ご参考資料 マーケットフォーカス (NYダウ) 2016年8月号 市場概況・今後の見通し 【7 月の市場概況】(NYダウ・米ドル/円) 2016年8月8日 NYダウ(米ドルベース)・米ドル/円レートの推移 (2011年7月末~2016年7月末) (米ドル) 20,000 NYダウは、上昇しました。 NYダウは、堅調な米景気指標などを受け、中旬にかけて連日史上最高値を更新するな ど堅調に推移しました。月後半は、高値警戒感による利益確定売りなどから上値が重い 展開となりました。 18,000 米ドル/円は、円安・米ドル高となりました。 米ドル/円は、投資家のリスク回避姿勢の後退で一時107円台まで円安が進んだものの、 日銀金融政策決定会合でマイナス金利幅の拡大や国債買入の増額などが見送られたこ となどから、月末にはやや円が買い戻される動きとなりました。 12,000 NYダウ(米ドルベース) ◆ 16,000 14,000 10,000 (円) 130 120 米ドル/円 110 【今後の見通し】(NYダウ・米ドル/円) 米国の2016年4-6月期の実質GDP(国内総生産)成長率(速報値) ※1 は伸びが加速しま した。米景気は、エネルギ ー部門などの投資縮小や外需の低迷による輸出の鈍化など が重石となるものの、一方で雇用※2・所得環境の改善などを背景に個人消費※3や住宅 投資※4などが堅調に推移していることから、全体として緩やかな回復基調は続くと見てい ます。(※1:2ページ の左図参照、※2:2ページ の右図参照、※3:4ページの左図参照、 ※4:5ページ参照) NYダウは、米大統領選挙に関する根強い懸念などが相場の重石となるものの、一方で FRB(米連邦準備理事会)による早期利上げ観測の後退や米ドル高一服による企業業績 の改善期待などが下支えとなることから、底堅い推移を見込みます。 米ドル/円は、日銀の追加金融緩和余地が乏しいとの見方から円高圧力がかかりやす い一方、米景気は回復基調が続くと見られることから、もみ合う展開が見込まれます。 ◆ 100 90 80 70 11/7 【 7 月のマーケッ トデータ】 NYダウ(米ドル) 米ドル/ 円 12/7 13/7 7月末 6月末 18,432.24 17,929.99 104.42 102.91 14/7 騰落率 15/7 最低 16/7 (年/月) 最高 2.80% 17,840.62 18,595.03 1.47% 100.81 107.29 ※対顧客電信売買相場仲値(本邦営業日ベース)、為替の騰落率はプラスは円安、マイナス(▲)は円高 ◆【 8 月の予想レンジ 】 NYダウ(米ドル) 17,500-19,500 米ドル/ 円 93円-109円 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/8 ご参考資料 米国経済① ○2016年4-6月期の実質GDP(国内総生産)成長率(速報値)は前期比年率+1.2%と2016年1-3月期の同+0.8%から伸びが加速した。 ○7月の失業率は前月比横ばいの4.9%、同月の非農業部門雇用者数は前月比で25万5,000人増加した。 雇用状況 実質GDP成長率寄与度(前期比年率換算) (2011年4-6月期~2016年4-6月期、四半期) (%) 6 (万人) 50 (2011年7月~2016年7月、月次) (%) 10 4 40 9 2 30 8 0 20 7 -2 10 6 -4 公的需要 民間在庫品 民間企業設備 民間住宅 民間最終消費支出 非農業部門雇用者数前月比(左軸) 実質GDP成長率 -6 11/2Q 12/2Q 5 0 純輸出* 失業率(右軸) -10 13/2Q 14/2Q 15/2Q *純輸出 = 財貨・サービスの輸出 - 輸入 ※2Qは4-6月期を意味し、例えば11/2Qは2011年4月から6月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (出所)米商務省のデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 16/2Q (年/期) 11/7 12/7 13/7 14/7 15/7 4 16/7 (年/月) ※16/6、16/7は暫定値。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 2/8 ご参考資料 米国経済② ○6月の鉱工業生産は前月比+0.6%と2ヵ月ぶりにプラスとなった。 ○7月のISM(米供給管理協会)製造業景況指数は前月比▲0.6ポイントの52.6、同非製造業景況指数は前月比▲1.0ポイントの55.5となった。 鉱工業生産指数 (%) 2 ISM景況指数* (2011年6月~2016年6月、月次) 110 前月比(左軸) ISM製造業 鉱工業生産指数(右軸) ISM非製造業 1 105 60 0 100 55 -1 95 50 90 45 11/7 -2 11/6 (2011年7月~2016年7月、月次) 65 12/6 13/6 14/6 15/6 16/6 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 12/7 13/7 14/7 15/7 16/7 (年/月) *ISM景況指数:ISM(米供給管理協会)が発表する企業の景況感を示す景気転換の 先行指標。購買担当責任者に前月と比較しどう変化したかをアンケート調査し結果 を指数化したもので、50を景気の拡大・後退の分岐点としている。 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 3/8 ご参考資料 米国経済③ ○6月の小売売上高は前月比+0.6%と3ヵ月連続のプラスとなった。 ○7月の消費者マインド(確報値)は前月比▲3.5ポイントの90.0と2ヵ月連続で低下した。 消費者マインド * 小売売上高 (%) 3 (2011年6月~2016年6月、月次) (億米ドル) 4,600 (2011年7月~2016年7月、月次) 100 2 4,400 90 1 4,200 80 0 4,000 70 -1 3,800 60 前月比(左軸) 小売売上高(右軸) -2 11/6 12/6 13/6 14/6 15/6 3,600 16/6 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 50 11/7 12/7 13/7 14/7 15/7 16/7 (年/月) *消費者マインド(ミシガン大学消費者信頼感指数):米ミシガン大学が調査・発表し、 1966年を100として指数化したもの。 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 4/8 ご参考資料 米国経済④ ○5月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市)は前年同月比+5.2%と前月の同+5.4%から伸びが減速した。 ○6月の住宅着工件数は前月比+4.8%の年率換算118.9万件、同月の中古住宅販売件数は前月比+1.1%の年率換算557万件となった。 住宅価格* (%) 20 住宅着工件数と中古住宅販売件数(年率換算) (2011年5月~2016年5月、月次) 190 (万件) 140 前年同月比(左軸) (2011年6月~2016年6月、月次) (万件) 600 住宅着工件数(左軸) 住宅価格(右軸) 中古住宅販売(右軸) 180 15 120 550 100 500 80 450 400 170 10 5 160 0 150 -5 140 60 130 16/5 (年/月) 40 -10 11/5 12/5 13/5 14/5 15/5 *住宅価格:S&P/ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 11/6 12/6 13/6 14/6 15/6 350 16/6 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 5/8 ご参考資料 米国経済⑤ ○2016年1-3月期の企業利益(年率換算)は前年同期比▲6.6%と、減益となった。 ○NYダウのPERとPBRは、過去10年(2006年7月末~2016年7月末の日次データ)における平均よりやや割高の水準にある。 NYダウの実績PER*1とPBR*2 企業利益(年率換算) (兆米ドル) 2.5 (2006年1-3月期~2016年1-3月期、四半期) (倍) 25 (2006年7月末~2016年7月末、日次) 実績PER10年平均(左軸) 実績PER(左軸) PBR10年平均(右軸) PBR(右軸) (倍) 7 2.0 20 6 1.5 15 5 1.0 10 4 0.5 5 3 0.0 06/1Q 08/1Q 10/1Q 12/1Q 14/1Q 16/1Q (年/期) ※1Qは1-3月期を意味し、例えば06/1Qは2006年1月から3月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 0 06/7 08/7 10/7 12/7 14/7 2 16/7 (年/月) *1:実績PER(株価収益率) = 株価 ÷ 1株当たり当期純利益 *2:PBR(株価純資産倍率) = 株価 ÷ 1株当たり純資産額 ※実績PER10年平均、PBR10年平均はグラフ期間の日次データを使用して算出 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 6/8 ご参考資料 米国金利・為替 ○7月の米10年国債利回りは、FRBによる早期利上げ観測の後退や2016年4-6月期の米実質GDP成長率の伸びが市場予想を下回ったことなどを受けて低下した。 ○7月の米ドルは、対英ポンドでは上昇したものの、対ユーロや対豪ドルでは下落するなどまちまちな展開となった。 対米ドル為替 10 年国債利回り (%) 5 (2013年7月末~2016年7月末、日次) オーストラリア 米国 ドイツ 日本 4 (米ドル) 1.75 (2013年7月末~2016年7月末、日次) 米 ド ル 安 1.50 3 1.25 2 1.00 1 0.75 0 米 ド ル 高 英ポンド ユーロ 豪ドル -1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 (年/月) (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 0.50 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 (年/月) (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 7/8 ご参考資料 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるもの ではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保 護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 8/8
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