都市基盤施設の整備 ■財政再建プログラム試案 建設事業 ⇒ 原則2割削減(道路・河川:2割、下水道:3割、公園・港湾4割) ■都市基盤施設整備への影響 ○限られた予算を重点的かつ効率的に投資するため、平成13年度に当時の「行財政計画」と整 合を図りながら、10ヵ年計画として「大阪府都市基盤整備中期計画」を策定し、整備を進めてきた ところ。 ○建設事業費は行革のたびに縮減を受けており、中期計画もこれまで2度の見直し。今回の試 案では平成20年の予算は計画策定時(平成13年度)の約半分となり、もはや限界まで縮小し、 新規事業の見送りのみならず、継続事業についても、大幅に遅延する事業や一時休止する事業 が生じる。 ○また、平成20年度の国庫補助事業については、既に国から補助金の内示額が示されている が、試案に基づく府予算要求額はその内示額より小さく、事業費ベースで約150億円(一般財源 約6億円)が受け入れられない。 ■建設事業費の仕組み 都市基盤施設は、将来にわたり末永く誰もが利用するものであり、現在だけではなく将来の受 益者も公平に整備費用を負担するとの趣旨から、起債が充当される。 一般財源(5%) ※一般的な建設事業の場合 国庫支出金(50%) 起債(45%) ■建設事業に活用した地方債の発行・償還状況 (億円) 新 規 発 行 ・ 起 債 償 還 起債残高はH16にピークアウト (億円) 3500 30000 3000 25000 2500 2000 1500 新規発行 起債償還 年度末残高 20000 年 度 末 残 高 15000 10000 1000 5000 500 0 0 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H17から起債償還が新 規発行を上回っている。 知事と部局長との議論 ■整備の考え方 都市基盤施設は、着手から完成まで時間を要するものであり、集中改革期間の3年間では なく中期的な見通しのもと整備を行うもの。 1-1 大阪が活力にあふれ、子供たちが次世代にわたって、安心して元気に暮らせるよう、今後と も、府の財政に占める公債比率に配慮しながら、起債を活用し、必要な都市基盤整備を計画 的かつ着実に進めていくべき。
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