インドネシア:MEMR 山元発電所向け石炭価格での利益上乗せ分を変更 2016 年 9 月 1 日掲載 8 月 13 日付けの地元報道によると、エネルギー・鉱物資源省(MEMR)は、山元発電所プロジェクト向け の石炭価格に対する、石炭会社側による利益上乗せ分を変更する。国営電力会社(PLN)は、低迷する石炭 価格環境を考慮すると、現在の価格計算式で設定されている利益上乗せ分は高すぎると指摘していた。 MEMR 鉱物石炭総局長は、省令第 9/2016 の山元発電所向けの石炭価格計算式に関する部分を改正す るとし、既に改正されている省令の再度の改正だが、今回の改正は、利益上乗せ分の改正になるだろうと した。しかし、それ以上詳しくは述べなかった。 現在の省令では、山元発電所向けの石炭価格は、石炭生産費用に 15~25%の利益分を上乗せする計算式 に基づいて設定される。 インドネシア石炭鉱業協会(ICMA)の副会長は、利益上乗せ分の如何なる改正であっても、石炭採掘業者 に対しては、持続可能な石炭生産の妨げにならない事を期待するとした。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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