行政事業レビュー(公開プロセス)の結果 食品の品質管理体制強化対策事業 事業内容の一部改善 〈評価結果〉 「事業内容の一部改善」 〈主な選択の理由・根拠〉 「事業内容の一部改善」を選択した委員 ・日本型HACCPを定めて、より効果的な研修をするべきだと思う。 ・研修開催という間接的な政策なので、評価が難しい。 ・HACCPの導入率向上のために研修会の質の向上が必要。 ・個々の支出先(研修主体)の成果が見えない。 ・本事業がHACCP導入につながっているか、もしくは、つながることを客観的に把握できていない。 「事業全体の抜本的な改善」を選択した委員 ・研修や専門家派遣よりもHACCPの導入のインセンティブを企業により知らしめる方が目標のHACCP導入率向 上につながるのではないか。 ・中間的KGIがないため、各事業の効果測定が十分にできていない。 〈とりまとめコメント〉 ○事業の課題や問題点 ・HACCP導入による効果を定量的に定めていない。 ・義務化に向けて議論の再整理が必要。 ・個々の支出先(研修主体)の成果が見えない。 ・主観的な導入率をアウトカムにしていることの問題点。 ○事業の改善の手法や見直しの方向性 ・厚労省とすり合わせの上、HACCPの内容を定める。 ・消費者の認知が前提なので、それへの対応も必要。 ・支出先の研修の効果を検証する。 ・効果的な研修方法を共有化すべきである。 ・認証を受けた企業の割合もアウトカム指標に追加すべき。 ・研修やセミナーがHACCP導入率に影響するまでの中間アウトカムを設定すべき。 ◇ 評価結果 現状通り 事業内容の一部改善 事業全体の抜本的な改善 廃止 0 4 2 0 名 名 名 名 (外部有識者の主なコメント) ○当該選択の理由・根拠 【事業内容の一部改善】 ・日本型HACCPを定めて、より効果的な研修をするべきだと思う。 ・研修開催という非常に間接的な政策なので評価が難しい。 ・HACCPの導入率向上のために研修会の質の向上が必要。 ・個々の支出先(研修主体)の成果がみえない。 ・HACCP自体は重要だが、本事業がHACCP導入につながっているか。もしくは、つながっていることを客観 的に把握できていない。 【事業全体の抜本的な改善】 ・研修や専門家派遣よりもHACCPの導入のインセンティブを企業により知らしめる方が、目標のHACCP導入 率向上につながるのではないか。 ・義務化、認証制の拡大の動きもあり、この事業の役割は終わったものと思われる。 ・中間的なKGIがないため、各事業の効果測定が十分にできておらず、事業内容が総花的かつ散漫になってし まったものと推察。 ○事業の課題や問題点 【事業内容の一部改善】 ・日本型HACCPを統一基準として定める必要がある。その導入による効果を定量的に定めていない。 ・義務化に向けて議論の再整理が必要。 ・HACCPの導入率向上のために研修会の質の向上が必要。 ・個々の支出先(研修主体)の成果がみえない。 ・主観的な導入率をアウトカムとしていることの問題点。 ・研修が導入率をどう高めているのかが見えてこない。 【事業全体の抜本的な改善】 ・HACCP導入率によるインセンティブの整理が不十分。 ・本当に中小企業が研修によって導入率が上がるのか、より分析が必要。 ・消費者の認知度が低い。 ○事業の改善の手法や見直しの方向性 【事業内容の一部改善】 ・厚労省とすり合わせの上、HACCPの内容を定める。 ・HACCP導入の事業者のバックアップのためのHACCPの広報を行ってはどうか。 ・中小への導入促進策を考える必要あり。また、消費者の認知がその前提なので、それへの対応も必要。 ・支出先の研修の効果を検証する。 ・効果的な研修方法を共有化すべきである。 ・主観的なHACCP導入率だけでなく、国や自治体等の認証を受けた企業の割合もアウトカム指標に追加すべ き。 ・研修やセミナーがHACCP導入率に影響するまでの中間アウトカムを設定すべき。 【事業全体の抜本的な改善】 ・食中毒とHACCPの相関をもっと整理して明示する。 ・消費者への認知度向上は講習ではない。HACCP導入のインセンティブをニュースなどで周知する方が効果 的。 ・農水省としての役割は終わったものと思料。 ・JAや生産者、六次産業化事業対象者への義務化等農水省全体でやることは他にあるのではないかと思料。
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