インドネシア:政府 石炭火力発電事業者に CCT を求める 2016 年 9 月 15 日掲載 9 月 6 日付けの地元報道によると、政府は、石炭火力発電事業者にクリーンコール技術(CCT)の活用を 求め、2019 年の CO2 排出量 29%削減に向けて、CCT の使用を求めた。 エネルギー・鉱物資源省(MEMR)の電力総局長は、火力発電所に対して、600 MW 以上では超臨界圧 (super critical)技術、1,000 MW 以上では超々臨界圧(ultra-super critical)技術を求めるとした。 同総局長は、また、2025 年では、石炭を最大エネルギー源とし、エネルギー構成比で 50%を決定して おり、再生可能エネルギーは 25%、ガスは 24%、石油は 1%とした。 政府は、2019 年での電化率 97.35%以上に向けて、国家電力システムを支えるため、石炭発電による電 力価格は、未だ、その他の燃料と比較して最も安価なため、石炭火力発電所は使い続けるとした。インド ネシアの石炭埋蔵量は、未だ豊富に有り、確定埋蔵量は 290.48 億トン。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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