行政事業レビュー(公開プロセス)の結果 森林・山村多面的機能発揮対策 事業全体の抜本的な改善 又は 廃止 〈評価結果〉 「事業全体の抜本的な改善」又は「廃止」 〈主な選択の理由・根拠〉 「事業全体の抜本的な改善」を選択した委員 ・整備の優先順位が決まっていない。 ・事業効果が不明である。 ・活動団体への資金拠出しても5,500/1,000,000なのであれば、地方公共団体に補助をした方が効果的。 ・アウトカムが主観的なものに片寄っている。 「廃止」を選択した委員 ・地域の実情の把握を先ず実施すべき。 ・現場に近い自治体が実施すべき。 ・国と自治体で整備面積が二重計算になっている可能性があり、効果測定になっていない。 ・国の交付金の効果は量的、質的にもきわめて薄く、成果指標も明確ではない。 〈とりまとめコメント〉 ○事業の課題や問題点 ・整備の質が一定ではない。 ・定量的基準がない。 ・民間活動組織の永続的、自主的活動とそれによる森林の保全という効果が認められるのかどうか疑問。 ・この事業の趣旨は里山林の整備だが、現場の使われ方は暮らしの維持など様々。 ・市民団体を活用するときに、補助金を投入することで市民団体が自立できなくなることは避けるべき。 ・本来、自治体主導で支援が行われるべき施策。 ○事業の改善の手法や見直しの方向性 ・優先順位が示されるべきではないか。 ・農水省の他事業や地方公共団体の事業との関係を整理した上で、根本的にあり方を再考すべき。 ・成果目標は客観的な定量判断できるものにすべきである。 ・自治体への補助事業とすべき。 ・国はソフト・ハードのインフラ整備に重点を移すべき。 ・少なくとも財政力の低い市町村への支援に絞るべき。 ◇ 評価結果 現状通り 事業内容の一部改善 事業全体の抜本的な改善 廃止 0 0 3 3 名 名 名 名 (外部有識者の主なコメント) ○当該選択の理由・根拠 【事業全体の抜本的な改善】 ・必要性の議論から、整備の優先順位が決まっていない。 ・事業効果が不明である。 ・活動団体へ資金拠出しても5,500/1,000,000なのであれば、地方公共団体に補助をした方が効果的なのでは ないか。 ・執行された予算に見合った成果が客観的にあったかどうか判らない。 ・アウトカムが主観的なものに片寄っている。 【廃止】 ・地域の実情の把握を先ず実施。 ・この事業ではなく別で支援。 ・現場に近い自治体が実施すべき。 ・国と自治体で整備面積が二重計算になっている可能性があり、効果測定になっていない。成果指標がない。 ・国の交付金の効果は量的、質的にもきわめて薄く、成果指標も明確ではない。本来、自治体主導で支援が行 われるべき施策。国が支援する場合は緊急性を要する場合に限定される。 ○事業の課題や問題点 【事業全体の抜本的な改善】 ・事業効果が不明。 ・整備の質が一定ではない。 ・定量的基準がない。また、補助交付の優先順位判断基準もない。 ・民間活動組織の永続的自主的活動とそれによる森林の保全という効果が認められるのかどうか疑問。 ・4年間に投資した約87億円の国費に見合った効果が出ているとは思われない。 ・事業の将来性が見通せない。 【廃止】 ・この事業の趣旨は里山林の整備だが、現場の使われ方はくらしの維持など様々、地域コミュニティと一体化 している。国が補助のチェックができるわけがない。 ・国と自治体の事業で重複感がある。 ・市民団体を活用するときに、補助金を投入することで市民団体が自立できなくなることは避けるべき。 ・国の交付金の効果は量的、質的にもきわめて薄く、成果指標も明確ではない。本来、自治体主導で支援が行 われるべき施策。国が支援する場合は緊急性を要する場合に限定される。 ○事業の改善の手法や見直しの方向性 【事業全体の抜本的な改善】 ・補助団体にプロを置き助言をする。 ・優先順位が示されるべきではないか。 ・農水省の他事業や地方公共団体の事業との関係を整理した上で、根本的に在り方を再考すべき。 ・本事業を更に続けるのであれば、活動団体の自主・自律・継続性を図る方策を強化すべきである。 ・成果目標は客観的な定量判断できるものにすべきである。 ・個別事業の選択と集中が必要。 【廃止】 ・国の役割は、お金をかけることだけではない。自治体でできてないことや制約を排除すること。その意味で は、林地の地籍調査に比重を大きくすべき。 ・自治体への補助事業とすべき。裨益の範囲は都道府県を越えないだろうし、地域協議会も都道府県単位で ある。 ・この事業内容であれば、自治体主導の制度に任せるべき。国はソフト・ハードのインフラ整備に重点を移すべ き。 ・少なくとも財政力の低い市町村への支援に絞るべき。
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