インドネシア:政府 ロイヤルティー引き上げ検討 2016 年 7 月 21 日掲載 7 月 15 日付けの地元報道によると、政府は、2017 年度予算案の税外収入拡大を目的に、石炭や鉱物資 源採掘のロイヤルティー引き上げを検討している。対象鉱物は、石炭のほか、金、銀、銅、ニッケルなど。 引き上げ率は、銅は現行 3.75%から 4%へ、金は現行1%から 3.75%へ、銀は現行 1%から 3.25%へ、ニッ ケルは現行 0.95%から 2%へ。石炭のロイヤルティーの引き上げ率は明らかにしていない。 エネルギー・鉱物資源省(MEMR)の鉱物石炭総局長は、ロイヤルティー引き上げには新しい規定の施行 など、数多くの手続きが必要になると述べ、2017 年度予算案に向けた政策の一つであるとした。2015 年 度の石炭などロイヤルティーによる税外収入は 29 兆 3,000 億 Rp。 政府は、税外収入の拡大に向け、汚職撲滅委員会(KPK)や財政開発監督庁(BPKP)と協議を重ね、また、 地方政府に対しても税外収入拡大に向けて監視を強化するよう指示している。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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