研究概要(PDF : 648KB)

【平成28年度 農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業 実用技術開発ステージ】
28041C
ジャガイモシロシストセンチュウ抵抗性品種の
種ばれいしょ養液生産方法の確立
1
代表機関・研究総括者
国立研究開発法人 農研機構種苗管理センター北海道中央農場
2
三澤
孝
研究期間:2016 年度(1 年間)
3
研究目的
種ばれいしょの緊急大量増殖及びその種苗を活用した作付けを可能とするため、
育苗・エアロポニックス栽培の最適条件の解明及びミニチューバーを種苗とした場
合の栽培技術のマニュアル化を早急に行う。
4
研究内容及び実施体制
短期間で苗を生産するための条件の解明
抵抗性品種等を供試し、ミニチューバー生産能力の高い苗を短期間で育苗する
ための照明条件を明らかにする。
①
(国立大学法人山口大学 大学院創成科学研究科(農学系))
②
種ばれいしょ生産のためのエアロポニックス栽培装置の開発
抵抗性品種等を供試し、ばれいしょ栽培に最適なエアロポニックス栽培装置
の開発を行う。
(カネコ種苗株式会社)
③
エアロポニックス栽培で効率的に種ばれいしょを生産するための照明条件の
解明
抵抗性品種等を供試し、エアロポニックス栽培で効率的にミニチューバーを
生産するための照明条件を明らかにする。
(国立大学法人山口大学 大学院創成科学研究科(農学系))
④
ミニチューバーの保存条件及び休眠打破条件の解明
エアロポニックス栽培で生産されたミニチューバーのキュアリング、貯蔵、
休眠打破の温度、湿度、光条件を解明する。
(農研機構種苗管理センター北海道中央農場)
⑤
ミニチューバーを種苗とする栽培技術のマニュアル作成
ミニチューバーを種苗とした生産者が活用しやすい栽培マニュアルを作成す
る。
(農研機構種苗管理センター北海道中央農場)
5
達成目標
抵抗性品種の効率的な種ばれいしょ生産技術及び管理技術の開発・確立と栽培技
術マニュアル作成を通じて、抵抗性品種の種苗の迅速な供給を実現する。
6
期待される効果・貢献
抵抗性品種の種ばれいしょの迅速な生産供給により、被害拡散防止と国産ばれい
しょの安定的な生産及び供給体制の確立に貢献する。
【連絡先
国立研究開発法人
農研機構種苗管理センター北海道中央農場
011-375-3611】
28041C
ジャガイモシロシストセンチュウ抵抗性品種の種ばれいしょ養液生産方法
の確立