絶対所得仮説と 相対所得仮説の比較 篠崎ゼミ 2年 3G 一関 圭吾 高橋 裕 安田 匡孝 はじめに • 個人の消費が現在の所得だけに基づいて行 われるのか、所得だけではなく個人の習慣な どによっても変化しうるものなのではないかと 考えた。 • そこで、ケインズ型の消費関数と相対所得仮 説に基づく消費関数を比較し、また、それに 伴うIS‐LM分析に与える影響を分析していく。 消費関数 C 歯止め効果 A C0 Cc C Cb B 0 Y1 短期(ケインズ関数) 長期(クズネッツ関数) Y0 Y 消費関数 C 短期(ケインズ関数) 長期(クズネッツ関数) 0 Y 相対所得仮説に基づく消費関数 Ct=c0+c1(Yt-kYt-1) k: 0< k<1 t: t期 ケインズ型消費関数におけるIS曲線 Y=c0+c1Y+i0+i1r+G 相対所得仮説に基づく消費関数におけるIS曲線 Y=c0+c1(Yt-kYt-1)+i0+i1r+G IS‐LM r c0+i0+G/i1 c0-kc1Yt-1+i0+G/i1 rA rB A B IS2 c0-kc1Yt-1+i0+G/1-c1 IS1 c0+i0+G/1-c1 Yt まとめ • ケインズ型消費関数と相対所得仮説に基づく 所得関数では、ラチェット効果により相対所 得関数の方が、所得のうちの消費支出に占 める比率が所得の変化率に比べて小さくなる。 • ケインズ関数よりも、相対所得関数の方がよ り現実的なモデルであることがわかった。
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