外部有識者のコメント(PDF:16KB)

行政事業レビュー(公開プロセス)の結果
収入保険制度検討調査費
事業全体の抜本的な改善
〈評価結果〉
「事業全体の抜本的な改善」
〈主な選択の理由・根拠〉
「事業内容の一部改善」を選択した委員
・モラルハザード防止の観点から保険制度の設計を見直すべき。
・調査方法、調査内容は未だ不十分。
「事業全体の抜本的な改善」を選択した委員
・いわゆる保険制度にはなじまない。
・改善するための元がなく、現時点ではやることが決まっているだけ。至急組み立てが必要。
「廃止」を選択した委員
・目的とする収入保険制度は、保険原理に合致しない。
〈とりまとめコメント〉
○事業の課題や問題点
・国庫補助の有無が決まっていないという点が一番の問題。
・FS(事業化調査)で仮置、想定している補填割合が高過ぎる。
・現時点では制度設計、シミュレーション、国費投入の有無も決まっていない。
○事業の改善の手法や見直しの方向性
・モラルハザードの発生を前提とした議論が必要。
・国費投入規模が分からない現段階では、収入保険制度の是非を論じられない。
◇ 評価結果
現状通り
事業内容の一部改善
事業全体の抜本的な改善
廃止
0
2
3
1
名
名
名
名
(外部有識者の主なコメント)
○当該選択の理由・根拠
【事業内容の一部改善】
・モラルハザード防止の観点から、保険制度の設計を見直すべき。
・同時に多数の作物の価格が下落したときの国庫負担の規模を計算し、国民に示すべき。
・調査方法、調査内容は未だ不十分。全体像(特に公的負担額)が見えなければ議論ができない。
【事業全体の抜本的な改善】
・既に閣議決定され、実施前提のようであるが、仕組みが決まらない状態では、議論自体が空しい。
・いわゆる保険制度にはなじまない。(ex.地震保険も国の関与)
・現時点では、やることが決まっているだけ、改善するための元がない。至急、組み立てが必要。
【廃止】
・目的とする収入保険制度は保険原理に合致しない。
・現行共済制度との関係が不明確。
・制度自体が不明確。
○事業の課題や問題点
【事業内容の一部改善】
・コメントなし
【事業全体の抜本的な改善】
・国庫補助の有無が決まっていないという点が一番の問題。
・FS(事業化調査)で仮置、想定している補てん割合が高過ぎる。
・国費を投入するということは事業者への逆インセンティブではないか。
・現時点ではやることだけが決まっているだけ。制度設計、シミュレーション、国費投入の有無も決まっていない。
【廃止】
・保険制度として維持できるのかどうか疑問である。
・ニーズはあるかもしれないが、自主自立した農業経営体の育成に資するものか不明。
○事業の改善の手法や見直しの方向性
【事業内容の一部改善】
・どのような価格下落が生じれば、国庫負担がいくらなのか、国民への情報提供は不可欠。
・必要性、制度自立性、モラルハザードの発生、保険制度との整合性、公的負担の巨額化等に危惧を抱く。
・他の支援の整理。
【事業全体の抜本的な改善】
・モラルハザードの発生を前提とした議論が必要。
・国費投入規模がわからない現段階では、収入保険制度の是非を論じられない。
・制度設計ありきではなく、早急に制度設計を詰める。
【廃止】
・収入保険制度としてのアウトラインがないままFS(事業化調査)を実行することは本末転倒である。