研究概要(PDF : 630KB)

【平成28年度 農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業 実用技術開発ステージ】
28039C
被災地域の営農再開に向けた熊本地震による農地・作物生育への
影響に関する調査研究
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代表機関・研究総括者
国立研究開発法人 農研機構九州沖縄農業研究センター
岡本
正弘
研究期間:2016 年度(1 年間)
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研究目的
地震により農地や作物への多大な被害が発生しており、広範な被災地域において
営農活動への影響が出ている。このため、本年度の収量確保や来年度の本格的な営
農再開に向けて、問題の把握と対策のための基礎的な調査を緊急に行う必要がある。
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研究内容及び実施体制
① 熊本地震が農地の基盤構造に及ぼした影響
熊本地震が農地の地表、地下部に及ぼした影響を調査する。
(農研機構農業環境変動研究センター・農村工学研究部門)
② 熊本地震が農地の土壌・地下水に及ぼした影響
農地の土壌特性、塩水化状況、強酸性土壌混入状況を調査する。
(農研機構九州沖縄農業研究センター・農村工学研究部門、熊本県農業研究センター)
③ 被災地における水稲の生育への影響
亀裂に伴う減水深や水位等の変化が水稲の生育に及ぼす影響を明らかにする。
(農研機構九州沖縄農業研究センター・農業環境変動研究センター、熊本県農業研究センター)
④ 水稲の代替作物として作付けされた大豆・飼料作物の生育特性調査
大豆・飼料作物について想定される晩播あるいは湿害の影響を評価する。
(農研機構九州沖縄農業研究センター、熊本県農業研究センター)
⑤ 被災地における果樹・野菜の生育への影響
液状化現象発生園の野菜、果樹園の地震被害樹の生育への影響を評価する。
(農研機構九州沖縄農業研究センター、熊本県農業研究センター)
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達成目標
地震による農地の被災状況を科学的に明らかにするとともに、水稲作への影響や
代替作物である大豆、飼料作物および園芸作物の生育特性を把握し、次年度以降の
営農再開に向けた技術開発面のニーズを整理する。
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期待される効果・貢献
被災した農業生産基盤の速やかな復旧と適切な対策により地域の復興の加速化
を期することができる。また、多様な品目を全国に供給している熊本県の農業の速
やかな回復を図ることにより、国民への食料の安定供給に貢献する。
【連絡先
国立研究開発法人
農研機構九州沖縄農業研究センター
096-242-7515】
28039C
(課題名)被災地域の営農再開に向けた熊本地震による農地・作物生育へ
の影響に関する調査研究