な接ぎ木接着剤を開発する。
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期待される効果・貢献
接ぎ木技術の使用目的と適応作物の拡大、接ぎ木苗生産の低コスト
化、それにともなう高品質・安全安心・低価格な野菜の供給、さらに
海外への日本発の接ぎ木の技術移転が可能となる。
【連絡先
名古屋大学大学院生命農学研究科
052-789-4026】
28001A
画期的機能を持つ野菜の接ぎ木システムの実用化と接ぎ木効率を
向上させる接ぎ木接着剤の開発
接ぎ木は日本で進化した世界に誇る農業技術,その技術にイノベーションを!
国内の接ぎ木苗生産は年4億本,海外でも接ぎ木の利用が爆発的に増加,さらなる接ぎ木技術の発展のために・・
今までにない画期的な接ぎ木システムと接ぎ木接着剤を開発する
低温障害回避
害虫忌避
画期的な接ぎ木
システムの開発
台木が穂木を高機能化する
接ぎ木システムを開発
画期的な接ぎ木
接着剤の開発
① 果実の高糖度化
② 低温障害の回避
草型安定
収量増大
③ 害虫忌避性の向上
<接ぎ木の常識>
同種や近縁種の接ぎ木が主で
科を越えた接ぎ木ができない
④ 草型安定化・収量増大
(埼玉県農業技術研究センター)
高糖度化
科を越えて接ぎ木ができる
異科接ぎ木現象を発見!
異科接ぎ木を利用した
接ぎ木システムを開発
⑤ 耐湿性台木
接ぎ木
(水田転換畑・植物工場対応)
接ぎ木成効率を上げ,台木を汎用化するための
画期的な【接ぎ木接着剤】を開発
⑥ 窒素施肥削減台木
(名古屋大学生命農学研究科)
湿害回避
名古屋大学理学研究科/生命農学研究科
立命館大学生命科学部,理化学研究所CSRS
窒素施肥軽減
【達成目標】
1. 新しい概念の接ぎ木システムの開発により,果実の高糖度化,低温障害回避,
害虫忌避性の向上,草型安定化,収量増大,高耐湿性,窒素施肥削減を実現する
2. 接ぎ木育種を加速するための台木選抜マーカーを開発する
3. 接ぎ木成功率を向上させる接ぎ木接着剤を開発する
【期待される効果・貢献】
接ぎ木技術の使用目的と適応作物の拡大,接ぎ木苗生産の低コスト化,それにともなう
高品質・安全安心・低価格な野菜の供給,さらに海外への日本発の接ぎ木の技術移転が
可能となる.