インド:グリーンピース 政府の石炭産業継続方針に反対 2016 年 9 月 15 日掲載 9 月 6 日付けの地元報道によると、グリーンピースは、政府の石炭産業の継続方針に対して、再生可能 エネルギーには、クリーンな方法でエネルギーを供給する可能性があるとした。グリーンピースは、地球 気候変動を悪化させないため、電力分野に対して、石炭の継続ではなく、石炭の中止を求めた。 グリーンピースは、投資家に対して、石炭会社は既に、水不足にて 240 億ルピーの損失を負っていると訴 えた。また、政府は、未だ豊かな森林地域を石炭採掘による伐採から守るという政策を挙げていないとし た。更に、825 石炭鉱区のうち 417 石炭鉱区にて、河川の水位が低下し、石炭採掘は、国内の水源とその 供給を危険に曝しているとし、また、虎、像、その他の危険に曝される種を含む 100 万 ha 以上の森林が、 石炭採掘にて脅威に曝されているとした。 グリーンピースは、電力省に対して、再生可能エネルギーの目標達成にて、パリ合意でのインド公約の 達成に集中することを求めた。更に、環境省に対して石炭採掘と石炭火力発電所を停止して、森林破壊の 確認と、石炭火力発電所による環境汚染の厳格なる抑制の実施を求めた。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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